詩人:どるとる | [投票][編集] |
優しいところもあって
適度に欲張りで
大人のくせに子供っぽくて愛と夢にあふれている
君は人間くさいね
思わず鼻をつまんでしまうほど
強烈なほど 君は人間くさい人
君の優しさに
君のぬくもりに
ふれたわけじゃないのに なにもしなくても伝わる愛
胸の中にあふれてる
自信を持って言えるよ
僕は誰より君が好きだ
時にはけんかもするだろう
時にはわがままにもなるだろう
でも忘れないで
誰より 君には僕が僕には君が必要だってこと
悲しいことが多いなら
傍においでよ
抱きしめてあげるよ
人間くさい君だから
今日も明日もやっぱり
人間くさい君なのさ
人間くさい君なのさ。
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ひとりぼっちの夜
夜という魔物の腹の中
たぬき寝入りの僕
希望なんてとうの昔に使いきってしまったのに
まだ辛い日々はつづくのです
小さな街灯 点在する
そんな夜道をひとり歩いてる
切ない雰囲気 揃い踏み
今度は何を言い訳にするつもりなのかな?
この夜に溶けてゆくおぼろげな意識が夢の中に流れるように吸い込まれてゆく
言葉は何も要らない
悲しいとさえ思わなくていい 本当の楽園へ行ける
目覚めてしまえば幻だと気づくけど
つかの間の安らぎを得るために僕らは
ひとときのバカンス
窓の外は雨
アスファルトを濡らす
夢の中なら
悲しみなどわからない
まぼろしの一夜が更けてゆくまで
もう少し もう少し
ここでバカンス
誰の文句も聞こえない
嫌な仕事も何もない
本当の楽園が扉を開けて待ってる
夜に溶けてゆく
意識はありもしない夢の国へ 僕を連れて行く
寝ながらにバカンス
ふしぎな夜の出来事
羽根をしまう蝶のように 食べる事も笑う事も忘れて 僕はまぼろしと戯れるのさ
踊ったこともないワルツもお手のもの
間違いなど有り得ない
何もかもが思うままになる夢の国
夜にだけ訪れるまぼろしの一夜。
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そんなに急いでどこに行くの?何を焦ってるの?
笑顔なくしてまで
得られるものなんてないから
嫌々 笑うならば
大いに泣きなさい
人生はいつだって
坂道のようなもの
下り坂の時はラクチンだけど
上り坂の時はキツいもんです
どうせいつか 終わってしまう人生なんだから 走らず歩こう
せっかくのきれいな景色を眺めよう
生きてることの素晴らしさをもっと
この心で感じよう
急がなくていいから
ゆっくり生きてゆこう
だから走るより歩こう
バカみたいに急いでる誰かに 先を越されたって 僕は誰かと競争してるわけじゃないから 全然悔しくもないのさ
どうぞ置いていけよ
僕はひとり気ままに
風に吹かれているよ
夜も朝も いつでも
時計の針が何時を差してても 僕は
自分の気持ちに素直になって 生きていたいだけさ
無理に走って 体壊したってそれはバカだから けがをするくらいなら ゆっくり生きてたっていいじゃないのさ
人生はいつでも
急げばいいというもんでもないのさ
僕は走るより 歩くほうが好きだから
季節を感じながら
温度を感じながら
僕は僕の人生を
生きてゆくよ
そうさ走るより歩こう
いつかわかるよ
たどり着いた棺桶の中でほほえむ顔がありあり浮かぶよ
きっといい人生さ
きっといい人生さ
このままどこまでも
歩いてゆこう
ひとりだっていいさ
ふたりならもっと楽しいね
大勢ならにぎやかだね
君は誰と歩く?
生まれてから死ぬまでの長い長い道のり
急ぐことはないさ
歩いてゆけばいいさ
肝心なのは
いつだって
今だけど
通り過ぎた
道をふいに
思い出すことも
たまにはいいさ
たまにはいいね
晴れた日も雨の日も
僕は急ぐことなく
のろまの亀のスピードで 歩いてゆく
歩いたほうが体にはいいんだよ
屁理屈だと思うなら走ってばかりの君の毎日は悲しいね
僕は走るより歩くよ。
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どこまでもわがままな
人に振り回されて
貴重な休日も荷物を持たされてるうちにいつしか 過ぎていく
路線図に描かれた いくつもの知らない駅
僕が指差して 変わった名前の駅だねとほほえむと それがどうしたのと冷たくあしらわれる
笑うことさえめずらしいくらい感情に乏しく欲張りでわがままでしたたかな人
僕がこの世界で一番愛すべき人はそんな人
だけどとても素敵な人
君と一緒にいて我慢してられるのは僕くらいなものだよ
いつもいつも君に気づいてもらえないふりされても
いつも隣に僕がいる。
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ふしぎなこと
僕が生きてること
そもそも
僕が生まれたこと
ふしぎなこと
この世にある全て
僕が抱く全て
ふしぎなこと
僕が僕であること
ふしぎなこと
あなたがあなたであるということ
言葉で会話するということ
歩くということ
働くということ
従うということ
逆らうということ
愛するということ
守るということ
傷つけるということ
殺めるということ
雨が降るということ
晴れ渡るということ
ふしぎなこと
この世にある全て
何から何まで
全てがふしぎの塊
ふしぎじゃないことなどありはしない
だからおもしろい。
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涙が止まらない夜
わけもなく悲しい夜
人にはそんな夜があるのさ
意味なんかないよ
理由なんかないよ
生きること
死ぬこと
なんだか時々
悲しくなってくる
枕を抱きしめて
あふれ出る涙を
ひとつひとつ
受け止めた
生きているからこそ
悲しいと思える幸せ
生きてなければ
感じれないこの痛み
涙のような雨が降る
今夜は星さえでている晴れた夜なのに
心はどしゃ降り
大きな月が 窓の外に見えたら 涙も降り止んで
小さな声で唄うのさ
慰めの唄を
希望にも似た光
僕にも見えるかな
いつの日か
生きる意味
わかるかな
今はまだ わからないけど いつかわかる気がするから
明日もまた真っ白な地図を片手に生きてゆく
何度でも
何度でも
涙の夜を乗り越えて
何度でも
何度でも
涙のような雨に濡れ
生きることに疑問を抱き
矛盾だらけの毎日を送る
うれしいような悲しいような
短いような長いような
生きてるような死んでるような
そんな人生です
今日も涙をふりきる傘もなく まともに濡れて 悲しいよ
いくら考えても理由なんかないけど
生きることが時々
どうしようもなく
悲しいことに思えるんです
生きてる今を時々
どうしようもなく
疑ってしまう僕がいるんです
誰にでも多分
そんな時があるんです
今日も空は晴れてるけれど
天気予報には出てなかったけど
僕にはわかるんだ
理不尽な悲しみが胸をさらうとき涙のような雨が降り出す。
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私にアイデアを
世の中に平和を
家庭に安泰を
老後に健康を
詩人にアイデアを
商店街に活気を
恋人に花束を
政治家にげんこつを
力士に渇を
平和を目指すはずの世界はだんだん
おかしくなっていく
乱れに乱れてゆく
いくら世の中がわるくなっても僕はひたすら平和を願う平和党だ
昨日までの世界が
今日をつくるなら
昨日までの世界は
意味のない世界
でも誰かが誰かを愛している
誰かが誰かに嘘をついている時も
大人が子供を 理不尽に殴りつける時も
確かにどこかで誰かが誰かを愛している
家族のあたたかさ
恋人のぬくもり
兄弟の絆
友達の笑顔
全てが全て 大切なんだよ
つなぎ止めてね
たどり着いた今日に
船着き場に舟を流されないように ロープで縛るように
大切なものをいつでも大切にしてゆこう
昨日 君が笑ってくれたから僕も今日笑っている
今日も君が笑ってくれるから僕も笑っていられる
うそつきだらけのこの世界の中で
少ないけれどいくつもの愛があることの真実 知ってるから
僕は今日も笑ってる
押しつけるんじゃなく
受け入れているような
当たり前な愛がある僕が生きるこの世界
今日もどこかでまた誰かが生まれ
今この瞬間にもどこかで誰かが死んでる
繰り返し 交差する
光と影 終わりと始まり
それでも 変わらない笑顔がここにはある
悲しみを感じさせず
優しくあなたが笑ってくれる
そんな愛と平和の世界
悲しいことなんて
ないものと思いたい
悲しみは容易にはごまかせないけど
あなたがいるから
大丈夫さ。
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なんでも 隠したがる世の中は形のないものまで隠したがる人であふれ
いつしかR指定並みの強度で 隠さなくてもいいことまで 隠すようにふたをした
こんな世の中は少しずれている
こんな世の中に生まれた人は少し
何かがずれている
僕も微妙にずれている
君も微妙にずれている
何がずれている
他人の気持ちまで
モザイクで隠れて見えない
一体あなたは何を考えている?
理由もなく 人を殺めるような身勝手な奴らに 四方を囲まれて
金のために 法律を犯して 欲のために誰かを傷つけても平気な顔で事実を偽る輩に囲まれて
あなたはこれからどう生きていくの?
あなたも何かを隠してゆくの?
本当のことをモザイクで隠すように
本音の口をふさいでいる僕が何を言えるの?
ああ僕の本音は
全てR指定だね
たとえあなたが嫌いでも口が裂けたって言えないよ
たとえ上司が嫌いでも間違ったって言い返せないよ
こんな世の中には
最初から 隠すくらいなら本心など必要ないね
さようなら
もう寝ます。
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君が気づけば
そこにいて
僕の迷いに
すぐに気づいて
君も一緒になって
悩んでくれる
とてもとてもとても
僕なんて 誰かに自慢できるような人間じゃないのに
どうしてってくらい
君は僕を 認めてくれる
誇りにしてくれている
そんな君にできることはきっといくつもあって だから君が今よりもっと笑えるように 誰でもない僕がしっかり頑張るんだ
見ててね今に君をびっくりさせるくらい
とびきりの未来を見せてあげるから
言われなくたってわかってるんだよ
君に愛されてやっと僕は生きている
今日もみんな誰かに愛されて 生きている
自分だけの力で生きていると思ったら大間違いさ
時々忘れてるんじゃないのかい?
いつもいつもいつも
気づけば君が傍にいて 頼みもしないのに僕と一緒に泣いて
僕と一緒に笑って
同じ部屋の中で
一緒にいることが当たり前になってたけど いつの間にか君といる時が一番 楽しくなっていた
僕は決めたんだよ
君だけに愛されたいよ
みんな誰かに愛されてるように
僕は君に愛されていたいんだよ
どんな君も僕には君には変わりないから
いつだってどこにいたって 僕は僕さ 君は君さ 安心してね
悲しいとき さみしいとき ひとりじゃ負けそうな時 お互い様さ
一緒にいてあげる
大丈夫だよ
大丈夫だよ
見ててね 今に君を飛び上がらせるくらい
素晴らしい世界に連れて行ってあげるから
今日もみんな誰かに愛されて生きているように
僕も君に愛されてる
君を僕は愛している
そんな景色の中に咲いてる 幸せという花が ほら きれいだね。
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優しくて あたたかくて いつまでもいつまでも 抱きしめられていられたら
そのまま眠ってしまうくらいなのさ
思えばそうさ いつでもそうさ
気づけばいつも君が傍にいる
悲しいときも
嬉しいときも
君がいる
雨降る日でも
晴れた日でも
君がいて
そして
僕に笑ってくれる
僕を励まし
そして
慰めてくれる
いくらでも
一緒にいてくれる
君がただそこにいるだけで全てを受け入れられる気がする
大切なことは何も言わなくても何もされなくても わかるんだな わかるんだな
君がくれるその笑顔が 僕に この僕に
形のない愛を まっすぐに ただまっすぐに
伝えてるんだな
それは言葉にしようと思ってできるものじゃないけど
とても とても
かけがえのないものです
今日も ほらね
僕が馬鹿だから忘れてるだけで
気づけばいつも君がいるんだ
そして笑ってる
たまにすねてる
時には愛を求めてる
だから だから
僕は笑っていられるんだな
気づいた時には
二人でいる今が
当たり前になっていたことに気づいて
幸せなんて 簡単に手に入れていたことに気づいた
そんな僕の顔には
お月さまみたいなまんまるの笑顔があった
君の顔にもまんまるの笑顔があった
そして二人の毎日はこうして続いてゆく
ページをめくるように日々、時は流れて
いくつもの季節が僕らの心に無限の景色をうつして
気づけば僕にはそこに君がいて
気づけばいつも君にはここに僕がいて
愛し合う二人がいる
そんな景色があるだけで二人の目にうつる 世界はいくらだって輝くのさ
余計なものも
余分なものも
なにもない
春がもうじき
桜を咲かす。