詩人:どるとる | [投票][編集] |
あたたかい陽射しに包まれて 目を閉じてみれば
もうすぐやってくる春の季節の足音 聞こえてくる気がする
桜のつぼみは 今は固くその身 閉じて
花開くその時を待っている
生まれてから 一度さえ 人を愛したことがない僕だけれど
誰かを思う気持ちを持ち続けていれば
いつか誰かを愛すとき 心に春は訪れるかな
僕も誰かを愛したい
僕も誰かに愛されたい
余計なものは何もなく
必要なものも何もないけど
かけがえのないものならいくつだってここにあるのさ
僕も誰かを守りたい
僕は確かに守られたい
くだらないことで笑いあったり
時には喧嘩したり
時には支え合ったり
そんな春になるといいな
僕も桜のつぼみのようにあたたかい風が心に吹くその時を待っている
恋する心に咲く
桜を人はこう呼びます
恋桜
永久に枯れない
永遠の花
僕も咲かせたい
恋桜
散ることを知らない
恋桜。
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何度 転んだって
立ち上がれよ若者よ
不屈なことなら
いくらでもあるだろう
だけれど復活せよ
蝶となり広い世界に羽ばたいたなら
記憶にない 僕が生まれる前の世界
いくつかの戦争があって 何人もの人が死んだ そんな話を聞かされてもぴんとこない 若い僕だけれど
そんな時代の上に
そんな努力の上に
僕がいるならば
お辞儀くらいはしておこう
不屈をばらまいた真夜中に
復活の宴を催して
酒を飲みまくる
酔いどれ サンデーナイト
復活の兆し 見えてきたら 歩き出す準備整えて
よく眠り よく食べ
よく 遊ぼう
そして復活しよう
立ち上がれ 若者よ
自虐の精神 辛いね
それでも 清く正しく 美しく
唄でも唄いながら
生きていこう
平凡の上に 平凡を積み重ねたような日々の中
旅人は勇む
神様よ 手違いに気づいておくれ
神様よ 間違いだと言っておくれ
何度もリピートされる言い訳も
本当の僕の唄さ
さあ歩いていこう
さあ歩いていこう。
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この街に生まれて
はや幾年
流れたのか
気づかないあいだに
街の姿も変わり
僕を見る人の目つきも幾分か変わって見える
だけれど誰がなんていったところで
これが僕の頑張った結果だ
何も言えやしないさ
これが僕のしぼりだした精いっぱいだ
他人と比べられたって 差が出るのは仕方ないことだとわかってる
ずいぶん 差をつけられたもんだ
それでも 僕は僕の今を精いっぱい生きてるんだから
高らかに自信持って笑っていようじゃないか
僕が見ていた 未来ってものは 僕の頭が勝手に創り出した幻
今 見えている 平凡な日々が現実なんだ
誇れるようなものなんて 探したってさ
あるわけもないけど
あるとするなら
僕がここで生きてる今が何より誇りだよ
不要なものは何もなくて
必要なものも何もないけど
かけがえのないものならいくつでもある
だから 大丈夫さ
ため息なんて 鼻で笑ってそのへんに捨ててやるさ
さあ 歩いて行くんだ
自分の背中を押せるのは他人より自分だよ
理想ばかり抱えていた夢見がちな自分にさよならできたら
もう一度、
未来での自分の座席を 探しに行こう
明日より今を見つめて
夜空の中でひときわ輝く一番星を探すのは難しい
だけれど 自分の選んだ 道を歩くなら誰にも文句は言えない
だからひとつだけの一番星より
平凡でも幸せな
人生を生きたい
ここにある
シンプルな願いは
いつしか
僕を強くする
魔法になった
さあ世間の風に吹かれて 心揺らぎそうになっても
生きていくと決めたときから 僕は弱い心捨てたんだ
だから 歩いていくよ
だから 生きていくよ
明日より今を見つめて
悲しみより喜びみつめて
お金より見えない幸せ信じて
ゆっくり
ゆっくり
歩を進めて行こう
明日より今をかぎりなく見つめて
見つめて。
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空き缶がリサイクルされるように
ペットボトルがリサイクルされるように
悪循環に陥ってゆく
絶望的なサイクル
意味もなく淡々と繰り返す
使い古されたジョーダンのように
それはゆるやかに流れてゆく
昨日まかり通った言い訳が 今日にはただの 戯れ言に変わり
忘れ去られた言い訳さえも 時間が経てばまた息を吹き返す
悪循環なこのループはつづいてゆく
誰かに頼りきり
誰かと踊るワルツ
絡み合う声と声
言い訳を肴に
飲み明かす真夜中
酔いはすぐに覚める
禁断症状は思考を狂わす狂気の試飲 身も心も精神も滅ぶまで繰り返される魔性のミサ
回りつづける 観覧車のように 僕らは 出会うべくして出会ったのさ
そして生きるべくして 今日を生きてる
意味など求めたところで幻
もう少し 酔っていよう
シワのない脳みそで考え得るかぎりの悪巧みと
悪魔の微笑みで
この世界にささやかな爆発を起こしたそのあとに
消えてゆければ
僕は幸せさ
日々ループする魔法の世界 右往左往していた僕ら ひとつになる
ここらで一発
かますのさ
そしてまたいつかの言い訳が誰かの判断力を鈍らせるように
真実を遠ざけてゆく
サヨナラ 貴重な僕の営みよ
ここからまた何もかも新しくなる
明日には 僕はまたひとつ 何かが違う僕なのさ
空き缶がリサイクルされるように
ペットボトルがリサイクルされるように
それはごく日常的に行われる簡単な処理
ボタンひとつで
つぎなる時代へ
ループする世界
見知らぬ世界へ
つま先が出た
途端に 物語は
急カーブをむかえる
その先にあるものは?はたして
意味もなく
笑うのはなぜ?
意味もなく
泣くのはなぜ?
ループし続ける世界
明らかになる僕の嘘
ほらね
連続するループ
なだれ込む情報の数 ハンパないことうけあい
ループに重なるループとループ。
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朝から 雨の降る土曜日
心まで曇りがち
誰かのせいにしたくなる
たとえばどんな悪行も
自分のせいにはできないよ
何より自分が大切だから
心の中に悪魔を宿した僕には
自分を守ることは
限りなく
他人を傷つけることと同じだった
俯いてる あなたの目には何が映っていますか?
まぶた閉ざした
美しいものさえ
見ることを拒んだ暗闇の中には 何が見えていますか?
何も見えるわけはないんだ
あなたの目には何も映っていない
だけれど あなたはまだ生きることをあきらめてない
希望を少し
抱いているから
ほら朝が来たときに
あなたは雨にわざと濡れた
それは、生きてることを確かめるためでしょう
だから笑ったんだね
冷たいと感じたときに
あなたはまた今日を生きることを選んだんだね
そうして繰り返してゆくことを決めたんだね
正解でもなければ
間違ってもいない
答えを抱いたまま
いつまでも 解らないまま ずっと悩んでいよう
ずっと迷っていよう
それこそが旅なんだ
それこそが人生なんだ
あなたは深く
深く うなずいた
長い間 閉ざしていた
心の目を今 開き
そこに見たのでしょう
生まれたての希望
ほらね、それはたちまちおだやかな唄になる 唄になる。
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僕の目に映る世界は
少しずつ変わってゆくよ
新しくなるたび
古びてゆく何か
部屋の模様替えのように 世界もその様相を変えながら
変わりながら
君の目に映る世界も変わってゆく
君の目にはどんな世界が見えているのですか?
僕と同じ世界ならば
同じ感想を持つのかな
君が見ている世界は
きっと角度も見え方も違うから きっと
同じふうには見えないけど
僕の目には今
君が見えてて
君の目には今
僕が見えてる
これだけは確かだ
ふいに浮かんでくる
邪悪な気持ちも
粗悪な心も
君が包んでくれるというなら
僕の目に映る世界はたちまち鮮やかに染まるよ
君の目に映る世界へ連れて行って
薔薇色の世界へ
君の目に映る世界へ連れて行って
瑠璃色の未来へ
暗闇を抜けたところにある 光あふれる朝へ
連れて行って
連れて行って
愛という 簡単な
名目を 携えて。
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いつもの道を
いつものように
歩いていたら
なんだか素敵な
景色に出会える気がして自転車飛ばして
出かけたんだ
哀愁ただよう
裏通り
夕暮れが染める空
連なるブロック塀
哀愁連日
本日晴天なり
明日も晴れやがれ!
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誰もが 抱えてる
明日への不安を
遠い未来への不安を
すべて背負って
人は生きてく
誰もが今を生きてる
新しく描かれた1日に
夜明けが訪れる
ほら 君を照らす朝陽がまぶしいのは
君が今日も生きているからだ
ちゃんと確かめなさい
いままで僕が来た道をこれから誇りに思えるような 大きな夢を目指して
大げさなくらい
憧れ抱き
歩いてゆこう
僕が来た道を
どこまでも
どこまでも
歩いてゆこう
足跡は途中で止まるけど ひとつさえ消えないまま残るから
見えない証を刻むのは明日の君だよ
さあ 歩いてゆこう
僕が来た道を
いつまでも
いつまでも
光と影が交わる世界で嘘をつくことをおそれるんじゃなくて
嘘におぼれない勇気持つことを大事にしようね
ほら僕の住むこの街に夜明けが来る
新しく描かれた1日に 僕の笑顔も描かれて 白い雪を背景に世界は真っ白く染まる
僕が来た道にも
雪が積もるよ
さあ 風邪など
牽かないように
暖かくして
出かけよう
一歩、一歩と
歩いてゆこう。
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涙を見せなさい
そしてその笑顔をしまいなさい
どうして悲しいはずなのにあなたは笑っているの?
愛想笑いをしまいなさい
涙を降らせなさい
道化師になった覚えがないなら
へたくそな笑顔はしまいなさい
そして涙流しなさい
僕が見たいのはいつだって 太陽みたいな君の本当の笑顔だから
偽物の笑顔はしまいなさい
そしてせめて僕の前では本当の君でいなさい
悲しいなら 悲しいなりに 泣ける そんな
嬉しいときは 嬉しいなりに 笑える そんな世の中なら
嘘なんかつかなくても素直にもなれるのに
自分に嘘ついてまで笑いたくなんてないよ
だから 逃げ出した
今まで ずっと 逃げてきた
愛されることもなく
愛すこともないままで
本当のスマイルに出会えないまま
大人になったんだ
優しい月明かりに照らされて 夜の片隅たたずめば 何かわかるのかい?
神様が僕を描いた意図がいまだにわからないよ
多分ずっとわからないよ
世界中のスマイルを
僕は信じられない
テレビを観ても
周りを見渡してみても
すべてが嘘の笑顔に見えてしまう
聞こえてくるもの
見えてしまうもの
僕には何もわからない
君に何がわかるんだろう?
僕にも何もわからない
君の何がわかるというの?
だから二人は背を向けて
過剰すぎた僕らの愛に終わりが来たとき
君は最後に見せたのです
本当のスマイル
やっと 見れたよ
本当のスマイル。