詩人:どるとる | [投票][編集] |
色とりどりの花が揺れる この世界
なぜ僕は君に恋をしたんだろう
そのわけは 今もわからないけれど
時々思うよ 君の優しさに 君のあたたかさに 胸がときめくんだ
たくさん思い出つくって たくさん笑って たくさんいろんな場所に二人で行こう
器用な君と不器用な僕が描く明日は君の邪魔をしてしまうかもしれないけど
君が笑ってくれたから僕は君の手を迷わず 握ったんだよ
ハート形の窓からのぞいた景色は君の笑顔だった
運命の扉が開ききる時 僕は今よりずっとかっこよくなって
君は今よりずっと美しくなってる
そして今より
二人は愛し合ってる
フォーミー 愛をくれるなら
フォーユー 君に愛をあげよう
この世界で誰より
大好きな人へ。
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遠い昔、祈ってた
馬鹿みたいに夢みてた未来は今では現実に押しつぶされ跡形もなく壊れた
大人になれば自動的に金持ちになって
周りの人たちがなんとかしてくれると勝手に思っていた
今じゃそれを悔やんではいるんだけど
悲しい奴と思われたくないからできるだけ虚勢張って強がっているんだ
僕が昔画用紙いっぱいに描いた未来予想図は 馬鹿みたいに近代的な街並み写してた
でもそれは夢だったんだね 思い知ったよ
だけれど ふつうの生活は思ったより 楽しいもんなんだね
愛する人はいないけど
守るべきものがある
僕にはもう叶えられる夢も限界があるけど
未来は僕の胸の中でいつまでも輝いてるんだよ
そしていつか
あの日描いた
画用紙よりずっと
素晴らしい未来が
僕を迎えに来る時
僕は何より
どれだけ今が
幸せなのかを知るのだろう
未来はここにある
そしてこれからも
生まれ続ける
僕が踏み出す明日があるかぎり
未来は咲き続ける
枯れない花のように
潤いのない僕に元気をくれるよ。
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僕が悲しい時には
雨が降っていてほしい
晴れた空じゃ泣くにも泣けないから
僕が笑いたい時には
青く晴れていてほしい
雨じゃ笑うにも笑えないから
僕がこうして笑ってる今も世界のどこかでは
今もつまらない争いが起こってる
そして何人もの人たちがその犠牲になってる
僕はただここでこうして自分の今を見つめながら
楽しけりゃ笑い
悲しけりゃ泣いてる
それだけだ
どこかで今日誰かが
悲しんでいても
僕は自分の今だけを見つめてる
肌の色もつかう言葉も文化も何もかも違うあなたの心に降る雨は冷たいですか?
どうせ雨に濡れるなら嬉しさあまって降り注ぐうれし涙ならいいのにね
戦地でインタビューをうけてる現地の子供たちの瞳は何かを訴えかけていた
僕は誰かがどこかで傷ついていても
どこかで悲しい雨に濡れてても 気まぐれに平和を願ったり願わなかったりするだけだ
だけれど僕だって平和な世界が一番いいってことくらいはわかってるんだよ
だから僕はテレビを点けたまま GMに移っても 笑えなかったよ
こうして平和に毎日笑って どうでもいいことに苛立って 欲ばかり張って
少しでも思い通りにいかないと すぐにわがままを言う僕など小さいね 小さいね
僕の心は今日も晴れ
雨がもしも降っていても 笑えるけれど
あのテレビに移っていた子供たちは 晴れていたって 僕より何百倍も 笑えない日々を生きてるんだな
それを考えたら
僕らの迷いや悩みなど あってないようなもんなんだね
拝啓、平和なる国から 誰かのご無事を祈る
少しずつ 少しずつ
あの子供たちの涙が笑顔に変わりますように
身勝手な大人たちのくだらない争いは子供たちの感情を閉じ込めて 笑うというあたりまえな表情さえ奪っているんだ
目を覚ませ 愚かな馬鹿共よ
争いのない平和な世界ほど美しいものはないはず。
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遠い昔夢見ていたよ
僕は大人になったら
絶対夢を叶えるんだ
大人になってから夢を叶えた人
夢にやぶれた人
夢なんか忘れちゃった人
僕は夢など 見たって無駄だと ふつうの生活におさまって
ふつうに毎日 嫌な仕事を いやいや続けて飯を食うため 生きるためだけに 金を稼いでいるよ
ロマンのない夜が
訪れて
けたたましい目覚ましの音に揺り起こされて
また新しい朝が来る
その繰り返し
好きな人も できず
趣味もなんだか中途半端で
思うようにいかなさすぎる毎日に苛立ってばかりだ
夢とロマンにあふれた未来なんてとんでもない
砂漠のような どこまでも終わりのない苦渋の日々だ
数えきれないほどの言い訳に埋め尽くされている輝きをなくした僕の夢
何を夢見ていたんだろう
何になりたかったんだろう
僕はそれさえ忘れてしまったよ
でもいいんだ
あきらめたんだ
今を楽しめれば
夢などなくても
幸せはポケットの中に
いくらでもあふれてる。
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自分の弱さを知っているから
僕は罪を犯した自分自身を許せず
同時に自分の強さも知ってるから
僕は罪の重さよりもされたことの憎しみで罪悪感をもみ消した
自分が誰より好きで
他人など二の次で
自分が一番可愛くて
他人など憎たらしいだけ
今まで僕は優しすぎたのかな
今まで僕は常識にとらわれていたよ
今まで僕は自分より他人を優先してきたよ
だけれどそれももう今日で終わりだ
他人のために自分の何かを失ったり損するなら
くだらないから
他人をいたわるより
これからは自分を守ってゆきたい
一度きりの人生だ
わがままに貪欲に
生きたっていいはずだ
何が悪いの?文句があるならいくらでも聞こう
ただし聞くだけでいっさいの聞く耳は持たないよ
僕は今まで ちょっと正しいことをするだけが一番正しいと思っていた
だけれど考えてみればそれはそれで疲れるもんなんだよね
だから天使は今日から悪魔にも似た心を宿すよ
堕天使になって
少しずるがしこく生きるよ
天使は言うよ
正しい自分も間違った自分も 何ひとつほんとうの自分じゃない
ほんとうの自分などありはしない
僕が正しいと思った自分こそが一時的にほんとうの自分になるだけだ
天使は悪魔の翼と天使の翼を 携えて
悲しみと喜びが入り混じったこの世界を肯定も否定もする事もなく 生きていく
清純な天使がデスメタルを好むような
見た目とはミスマッチな 心と身体
タイミングなどいつでも ずれっぱなしさ
そんな堅苦しい境界線など 考えず 生きてみたいものだ
僕は唄うよ
天使の姿で
正しさの欠点と
間違った事の本質を
込めた 愛の唄を。
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独りの寂しさは言葉じゃ言い尽くせない
甘かった 甘かったよ
独りでも平気な顔で生きられると思ってた
どんどん時間が経てば経つほどに僕の心に終わらない夜が朝の出入り口に蓋をした
いつからだったのかは忘れたけど
明けない夜が今も僕を悩ませるよ
僕は朝にいながら
夜のような 暗い気持ちで生きてるよ
そんな思い
一体誰に理解を求めれば 僕は笑えるようになるだろう?
だんだん 人生が輝くどころか
だんだん 明かりが消えてくように
希望がひとつひとつなくなってゆく
絶望という名のメリーゴーランドが回り続ける
僕の胸の中で
哀愁をさそう 夕暮れの赤茶けた空に
ただ漠然とした切なさを抱いて たたずむ大地に根付いた自分の身体を 僕は憎んだ
楽になろうとすれば簡単な事なのに
なぜかそれをしないのは生きることで最後の希望を信じていたいから
たどり着いた夜に
月をひとしきり眺め
僕はうなずいたよ
僕はうなずいたよ
長い審議の末
決めた答えは
気休めだけれど
ないよりはマシだから
それを灯りがわりに僕は暗闇を突き進む
闇夜に向かって矢を射るように まったく結果がわからぬ希望を僕は未来に見てるよ
闇夜に射る矢のように
僕はこの身ひとつで歩いてゆくよ
独りの寂しさは…
繰り返す悲しい言葉
みじめな自分を慰める言葉
あふれ出る涙のわけなどしれたこと
何も言わずにいておくれ
僕が一番自分の弱さを知ってる
だけれど自分の強さも知ってる
だからこそ そんな自分を見ていられないんだよ
ただ悲しくて
たださみしくて
居場所がなくて
僕は生きながらに
死んでいる。
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目には見えなくても幸せだと思えば誰の心にも幸せは咲くのです
退屈なだけの1日も
見方を変えれば
何事もなく平和な1日です
それが幸せだと思えなければ欲張りなだけだから
その人の心には幸せは咲かないでしょう
幸せはどんな些細な事でも幸せだと思える心に咲くものさ
小さな喜びもひとつひとつ見つめてみれば恵まれているからこそ味わえる幸せだ
そこにある平穏に
そこにある平和に
穏やかな1日に
幸せという以外の
言葉は似合わない
何かひとつでも
心から笑えたなら
幸せの花は咲く
土深くに埋まってるまだ見ない幸せに心躍らせて
種のように芽を出した季節に出会えた喜びを心でからだで感じている幸せ
誰かと出会えた幸せ
今日生きているという幸せ
天気がいいという幸せ
この世界には今日1日だけでも大小様々な幸せが咲いている
だから幸せが咲く場所は一概にはいえないのです
あなたが幸せだと思うその心が幸せを生むんだよ
幸せだと思う心に幸せは咲く
それが幸せが咲く場所
笑顔があふれる場所に 幸せは咲く
安らぎが満ちた場所に 幸せは咲く
あなたが心から笑える場所に幸せは咲いているのです
目を凝らしてごらんよ
きっと幸せは咲いている
そしてその証にあなたを幸せにしている
あなたは隠せない
ごまかせない
あなたの笑顔が何よりの証です
あなたの心に今
幸せは咲いているはずです
気づいてるはずだ
これ以上の幸せはないよ。
いつでも今感じてる幸せがつねに限界だ。
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溶けてしまいそうな意識をつなぎ
疲れ果てて ぐったりのからだ引きずりながら家に帰るその途中
降り出した雨にずぶぬれの僕はひとりで雨宿り
月のまなざしが降り注ぐ商店のトタンの下でいつやむともわからない雨が落ち着くのを待っている
雨は街をこんなに濡らすのに どうして悲しみは流してくれないのかな
僕はたまらず泣いてしまう
雨が降っているのをいいことに雨に涙を紛らせる
降り出した雨にこの唄を 捧げましょう
トタンの屋根の上を
軽快に踊る雨音のステップ 聴きながら
それをオーケストラに僕は唄う
長い長い言い訳と
自分への慰め込めた唄
月明かりをスポットライトに唄います
どしゃ降り雨の降る中を 走って帰る男の唄を想いながら。
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悲しい気持ちが僕を包んだら
僕は何も信じられなくなってしまう
切ない気持ちにもしもなったら
希望なんて持てなくなってしまう
心の中で弾けもしないピアノが鳴ってる
ドレミファソラシド
ドソラシファミレド
ドドシラソ
長い長い通り雨がこの街に降る
言葉にならない思いが 胸の中で暴れる
いくつもの波紋が心の調律を乱す
明日になったら
もう少し
明日になったら
あと少し
笑えるようになるかな
雨はやむまではいかなくても弱まるかな
僕は夜通し
考えていた
考えていた
悲しくて切なくて
もどかしい気持ち
抱いたまま。
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悲しい気持ちが僕を包んだら
何も信じられなくなってしまう
真っ暗で何も見えない夜に何を信じろというのですか?
明日になったら きっと何かが変わる気がするんだ
だから歩いてゆこう
きっといいことのひとつやふたつあるさ。