詩人:どるとる | [投票][編集] |
夜は朝を食べる魔物
朝は夜を食べる魔物
ちなみに僕は草食で彼女は肉食だ
やがて朝は夜に食べられて
まるで食物連鎖のようにまた朝が夜を食べる
夜という魔物がすべての光を食い尽くして
その残骸が人口の光だけになったら
街は暗闇の中
魔物の胃袋の中
なかなか眠れないや
理由は特にはないが
それでも眠れないや
錠剤は効かない
銀盤の上でダンスを踊るように
円を描くように彼女はコーナーを廻る
僕は夜の魔物と戯れて
ひとり口笛を吹く
明日の天気など
どうでもいいから
少しだけ夜の魔物よ
僕に光を残しておけ
君の家へとつづく路がわかるように
今夜も息を荒らげて
路なき路を進む
君の家の灯り
見つけたら
僕の鼓動はオーケストラ並みに高鳴る
さあ 慰めのひとつも用意しておけよ
本当、気が利かない人なんだから
それでも好きな人
夜に食べられた
朝が僕に言うよ
私は夜に食べられるための朝なのさと
そして
夜はこう言うよ
わが輩は朝に食べられるための夜なのだと
明日になれば立場は逆さまになる
僕と君のように
君と僕のように
夜が朝と戯れるように
僕も君と戯れるのさ
死ぬまで、たぶん
いくつかの夜と
いくつかの朝と
食べ残された
休暇を残して。
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今日もたくさん笑いました
今日もたくさん泣きました
今日もたくさん怒られました
今日もたくさん喜びました
今日もたくさん悲しみました
いろんなことがいろんなところでありました
朝ご飯を食べて
昼ご飯も食べて
夕飯を今食べて
布団を敷いて
今までの一連の流れが幸せというのなら
間違いじゃないね
僕はひとり頷く
天井眺め
意識遠ざかるまで
夢心地
明日もたくさん笑えるかな
明日もたくさん泣くのかな
明日もたくさん怒られるかな
明日もたくさん喜べるかな
明日もたくさん悲しむのかな
いろんなことがあったけど僕だけが幸せなんてことがないように
この世界に生きているすべての人たちの幸福を祈るよ
今日どこかのだれかが見つけた虹が
べつのどこかでべつのだれかが見てる惨たらしい戦争でも
神様は責められない
それは仕方ないことだと
だれかにはそれが日常茶飯事だ
こうしてのんきにあくびしてる瞬間もどこかで命がまたひとつ戦果に散っていく
それでも僕は僕の今日を生きるとしよう
つまらない慰めや
つまらない同情は
やめにして
募金箱に小銭を入れたら 笑いましょう
今日もいつもの今日でしたと
夕焼け空 見上げている今がある幸せ
かみしめながら
吹けもしない
口笛をBGMに
頑張りましたとはなまるをあげよう
ほら、魔法みたいに
1日はすぐ終わる
あんなにつらかった時間さえも 気づけば夢のように終わる
笑顔より涙が目立った日でも
負けるな
大丈夫
明日は晴れるから
信じることが
ときには自分を救う
明日は明日の風が吹く
良いように考えよう
ふつうがいちばん
幸せだってこと
忘れなければ
いくらだって
僕ら笑えるよ
いくらだって
僕ら泣けるよ
今日もいつもより
ちょっと良い日だった
べつにたいして変わらないのに強がる僕も好きになれたら
今日もいつもどおり大成功。
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流れるように唄います
流れるように生きてます
聞こえるでしょうか
規則正しく刻む命の音
あなたへと流れるように唄っていく
聞こえるでしょうか
時に乱れる生きているという音
今日もあなたの中で
僕の中でみんなの中で
脈打っている
命の音。
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夜を食べる朝という魔物が吐き出した新しい1日
目覚めるまでは
気づかないまま
朝は少しずつ
築かれてゆく
太陽がくれる陽射しはあたたかく
月がくれる月明かりは優しく
今日も僕は幸せです
さあ真っ白い紙に何を描こうかな
見えないペンを持つ手が
奮えているよ。
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不器用だけど
危なっかしいけれど
君のためならば
いつだって
いつだって
僕は本気になれるよ
この熱い思いを受け取ってくれるかい?
たくさん
苦労かけるかもしれないけれど
二人ならばやっていけると思うから
君じゃなきゃ
君じゃなきゃ
後悔が残るから
この思い受け取って
どこにいたって
何をしてても
最近は君のことばかり 仕事も手につかない
オーマイガール
君の心に話しかけるよ
ささやくように
愛してるってさ。
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世界一 好きな人へ
この思い伝えなくちゃ
泡になってしまうまえに言葉にしなくちゃ
時の波に押し流されて昔話になってしまうまえに
白百合のような
汚れのない人よ
今まで 言い損ねてきたこと全部話すから
聞いておくれ
好きだよ…
今夜はたぶん
長い夜になるだろう。
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何も見えないよ
暗い海を照らす灯台の光だけがともる世界で
手探りで
明日へとつづくドアを開ける
ここから君に
手を振る僕の影が
見えるかい?
光の加減で
ゆがんで見える影も
君になら僕だと
わかるだろう?
僕も君の影が
見えてるから
離れ離れの日々
さみしさが募ります
それでも心は離れないままひとつさ
君を照らす月明かりよ
どうか君の切ない夜を優しく照らして
君に照りつける陽射しよ
どうか君の凍てついた心をあたためて
春が来たら
また会いに行くよ
君の心にも春風が吹くように
願っているよ
僕が春風になるよ
近いうち吹いていくよ
桜色の季節まで。
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僕がつく嘘はだれも救えない
僕がつく嘘じゃだれも助けられない
僕が嘘をつくたびだれかが傷ついてる
僕が嘘をつくたびだれが涙を流す
僕はだれかを知らないあいだに傷つけて
僕はだれかをそんなつもりはなくても悲しませた
だれかに好かれようとして 偽りの自分演じただけの僕はただの嘘つきだ
本当の自分見せるのがとてもこわくて
嘘つきの僕は嘘ばっかついていたよ
本当の自分はひどくかっこわるくて
自慢できることなんか何もなくて
だから嘘の自分をつくりあげたけど
君にはやっぱりばれたよ
君が本当に愛していたのは嘘つきの僕じゃなくかっこわるくて情けない僕だったんだね
それが僕がついた嘘のすべて
嘘なんかつかなくても僕は君に愛されていた
僕は気づけなかった。
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無理しないていどに
がんばりなさい
けがしないていどで
がんばりなさい
無理したってあとが辛くなるだけだよ
無理するならがんばらなくていいよ
がんばれない時には僕に言ってよ
無理するまでからだこわれるまで
がんばってしまうのも人間だけど
無理するまでがんばったってそれはえらくないよ
わるいけどねそれはただのばかだよ
強がるなよ
気を遣うなよ
自分を大切にしなよ
がんばれないときは
横になりなよ
少し休みなよ
からだ休めなよ
人生、がんばることも大切だけれど
むりしないていどで
けがしないていどに
がんばれよ
眠れない夜がおおいなら僕を呼んでよ
大したことはできないけれど
慰めるだけ
慰めたいよ
所詮自己満足だよ
でも心配なんだよ
だからさみしいときにはだれかを頼りなよ
かならず君を思う人が傍にいるよ
たとえば君のことが
世界一
大好きな僕みたいな人がいるんだよ
僕はちっちゃな声で言うよ
自分のできる範囲でがんばれよ
でも、けっしてむりだけはするんじゃないよ
強がるなよ
気を遣うなよ
自分を大切にしなよ
がんばれないときは
横になりなよ
少し休みなよ
からだ休めなよ
人生、がんばることも大切だけれど
むりしないていどで
けがしないていどに
がんばれよ
目を閉じて浮かぶ
輝く明日
澄んだ空に白い雲と
いつもの君が笑ってるイメージ
正夢のように 現実になったら
僕はうれしすぎて
泣いてしまうよ
がんばる君も好きなんだけど がんばりすぎて疲れてる君を見るのは辛いんだよ
だから
お願いなんだ
ずぶ濡れの雨に濡れながら
傘もささずに笑顔で歩くようなもの悲しい日々よ
早く 晴れ渡って
太陽よ顔を出せよ
君が笑えないじゃないか…
僕も笑えないじゃないか…
神様が良くても
他人が良くても
僕は笑えない
君は笑えない
だから…。
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僕は君のために
なにができるんだろう
なにをしたいのだろう
特別なことなんか
できないけど
魔法使いでもないし
マジシャンでもないから
つまらないただの男だけど
たとえば寒い夜には傍にいて
夜通し 君の愚痴を聞くよ
たとえばさみしい時にはできる限り傍にいて いろんな話をしよう
僕ができるのはちっぽけなことだ
だけど
ただの人間ができる事を精一杯、目一杯するからね
たまには立場を変えて僕の愚痴も聞いておくれ 君の話も聞かせておくれ
僕にも君と同じように眠れない夜やさみしい時があるからね
そんなときには傍にいて話し相手になってね
ただの人間の君だけどだれより愛する人だから
君が傍にいてくれることがいちばん僕には支えになるから
ただの人間どうし
寄り添いあって
生きていこう
ただの愛をつらぬいて
ただの幸せをつかまえて
愛することの喜び
愛されることの喜び
重ねる時間
増えてゆく記憶のページ
ただの一生にただの幸せを
ただの人間二人で
築いていこう
小さくてもいい
貧しくても構わない
君が幸せならば
君が笑えるならば
僕はただ働いて
君に楽させるから
ただの人間の僕だけど愛してるよ
君のこと
僕ができるのはつまらないことだけど
ただの人間ができる事を精一杯、目一杯頑張るからね
見守っててね
応援しててね
君の笑顔が何よりの僕の力になる
ほら、今日も
僕はかぎりなく
愛されてる
ほら、今日も
君をかぎりなく
愛している
ただの人間の中にあふれる形のない思い
熱く燃えながら
僕を包む愛の炎
熱いくらいに
燃えている
ただの人間のくせに限界を知らないみたいに
どこまでも頑張れる
それが人間です
すごいでしょう?
ただの人間ができる事は意外と多いのさ
不器用だって
危なっかしくたって
ただ君のために
ただの人間はいつも生きてる。