詩人:どるとる | [投票][編集] |
色あせてしまった空に電車が走る レールの上
僕の横を通り過ぎてゆく 緑と白の電車
ガタゴトガタゴト
不規則な僕の生活の中で 規則的なリズムが重なる時 僕は自分のいたらなさに時々深く傷つくんだ
見てごらん 1日が今終わってゆくよ
黄昏て 窓辺 立ち尽くしてさ 涙なんか流しちゃってる僕は
思ったんだ
それはまるで終わりゆく景色のようだと
遠ざかる電車の音がみょうにさみしくって泣いたんだ
ビルの屋上から沈む夕日を眺めた
あの夕日は何万年前も何万年後も変わらない景色なんだろう
あの夕日を記憶に刻みつけて 忘れないようにすることが変わりゆくこの街の中で僕に与えられたことだとしたらそれは
間違いじゃない
そう思うんだ
変わらないものを
今日もさがしていた
冷たいような
温いような
世の中の風に吹かれ
形のない 何かを残そうと走っていた
息を切らしてたどり着いたいつものこの寂れたビルの屋上で見た夕日に 手を振ったら なんだか何かが吹っ切れた
今日も何かが 僕の胸の中を 焼き尽くして 涙が止まらなくあふれたよ 何かが僕を抱きしめていったよ
何かが生まれたよ
本当だよ
夕刻屋上にて
見た景色を僕は忘れないよ
くだらない記憶だと
言わないで ずっと僕の胸の中に燃えてる夕日の色 同じようで違うから 変わらないもの 変わってしまうもの 切なさだけは変わらずに僕の瞳の中でずっと燃えている
さよなら
さよなら
また会うときは
きっと
きっと
もっと上手に
お別れできるかな
僕はこの場所できっと何十年後も 大切なものを 教えられるだろう 夕日よありがとう
静かにドアを開けて
ドアが静かに閉まったなら もう屋上には誰もいない
ただそこにはいつもの夜があるだけなのさ
僕はあえて何も残さない
形のない思いだけを心に刻みまた明日に歩き出す
心持ちも新たに
一歩また一歩。
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いつまでも泣いていたって仕方ない
いつかは雨がやむように 僕も笑わなきゃ明日が見えない
やまない雨はない
明けない夜はない
その言葉がもしも本当なら僕はいつか笑えるはずだ
涙にさよなら
静まり返った街の片隅で奏でるメロディ
美しすぎて
こぼれる涙
傘のご用意を でもね全部は受け流せない
ずぶ濡れの僕の心が泣いている 泣いている でも素直になれたよ ほらね ほらね
上手に上手に 笑えるからさよならしよう
グッバイ 暮れゆく街の中 さみしさをぐっとこらえて僕は手を振るよ 流した涙に
そして抱きしめるよ
輝く笑顔を 今
涙にさよなら
笑顔にはこんにちは
出会い そして別れ
いくつもの曲がり角
真っ暗なトンネル
くぐり抜けたら
そこは未知なる世界
ほらね
ほらね
またあなたは泣くでしょう
だけれど その涙は天気雨 すぐにやんで
太陽が 照るでしょう
今わかってるのはそれだけだ
でもそれだけで十分だ
突然ですが思うんだ「生きてる」って素晴らしい。
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こんがらがってしまった思考に埋もれて頭の中いろんな考えでもう何も考えられないよ
教えてよ 僕らの行く先を照らす光はいつになれば僕らを守ってくれるの?
鈍行電車の窓から見た景色は こんなに美しいのに何ひとつなくなっていつか消えてしまうんだね
だからその前に僕が死ぬんだろう
世界が終わってしまうより僕が早くあの世にゆくんだ
教えてよ どうしようもないかなしみが空をにじませていくから
教えてよ 行儀よくいられない僕のこの感情を静まらせる何かがもしもあるなら
教えて
教えて
こんな僕でも迷わず拾うようなもの好きな神様がいるならば。
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だいすきなひとのそばでぼくはそのひとだけをあいしていたいよ ずっとしぬまで
ぼくはあなただけをこのせかいじゅうでいちばんあいしているよ
こころにつばさがはえたら きっとどこにいたって あなたへときもちとどけられるでしょう
あいのうたとなづけたぼくのこのきもちがあなたにまっすぐとどくようにねがってるよ
せかいじゅうのなかからあなたをえらんだぼくのこのあいであなたをしあわせにしてみせるから
どうかしぬまでぼくとたのしくいきていきましょう そしてかなしみあふれるよるもつらいときもいっしょにがんばっていきましょう
いつまでも。
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あるところに咲いた
一輪の名もなき花
太陽の陽射しを浴びて 真水をガブガブ飲んで 今日も僕の心臓は気持ち悪いくらいグロテスクにのた打ってる
おかげさまで ここでこうして 変わりなく生きられることにただ感謝しています
「生きてるというこの苦しみ、ありがとう」
咲いて咲いて
揺れて揺れて
一心に平和を願うんだ
明日が雨でも晴れでもいい 大好きなあなたが笑える世界ならばそれでいい
愚かな戦争はまだ つづいてる ばかは死んでもなおらないらしいね
理由もなく人を殺める人の心理は狂気
生まれたくて生まれたんじゃないよ
そんなことを今さらこぼしたってもう遅いよ あとは死ぬか生きるかだ
せっかくのこの命
無駄にはしないさ
平穏な毎日に何かが起こる
僕らは無傷じゃいられない
いつも
凛と
ただ凛と
そう凛と
咲く
あなたの
その
笑顔に
その
涙に
その
優しさに
僕は
滾々と溢れ出す
愛を抑えきれない
だからまだ
咲いてる
僕は名もなき花
あるところに咲いた
一輪の名もなき花
みんなの平和を願うんだ
意味などまるきり考えず
理由など詮索せず
ただ 凛と 咲いてみせるよ。
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5月、雨上がりの街爽やかな空気に包まれて
冷気を吸い込んだアスファルトが 夏の熱を冷ましてゆく
僕らは風鈴の音色を聴きながら いつの間にか夢の中 汗ばんだ午後縁側で見た夏の夢ひらり
淡雪のように溶けていく 僕の首筋を伝う汗さえも引いてゆくとなんだかどこか悲しくて 恋しくて
もう一度見たくなるよ
寝苦しい夜も笑っていられた蚊帳の中で見る夏の夢
どうしてだろう
意識さえも溶けてしまうほど暑い暑い夏なのにねなぜか嫌いになれないんだよ
みんなで楽しんだ花火も 賑やかな街のお祭りも 友達と行った釣りもキャンプも
思い出が美しすぎるから僕は忘れられない
幼い時の記憶とはもうだいぶかけ離れた
ただ暑いだけでそれに必死で耐えるだけの大人の僕の頭の中で今も輝いてる
自転車のペダルが回り続けて いくつかのカーブをむかえ たどり着いたこの夏も
きっと あの頃に負けをとらないような素敵な夏があるはずだから 探しに行きたいロマンチックな僕だよ
探してる夏はどこだい? 教えて 教えて
ネクタイもスーツも
革靴も パソコンも
携帯電話も 何もかも置き去りにして
会いに行きたい夏がある
僕が昔からずっと探してる 夏があるんだよ
きっとそれは蝉しぐれと共に僕らの心の中に訪れる もうひとつの夏
涼風に揺れる 風鈴の音色が聴こえる
ほらね夏がやって来ました 暑中見舞いも冷えたスイカも要らないからね
僕の元にもう一度
訪れておくれ
もうひとつの夏
それは幼い昔
僕がそこにいたことが当たり前だった
特別なことなどなにもなかったけど
ただそこにいるだけですべて夏を余すことなく感じられたような 夏の夢を見ていたんだよ 僕らは…
特別なことなんて
なにもなくていいから
今年こそ あの頃のような夏が来るといいな
縁側から見える庭に咲く 黄色いひまわりも朝顔も 凛として
僕が笑うのを待ってる。
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僕らは生きている
誰がなんて言ったって
僕らはここにいる
誰が否定したって
僕らの存在は死ぬまで消えない 消えないよ、ずっと
あからさまな嘘だね
また今日もドアを開けて 愛しい人が顔をのぞかせる
愛してる ありがとう
ハッピーかい?
何もない夜だ
退屈な夜だ
並べ立てた言い訳をほらね あなたは
いつでも優しく包んでくれた
僕はここにいるよ
あなたはどこで何をしていますか?
恐怖の大魔王も
マヤ文明も
だれそれの予言も関係ない 僕らはただ明日を見つめて生きていくだけだ
そしていつか同じような事が起こった時には万全の準備と備わった危険への意識と冷静な対応で 明日をもしれない災いに備えるだけだ
僕らはここにいるよ
あなたもそこにいなよ
笑える余裕があるなら 笑おうよ そして僕と一緒にたとえば歌おうよ
ここにいる僕とあなたとの違いは何もない 何もないんだ
ただあなたはあなたの今を精一杯生きて
ただ僕は僕の今を精一杯生きていく
笑顔の仕方を忘れないようにしてほしい
悲しみに負けない強さを あきらめない立ち上がる力をなくさないでほしい
僕から送ろう 夜明けを願う希望の詩
瓦礫の中に埋もれた光を掘り起こすのはあなたたちの心如何
僕は僕の精一杯で
あなたはあなたの精一杯で
それぞれの明日を見つけよう。
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不安という名前のモザイクが希望を覆い隠して明日が見えないでいるよ
必死で生活にすがりついていつ爆発するかわからない爆弾抱えてる
自己主張をしろと言いながらも 余計なことだけはするなという大人たちの勝手な矛盾に僕らはいつもされるがまま振り回されている
吹き荒れる理不尽で横暴な風に今日も 僕たちはただ「はい」と頷くだけで立場のない僕たちに反論なんてできるわけもない
鏡に映った自分の姿が時に醜く映るよ
でもその自分も自分である事を認められたら
少しは楽になれるかな?明日が見えるのかな?
もうひとりの僕が僕に言うよ もうそんなに生きるのが嫌ならば 死んでしまえばいいじゃないか?って
でも僕はその声を無視してまだ ここで
生きているよ
泣きながらも
毎日、生きているよ
通りすがりの人が
背中向けたまま
僕に投げつけた言葉
「言われた事だけやっておけばとりあえず首は繋がるよ…」
本当にそれでいいんだろうか
何かがおかしいな
何かが変なんだよ
この世界は
この世界は
人は誰も胸の中にもうひとりの自分を飼っているんだ
その自分は強い自分だったり弱い自分だったりするんだ
あなたの中にももうひとりの自分は確実に存在しているんだよ
ふとしたときにその自分があらわれて僕に向かって言うんだよ
「みんな死ねばいい」とか「世界が終わればいい」とか軽々しく 簡単に
生きている事がすごく楽しい時もあるし
すごく嫌な時もある
僕の中にも沢山矛盾があるじゃないか
他人ばかり世の中ばかり責められない
僕らは常に光と影の真ん中で生きている中途半端な存在なんだから
もうひとりの僕が言うよ
「頑張るのもいいけど限度を弁えて頑張れと」
めずらしく優しい自分と出会えたから僕はもしかしたらここにいられるのかもしれないんだ
あなたは幸せですか?
僕の頭の中でまわりまわる言葉の渦 ぐるぐるとまわる。
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僕らはなんのために勉強するんだろう?
僕らはなんのために働いているんだろう?
僕らはなんのために生きそして生まれたんだろう?
理由もわからないけど生きたいよ 死にたくないよ だから僕は今 何かに必死になって頑張ってるんだよ
きっと
こうしてここでただ生き続けることが
僕が僕であり続けられる僕が僕にできるただのひとつの事だから 今日も僕は僕だ どこからどんなふうに見ても僕は僕だ
僕である証はわからないけど
とにかく僕は僕なんだ
ありがとう 僕に優しさをくれて
ありがとう 僕にいろんな事教えてくれて
感謝すべき事が沢山あるから
反省する事が沢山あるから まだここでもう少し頑張ってみるよ
黙り込む夜 言葉などなんの役にも立たない 悲しみに沈んだまなざしを 夜空が魅せる星のダンスパーティー
今日も思ったよ
僕は思ったよ
そうだ簡単な事じゃないか 僕は僕であるため生きているんだ
僕は僕としての使命を果たすため
生きているんだ
死ぬまで 僕を続けて行くんだ
僕が僕が僕であるため ただそれだけのために僕は僕は僕でいるよ。
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ただ誰かのために優しい僕でありたい
傷ついている人を何も見返り求めず慰める人になりたい
勉強もできなくて
物事をすぐに諦めて投げ出してしまうようなだめな僕でも できることがあるってこと知ってるから
あなたの傍で
今日も僕はあなたに元気与えるため笑ってる
大きな幸せは追えば追うほど 離れていってしまうのなら 僕は目に見える範囲に咲いてる小さな幸せで構わない
無理せず
怪我しない程度に
頑張るよ
いつでも
だからってわけじゃないけど 僕の傍でその太陽みたいな笑顔で僕に笑ってくれませんか?
悲しみはいつも場面やタイミングを選ばずに僕らを 攻め立てるから 悲しいときには僕を頼りにしてほしい この猫背で良かったらいつでもただで貸してあげるよ
誰かのために ただ
生きてみるのもわるくない
誰かのためといいながら あなたのために生きたい
あなたという太陽の傍で 僕は笑っていたい いつもいつまでも
ただ誰かのために強い僕でいたい
頭より力より 心で勝負したい
肝心なとき一番大事なのはどんなときでも素直な心忘れないこと 簡単でもないけどけっして難しくないさ
愛という一文字を頭に思い描きながら 僕はあなたを精一杯愛してごらんにいれましょう
嫌なこと したくないこと 繰り返し繰り返し浴びせられる誰かの冷たい言葉や世間の刺さるような視線 から逃れるようにたどり着いた あなたの笑顔に 今日も僕は照らされ 救われて
大地に根を張る一輪の花のように あなたの笑顔に生かされているんだよ
だからってわけじゃないけど 僕の傍でその太陽みたいな笑顔で僕に笑ってくれませんか?
悲しみはいつも場面やタイミングを選ばずに僕らを 攻め立てるから 悲しいときには僕を頼りにしてほしい この猫背で良かったらいつでもただで貸してあげるよ
ハッピーかい?
何よりあなたが幸せならば僕も幸せ。