詩人:どるとる | [投票][編集] |
積み木のように
心に積み重なってゆくのさ
不安とか期待とか
責任とかに追われて
思わず逃げ込んだ部屋に望むような救いは無かった
イエスとノー以外の選択肢は許されない世界の中で僕は独り唄うよ
この街で一番 高いビルの屋上にのぼって
そこから楽園に向かって落ちてった誰かが最期に見た景色を眺めたら
何が見えるだろう?
有り体な生活にあふれた生ぬるい空気を
追っ払うような
酸味のある愛を
僕はひたすら求めてさまよい続ける日々
胸を切り裂く つむじ風
ここから望んで落ちたあの人を包んでいた風
もうこの世界にはいないあの人に唄うよ
この街のどこにも居場所の無かったあの人が一番 好きだった景色を見ているよ
楽園なんか無いけど
死んだほうが楽だったならあの人にとってここから落ちることで死ぬことは生きることだったのかな
メロディは流れ続ける
あの人の生きた証を伝える賛美歌
夜風が切り裂いた 名ばかりのプライド
イエスでもなくノーでもない許されざる
選択肢を選んだあの人は幸せだったのかな?
この街で一番 高いビルの屋上にのぼって
そこから楽園に向かって落ちてった誰かが最期に見た景色を眺めたら
何が見えるだろう?
有り体な生活にあふれた生ぬるい空気を
追っ払うような
酸味のある愛を
僕はひたすら求めてさまよい続ける日々
影を持つ者たちへ
あなた達が死んだら
影も形も無くなるんだ
それを知っててあの人はそれでも死を選んだんだ
黒い賛美歌が流れる
白い世界の中で
不思議なぬくもりの傍であの人はきっと今も笑ってる
そんな気がする。
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手つきだって不器用で
何かやらせればいつも失敗ばかり
そんな危なっかしい僕だけど君を好きになってもいいですか?
はじめてお会いしたときから僕は
まるで運命の歯車が動き出したような予感感じた
これは単なる偶然じゃなくて
多分運命にも似た
ちょっとした大げさな祭事なんだよ
多分僕ひとりだったら つまらない人生で終わったろう
だけど君と出会えたことで僕の人生はこんなにも変わったよ
何気ない景色も鮮やかな景色に見える
最低なシナリオも
君が傍にいれば
ただそれだけで
モノクロの世界に
鮮やかな色がもどる
だからずっとずっとずっとずっとずっと
僕の傍にいてよね
君の色で僕の目に映る世界を鮮やかに染めちゃっておくれ
僕がみていた偽りの世界は嘘だったんだ
君がこれから見せてくれる世界は本当の世界なんだよ
目を閉じて
また
目を開いて
目の前に君があらわれたよ そう突然に
それくらい君の登場は唐突だったね
やっとこの世界で僕にも守るべき人ができた 愛とは哲学であり哲学じゃない
難しいけど 僕なりの解釈でいうならきっと二人の心の中にその答えがあるはず
さあ 今日もなんやかんや忙しいね
君は家事に追われ
ああ 土日もなんだかんだで忙しいね
たまに一緒にいれる時間は貴重だね
だからメンタリティー下がる日も上がる日も我が愛しのプリティーレディよ
可愛く笑ってちょうだい
エンジンかけてちょうだい
君の笑顔が僕には
ビタミン剤だから
潤滑油を注いでよ
泣けど笑えど 夢にまで見た純愛ストーリーはドロドロと欲にまみれた社会の中でひときわ輝く一等星
僕を即座に立ち直らせる魔法の笑顔は折り紙付き
今日も素敵に輝いてる。
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硝子のような冷たい心を持った人よ
もしよかったら僕の話を聞いて
全然説得力なんか無いけどね
誰かの傍にいればまた違うだろう
人はどれだけ強がっても人の傍にいなければ 案外寂しいものさ 孤独にはなりきれない
だから僕はあなたと一緒にいたいのさ
何か理由があるわけじゃないけど眠れない夜やなんとなく寝たくない夜にあなたと交わす秘密の会話
結局また喧嘩しても君の隣にいたいのさ
素直になれない僕だけどもいつかはすべて分かり合える
きれいごとばかり並べてるけど本心はいつでもあなたのために何かしたいのさ
邪魔だとか思われたくないからなんだか
はれ物にさわるように君を抱きしめてるけど
今日もあなたと帰り道の途中で手をつなぐ
僕から差し出した手を君が握ってくれる幸せ
頼りにはならないかもしれない
だけど精一杯君の傍にいるからね
いつも精一杯君の話を聞くからね
ずっと精一杯君を愛すからね
君の大切な人でいさせてね
ずっと君の一番でいさせてね。
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今日を生きることが
明日につながってゆく道になる
今日を歩ききることが明日を輝かせるすべになる
明日、また明日と繰り返す平坦な毎日に
何を求め何を欲しているのか
そんなことさえわからぬまま僕はとりあえず今日を生きてみる
考えるのは明日でもいいから
とりあえず今日は今日のことを考える
明日は明日
今日は今日
大切なのは
今をどれだけ
真剣に生きれるか
ただそれだけだ
だからまずは
目先のことより
目の前にある
明日より今日のこと。
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悲しみに暮れる僕
なんと情けないことか
喜びに浮かれる僕
なんて微笑ましいことか
今、有らん限りの
勇気と愛情でもって
ありとあらゆる
僕を見つめて
あれを許し
これを罰し
あれは捨てて
これは残し
なるべく優しく
平和的感情を持ち
心おだやかに
人間的感情を持ち
生きていきたい
内側から外側へ
目を細部にまで向けて
僕は今僕を見つめて
過ちを正し
正しさをたたえ
降り立った一日に
幸福の芽が芽吹きますよう祈り眠る
多少のことならば
かるく見過ごして
若気の至りと
自分を甘やかすこともなきにしもあらず
まだまだ修行が足らないね
そんなとこが
また僕らしくって
素敵さ
僕はまた今日も
僕の中のだめなとこ
いいところに気づいては
がっかりしたり
浮かれたりする
そんな毎日
僕との毎日
疲れたり
安らいだり
忙しい毎日
僕は僕を見つめて
君は君を見つめて
誰もがそれぞれの今を抱えながら自分自身を高めていく
僕は僕を否めて
君は君を否めて
粋がる自分自身に渇を入れまた歩き出す
夜を見つめて
朝を見つめて
今は君を見つめてる。
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月の光を浴びて
目を閉じて
今日あったことを振り返る
悲しかったことも
楽しかったことも
今日はこれで
眠ってしまえば
チャラさ
野暮なことは言わないで 今日は今日
明日は明日さ
明日は明日の風が吹くって笑っておくれ
優しい君のことだからたやすくゆるすだろう
ただ傍にいるだけで
幸せだったのに
気づかなかった僕を憎みもしない君の途方もない優しさに
愛に僕は溺れるように 沈んで行く…
魚のように泡を吐き出し 水中を泳ぐ
そんな夢に耽りながら 戯れはおよしと君は笑った
一夜かぎりの月光浴
息継ぎもままならないくらいお遊びに夢中ではだけた着物にも気づかない
幽玄の月 淡い光の中
溶けるように遠ざかる意識
繰り返される日々
淡々と悠々と
麗々と茫々と
僕は生きていく
君と生きていく。
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傍目、優しい光を放つ
天体がまたひとつ
静かに消えていくよ
仕方ないさと
背中で涙を隠して
ぎゅっと悲しみに
目をつむった誰か
大切な人の死を
見送った日は
僕の中の何かが
終わった日だ
言葉は要らない
死に目に逢う日よ
手を合わせ祈る日よ
あなたが残したもの
あなたがくれたもの
あなたが言ったこと
その全てがもう…
遠くで見守れよ
幽霊になったら
枕元に立って
会いに来てくれよ
若すぎる誰かの死に
涙が止まらないから
雨が止まないから
どうか笑って
何事もなかったかのように
また優しい光で
僕を照らしておくれ
僕の
私の
俺の
大切な大切な人よ…
崩れ落ちた
僕を笑えよ…
そして何もかも嘘だと言ってくれよ…
それが君に託す最後の望みなんだ。
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流れていく 涙よ
どこへ行くのか
川の流れのように
おだやかな流れで
頬を伝う涙よ
悲しみに泣き
喜びに泣き
大きい小さいに
関わらず
今日も心がふるえれば涙はいともたやすく流れるのです
涙のあとを追いかけることはできない
だからこそ涙を流すそのわけを僕なりに導き出すんだよ
今日も涙を流しては
悲しいとも苦しいともいえないこの胸の痛みは強がりを繰り返すだけで
素直になることをおそれ物陰で泣いてる僕の背中よ
窓から差し込む
あたたかな陽射しよ
午前中の雨も嘘のように晴れた空よ
僕は涙の行き先を
たずねることもせずに
ただ、涙を流すそのわけをしばし考える
そうさ、偽ることなんか無いのです
当たり前です
無理にごまかさなくてもいいのさ
涙は心が何もいえない口のかわりに
しゃべってくれる
目に見える言葉だから
ほら、だから
いつの間にか
優しい人たちが
僕を何も言わずに
抱きしめてくれるのです
一緒に泣いてくれるのです
涙の行方は
いぜんわからぬまま
雨上がりの虹のような笑顔がまぶしく輝いているだけだった
大好きな君のぬくもりが僕のほほにさわっただけだった。
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今日も頑張った
誰がなんて言っても
僕なりに頑張った
評価を下すなら
はなまるもいいとこ
自分の頑張りを
一番近くで見てたのはやっぱり僕だったから
ピエロのように涙を隠してまで ずっと笑い続けていなきゃならない苦しさよ
それをわかっているならば 慰めのひとつももらいたいもんだなあ
今日も空は嫌みなくらい晴れてたのに
なぜか心のほうは裏腹までに雨降り
悲しいことはいつだってこっちの都合なんか考えない
だから僕も隙あらば笑おうと思った
明日も運が良けりゃ空は晴れてるだろう
だけれどどんなに空が晴れていたって
心が雨降りなら悲しい日になることは間違えないよ
あいつは今日も嫌みなほど笑っていた
何がおもしろいのか愛想笑いばかり浮かべて
くだらないな
めんどくさいな
めちゃくちゃに生きていこうと強がっても結局は誰かに従って歩かなきゃまともには生きられないね
だけれどだけれど
かすかではあるけど
電気みたいに
何かに反発して
たまにははじけてもみます
僕は弱くはない
強くもないけど
だからこそ泣いて
開き直って
笑って
風見鶏のように
風まかせ
運まかせ
ひゅるりらら
飛んでいく。
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悲しかったことも
嬉しかったことも
夢の中なら
全て安らぎに変わる
おやすみ いい夢を
楽しい夢をみなさい
おやすみ 安らかに
そして気持ちよく目覚めなさい
朝が来るまで
夜が明けるまで
眠りの中ならば
街中が死んだように
静かだろう
邪魔するものは何ひとつ無いから安心していいんだよ
おやすみ いい夢を
素敵な夢をみれるといいね
おやすみ おやすみ
明日、会いましょう
悲しいことも
嬉しいことも
夢の中なら
何も考えなくていい
自由に広がるイメージ
僕の頭の中で世界が広がる
悲しみよ
誰かの心に降る雨よ
日が差せばまた
笑えるだろう
だから今夜はおやすみあれ
目を閉じたら
もう二度と
目覚めない
眠りに着くまで
僕は繰り返すよ
悲しいような
嬉しいような
人生を
記憶はリセットできないから悲しいことも忘れられないけど
きっとあたたかい思い出が悲しみを癒してくれるだろう
だから、今夜は眠ろうね
いい夢を
みれるといいな
地球はゆりかごさ
大地がかすかに
揺れて 僕らの
安らかな夢の
眠りをたすける
また今夜もどこかで
誰かにおやすみ言うからおやすみと返してくれる幸せかみしめ
悲しかったことや
嬉しかったことが
夢の中で
全て星に変わる。