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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[2690] 笑顔の種
詩人:どるとる [投票][編集]


明日になれば今日よりももう少し心から笑えるから
そんなにしょげた顔をしてないでどうかどんな些細なことにでもいいから君なりに笑ってごらん

いいことはなくても
考えてみてごらん
生きてるだけで十分素晴らしい
だって朝昼晩ときちんと欠かさず食事ができて
あたたかい風呂にも入れるし
家族も友達もいる
ただそれだけで
幸せって思えませんか?
これ以上何を欲し求めるというのですか?馬鹿な僕にはわからない

あなたがここに生きているだけで
あなたがここで笑ってるってだけで
きっと誰かの励みになっている
きっと誰かの足元照らす光になっている

「死にたい」ともしも思うならば
思うだけでやめときなさい
あなたの命はあなただけものじゃない
どっかで聞いたようなセリフかもしれないけど
きっと真実なんて
全ていってしまえばきれい事
だけれどそれが真実のまっすぐなところ

なにもないところから生まれた命が
ほらね今日も自由な意思を持って笑ったり泣いたり くだらないことでたまにすれ違ったり こんなにも生きてるよ 僕らは今日も

海の青と自然の緑と僕らの笑い声で にぎやかな街の中
時に悲しみの雨が降るから
あなたがもしも励ませられるなら 誰か泣いている人の傍で
泣き止むまで一緒にいてあげなさい

それが笑顔の花を咲かす種になる

ほら 笑い声すら聞こえない場所にも蒔いてあげよう

この世界にもっと笑顔があふれますように

願いながら僕は顔中に咲かせます
笑顔の花を

ほらね満開だろう?
あなたもできるさ

人は生まれながらに
誰もが笑顔の種を持っているんだ

でも勘違いしないでね
笑顔は無理につくるものじゃない
自然とほころぶものなのさ

待っててごらん

今に空が晴れたら君も笑顔になれるだろう

今は悲しい雨が降ってるから 笑えないだけだ

うれし涙が 咲かせてくれるよ お日さまみたいな笑顔。

2011/04/07 (Thu)

[2689] 涙注意報
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予報にもない雨が降る時もあるから用心は怠らないように
雨男は泣くよ
涙ポロポロ流して

涙注意報です
今日は広い範囲で涙が降るでしょう
悲しいことがあったから。

2011/04/06 (Wed)

[2688] 愛して愛されて
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死ぬまで僕は人を愛さないと 思っていたけど 見事に心奪われて
君を好きになってしまったよ
桜咲く四月のこと

人を愛すことの難しさや
人に愛されることの喜びも
君を愛してはじめて知ったんだ

家族以外の人とこうやって同じ場所に長いこといることがなんだか不思議さ
でも気づけば君にみとれている僕がいたよ

君を愛して時には君に愛されて繰り返す平々凡々な毎日
それは見返りを求めないただ純粋な愛という物語
ただ傍にいるだけでそれだけで良いような 決していい加減じゃないけど大げさでもない どこにでもあるありふれた二人の関係

今日も君と愛し合っているよ
だけれど誰かと違うのは 君と僕の愛は君と僕じゃなきゃ成立しないってこと

あくまで君は恋人なんだろう 決めつけていたよ 見事に覆されたね
将来さえ誓ってしまった
木の葉散る秋のおへそ

譲り合うことの難しさや
相手を思うことの大切さも
君に愛されて真面目に学んだんだ

同じ時間を重ねてゆくとなんだか少しずつ人の影の部分にも気づくけど その人の本当の気持ちにも気づけるんだね

君を愛して時には君に愛されて繰り返す平々凡々な毎日
それは見返りを求めないただ純粋な愛という物語
ただ傍にいるだけでそれだけで良いような 決していい加減じゃないけど大げさでもない どこにでもあるありふれた二人の関係

今日も君と愛し合っているよ
だけれど誰かと違うのは 君と僕の愛は君と僕じゃなきゃ成立しないってこと

世界中でここだけにある愛を僕は 知っている
それは君がくれる愛であったり僕が君にあげる愛だったりするんだな

今日も君と笑いあっているよ
だけれどふつうの愛と違うのは ふつうの愛より ふつうだってこと わかるかな?

僕は君を愛して
君は僕に愛されて
君は僕を愛して
僕は君に愛されて

その繰り返しさ いつも
単純だけどこれ以上ない幸せ。

2011/04/05 (Tue)

[2687] とりあえず生きてる
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特別な事なんて何もしなくて構わない
生きているそれだけ
確かであればいいのです
人間は生きることに様々なお飾りをつけたがるものだけど
本当はそんなもの要らなくて
ただここで何かにうちこんで無理しないていどに頑張って
毎日を暮らすだけで
それだけで人生の通信簿は文句なしにはなまるさ

悲しい事は尽きそうにないから この先も涙とは長い付き合いになりそうだ
今日も隠れたとこで独り泣いていたよ
他人の痛みや
悲しみなんて他人には通りすがりの人が転んだみたいな些細な事にしか過ぎないから 慰められるのなんてまれで認められることははっきりいってあまり無い

それでもなんとか
冷たい視線を向ける人の群れを
かいくぐるようにして ここまで歩いてきたのは誇りに思うべきだ
誰かが投げ捨てるように僕の背中に言い放った言葉さ
「そんなの当たり前」
でも大切なのはその当たり前なことじゃないか…いつだって

君は生きてる 僕が認めてあげる
心臓動いてる 血が体中を駆け巡ってる
君が今悲しいと思うのは脳みそが正常である証
君が今うれしいと思うならそれを自信にしていけばいい
君がもしも誰かのことを自分のことのように思えるならば心があたたかい証
そんなことのひとつひとつ大事にしていこう

人間は頭よりも心が優れていればそれだけで素晴らしい
全ての人がそんな心を持っていれば今頃愚かな戦争など起こってはいない
全ての人が手に手を取り合い 笑い合える世界がここにあったはずなのに
人間の心にも影がつきまとってるから
誰かを無視して自分のことしか考えられない時もあるのです
だから僕は自分を完璧だとは思わないし
だから僕は自分をいい人だとは思えないんだよ
だからだから僕ははなまるはもらえないよ
今日も誰かを傷つけたかもしれないし
明日も誰かを傷つけるかもしれないから

でもひとつだけわかってる
とりあえず生きてる。

2011/04/05 (Tue)

[2686] 魔法の両手
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パパのところに生まれてきてくれてありがとう
君は神様からのプレゼントだと思ってるよ
ずっと長い間待っていたんだ
ママのおなかをさすりながら いろんな話を君にしていたんだよ

名前はまだ決まってないけど 男の子ならかっこいい名前にしたいな
女の子ならかわいい名前にしたいな
僕は待っているよ
君の声が聞こえるのを
笑顔の君を抱きしめられるときを

君の手と僕の手は大きさこそ違うけど
手の形が似てる
鼻も少し似てる
優しいのはママに似たのかな
ねえ ねえ
もっと笑ってみせて

何もかも 包み込んでしまうような君の魔法の両手は小さいくせに 僕の指をぎゅっと握るだけで 悲しいことなんて忘れさせてしまうんだ

僕のところに生まれてきてくれてありがとうね
アイラブユー
アイラブユー
不器用な僕だけど
精一杯 君を愛すから
目一杯 君と生きるから
どうか僕を元気な声でパパと呼んでおくれ

それだけでパパは幸せになれるんだ
それだけでパパは元気になれるんだ

決めたよ
君の名前
よく晴れた青空のぞく月曜日
はじめて君の名前を呼んだ

君は覚えてるかな?
パパは覚えてるよ

ラララ…

2011/04/05 (Tue)

[2685] 僕の存在
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僕はなんのために生まれて そして
なんのために生きて行くのだろう
今のところは何も成し遂げてはいない
いつもただ繰り返しているだけさ
今日と明日を
行ったり来たり
時々過ぎ去った昨日を思い出してみたり

僕の存在は本当に正しい運命の流れで
何にゆるされ ここにあるんだろう
僕の影さえも 疑ってしまうほどに なんだかこの頃 生まれたことさえ 間違いなんじゃないのかと 思っているのさ

僕の存在は
一体なんだろうね

「生きたい」という思いは消えなくても
疑問だけが残る
もどかしい人生

僕の存在は
僕の存在は
うそじゃないんだろう? 神様いるなら教えて。

2011/04/04 (Mon)

[2684] 恋のスープ
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たとえばふたりである日思い立って
スープをつくった時のこと 思い出してみたらわかるさ

味付けも苦労した
具を選ぶのもひと苦労だったよね

恋も人生も同じように 一筋縄じゃいかないのが本当です

だから

せめてどんな事があっても ふたりでつくった恋という熱々のスープだけは冷めないように 明日も変わらない僕と君で 愛し合っていよう

さも当たり前のように 寄り添って
なんとなく 傍にいるだけで言いたい事はそれとなくわかるのさ

それが恋というものです

さあ召し上がれ。

2011/04/04 (Mon)

[2683] 素晴らしき僕らの時代
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いい時代に生まれたもんだ
便利な道具や機械が沢山ある時代だ
食べ物には困らない
でもどこかさびしい世の中だ

会話のない家庭には自然と 距離ができ
やがて 壊れてしまう
素晴らしき僕らの時代は誰かの捨てた吸い殻ひとつで崩壊への時が動き出す

あなたも考えてください。

2011/04/03 (Sun)

[2682] 短い春
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流れゆく季節の中で
いくつもの景色を見てきたはずなのに
愛は風のように 吹き抜けてしまった
僕の声も届かない場所へ
お互いはじめての恋で
お互いはじめての口づけをしたね
顔を赤らめながら
少しずつ本当に少しずつ距離を縮めていった

なんとなく傍にいるだけで下手な映画より
ずっとロマンチックな日々だったよ
何も言葉はなくても
会話は少なくても
お互い 寄り添えば全て分かり合えた

僕は君が好きで
君は僕が好きで
そんな漠然とした
思いだけで良かったのに運命は残酷なまでにふたりを突き放した

桜の季節は悲しくなる
どこに行っても桜が咲いているから
美しい桜の花も
まるで涙のように
ひらひらと舞う花びら 君の涙のようで
切なくなるんだ

君が好きで 誰より好きでただそれだけでふたりはいつまでも良かったのに
ただそれさえ 長くはつづかなかった

君がいなくなって
僕はたださびしくて
抜け殻のように
一日中ぼんやりして
隙があれば酒ばかりくらって

どうして君はいなくなってしまったの?
今はそんな疑いさえも届かないくらい
君は遠い遠い空の上

拝啓、天国の君へ
見えない手紙を送ります

そちらでも桜は咲いていますか?

思い出すたび悲しい
桜の記憶 かみしめたまま 忘れられぬこの痛みを 春という季節は悲しみも喜びも全て 君の存在を記憶しているから
僕は春になるたび
君を思い出して
せっかくのきれいな桜も涙ににじんでしまうよ

音もなく静かに
消えていった命は
まるで 散りゆく
桜の花びら

ただただ胸がかきむしられる思いだよ

君は僕といて幸せだったかい?

僕は幸せだったよ…
だけどあまりにも
短い春だったよ。

2011/04/03 (Sun)

[2681] ストーリーテラー
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悲しいかい?
嬉しいかい?
誰かが憎いのかい?
いろいろあるけれど
それが人生なんです

切なさが溢れ出し
曇った窓ガラスのように何も見えない
テーブルにこぼれたジュースのようにだんだん大きく広がってとても不安になる

悲しいなら
嬉しいなら
誰かが憎らしいなら
辛いとは思うけど
人生とはそういうもの

昨日(イエスタデイ)を飛び越えて
それより断然素晴らしい明日(トゥモロー)を掴み取るため

僕らは 僕らは
太陽の子供(チャイルド)産声をあげて青いこの星に生まれたまぶしい笑顔という陽射しを 大地に注ぐ
今日も大事な人の傍で壮大な物語を語り継ぐ誰もが人生作家(ストーリーテラー)

飲みかけのジュースはまだ残ってる
あとわずかだけど
生き続けることが
明日に命をつなぐことならば僕は明日も太陽の子供のまま
大地に陽射しを注ぎ
あなたの傍で笑おう

命を懸けた有限なる日々を巻末まで記しながら。

2011/04/03 (Sun)
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