詩人:どるとる | [投票][編集] |
黄金色の月が輝く夜空の下を
今日は久々の希望引き連れて歩く
ため息はぐっとのみこんでしまえば
あとは君の愛が涙の後片付けしてくれる
疲れ果てたからだを何も言わずに慰めてくれる君のやさしい笑顔に寄り添うように聞こえる懐かしい誰かのメロディ
お疲れさまと言ってくれたときの君の声に乗せるように
愛してるって何度も言うよ
君の優しさに魅せられて
君のぬくもりに魅せられて
今日も僕は君を眠らずにずっと見つめていたい
まばたきすることさえ惜しいほど君は美しいから
さあ なんの話をしよう?尽きることはないふたりの夜話
さびしい心に寄り添うように窓辺月が照らす
そんな夜のものがたり
恥ずかしいような
照れくさいような
気持ちで
笑っているよ。
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光り輝く
明日を夢見て
何度も目覚めて
何度も眠っても
まだめぐり会えない
きらめく明日
出会いと別れ
いくつか
繰り返して
胸に残る
残り火も
小さくなって
あふれ出る希望と
それを遮る影が
太陽隠す雲のように
目障りだな
それでも明日を信じるしかない僕は
笑いながらも
ぬぐえない
不安抱えながら
ふるえる声でうたう
さびしさ募らせる希望とは名ばかりの慰めの唄。
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悲しみも
喜びも
ぜんぶ
のみこんでしまえば
あとはすべて
記憶が食べてくれる
僕らはただ目の前にある生活に忙しくしているだけで時間などは費やされてしまう
何も考えずに
景色に目を向けるとか
風の音や木々がさわぐ音に耳を傾けるとか
そんな開け放された自由な時間恋しがりながら
本当にやりたいことはできずにいるのさ
なんとなく眠れない夜
時間をもてあました僕はバラードを歌うのさ
聴いたこともない
僕がつくったやさしいバラードで心を慰めるんだ
悲しみも喜びも
忘れてしまえば
通り雨と笑えるけど
やっぱり
ずっと消えないな
だから今夜も悲しい記憶に悩まされるから
バラードを歌うのさ
やさしいバラードで心を慰めるんだ
気休めだけど
少しやさしくなれる。
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僕に見せまいと
手のひらで隠してるけどはみ出してるのはバレバレだよ
とりあえず泣き顔を見せてごらん
恥ずかしがらずに
迷惑なんて 思わないよ
だから見せてごらん
今夜はめずらしく
満月だから
一緒に窓辺にふたつ椅子を置いて ふたりで月や星を見ないか?
なりは小さくたって
中身で勝負してる愛だってことを忘れないでおくれ
一寸法師だってさ
大きな鬼を打ち負かしただろう?
ふたりのひとみに今
うつっている数えきれない星の数だけあるのさ
僕が君を思うように
君が僕を思うように
この世界には今も
誰かが誰かを思うような 確かな愛があるから
僕らの中にも
愛があるように
風が吹けば花は揺れ
朝が来れば日が昇り
夜が来れば日が沈む
すべては繰り返すこと
愛が地球を回してる
少し大げさだけど
僕は限りなく
そう思うよ
守るべき愛を見つけた今はね
そうさ
誰かが誰かを思うように
たとえば 僕が君を
君が僕を思うように
それはごく自然に繰り返されるメリーゴーランドの要領で回る 時計仕掛けのデスティニー
君が僕を回してる
僕が君を回してる
本当は君に振り回されてる
それはそれはなんてなんて幸せなことだろうか
誰かに自慢したくなるね
でも僕と君だけの秘密さ
ずっと傍にいて
愛してるよ
僕に言えるのは
こんなことだけ
耳をすましてごらん
君を呼んでる僕の声
遠くから近づいてる
幸せという名の足音
天使の喇叭が美しく
鳴り響くのさ。
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僕はこれからだれにも行き先告げずに
行方不明になった僕を探しに行くよ
涼しい顔をして通り過ぎていく
薄情な人たちの呼び止める声なんかすべて無視して
独りきりの夜
雪が寂しささえも
覆い尽くすよ
真っ白く染めるよ
白いお髭をたたえた
サンタクロースからのひと月遅いプレゼント
いつからか
素直に笑えなくなった僕へ
そっと雪の夜に歌いかけるんだ
表情を凍らせる雪が溶けたら寂しさがあらわになるから
その時肩の力抜けたら涙が急にあふれ出すんだ
昨日とか数年前とかそんな話じゃなくて
もう何十年も前からつづいてることなんだ
笑えなくなった僕へ
どうしたら笑ってくれますか?
僕でも説き伏せられないよ
無力さを痛感して
ひれ伏す 涙に溺れて
僕は僕を見失った
だから今夜は眠らずに悩んで悩んで僕を探すよ
笑えなくなった
理由も
笑えなくなった
原因も
すべてすべてすべて
僕の中にあるのなら
それは雪が溶けてから解ること。
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悲しいことばかりじゃないさ
人生は楽しいことだってたくさんあるんだ
大波小波で僕らは揺られて
時々船酔いしたように不安に立ちくらみする
それでも それでも
生きていくのは
何のためだろう?
この雨がやんだら
どこかへ出かけよう
小さな希望ぶら下げて
濡れた洗濯物
また干して
虹を探しに行こう
雨がやんだら
ぬかるみに咲いた花も顔を上げ
雲のうしろに隠れた太陽が見える
浮かない顔してた君の笑顔が見える。
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僕を生んでくれて
ありがとう
僕を育ててくれて
ありがとう
ありふれた
言葉がいちばん
伝わるね
心にじーんと響くね
今まであなたにかけた迷惑などは
もはや忘れてください
僕はこれからあなたのために生まれ変わるから
細かいことは気にしないでさ
僕と手を繋ぎましょう
ありがとう
ありがとう
数え切れないほどの感謝の気持ちを今
伝えましょう
僕があなたに
いちばん伝えたい
言葉
ありがとう。
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単純な気持ちを言葉にするとき なぜか人は戸惑ってしまう
わざと遠まわしな言葉でごまかしちゃう
燃えるような夕陽が空を真っ赤に染める
誰かが言う
さよならを合図に
チャイムが鳴ります
『蛍のひかり』
きれいだな
ラララ 今日もお世辞にもいい日だったとはいえないけれど
燃えるようなきれいな空だから
ぜんぶぜんぶ許しちゃうよ
僕も言うよ
さよなら
また明日
手を振る帰り道
影を揺らして
ママと手をつないで
かすかな街灯が照らすだけの夜の闇の中へ消えるふたつの影が口をきく
僕、晩ごはんは何?
ママ、今夜はカレーよ
そんな会話も
あたたかいな
ドアを開けると
あふれ出る
ひかりがもれる
母親は言う
家族はカレーライスみたいもんさ
たくさんの具があってカレーの中で仲良く並んでるから
ちょっと不器用なたとえ話さ
でもママは幸せそうに僕の頭を撫でるのさ
やっぱりありふれてても普通がいちばん幸せだね
ママがいて
僕がいて
パパがいて
そしていつも1日の終わりに空を染める
きれいな夕陽があれば
涙なんて
いつの間にか 消える。
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歩いていこう そう決めた時から
僕は絶対に負けない強さを知らないあいだに手に入れたんだね
僕の人生は誰かに自慢できるような
そんな素晴らしい人生じゃないけど
努力する気もないし
悪いところ改善する気もないけれど
1日に一回は笑えりゃそれはそれでいい日だった
そう思えれば
僕の人生も捨てたもんじゃない
そう思えるよ
バラバラのパズルのように 少しずつ
本当に少しずつ
僕の人生は
ひとつの絵になっていくんだ
そして
涙も笑顔も
きらめくだろう
ほらね一秒ごとに
生きてるだけで奇跡みたいなもんだ
今日も笑えたよ
これが幸せってことだよね
僕の人生よ 大したことできなくていいから
カッコ悪くても
この窓から見えてるような普遍的な景色でもいいから
1日一回笑えて
幸せかみしめられたなら
泣いちまうくらい
幸せになれるから
なれるから
僕の人生よ
華々しく
このまま
まっすぐにのびた道を歩かせてね
青空と 誰かの笑顔
独りきりの夜
さすような冷たい風
眠れない理由と
歩き出すきっかけ
そんないくつもの
ページの中
僕の人生は
描かれている
今日も僕は
笑って 泣いて
たまに叱られて
ふてくされて
黄昏て
それでもここで
僕は僕として
生きてるんだよ
考えたらそれだけで
素晴らしい人生だ
負けないでいられるコツは意地の悪さだぜ
さあ 歩いていこう
僕の人生のオケツまで
雨降って地固まり
僕の意志も固まる
そしたら行こう
くだらない偶然の産物に囲まれて
幸せそうに微笑んで
僕の人生は続きます。
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『はい』と『いいえ』の真ん中の答えがいちばん正しい
『はい』と『いいえ』だけでは割り出せない答えがあります
それが個性です
間違った答えでも
光る個性です。