詩人:どるとる | [投票][編集] |
なにもすることがない退屈な日曜日
レンタルビデオ 山のように借りてきて
結局は半分も観れずに返してる
繰り返す
無駄な毎日
でも僕はそれなりに好きなんだ こんな毎日
さあ行きましょうか
僕と君と二人で
宛のない旅へ
車じゃなくて
自転車でもなくて
バスでも電車でもなくてこの足で
地図も磁石も 頼りになる人も金も名誉も地位も協調性もなにもないけど
目指す明日は真っ白な雲の向こうにあるんだよ
無駄と無駄を繰り返しては 失敗から学ぶんだ そして成功に導くんだ
無駄なものなどなにもないよ
そりゃ物わかりのわるい僕だから 間違いに気づくまでは時間がかかるけど
無駄と無駄の合間に輝く 素敵な笑顔があるはずだから
そのためにがんばることだって無駄じゃないはず
だから歩いてゆこう
このまま ありのまま
わがまま あるがまま
無駄と無駄を繰り返して
今日と明日を行き来して
未来と現在を繰り返して
やがてたどり着く
桃源郷を夢見て
いつか生まれる
無駄のない僕の最後を。
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僕は確かにここにいる
だけれどいつかは
ここにはいない人になる
今はここにいる
明日はどうかな?
いないいないばあ
それは夢から覚めたらわかるよ
いないいないばあ
夜が明けたら
わかるよ
あなたに今日も会えるかな
いつか来る終わりより
今ここにあるこの時間を大事にしたい
いないいないばあ
ほら、あなたみーつけた
さあ遊びましょ。
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僕のおばあちゃんは昔から優しくて
笑顔の素敵なおばあちゃんなんだ
おばあちゃんはいつも僕にいろんなとこ
連れて行ってくれた
そのたびいろんなもの買ってくれた
でもおばあちゃんとの思い出はお金では買えないから
おばあちゃんと僕だけの思い出はどこにも売ってない
かけがえのない思い出さ
可愛がってもらってばかりで
何ひとつ そういえばね 恩返ししてないな
おばあちゃんは何が好きなんだろう
いつも一緒にいたのにね おばあちゃんはただ一日中僕と遊びに行く以外は縁側の椅子に座ってただけだった
おばあちゃんのことはすごく大好きだけど おばあちゃんのこと何も知らない僕だったんだ
おばあちゃんは僕と遊ぶことや出かけることだけが生きがいだったのかな
でも僕はおばあちゃんに恩返ししたいんだ
もらってばかりじゃ悪いからね
おばあちゃん 僕は何をすればいいのかな?
長生きしてほしいけど悲しい別れは長くもないおばあちゃんに 僕は何ができるかな
考えたって無駄さ
お金にはかえられないから きっと少しでも長く一緒にいることがおばあちゃんへの一番の恩返しだと思った
おばあちゃん
ありがとう
長生きしてください
おばあちゃん
ありがとう
この胸に輝く思い出は一生忘れないよ
おばあちゃんがくれた思い出はいつも僕にくれるおばあちゃんの笑顔に満ちあふれている
しわくちゃのおばあちゃんの手が僕の小さな手を握って
優しく笑って
目を閉じれば
いろんなこと
思い出すから
きっと何年か先
おばあちゃんが
いなくなってしまった時のこと悲しいけど考えてしまうとき
涙があふれるんだ
それまで僕はあなたと素敵な思い出つくりたい
いろんなことへ行きたい
僕はおばあちゃんみたいに笑えるかな?
心配ばかりかけているけど 昔と何も変わらず笑いかけてくれるおばあちゃんが僕は大好きだ。
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あなたのその手のひらはまるで全てを包み込む 魔法のよう
神様なんてまるで信じちゃいない僕でも
君と出会ったことは
ただの偶然じゃない気がするんだ
二人はよくある映画の中の主人公とヒロインのように 会える時間があれば 食事に行き 映画を観て 楽しくおしゃべりしていた
台本どおりにはいかない それが現実だけど ドラマのように見事なまでにすれ違う日々を乗り越えた二人だからこそ ここで同じ屋根の下 同じ朝食を食べてる
望ましいシナリオにたどり着いて幸せ続く物語の朝に
僕らが食べるサンドイッチは大好きなツナマヨネーズ
何気なく言えるのさ
「好きだよ」と
グッドモーニング
鳥が歌い
うさぎが野を駆け回る
そんな世界で
未来という名前の
シナリオに
辿り着こう
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人という人でごった返した社会という名の交差点
空き缶のように
蹴られ あちこち
でこぼこになって
へこんでいる
僕の心(プライド)
ゴミ箱にさえ
入れられず
その辺に落ちてる
タバコの吸い殻みたいに
かわいそうな
人々が行き交う誰かに踏みつけられて
日夜、理不尽な言葉浴びせられている
空き缶みたいな僕らの立場はもとからないのさ
大人たちに理解を求めるのはどうやら
無駄な悪あがき
空き缶ならば空き缶らしく ぺちゃんこでもいいや
だけれど空き缶でも
生きているんだから
蹴られてもたたかれても自分というものを持って 逆らうことだって時にはあるさ
世の中の冷たい風に吹かれているから
心まで冷たくなりそうだけど いつまでも忘れない人間のあたたかな気持ち
半ばバラードにも似た僕なりのロック
この世の中に捧げよう
空き缶は空き缶の人生を空き缶なりにへこみながら また膨らんで いくらだって再利用(リサイクル)できるんだ
何度だって 起き上がって 立ち上がるよ
空き缶は強い気持ちを持って向かい風のような社会に立ち向かうように ように
空き缶は蹴られても
蹴られても
社会風刺
理不尽な扱い
目下への見下し
ふざけた社会の
現状を身を持って
感じてるよ
空き缶は今日も空き缶だから 蹴られてあちこち傷だらけさ
でも何度蹴られても
また空き缶に生まれ変わって
そして…めぐる
僕らの終わらない
闘いの日々
追い風よ巻き起これ
空き缶ならば空き缶らしく ぺちゃんこでもいいや
だけれど空き缶でも
生きているんだから
蹴られてもたたかれても自分というものを持って 逆らうことだって時にはあるさ
世の中の冷たい風に吹かれているから
心まで冷たくなりそうだけど いつまでも忘れない人間のあたたかな気持ち
半ばバラードにも似た僕なりのロック
この世の中に捧げよう
聞くがいい
我らの歌声を。
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今あなたは笑ってるのかい?
今あなたは泣いているのかい?
ナスベキコトさえ見えないまま
ナスベキコトを探して 探して 探し疲れて 今日も夕日を眺めてるの?
真っ赤な夕日に
涙をこぼして
まぶたを伏せる。
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ナスベキコトが見えないまま
ただ過ぎてゆくだけの実りのない毎日を見送っている
何度 夕日の背中を見送ったかな
種にも肥料にすらもならない無駄な時間を それとなく手なんか振って 他人事のように
大事なことや
やらなきゃいけないことは
僕にだってわかってるけれど
これは僕の人生だ。自分のために必死で頑張るのは当たり前のこと
だけど頑張ろうとすればするほど空回りして 涙でにじんでゆく空に諦めの文字が浮かぶんだ
ナスベキコトが見えないなら 探しに行けばいいさ
転んだって
つまずいたって
バカみたいだって
慌てたり 逆らってみたり 苛立つその姿が全部 生きてることのあらわれだから
精一杯 転びなさい
精一杯 さけびなさい
精一杯 馬鹿やりなさい
精一杯 グチりなさい
目一杯 遊びなさい
目一杯 諦めなさい
目一杯 ぶつかりなさい
目一杯 逆らいなさい
精一杯 身体張りなさい
精一杯 愛されなさい
精一杯 愛しなさい
力一杯 走りなさい
力一杯 泣きなさい
力一杯 笑いなさい
力一杯 足掻きなさい
力一杯 もがきなさい
精一杯、目一杯、力一杯 生きなさい
おまえの生き様が
おまえのその声が
おまえのその面が
おまえのその思いが
おまえのその全てが
この世界でたったひとつの尊い命だってことを知りなさい
もう二度と死にたいなんて言えなくなるように
生きたくて生きたくて仕方なくなるまで
おまえはおまえなりにおまえが思うようにナスベキコトを探しなさい
ナスベキコトはいつだって変わる
人を愛す事も
人を苦しめる事も
人を騙す事も
人を信じる事も
人を疑う事も
全て全て
ナスベキコトなら
無駄なんて事はひとつもないんだ
だけれど 思い知りなさい
選んだ事次第で人は罪を犯すこともある
何が正しくて
何が間違っているのか
自分の価値観と
世の中の価値観を
はかりなさい。
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幼い時のおぼろげな記憶を なんとなく抱きしめて 流れゆくように今を生きてるけれど
正直 物心ついたときから 僕は自分の足で大地に立っていた気がするよ
間違えだらけの世界で間違い探すのは実に容易い
テレビのニュースや
ラジオ速報で
事実を広めなくても
人間は情報より素早く罪は犯すんだ
嘆き悲しむ人が今日もたくさんいるんだね
理不尽に殺されていちゃいつ自分も殺されるかわからない時代に生まれて
何が僕を守ってくれる?誰のすねをかじって生きる?
ハロー ハロー
聞こえてますか?
あなたの重さを一心に背負ってる人の声が
それも時代だと 簡単に割り切るような時代じゃ 誰が今日殺されてもその人は浮かばれやしないさ
どんな時代だって どんな事件が起きたって それを時代のせいにしたらきりがないんだよ
どんな時代にも 馬鹿な奴らはいるもんだ
それをまるで今に始まったことのようにテレビで取り上げる番組などはまるで意味のない嘘も甚だしい張りぼての正義
空回りもいいところだ
僕らは一分一秒さえ無駄にはできない限りある命という名前の爆弾を誰もが抱えているんだよ
だからだからできる限りの力で お互いがお互いに大切なこと今スベキコトを考えてゆくしかないんだ
時代なんて関係ない
戦争していた頃
戦争を味わった人たちも 苦労したろうけどあとの時代の人たちをうらんだりなんかしない
時代のせいにする奴らは 本当の苦労を知らない 奴らばかりだ
僕は思うんだよ
まるで正反対の日々を送ってる僕だけど
この頃は 少しずつ
自分の頑張りのなさに気づいている
「見返りのない善行はやらない主義だ」
「努力はくだらない」
「頑張っても報われない」
この街から聞こえる声
僕もはいてしまうんだ 自分腐らせるそんな声を
全て時代のせいにしていた僕はおろかだったよ
時代が変わらないなら僕が変わればいいんだ。
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嗚呼浮き足立って前に進めない事ばかりだ
大人たちは口をそろえて「常識こそがこの世界の全て」だと言うけれど
僕はそうは思わないよ
それっていけないことかな?
周りの空気に流されて長い物に巻かれちゃって 社会に従ってばかりじゃ自分の立場が無いじゃないか
荒れ狂う世の中の強引な風に吹かれて 何度も痛い目をみても 僕は諦めるわけにはいかないんだ
向かい風の中を突き進むように
世の中に逆らうのです
頭のいい連中は秩序だけを守れと首を縦には振らないけど
がんばれ!がんばれ!世の中に眼つけてやろうぜ
生きることは明日の自分を生かすことだと知るんだよ
逆らうことで得られる何かがもしもあるならばそれは
トロフィーみたいにみんなにほめられるような代物じゃないけど
自由という名前のがんじがらめのこの社会から解放される喜びとでもいうのかな
がんばれ!がんばれ!サラリーマンよ
ネクタイを風になびかせながら いろんな苦難に背広はボロボロになって
それでも走りつづけるおまえの瞳に映る未来が明るいものであるように願うよ
僕もがんばろう
大事なのはきっと何かに従うことじゃない
自分というひとりの人間を軸として 誰かの言葉をなめらかに受け入れることだよ
無理に従わせようとするこの世の中のやり方はまだ若い少年の心に闇を抱かせる
がんばれ!がんばれ!言いたいこと やりたいこと 捨てたら悲しいから いつか公にその夢をぶちまけられるときまで ずっと誇りのように抱きしめているんだよ
ほら 合図のように
スタートの銃声が聴こえたら 今日のあなたを始めなさい
先ずは「生きること」
それが最初の一歩だ
その一歩が明日の一歩
明後日の一歩 何十年先の一歩へとつながってゆくんだ
さあ 踏み出せ
夜明けは近いぞ。
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独りぼっち 見上げた空は やっぱり なんだかどこかが淋しげ
だけど 独りが好きだから 独り言も人の目気にせず 言えます
なんて幸せなんだ
散らかした部屋の中
一日中ぼーっとして
現代人の私生活そのままに 僕は暮らして
このつつかれたらすぐに破裂してしまいそうな風船みたいなもろい心を満たしてるのは途方もない淋しさだけだ
この痛々しいばかりの強がりでやっと覆い隠してる今にもはがれそうな孤独 皮一枚でつながれたこの世界とあの世の境を行き交う意識はまだ未練を残して
繰り返す虚無感に満ちた日々
あしたも同じことの繰り返しさ
他人と交わることもない自由気ままな僕が選んだ道
後悔はないよ
カレンダーの数字を飛び越えて早く 死に目に遭えたらいい
前向きにもなれないけど後ろ向きでは生きられない
はがれそうな孤独よ
虚無感に満ちた毎日よ
この涙は嬉し涙だ
勘違いしないでおくれ
孤独なんてどうって事はないさ
ただ、少し 退屈するだけ。