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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[2379] 幸せという名の風景
詩人:どるとる [投票][編集]


悲しみってなんだろう
喜びってなんだろう
幸せってなんだろう
考えだしたらきりがない
僕は眠れない

夢ってなんだろう
愛ってなんだろう
友情ってなんだろう
考えたってわからないよ
君もわからない

ここに僕がいて
そこに君がいて
時には笑って
時には泣いて
たまにけんかして
すぐに仲直りして
そんな暮らしの中で
思うこと たくさんありすぎてどれが愛でどれが喜びでどれが悲しみなのか時々わからなくなる

ただいそがしい毎日にかき消されて
本当の幸せってものが見えない
本当の喜びってものがわからない

それでもわかってるのはあなたが笑うと僕もうれしくて
あなたが泣いていたら僕も悲しくなってしまうような心のつながり感じる時の言いようもない喜びがある幸せ

特別なことじゃないよ
きっとありふれてる毎日の中にそれは咲いているのさ

見つかりづらくはないよ
探してみるとあるよ
きっとあたりまえすぎて見えないだけだ

たとえばあなたがくれるぬくもり
たとえばそこにある春の匂い
たとえばあたたかいこたつ
たとえばきれいに咲いた庭の花々
たとえば予想以上に多かった給料

そんな些細な出来事のひとつひとつに幸せは隠れてるのさ

見渡さなくても
目を凝らさなくても
幸せはすぐそばにあるのさ

僕とあなたが笑う場所が
二人が落ち着ける場所が

幸せという名の風景

つまらないものに目がくらんでた
僕には見えないでいたけど今、見えたよ

幸せという名の風景

霧が晴れたら
笑う君がそこにいた。

2011/01/22 (Sat)

[2378] 流星群の夜
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なんだか眠れない夜
気を紛らすものも何もなくて
理由もないのに
眠れないのさ
どうせ明日は日曜日
まあ別にいいけど
何もやることがなくて時間持てあましてる

空を飾る 銀の星
父と母と離れて暮らす寂しさよ
アパートの窓ガラス越し いくつもの星が流れていった

願い事する 余裕もないけど 心の中で祈った

どうか、明日もいい日でありますように

僕はなんの迷いもなく願った

特別なことなんか
何もなくていいから

どうか、明日も何事もなく無事に終わりますように

夢のない人さ
それでも
満足さ

そんな流星群の夜

やがて安らかな
睡魔がやってきて
僕は夢の中へ
おぼれていくのさ

今夜もおやすみ

明日が待ち遠しいから
静かに目を閉じよう

お星さま おやすみ。

2011/01/22 (Sat)

[2377] 
詩人:どるとる [投票][編集]


みんな何を急いでるんだろう
みんな何に躍起になってるんだろう

よくあんなに笑えるな
なんの得にもならないのに
馬鹿みたいにお世辞と愛想振りまいて

僕にはできないな
おまえもそう思うだろう?半分に欠けた月よ

群になじめずに
群からはぐれた
狼のような
僕は
気づけば独りきりだったよ

それでも
僕はそれを恥じたことはないよ

だって僕は強がりだからね。

2011/01/22 (Sat)

[2376] ピエロ
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窓辺に椅子に腰掛けて 夕暮れのだいだい色に染まる 空を眺めてる

他人には小さなことかもしれないけど
僕には世界が終わってしまうくらい
重大なことなんだ
笑わないでおくれよ

僕は今、とても笑えるような気分じゃないんだ

通り過ぎる人は
ある人は僕を慰めて
ある人は僕を蔑んで
ある人は無視をする
でも、本当に僕の身になって考えてくれる人はひとりもいなかったんだよ

独りきりがさみしくないわけないじゃないか
ただ強がることしかできないだけなんだ

今日も涙を風に流して 朝から今までピエロのように 今にも泣きそうな顔で精一杯笑っていたよ

ピエロの笑顔がたそがれの色に染まる時
ピエロの化粧は落ちて 涙に濡れた本当の僕の素顔が露わになる

もう嘘はつけないね
そうだよ、僕は今まで嘘をついてたよ
悲しいのに笑っていたよ

でももう限界だね
僕はピエロじゃないから笑い続けられない

ほら、うつむいてる顔をあげてごらん
きれいな涙が
輝いているだろう

僕はあまりに
美しい夕暮れに
涙を流したよ

この空は何ひとつ
偽らない
この色には何ひとつ
嘘はない

だから僕も悲しいのに笑うのはやめて
プライドも面子も捨て去って素直に泣きます

それが本当の人のあるべき姿だよね。

2011/01/22 (Sat)

[2375] 猫の唄
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僕の家の近所に住んでる猫はいつもいつもあの公園で一匹でさみしく遊んでる

だけどだけどあの猫も年寄りだから もうすぐしたら仏様になってしまう

いつもいつもとぼけた顔で僕のおやつを持って行くあいつを憎めない
あいつはかわいい猫だから

猫が鳴くたび思う
あと何回この声が聞けるかな

そう思うとさみしくなる

やがて猫は死んで
飼い主も死んで
家は取り壊されて
売り地になって

僕だけがあの猫のこと覚えてる

名前さえわからない
年寄りの猫ちゃんよ

僕は意外と好きだったぜ 君のこと

今日も公園の中
君を探してしまう

気づいたら
泣いていた
君は天国なのにね

そんな猫の話。

2011/01/22 (Sat)

[2374] 情けないのが僕なのさ
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風が吹けば花は揺れて
夜が来れば星が流れて
朝が来れば日が昇って

あたりまえなことが
そんなような出来事が続いていく幸せ
かみしめながら
生きているこの頃

独りきり黄昏て
窓辺にちょこんと座って
オレンジ色の空
眺めてる時もあるさ

人間って勉強ができたり 他人に気を遣えるだけが人間じゃない
何もかも完璧にできる人よりこの人大丈夫なの?って心配されるような人でも優しさや愛にあふれてる人のほうが素晴らしいはずさ

僕はそんな人になりたいのです
万人に好かれるよりたったひとりの人に好かれるような
そんな人を目指してるんです
だから好き好んで
人から好かれるような人にはなりたくない

あたりまえに笑って
あたりまえに泣いて
欲に勝てずに財布空にしても へらへらして だれかに叱られても澄んだ瞳で空を見つめてる
曇りのない未来を

そんな僕はいつまで経っても変わらない
悪いけどね 僕は大人には向かないんだ
子供みたいに
ピュアな心で
風と戯れるような
日々がお似合いなんだよ

悲しい運命にも白旗振って
もう降参だよと
夢も諦めてしまったけど明日も僕は僕をだれより信じてるから

関係ないさ
だれがどう言ったって

情けないのが
思うよりかっこいい
僕なのさ

決めポーズは無いけどね
明日も僕は僕で行きましょう

悩んだってはじまんないさ

精一杯挑んで
間違ったって
笑っていよう

思うより人生は
生きることが
いちばん難しいんだ

生きているだけで
あっぱれだよ

あまり無理しなくてもいいから
怪我しない程度に
生きていけばいいよ

僕は今にも倒れそうな僕にそっと言うんだ。

2011/01/22 (Sat)

[2373] 時には薔薇のように
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優しさだけじゃ
生きていけない
それでも僕は
優しくしたい

厳しいのは
好きじゃないから
あなたの心に降る
雨を止ませられないまでも弱まらせてあげられたらいいな

ひまわりのように
夏の熱い陽射しを浴びて元気に咲いて
それでもか弱い
白百合のような
あなたは僕の恋人
些細なことですぐ
ムキになるけれど
優しいあなたは
僕の全てさ

壊れた時計のように
時には僕だって薔薇のようにトゲトゲしい 花になるけど
大切なことはいつも胸の中にあるから
君が教えてくれるんだ

長い夢から覚めたら
目の前に君がいて
とぼけた僕がいるようになんでもない朝の1コマ

ぎゅっと抱きしめてくれる君のぬくもりが僕の中の薔薇を白百合に変えてくれるよ

飴色の夜明けと
目もくらむほどの
まぶしい朝に包まれて

笑う僕と君
幸せを絵に描いたような1日がここに咲いていた。

2011/01/22 (Sat)

[2372] ポエニスト
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楽器の弾けない
人だから
この歌声だけが
楽器のようなものさ

譜面も見れない
人だから
音符なんかも
僕にはただのおたまじゃくし

だけれど僕には
言葉がつかえるから
真っ白な紙に思いを綴ります

時にはあなたへの熱い愛を言葉に
時にはこの目で見た景色の感想を言葉に
時にはこの耳で聞いた音を言葉に

見えない世界を絵に描くように そこにはない景色を言葉にするんだ

僕は言葉という楽器を奏でる 見えない音と戯れる
詩人という名の
ポエニスト

季節も時間も無視して
今いちばん描きたい世界を言葉にするんだ

時には悲しみを言葉にして
時には喜びを言葉にして
時にはだれかへの感謝を言葉にするよ

時にはあなたへの熱い愛を言葉に
時にはこの目で見た景色の感想を言葉に
時にはこの耳で聞いた音を言葉に

見えない世界を絵に描くように そこにはない景色を言葉にするんだ

聞こえない音を刻むように ありもしない世界を築くんだ

言葉が僕には楽器なんだよ
歌声が僕には楽器なんだよ

さあ 今日も奏でよう
周りにあるなんでもない景色がいつでも特別な言葉になる
あなたがくれる優しさが あふれる愛が言葉になる

さあ 今日も描こう
新しい世界を

言葉と言葉をつなぎ合わせて
声をそこに乗せて
歌にだってなるさ

僕は歌うポエニスト
何もない景色に色をつけるんだ。

2011/01/22 (Sat)

[2371] プロペラ
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回されるんじゃなく
回すんだ

歩かされるんじゃなく歩くんだ

生かされるんじゃなく生きてるんだ

プロペラが回るように意味なんかないんだ

僕はただ回りたいから回り歩きたいから歩き生きたいから生きてるんだ。

2011/01/22 (Sat)

[2370] 愛のうた
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世界一大げさな愛を
受け取ってほしいのさ
言葉じゃ役に立たなくて仕方ないんだ
だからなんとなくでもいいから
この胸悩ませる不可解ななぞなぞ読み取っておくれ
僕の愛の全て

何気ない街の片隅に咲いた僕という花が見つけた光
君という光

もう僕は君に一目惚れしてしまったから
引き返せない
迷路の中で
愛を叫んでる

世界一大げさなくらいの愛を受け取ってほしいのさ
君だけに
君だけに見せてあげたい 愛の全て
僕がどれだけ君を愛してるのかを
言葉じゃない
何かで伝えたい

精一杯の愛のうた
目いっぱいうたうよ

だから聞いておくれ
君だけに届けるから

言葉をこえた世界の果てで出逢いましょう。

2011/01/22 (Sat)
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