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人生はいつでも焦らないことが肝心なのです
急がなくても終わりはいつかやってくるから
いつか終わってしまう人生のために 走るより歩こう
坂道が続きます 上ったり下ったり 大きくカーブしてたり
時々は悪路に出会うので気をつけてね
悲しみも喜びも旅にはつきもの 失敗したって恥じることはないさ 大丈夫、大丈夫
ドライブがてら生きていこうよ 今日も
何かいいことこちらから探しに出向こうよ
行こう 行こう 行こう
いつかいつかいつか生まれて良かったと心から思える日まで。
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どんなに 励ましあっても負った傷跡は消えないよ 記憶からも心からも素肌からも
でも僕らは愛し合える生き物だから
今日もなにかといって愛とほざいている
向かい合わせでお話をしよう
携帯は鞄の中にしまって たまには目と目でお話しよう
どんなことでもいいから
いつでも どこでもいいから
あなたの悲しみ教えてよ
あなたの喜び教えてよ
あなたの好きなこと
嫌いなこと
お話しなくちゃわからないこと
なんでも知りたい
なんでも聞きたい
だからお話しよう
またもやここでも「愛」とほざいてさ。
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言葉にならない悲しみを
言葉にできない喜びを
僕らはあまりに知ってしまっている
言葉にならないさびしさを
言葉にできない切なさを
誰もがみんな抱えてしまったよ
言葉ではくくれない何かが
言葉では語り尽くせない何かが
誰かを今日も苦しめているよ
僕は何もできない
僕は何もわからない
でも僕は僕の
君は君の
今を精一杯生きている それだけで素晴らしい
そういうことにしてはいかがでしょうか?
今は言葉にならないならば余計な言葉で穴をふさぐより
ずっと
ずっと
素晴らしい
だから人は
何も言わず
本当に悲しいとき
本当に嬉しいとき
涙を流したり
笑ったりして
誰かを抱きしめるのさ。
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さあ今日もお客さんに 営業マン張りの ピエロスマイル投げろ
拍手と歓声得るために 僕はピエロになるよ
社会はいわば サーカスの舞台 僕ら社員は一様にピエロ
愛想笑いもお世辞もね 上司へのヨイショも曲芸のようなもの
あしたへと綱渡り 時には火の輪くぐり 玉乗り 空中ブランコで未来へとジャンプ
うまくお辞儀できたら とりあえず1日はおしまい
色とりどりの服を着て 心にまで化粧ほどこしたら もう泣かない泣かない 僕はピエロ
さあサーカスのはじまり はじまり
拍手にお出迎え笑え ピエロ 耳まで裂けた笑顔で お客さんに笑え 笑え 笑え
いつだって ピエロはスマイルさ
あなたの笑顔がお客さまを何より喜ばすのさ でも僕らのほうは一向に楽しくない
それでいいのさ
納得できるだろう?
疑問だけが残る日々
歪んだ笑顔が鏡の中
醜いから 泣いた
でもあしたになれば不思議なくらい 笑ってる僕がいる
その姿はどこからどう見てもピエロだね。
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何もない世界なら
あるもので遊ぶさ
でも、退屈しそうだ
愛し合う人が傍にいても退屈は紛れない
ここは誰も見知らぬ世界 真っ白な壁が天高くそびえ立ってる世界
何かを反対する人たちと
何かを賛成する人たちが常に闘う世界
毎日、死体が出るから 墓石屋と葬儀屋は休む暇もなく忙しい
秩序なんて無いから
法律もないようなもの 今日も誰かが必ずどこかで命を落としている 事情から目をそらしてばかりいて
えらそうな顔している大人たちが 肥え太る世界
社会に魂捧げた僕の懐はあたたかいよ
その恩恵をうけている人たちの笑顔はどこか病的で気持ち悪い
ここは見知らぬ世界だよ 秩序なんてとっくに死んだから 毎日誰かが誰かを殺めては 山積みになる死体
空を飛ぶ鳥たちは
ゴミを漁る 骨と皮ばかりのカラスが僕に悲しそうな眼差し向けても何も言えることは無いよ
ここは見知らぬ世界
誰も住みたがらないから いつしか ゴーストタウンになってしまったよ
家族の笑い声も
恋人たちの愛も
忘れ去られた
見知らぬ世界
吟遊詩人たちが
ホームレスのように
群がり 似通ったうた詠ってるだけ
そんな見知らぬ世界
ここが見知らぬ世界
ご存知見知らぬ世界
水はよどみ 緑は枯れて
空気は汚れ 人の心は病んで
見知らぬ世界にようこそ望むなら扉を開ければいい
あなたもこの世界の色に染まってしまえ
見知らぬ世界が僕を導くように誘うよ
手招きする
見知らぬ世界
歯車は錆びて 耳障りな音立てて 僕らは愛だ愛だと騒ぎ テレビの中でまだ死にぞこないの政治家たちが腐敗した議事堂で論争繰り返す
死語で綴ろう 未来への希望 きっと大丈夫 そんな事言ったのは誰だ 今さらわからない
見知らぬ世界で
あるもので遊ぼう
詩人たちと詠おう
見知らぬ人と
見知らぬルールの中で
見知らぬ場所で
見知らぬ夢を見よう
くたばるまで。
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あなたがここにいる
それを証明するものはなんだろう?
胸に手をあてても
疑わしいならば
ほかにどんな証があるだろう?
あなたの足元に咲いている黒い影はあなたの分身だし
あなたがここにいることを誰よりわかってくれる人も沢山いるじゃないか
あなたがここにいることこそ紛れもないあなたが生きてる証
ここにいる人たちの笑顔や涙に触れ合うことで僕の存在はなお際立つのさ
あなたがここにいることを紛れもなく確かにしてくれているものは あなたの中に流れている真っ赤な真っ赤な血潮
そして素晴らしい素晴らしいこの鼓動
どんな音楽よりも美しい
あなたがあなたがここにいる その証を確かにしているのは
あなたじゃあなたじゃあなたじゃなくて
あなたの周りに咲いている 人たちの笑顔、そして涙
あなたを思う誰かの愛、そしてあなたを大切に思ってる
誰かの優しい眼差しだよ
生まれた事を時々
嘘なんじゃないかとかまぐれなんじゃないかとか そんな事思ってしまったらだめさ
あなたがあなたがここにいられるのは
あなたじゃあなたじゃあなたじゃなくて
あなたのあなたの周りに咲いている 誰かの誰かの愛や素敵な素敵な笑顔
あなたをあなたを思う 誰かの誰かの優しい気持ち、そして世界で一番愛すべきあなたの特別な気持ちなんだよ
あなたのあなたのあなたの存在はあなたの周りにある愛によって守られているんだよ
あなたのあなたのあなたの存在は誰かの助けがあってはじめて ゆるされている存在だから 忘れてはいけないんだな
あなたのあなたのあなたの命はみんなの手によって 支えられ守られ 大事に大事にされながら 今日もここにいさせてもらってるんだよ
そんな謙虚な気持ちでさ
いつでもいつでもいればいい
えらそうな顔してはだめだよ
あなたの存在を確かにしているのはあなたの中にある誰かの絶大な愛や笑顔
それは僕がいる証。
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悲しい事は人それぞれです その人の悲しみを 涙をバカにしてはいけない
肩を落とし 泣いている人に かける言葉なくても いつか雨がやむように泣き止めばお日さまのような笑顔が悲しい事なんて忘れさせてくれる
大丈夫だよ 確かな事なんて何もないけど
僕で良かったら傍にいてあげるから
あなたの涙を見ていると なぜか僕まで悲しくて 見ていられなくなるんだ
あなたの涙は面倒くさがりやな僕でさえも簡単に突き動かす魔法のように僕の背中を押すんだよ
どうしたの?僕で良ければ力になるよ
つい口をつくそんな言葉 不思議だね不思議だね
あなたを見てると放っておけなくなるよ
雨上がりの君の笑顔が見たいから ただ見たいから。
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笑ったり 泣いたりしているうちに 1日なんて終わってる
気づけば どんなに長い休みでも あっという間に 終わってしまうんだよ エブリデイ
あなたがあなたでいられる残りの時間を大切にしなさい
言われなくてもわかっているのさ
最初からそのつもりさ
自分のことなのに必死になれない
自分のことなのに頑張れない
それはなぜだろう
きっといつか
この世界から跡形もなくなくなってしまうから
ほかの人にはわからないだろう
僕にしかわからないだろう
それならそれで構わないさ
ひとり風に吹かれて生きてゆくよ
24時間の有余を与えられても 仕方ない
命なんて いつかは燃え尽きてしまう炎なんだよ
食材に賞味期限があるように僕らにも一応限界があるようで
百年くらいだってさ
悲しくても悲しくても歩いてゆこう
誰がなんて言ったって 僕の時間は僕のものなんです
せっかく与えられたこの時間だから
無駄にはしたくないけれど 面倒なことやりたくないなあ
傷だらけにならない程度に生きられたらそれでいい
光り輝く何か 手に入れられなくても
誰かに指をさされ笑われてもいいんだ
胸を張って これがおいらの生き方だぜって歌うから
気にしないさ
気にしないさ エブリデイ
平々凡々な毎日それもいいんじゃない?
ヘイヘイ そこの彼女お茶なんかいかがですか?
悲しくて仕方ない時もある でもそれは仕方ないことだから
泣き止むまで 泣いていればいい
対処法は今のところ見つからない
でも
強いのさ 僕は
だからひとりでも大丈夫
雨のち晴れのち ところにより 雷雨の可能性があります
テレビのアナウンサーが 言うけど
僕の心の天気はどうなんだい?聞きたいのはそっちさ
平々凡々、毎日
ヘイヘイ彼女 ハンカチ落としましたよ?
ヘイヘイ そんな毎日も捨てたもんじゃないね
いたいのいたいのとんどけ!もう大丈夫。
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ねえ あなたは1日の中で どれくらい笑っていますか?
ねえ あなたは1日の中で どんなときが一番幸せだって思いますか?
つまらないことにムキになったり 簡単に人の口車に乗せられてしまったり 都合のわるいことがあるとすぐ人のせいにしたり
欲望抑えきれなくて
金に目がくらんだり
気づけば人の涙や人の躯に 埋もれた僕の心が泣いている
僕が生まれたその意味やその理由(わけ)はきっとあるようでないけれど
それでも 生き続ける僕はなんなんだろう?
悲しくても 悲しくても 雨に濡れながらでも 歩いて行くんだよ
君は 生きて行くんだよ それが僕に与えられた使命なんだってなんとなく思うから
僕の命のメーターはちょうど半分近く切ったけど
歳を重ねるにつれて
頭の良さは変わらなくても何かがわかればいい たとえば生まれた喜びなんか わかったならそれはそれは素晴らしいから
無駄な時間などない
無駄なことなど何もない
人が生まれて 人が死んでゆくまでの時間を人生と呼ぶならば
限られたその時間の中で僕が僕だと思う生き方で生きたいよ
たとえどんなに 失敗繰り返しても それがなんだっていうんだよ 僕が僕であればいい
誰かに優しくできたり誰かをさりげなく守れたりそんな小さな積み重ねが日常だって思えたなら
僕も立派な
大人だね
他の奴らと差し支えない いやそれ以上の人間だね
くだらないような
尊いような
時間は続く
時に激しく時になだらかな
時間の波に もてあそばれて命はまっすぐ空へと向かって
飛んで行くのです。
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縁の下の力持ちは今日も世の中のために
汗水流して働いている
文句もこぼさずに
せっせと穴蔵みたいな薄暗い工場でからだを動かしてる
たまに失敗もする
たまには叱られる
それでも世の中の最下層で 頑張るその姿は仕事もまるでわからないくせに腕を組んで見下すようなえらそうにしている上司や高い椅子にふんぞり返っている社長よりも
ずっとずっとえらいんだよ
列になって小さな小さな針の穴のような巣の中に食べ物を運ぶ働き蟻のように
僕らは毎日毎日
朝から晩までなんやかんや事情に揺れても堪忍袋の結び目をきつく締めて仕事にひたすら粛々励むんだよ
人には見せられない
涙は数知れず
血反吐を吐くような時さえあるけれど
今日も働き蟻たちは世の中のため 人のために働き続けてる
その姿を少しでも
素晴らしいと思ったなら その人たちのために力を貸してあげてくれ
年下や年上生まれた時代育った場所そんなもの関係なく人として優しくあたたかくあれ
価値観や考え方を軽くこえた人と人の絆で互いの傷を認め合い迷いなく手をつなぐんだ
それが人というものだよ
働き蟻たちは文句を言わないんじゃない
文句を言えないだけだ
勘違いしないで
社会にとけ込めなくて いつまでも世の中に背中向けたままじゃ
だめだと思ったから
自分で今できることを僕なりに考えたんだ
冷たい世の中の風に吹かれて 誰かの視線が痛くても
必死でここまで歩いてきたんだよ 僕のこの足で
働き蟻たちは 笑ってるけど 本当は泣きたくて仕方ないんだよ
言いたいことも満足に言えないまま
ただ毎日堪えて耐えて 誰かの言葉に言い返したくても 黙ったままうなずいている
笑えば笑うほど 心の闇は広がって 孤独に苛まれるけど 僕ら働き蟻たちには 居場所があるだけありがたい
そんな理屈で 納得したかのように生きています
僕らのあしたは晴れるかな?