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君と二人 終わらない夢の中 目覚めたくないような 心地よさに甘えながら すがりながら 今日も ニコニコ エンエン スヤスヤ
繰り返す 日常の物語
青い空 白い雲 飛び交う鳥たち
真っ白いスケッチブックの最初のページに描くのは 君と僕の笑顔
気球に乗って 地球に乗って 遊覧飛行を楽しむのさ
ここから全ては始まるのだろう
ここから何かが始まるのだろう
今に何かが始まるのだろう
きっと何かが始まるのだろう
気球は夜も朝も 飛び続けて 鳥のように僕らを明日へ明日へ運ぶのさ
愛し合う中で 心すれ違う時もあれど 絶対断ち切れない二人の絆はきっと永遠だからさ
明日も明後日も
変わらない笑顔で
気球に乗って
地球に乗って
遊覧飛行を楽しむのさ
愛は気球のように
膨らんで
やがて落ち着くまで
僕らは僕らは
愛の限りを目指す
愛の限りを目指す
神様のお膝元にたどり着くまでのストーリー。
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悲しみが降り注ぐ夜
涙がまるで雪の結晶のように ぽろぽろ落ちてゆく
窓の外は大荒れの土砂降りさ
神様の存在はもうすでに信じてないから
すがるものは自分だけだ それがまた悲しくもある
眠れない夜 星は輝きをなくしてさ 見えないよ 暗闇に浮かぶのは赤々と燃える月
ああ 僕は思うよ
この辺で命のエンジン切ろうかなって
でも、まだ僕の中の生きたい気持ちは死を望んでないよ
涙が止まらない
そんな夜が誰にもある
わかってる
わかってるよ
だから僕は明日も
リアルの中を吹き抜ける小さな風のように。
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あなたが見せたあの笑顔はまるで いつか見上げた星空のように綺麗だった
僕の夢はね 遠い昔からね 変わらないのさ
それはあのねのね
誰にも負けないくらいの美人の奥さんもらうことと 大金持ちになること
子供じみた夢だなんて笑わないで
そして今はあの頃夢見ていた 未来とはずいぶんかけ離れた
未来の中 泣いてばかりの日々過ごしてる
だけれど きっとね
これが現実なんだね
泣いたって始まらないからさ 笑おう 笑おう 気楽に行こう
人生は山あり谷あり
今にいいことあるだろう そんな気持ちで生きていれば いつかきっと 今を愛せる大きな何かに出会える
そんな気がしてさ 仕方ないのさ
またそれを待ちわびることも楽しみのひとつになっているよ
我は夢の待ち人
時刻表はないけど
わからないほうが
楽しいじゃないか
ねえ そう思うだろう?
明日がやって来る前に僕はもう少し 誰かを愛せるように 頑張るから
あなたにもいいことありますように
願うよ 祈るよ 手を合わせて 願うよ 祈るよ 朝まで夢の中で
世界中にいいことありますように
今だから 今だから
伝えたい 届けたい
たくさんの悲しみが降り注いだ春をいつか 取り戻せますように
なにかいいことありますように
僕は願う。
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さよならなんて言えないよ 君につぶやいた
僕の小さな声
君は何も言わずに
ただ 飲みかけのコーヒーをじっと見つめながら ため息こぼした
世界で一番好きな人
大げさに言ったら
そんな感じかな
本当だよ
窓の外は雨 僕らの気持ち感じ取ったように土砂降りのまま
弱まる気配も見せないよ 君が飲みかけのコーヒー飲み干したら 僕らはもう
君とはもう会えない
さよならしてしまえば 僕らはもうなんの関係もない人同士さ
街で偶然出会っても
きっとお互い気まずくて 目すら合わせられない
だからさよならするなら もう二度と会わないように
悲しい記憶がぶり返さないように
世界の端と端へ
逃げ出したい
君はじゃあねと残して 僕に背中を見せるのさ
残された レストラン 向かい合わせの席なのに僕はひとり 何をやっているんだろう
外は雨
弱まる気配もない
土砂降りの雨
しばらくは
やまないだろう雨
僕はだれにもわからないように隠れて泣いた
遠い昔の恋
タイトルをつけるならば 雨のレストラン
もう潰れて今はない。
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生きてゆくことは 誰かが吐き捨てるように言うよりずっと難しい
生きてゆくことはただ息を吸ったり吐いたりしていればいいってわけでもないから
歩いてゆくことも
失敗を重ねることも
見事に転ぶことも
誰かを気遣うことも
眠れないでいる夜も
誰かのことを深く思うこともいつもいつも
その全てが生きてゆくことなんだ
太陽が昇れば沈んでゆくように いつかは命は死ぬけど それもまた生きてゆく理由になるんだ
いつか死んでしまうから 生きていられるうちにやれることをやろうと思える
誰かを愛すことも
誰かに愛されることも
夢を叶えることも
深く傷つくことでも
前に進めるのは
生きてゆこうと思えるあなたという理由があるから
生きてゆきたいと思えるんだよ
今日もあなたは何気ない言葉で僕の命を救ってるんだ
あなたは素知らぬふりして ただ優しく笑うだけだけど
あなたを愛して
あなたに愛されて
あなたに笑って
あなたが笑って
そんなふうに
生きて
時に喧嘩して
背中向けても
また仲直りして
笑いあって
寄り添って
夢の中 起きてても目覚めてもあなたが隣にいる幸せ 二人は感じてるんだよ
あなたが生きる理由が僕だったらいいな
そして
僕が生きる理由があなただから
揺るぎない思いを胸に 永遠を誓えるから永久に消えないこの気持ちを いつまでも持ち続けて
単純だけど難解な愛を二人で 形にしてゆこう
それが僕があなたに望むことだよ
難しいことは望まない
ただあなたが傍にいてくれたら それだけで僕は頑張れるから
これがね 僕が思う
「愛」なんだよ
どちらの力がなくなっても
一歩も前には進めないんだよ
愛は二人三脚のように 二人がいてはじめて前に進めるものなんだよ
あなたが僕を愛すように
僕があなたを愛すように
ただそれは当たり前のように繰り返される二人がめぐり会えた小さな奇跡 輝いてる。
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欲しいものは全部手に入れたから
なんにも望まない
なんにも欲しくはない
日当たりのいい場所で誰かを愛したり
誰かの傍で 微笑んだり そんな未来を本当は夢見ていたけど
今はもういいんだ
諦めたんだ
孤独という壁に阻まれて 一歩も進めない
あふれるような途方もないさびしさ抱え
燃えるような果てしない切なさ抱きしめて
生きる毎日には
希望はない
欲しいものはもう手に入れたから
なんにも望まない
なんにも欲しくはない
無欲の果てにあるものがもしも孤独だとしても 僕なら大丈夫 きっと大丈夫
明日は明るい
未来となるだろう
確証はないけど
僕はこのままでいい
傷だらけの身体を撫でながら 彼は笑った。
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人は誰も仮面で本心を隠してる 僕だって隠してるのさ
言いたいこと 言いたいけど 言えないから黙ったまま
口をふさいで嘘しか言えないよ
まるで仮面で本心を隠してる僕らは 常識という舞台上で踊っているようだ
嘘をつくことも
愛想笑いも
うまくなってしまったよ
仮面を剥ぎ取って
素顔で笑いたい
素顔で生きたい
だけれど今日も素顔さらせずに本心に蓋をするように仮面で自分を隠して生きている
嘘ばっかりの世界
信じられるものはごくわずか
それでも
それでも
あなたを信じたい
自分も信じたい
そう思うのさ
闇の中に咲く
光を帯びた花
一輪揺れている。
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自転する地球の中で
僕らは 劇のような物語の主役を死ぬまでつとめることができるかな
誰もが主人公で
誰もが脇役で
誰もが悪役で
誰もがヒーロー
いろんな役柄を
いつもひとり何役もこなす 芸達者な僕ら
神様が与えた台本にはなんにも書いてないから決まりもないし規則もないけど
この世界には法律というものがどうやらあるようで その中でゆるされるかぎりの善行と悪行をしたい
なんの変哲もないいつもと同じこの1日を見つめ直してみればわかるよ
そうさ どんな1日も一度しかないんだってこと 気づいた
たまに忘れてる
たまに思い出す
僕らはヒーローでも悪役でもない ただの人間だ
人間に台本はいらない
でも劇じゃないから
血も涙もいつだって
生々しい世界
今日も誰かが誰かを殺めることなんて珍しくもないからさして驚かない僕に驚くね
人生は血もしたたるリアルなストーリー
絵本みたいな 子供には見せられないけど子供だってその中で生きているんだよ
今、必要なこと
今、やるべきこと
曖昧だけど
知っている
歩き出せ
迷いなど振り切って
躊躇いの壁を壊して
リアルなこの世界に夢を散りばめよう
あふれる笑顔に涙に
現在地から 発信してゆくのさ ひとりひとりの力強い声を。
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この広い世界で誰より愛する 人たちに順番なんてつけられない 全て愛してる
僕を友達と呼ぶ人
僕を息子と呼ぶ人
僕を名前で呼ぶ人
様々な人たちの中でたどって行けばいつも そこには僕がここにいる理由を与えてくれた人たちの笑顔がある
ただあなたの傍にいたいから なんにもできないけれど傍にいさせてね
あなたを思う誰かがきっとあなたの一番近くにいる
あなたが思う誰かはきっとあなたが思うよりずっと優しい心を持って あなたを見つめてる
本当はいつだって迷うことなくそう思いたいんだ
疑う気持ちなんて押しのけてさ そのぬくもりに全てあずけたいんです
愛してる
愛してる
渾身のアイラブユー
誰かを愛せば愛すほど人の闇を知る そうだとしても
あなたが傍にいてくれるから 僕はここにいるんだよ みたいな
あなたが傍にいてくれるから いつも笑っていられる みたいな
そんなこと言えたならいいと思うんだよ
だからどんなに裏切られても信じられる人が傍にいるだけで
心だけは悪魔にならずにすむんだよ
アイラブユー
アイラブユー
愛してる
今一番言いたい言葉さ
自分を天使だとは言わないけど
自分を悪魔だとは言えないんだよ
弱さとか強がりとかいろんなこと思うけど ただ純粋に僕はその真ん中に立っていたい
悪魔でも天使でもない堕天使のような心で あなたを曖昧でもある瞬間確かに愛してる そう思える時があるならば僕がここにいる意味もあるだろう
だから何度も言うのさ
愛してる
愛してる
なんの混じり気のない真っ白いアイラブユー
あなたに あなたに
あなたにも あなたにも届けたい 伝えたい
最前線で頑張る人たちのひとりひとりの魂に呼びかける歌。
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誰も僕のこと 信じてくれなくてもいい
悲しみをひとりで請け負って生きてゆくから
へそ曲がりだって思われたっていいよ
さびしさに果てなどないことくらいわかってるから
終わりのない映画の中でやまない雨に濡れながら 別れる別れないでもめてる恋人たちにはどんな明日が待ってるんだろう
孤独だって構わない
ひとりだって構わない
そこら中に転がってる汚いマネキンとワルツを踊るから
切符も銭もいらない
安上がりな旅行さ
君と僕との愛が歯車になって回るんだよ
楽園はここにある
潤いを求めるなら
乾きから抜け出たいなら 愛を探すことだ
楽園を与えよう
神様がいないとか
いるとか なんだとか賛否両論 野次飛ばし口げんかもいいけれど
まずは愛を探すことだ
話し合いの場をここにもうけよう
楽園はここにある
ディベートで和をつくろう
楽園はここにしかない
少し汚れたマネキンはひとり芝居する僕を悲しい目で終始見つめていた
嘘だろう?
嘘だろう?
楽園はないことを知る
僕は愚かな堕天使も同等
楽園が僕を裏切ったのか僕が楽園を裏切ったのか
終わらない映画は続く
セリフを待つ恋人たちを寒い桟橋の上に残したまま
僕らの話し合いも続く
僕らの楽園を手にするための明日を願って。