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時々どうしようもなく切なくなるときがある
この切なさに終わりはない
何が切ないかはわからないけれど
とにかく切なくてどうしようもない時がある
あるんだ。
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受話器の向こうには遠く離れた恋人
久しぶりの声に胸がときめいたよ
こんなときに限って
出てくる話はないものさ ただ二人は笑いあった
いつか二人で暮らせる 日を夢見ながら
二人は何時間も話し込んだ 声と声だけで
いつまでも いつまでも僕は君を大切にするよ 今度長い休みもらえたら会いに行くよ
君の笑顔はまるで太陽みたいだよと話す僕の笑顔は君にどんなふうに映ってるのかな
悲しいくらい 愛があふれてる
会いたい 会えない
繰り返す日々の中
心の距離だけは
離れないようにと
強がっている二人だった
おしまいのないラブストーリー
ページはめくられて
春がやってきたけど
なんだか悲しいニュースばかりだから笑えないね うまく
それでもどこまでも どこまでも僕は君を愛してみせるから
あふれるこの愛を何年かけても届けるんだ
ほらね心に愛があふれてる。
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明日は今日よりきっと笑えるはずなんだ
なんの保証もないけど笑えるはずなんだ
悲しいことも雨がやむように 通り過ぎてゆけば 空が晴れるように何か楽しいことがあるはずだ
今は信じようよ 目の前にある希望を捨てないで明日は今日より笑えるように 祈るだけだ
馬鹿みたいでも
笑われてもいい
嫌われたって構わない
僕はひとり風に吹かれて旅人のように黄昏て歌うだけだ
この思いを歌うだけだ。
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真っ赤な太陽がアスファルトに熱を伝える
誰かがどこかでまた自ら命を絶つ
誰が悪いわけでもなく世界はバランスを崩し不安定になる
僕らが待っていた
明日はもう少し明るいイメージだった
期待はずれだ
昨日に忘れ物をしてきたけど 今さら取りには戻れないことくらいわかってるつもりなんだ
ただ漠然とした切なさが涙腺をゆるめるから 涙が止まらない夕暮れだ
君がうつむくと影までさびしそうに 同じ動作をするからなんだかおもしろい
熱されたアスファルトに涙がこぼれて
あっという間に
かき消されるように
乾いた
なんにもわからないよ
僕にはわからないよ
国境も県境も何もかも
踏切も 横断歩道も
目の前を横切る電車も 真っ赤な夕日も
泣いている誰かの涙も 家族のあたたかな夕飯も守るべきものはたくさんあるはずなのに嘘のように壊れてゆくのかな
眠りこけた夕暮れに
ギターは僕の声を拾いながら鳴るのさ
まるで弔うように
まるで抱きしめるように愛とも殺戮ともとれない不思議な言葉が散らばる
いつもと変わらない
1日の終わりに
僕はテレビから目をそらして睡魔に負けた。
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運命という風に乗って運ばれてくる
明日という1日
イエスタデイ
君は明日に
何を願いますか?
叶っても
叶わなくても
君は明日に
何を期待していますか?
少し触れただけで壊れてしまうような脆い心を僕は守れるでしょうか
わからないけれど
またここに訪れる
イエスタデイ
夜明けが来れば
全てわかるはずさ
解き明かされる謎
それは虹のような
光彩を放って
僕の瞳に映るよ
イエスタデイ
君は明日、どう生きるのですか?
予定はありますか?
いつものように過ごすはずの1日は無残に壊れたけど
あなたはそれでも希望をなくしてはいませんか?
心配です
心配です
イエスタデイ
誰にでも訪れる
同じようで
違う明日
またここで始まる
イエスタデイ
時計が回る
振り返る僕はなぜか笑ってた
イエスタデイ
君は明日に何を願いますか?
僕は何も願わない
どうせ叶うはずもない
真っ白なページに広がるシミがほら輪廻を誘う
あふれる涙で水分補給
イエスタデイ
世界はそんなふうに回ってる
裏切りと嘘と少しの信頼と莫大な枚数の札束
今日も僕は風に吹かれ 愛を探してる
イエスタデイ
訪れる明日が
その名前のように
明るい日になるよう
明るい日になるよう
今日を生きて 生きて
ただ生きて生きて
それだけの1日
イエスタデイ
待つことのない待ち合わせ 見えないバスに乗って いつの間にか朝にたどり着く僕さ。
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あなたがそこで笑ってるだけで
僕はうれしい
誰かが救われる
あなたがそこにいるだけで
僕は安心するよ
いい夢がみれるよ
信号が青になるのも
待たずに渡るような
生き方をするあなたと
信号が青になって確かめてから渡る僕とじゃ悲しいくらい違うけれど
歩く速さやしゃべる速さや食べる速さは違ってもどちらかが片方に合わせればいいんだから簡単さ
考えてみたらね
難しくなかったよ
生きてるだけでそれだけで何もかも良かったりするんだ
あなたがそこで笑っているそれだけのことなのに 僕には何よりの支えになってたりするんだ
あなたがそこにいるだけで ただそれだけのことで 時には恥ずかしいくらい感謝してしまう時があるんだ
あなたの存在は僕を生かす光のように
この僕を照らしてくれる
愛してるよ
今日も素敵さ
僕はあなたのために生きるから
あなたもどうかお元気で生きててね
余計なことはしなくていいんだよ
生きてるだけでそれだけで素晴らしい
それ以外は求めない
あなたが幸せならそれでいいんだ。
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どうでもいいことだけど
どうでもいいことならわざわざ言うことないじゃないかと思われるけど
でもどうでもいいことも時には聞いておけ
街中を破壊し尽くした地震は自然も壊した
人の営みも人の心も
どんよりと曇った
空に涙があふれた
春はもうすぐそこまで来てるというのに
なんだか笑えないことばかりなのが悔しいな
傷ついてる誰かのことを考えてしまうから
いいことがあってもうまく笑えない今日の僕です
とくに何もする気もないあんたも
支援をし続けるあんたも聞いておけ
春は悲しみで満ちている
桜の花びらは一枚一枚がまるで涙のように美しい
いつもと変わらない街に悲しいニュースは流れ続ける
春が来たことは気づかれないまま 過ぎてしまうのです。
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ひとり光と影が交錯する中を歩き続けて
言葉にならない思いを歌にした
思いのままにならない世の中に背を向けた
少年よ 言いたいことはわかるさ
だけれど今は肝を冷やせよ
時には 傷つくことも大切なんだと気づくことだよ
答えはいつも難しいから 無視したい気持ちもわかるけど
向き合わなくちゃいけない時もあるんだ
正しいことは
融通が利かないから
好きじゃないけど
常識は窮屈だけど
縛るものがあるから
秩序は保たれる
少年よ 今は泣きたいだけ泣けばいいさ
思春期という
トンネルを
吹き抜ける風となれ
街灯の下で 言いたいこと全部ぶちまけた
そんな夜は
思いのほか
気分がいい
結局大人は 自分勝手で
正しいことがなんだとか言ってるけど正しさを都合のいい理由にして ずるいこともやっている
少年しかり 今は笑いたいだけ笑えばいいさ
いつかでっかい夢を叶えてやるから
いつになるかはわからないけど
このトンネル抜けたら きっと何か
わかる気がするんだ
少年よ 今は暴れたいだけ暴れればいい
でも大切なこと忘れちゃいけないよ
おまえは腐っても人間だということ
それを忘れなければきっとおまえもいい大人になれる
でも僕はいい大人よりいい人間になりたいのさ
時代を彩る光と影
時に残酷なまでに僕らを裏切るけれど
僕らだって同じさ
さあ 出陣だ
この世界は
戦場と化した。
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「助けて」と叫ぶその声をどうか 受け止めたい
救いを求めるその声をどうか 拾ってあげてください
僕の街はなんにも被害はないけれど
あなたの街はどうですか? テレビに映る光景に言葉をなくす日々だ
声をからして
誰かの無事を祈る人
ご遺体の前でただぼんやりと立ち尽くす人
様々な場面がテレビに映っては消えてく
声が聞こえるようさ
聞こえなくても
言いたいことは
痛いほどわかるから
僕には何ができますか?無傷の僕が言葉なくしてる場合じゃないよね
だから精一杯願うんだ
それだって意味はあるはずなんだ
募金をしたっていいんだ
支援をしたっていいんだ
小さな力が大きな力になってこの惨事を夜明けへと動かすんだ
さああなたも
僕もみんな
今こそ手を繋ごう。
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手を伸ばせば 届いてしまいそうなほど 雲が地上に近いからそのまま天まで昇れるような気がした
今日の悲しみは
君をどれだけ
涙で濡らしたの?
いつもなら賑わうはずの通りを埋め尽くすほどの人々の心の中に
昨日のニュースはどんなふうに映ったんだろう
僕や私には関係ないよと被害者たちの気持ちも考えようとせずに 笑ってる誰かがいるならば その人は人間じゃないね
胸の中まで 切なさで満たすような夕暮れに 黄昏てる僕は
どんな言葉で泣き続ける街に語りかけようかと考えてはやめてまた考えて
繰り返した
光のあたらない暗闇の中で 君が見ているこの世とは思えないような悲惨な景色に光がもどる日を願う
昨日までは たくさんの笑顔があふれていた街が1日で 簡単になくなってしまう
そんな日が来ること
一体誰かが想像できただろう?
電気の消えた 部屋の中で食べる夕飯
心なしか会話が少ない
僕の住む街
君の住む街
比べれば一目瞭然
どうしてこんなに
違いがあるんだろう
昨日までは笑っていたあの人が隣にいないけど 信じられないくらいの人たちが亡くなったからです
津波にさらわれた家
親しかった友達
長年連れ添った妻や夫
母や父や叔父や叔母
兄弟
無差別に 連れ去る非道な運命に憎しみすらおぼえて
人は今日という日を忘れてはいけない
人はこの悲しみを忘れてはいけない
何ひとつ変わらない街で笑ってるおまえは知っているのか?
同じ国で起こってるこの惨劇を
僕は笑ってる中でも
泣いてる人がいる
そんな現状に
言葉をなくす
光はあなたには見えていますか?
なんだか 悲しいね
そんな言葉しか浮かばないけど
僕が言えることはただひとつだよ
これ以上 涙を流す人を悲しませないで
これ以上 人を連れ去らないで
僕は生まれてはじめて神様に祈ったんだ。