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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[2710] 地平の果てまで
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地平線の果てに
見えた未来はまばゆく 愛と夢に満ちあふれていたんだ
今とは全然かってが違うだろう
それもそのはず
僕は走るのを途中で諦めたんだ

汗をかいて罵られて
それでも笑っていることなんて僕にはできなかった
自分をかわいそうだと思ってしまった

長い長い道のりだ
人生は何があっても不思議じゃない
だから失敗なんか
いちいち数えてなんかいられない
きっと数えられないくらい失敗したんだろうけどまあ良しとしましょう

僕らはどこに向かって日々走っているんだろう
ゴールも見えない
日々は続く
地平の果てまで

「見果てぬ夢」と名付けられた未来
僕の瞳に映っているのはなんともさびしい景色

それでも僕の日々は続く
地平の果てまで。

2011/04/12 (Tue)

[2709] 僕らの明日
詩人:どるとる [投票][編集]


誰かに親切にしたい
恵まれない子供たちに募金もしてみたい
できるならいつでも笑って過ごしたい
だけれどおあいにく様 世の中はそんなに甘くない

自分の立場や安いプライド守るために嘘ばかりついている
そんな自分に気づいて今さら本音をこぼしてもなんだかそれさえ嘘っぽいんだ

理想はいつだって
誰かと仲良くいたい
手を繋いで
輪になって束になって
明日の夢を
嘘なんかつかないで語り合いたい

誰かが決めたルールの中で 常識という名前の神様にひれ伏しながら
時にそれを怪しんで
僕らは今日も地球という名前の土俵の上
本音と建て前の相撲をとるのさ
卑怯な手もバレることがなければ裁かれることもなく
まかり通る世界
嘘つきははびこり
美しい緑の中に愛想笑いが汚く咲き乱れ 耳障りなお世辞がひびく
罪のない人たちの涙が流れてもそれをどうとも思わない人々はただ通り過ぎるだけ

どっかの世界で続いてるつまらない戦争はいくつもの命を奪いいくつもの笑顔を摘み取って平和という思想から大きく外れた悲しみに満ちた絶望を生むけれど
それでも確かに
僕らはどこかで信じてるのだろう
明日はかならず晴れることを
やまない雨などないことを知っているように

平和な日本
幸せに溺れ
浮かれている
僕らの毎日
考えてごらん
おまえもおまえもだ
僕自身もだ

「この世界は不条理に満ちている」
ふつうならそう考えてしまうのに
戦火の中
必死に生きようとしている人たちの目は死んじゃいない
毎日毎日贅沢してばかりの僕らの目より輝いているよ

僕らの中で日夜
繰り広げられている
愚かしい戦争はいつ終結を迎えるんだろう
本当の平和は心の中に芽生えるものなのさ
目を開き瞳に映る
燃え盛る街
そんなイメージの中
幸せしか知らない僕にはきっと何もできない
だけれどそんな毎日を生きている人たちは明日を生きようと明日へ必死に走るだろう。

2011/04/12 (Tue)

[2708] ただいま おかえり
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今日も寄り道せずにまっすぐ家に帰ろう
あなたの帰りを誰かがきっと待っているから

ただいまという言葉を持ち帰るよ
かわりにおかえりなさいという言葉を受け取るんだよ

1日のはじまりがおはようという言葉で始まるならば
1日の終わりはさよならという言葉で終わりたい
でもそれじゃ悲しいから また明日会おうと言おうよ

夕暮れ 黄昏 誰かの影 揺れて 寄り添って
二つの影が手を繋げば 僕らの顔に笑顔が咲く
夕闇 あこがれ 誰かの落とし物 涙のあと 泥だらけの身体をお風呂でよく洗ったら 今日も1日ごくろうさま 僕の顔に太陽が照る

ただいま ただいま
言い交わす言葉

おかえり おかえり
受け取った言葉

今日もごくろうさま
いい夢が見れるといいね。

2011/04/11 (Mon)

[2707] 一匹狼、風に吹かれて
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ひとり孤独の中
ため息ひとつ
隠しきれない
不安が涙になる

寂しさを抱えて
迷いを背負って
悩みに押しつぶされ
一匹狼は今日も風に吹かれてる

出口のない1日だ
答えの見えない日々だ
それでも僕は
それでも僕は
生きているんだ

今日も一匹狼は風に吹かれて昨日の自分の遠吠えが遠ざかるまで泣いているよ。

2011/04/11 (Mon)

[2706] 行き先未定の列車
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君のことを思うだけで胸の中が熱くなる
君は多分僕の中で一番大切な人に間違えない

大好きな人のため
生きてみるっていうのもわるくない気がする

だから
僕は君に言うよ
本当のことを隠さずに

僕は弱虫だ
僕は不器用だ
僕は口下手だ
僕はのろまだ
僕は 僕は
まだたくさんあるよ
欠点だらけだ

そう言いかけたあとで君が僕に言った
そんなの知ってる
知ってるけど
大好きよ

そんな言葉もらったのは生まれてはじめてのことさ
嬉しかったよ

うまく愛せるかはわからないけれど
ゆっくりゆっくり
歩いていこうね
君が言ってくれたんだ
僕はもう泣かないよ
僕はもう大丈夫だよ
一人じゃない
これほど心強いことはないね

愛してる
愛してる
あふれるように
僕は言うよ

行き先未定の列車に乗って明日へ出発

窓の外は一面の春景色。

2011/04/10 (Sun)

[2705] 桜の道
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楽しかったなあ。
ただそれだけしか感想が出ない1日がなんて幸せだったのか
あとから気づいた
退屈だった。
それが幸せだとも思わず吐き捨てた言葉
味がなくなるまで噛み続けたガムは吐き捨てるのが正解だけど人生は違います
味がなくなったって吐き捨てることはできない。吐き捨てることは死を意味する
それが嫌ならば生きるしかない

突きつけられた旅立ちは選んだ人生いかんでどうにでもなるものさ そんな簡単な話じゃない

桜咲く春のまだ肌寒い四月の夕暮れ
窓から吹き込む桜の匂いに あなたの顔思い出して
なんとなく
会いたくなった
僕です

楽しかったなあ。
退屈だった。
どんな日だって
あなたは生きなさい
あなたは歩きなさい
どんなことがあっても
言い聞かせるんだ
死んだら負けだと

味気ないガムの味
まるで僕の毎日
そんな感じ
だけれど生きてく
僕は不思議の塊

桜の記憶がよみがえる
忘れたはずの君の記憶
手をつないだぬくもりも笑いあったあの公園も 全てがまるで昨日のようにほらね
桜が思い出させる

振り返ればもう後戻りはできない
前に進むより仕方ないのさ 道はいくつだってあるはずだ

桜の道を行くがいい
僕は生きてく
僕は生きてく

花びら一枚
手のひらに落ちた
風が吹けば
舞い踊る花びら
はかなくて
もろくて
美しい人生を物語る
僕はひとり風に吹かれて

桜の道をひとり行く。

2011/04/10 (Sun)

[2704] 涙にはこばれて
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人には誰にでも他人にはわからない痛みがある
いろんな悩みを抱えながら
いろんなことに迷って今日もなんとか家にたどり着けたよ
ここまで来るのに
たくさんの涙あふれた
たくさんの笑顔落とした けっして楽しいことばかりじゃないさ
それでも笑えというのかい?
傷跡を隠すように
笑えるか
笑えるか
僕は素直に泣きたいよ
雨が降るように
なんの遠慮もなく

僕の1日はまるで
たった数時間
自由を束縛されるだけなのに何年も自由を奪われているような感覚だ
何年分もの涙を流したみたいさ
何年分もの笑顔を落としたみたいさ

涙に濡れた時間は
悲しい運命にはこばれて
いつしか終わりを突きつけられるから
限りある命は限られた時間の中だけでその存続をゆるされる
今日も僕の24時間は涙にはこばれて
行って帰るだけの帰り道はただの夕暮れさえもなんてはかなく映すのか

人には誰にでも他人には言えない悲しみがある
僕にもある
できるものなら
見せてやりたいよ
でもわかってくれる人などいないんだ
いるはずもないんだ
果てしない孤独の砂漠を今日も僕は歩く
月明かりに照らされて

夜の匂い どこかで犬が寂しそうに鳴いている
僕と同じように
誰かの涙も
僕にはわからない
だけれど
悲しいんだろうな
切ないんだろうな
言葉にさえならないくらいなんだから
悲しくないはずはないね
切なくないはずはないね
今日も孤独の砂漠は僕を休ませてはくれないんだ
夢の中まで切なさであふれているよ
身も凍るようなつめたい月明かりに照らされて

僕の思いは 涙にはこばれて 消えました
跡形もなく消えました

突きつけられた
責任は重く罪名は正直すぎた自分を罰し
行く道行く道悪路が続く 理不尽な世の中の矛盾の風に吹かれて

黄昏 夕暮れ いつもの小径で誰もいないのにさも誰かがいるように手を振り笑ってみせる自分がとても悲しかっただけ。

2011/04/10 (Sun)

[2703] 僕の冒険
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失敗は数え切れない
今日だけでも何度転んだかわからない でもことわざにあるように「失敗は成功の元」だと考えればなんのことはない

生きるということを論文にしてまとめたなら 何万年経っても結果にはたどり着けない
だってその形は無限大

僕らの冒険は僕らが生まれる前からはじまっていたんだよ
いくつもいくつも
時代が流れて
僕がここにいるように
何度も何度でも
泣いて笑って
明日もここにいるように僕の冒険は続く

大波小波 乗り越えて
やがて訪れた夜明けにため息つく日も
生きていることに
誇りがわずかでも
もてたならそれはいうまでもなく素晴らしい日になるだろう

失敗の数なんて問題じゃない
結果だけが全てだとは思わない
不器用なのも
早とちりなのも
いいじゃないか
全て僕だと思えば
楽しく 笑えればそれでいいそれでいい

僕の冒険は続く
何遍だって何遍だって肩すかしくらって強引な風に吹かれて

地図(あて)のない旅は羅針盤(もくてき)もなく続く。

2011/04/10 (Sun)

[2702] 平成チャイルド
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「当たり前」なんだと事あるごとに
常識という言葉で僕らの言い分をねじ伏せる世の中に叫ぶ
言いたいことは数あれど大半は言えないまま 胸の中にしまってるんだ
従いながらも
どこかで疑いながら
捨てきれない理不尽な仕打ちや矛盾した正しさにしがらみを抱きながら僕らは
愛想笑いという仮面を被り涙を隠し お世辞で本音の口をふさぎ
虚空をあおぐ日々
雨上がりの虹を期待しながら どこかで嘘なんだって思ってる

もう何度 世の中を憎んだかわからない
もう何度時代や他人のせいにしたかわからない

結局は結果だけが全ての世の中で結果を出せない者は否応なく切り捨てられて
世の中で通ってる
当たり前なこと
それから外れたこと
その基準さえ矛盾だらけ本当のことはことごとくモザイク処理で隠されて
当たり前だという世の中のきめゼリフだけが耳の奥にいつまでもくすぶって残ってる

大人たちが必死こいて 僕らの暴挙を止めようとしてあの手この手で消しかかったけどまだそれでも消せなかった残り火が僕らに教えてる
まだやれるはずだと
あきらめるなと
だから僕らは
叫び続けるんだ

当たり前だという言葉で何もかも片づけようとするこの世の中に一抹の光が差し込む日を馬鹿みたいに夢見ながら

日々、履き慣れない
靴を履き乗り慣れない電車に揺られ
窮屈な箱庭に閉じこめられて
それでもやることはやる そんな僕らの中の矛盾にすら目をつむる日々

嗚呼 幸か不幸か成の世に放たれた平成チャイルド
ボーイミーツガール

ロックのように
歌い継げ 未来へ

逆風のつむじ風
巻き起こせ 世の中に

聞き入れられずとも
僕らは歌い続ける

ギターのかわりに
言葉で
ドラムのかわりに
足踏みで
生まれもってのこの声で世の中に歌う

平成rock 'n' roll

信じてるんだ いつか
願いは届くだろうと。

2011/04/10 (Sun)

[2701] 現在地
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出会いと別れ
卒業と入学
桜と花見
梅、入社式
ウグイスが鳴く季節

春のイメージを浮かべるなら
あなたはどんなイメージを浮かべますか?

桜舞う季節に愛し合う二人寄り添い歩く小径 あたたかな春風に吹かれて 心躍る
現在地を確かめて
地に足をしっかり
着けて 歩いてゆく
はじまりの季節
ふたたびスタートを切りふりだしから
歩き出すよ

追い風は桜吹雪
梅の香り。

2011/04/10 (Sun)
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