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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[2339] 視線の雨
詩人:どるとる [投票][編集]


冷たい視線の雨にうたれて 感情は胸の奥隠したまま

僕は嘘みたいに
笑って
僕は嘘みたいに
泣く

覚めやらぬ悪夢に魘されて。

2011/01/12 (Wed)

[2338] 本の虫
詩人:どるとる [投票][編集]


何もやることがないのに
眠れない真夜中は
本を読んでる

たいした本じゃないが好きなジャンルだ
文字を読むだけで頭が良くなるような気がするんだ

そのうち眠くなる
だから眠くなるまで読む

真夜中の黙読会
声を出さずに
読むんだ
ジャンルは様々
時にはファンタジー
時にはミステリー
時にはホラー
時にはサイコスリラー
時にはバイオレンス

今夜は何を読もうかな

僕は夜行性の
本の虫

ただでは眠れないよ。

2011/01/11 (Tue)

[2337] ピカソのタッチで
詩人:どるとる [投票][編集]


誰かが描いた油絵の中で物語は生き続ける
誰かが描いた水彩画の中で僕らは踊り続ける

口も鼻も目も
でたらめだけど
人のような
人じゃないような
人は笑い
時には泣きます

僕の人生も
でたらめな構図だが
ピカソのタッチを
考えれば
マシなもんだね

天才の考えることは理解できないが
凡才が考えることは考えるまでもないほど単純だ

今日も僕はまっすぐな線の上を微妙にずれて歩いてる

でもマシだろう?
ピカソのタッチよりはさ

あるべき場所に
心はあるんだから。

2011/01/11 (Tue)

[2336] 言葉の国
詩人:どるとる [投票][編集]


行く宛てをなくした旅人が最後にたどり着いた言葉の国で
僕は詩人になったんだ
名ばかりだけどいくつかの話し相手と出会えたんだ

ぶつかり合うのは
その人を
心から知りたいと思うからだ
僕は君を知りたい
だからすれ違ったりもするんだよ

標準語で話す僕らの日々は
愛も憎しみもまっすぐに人から人へと届く

今日も言葉の国は愛と平和があり
秩序が守られている
だけれど誰かがそれを破ったら壊れてしまうよ

誰かが誰かに
思いを伝えるとき
言葉がなくなったなら
僕らは思いをどう伝えるんだろう?

言葉なんかなくても
あなたが好きだから
言葉以上の真実を形じゃなく見えない思いを伝えるから
受け止めてね
愛してるよ

言葉が死んだ時は
言葉の国は滅びるから
僕はただの詩人だよ
だけれどどんな言葉でも誰も振り向けさせられない
だから
言葉じゃなく
見えない
思いが必要になるんだよ

あなたのことが好き
そんな単純な思いさえ言葉以外で伝えるのは難しいんだね

だけれど僕らは
言葉の国の住人じゃないんだ

だから言葉なんかつかわなくたって思いを伝えあえる

ほらね、だんだん
言いたいことが
わかってきただろう?

つまりはそういうことなんだよ

言葉の国は
今、僕の中から忽然と消える。

2011/01/11 (Tue)

[2335] 前進
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広い砂漠の中を
歩き続ける日々

迷いと悩みの旅の中
僕は独りきり

モザイクの砂嵐
向かい風に吹かれ

今日も少しずつだが前進してる

2011/01/10 (Mon)

[2334] いつもの景色
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今日も夕日が沈んでく
殺風景な部屋の窓にうつるいつもの景色

あきるくらい見ているはずなのにね
不思議とあきないのは美しいからかな

弱音ばかり吐いているよ
愚痴ばかり言ってたよ
口の減らないやつだと
ののしられていたよ

それでも愛されてたよ
それなりに誰かを愛したよ

くだらないものなんて
何ひとつ無いから
無意味なことも無いから
ここにある1日は
意味のある1日だ

いつもの景色が
いつもより輝いて
見えるその時
大切なものとともに
涙があふれて
そして
夕日が沈むように
僕の中の迷いも
悩みも静かに消えてく

いつもの景色なのに
いつもより綺麗に
見えるのは偶然じゃないんだ

いつも見てる景色の見逃してる美しさに
じっくりと目をはこべば
ほらね空と街の切れ間に静かにのみこまれていく夕日が優しく見える

夕日が愛しく見える

さよならなんて言葉は似合わないね
だから言うよ
また会おう
明日もお元気で
明日もお元気で

笑おう
泣こう
遊ぼう
眠ろう

いろんな今日があるね
人生は悲しくて
でも楽しいね

生きることは難しい
でも素晴らしい

痛みを抱えながらでも生きたいくらいに

こうしていつもの景色とともに
僕の思い出はいくつも遠ざかるけど
思い出の匂いはいつまでも変わらない
だから僕は今日もまっすぐに明日へと歩いていけるんだ

いつもの景色が
やがて僕が死んだあとでも変わらない景色であるように
願いながら
何か思いながら

今日も僕はいつものように
僕は僕で
君は君で

ただここにいただけ
泣いていただけ
笑っていただけ

夕日が沈んでいくようにまたひとつ
僕の中の僕も綺麗に死んだだけ

そしてまた僕は明日
新しい僕に生まれ変わって
今日と同じように
いつものように
この夕日を見てる

いつもの景色の中
いつもとは違う光の中。

2011/01/10 (Mon)

[2333] 素敵な恋をしましょう
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恋ってなんだろうね
名前くらいは知ってるけどね
それがどんな意味で
それがどんなものなのかはあんまり知らないのさ

君は知ってるみたいだから教えておくれ
恋ってものの味を

恋はわからないけど
君が笑うと
僕は嬉しくなって
君が泣くとね
悲しい気持ちになるよ
これはなんていう気持ちなのかな?
もしや恋ってこんな気持ちですか?先生

僕だけに笑ってよ
僕だけに怒ってよ
僕だけに泣いてよ
恋を知らない僕が
恋をはじめて知るとき僕は大人になれる

いつの間にか知らないうちに
僕らは何かわからないのに恋をしていたよ

あなたが好き
わたしも好き
そんな気持ち
そろったら
それは恋なんだろうか?

君の大きなおっぱいに顔をうずめて
これが恋だとふざけている君を思うと
胸が破裂しちゃう
破裂まで 3、2、1バーン

息もつかせぬくらい
素敵な恋をしましょう

とにもかくにも暮らしは続く

赤い屋根の下
白い壁に囲われて

二人は笑う
ささやかな幸せに
身悶えて

今日もルララララ

うまく言えないけど
恋ってこんな感じね。

2011/01/10 (Mon)

[2332] 夜空には月青空には太陽
詩人:どるとる [投票][編集]


何が幸せで
何が不幸せなのか
答えは見えぬまま
朝が今日も来ました

大切なこと
忘れちゃいけないこと
たくさんありすぎてさ
時々いやんなるね
ため息も出ちゃうね

暗い話はやめて
明るい話をしようよ
どんなに
悲しくても
信じるんだ
明日を

暗い未来なんか
待ったって
意味ないさ
待つならば
明るい未来を待とう

いくつもの
言葉を星のように
並べて
歌おうよ

夜空には月
青空には太陽
変わり映えしない毎日とありふれた景色の中で笑う僕と君

日常はつづいてく
川はせせらぎ
鳥は羽ばたき
花は咲いては枯れて
木の葉はたゆたう

そしてまた夜は
水面に月を写し

誰かの部屋を照らすだろう

優しい月明かり
またたく星明かり

僕はすべての声をひそめて
何も言わずに
ここにある
美しい
命の音に耳澄ます

僕は幸せだ
今、確かに
気づいたよ。

2011/01/10 (Mon)

[2331] キャッチアンドリリース
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言葉は暗い海に沈んで
もう這い上がってこれないくらい
深く深く沈んで
僕の声は静かに死んだ

これからの日々
不安で不安で
仕方ないよ
それでも
誰も
助けてはくれない

夜の片隅
散らかったままの部屋
救いの声をなげても
返らないのさ
まるで独りで
壁に向かってボール投げるように
跳ね返ってきたボールをキャッチしてまた投げるような
そんなひとり遊びは
悲しいだけだね

ため息を夜の闇の中へキャッチアンドリリース

釣り上げた幸せを
少しずつ手放してく

さよなら…

2011/01/10 (Mon)

[2330] 近未来ランナー
詩人:どるとる [投票][編集]


未来はいつでもあなたの目の前にある

あなたが生きているかぎり未来はある

だから 走るのをやめないで

未来は走るのをやめたとき 消えてしまうから

遅くてもいい
変でもいい

自分のペースで
走ってごらん

君は近未来ランナー

走るのをやめたら
君は死人だよ

だから生きるために
走りなさい

僕も近未来ランナー

走るために生まれ
生きるために走る

近未来ランナーだ。

2011/01/09 (Sun)
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