詩人:どるとる | [投票][編集] |
もう終わりなんだね
僕らはここでお別れなんだね
何が足りなかった?
何が要らなかった?
今思えばそんな諮詢も意味は無いね
だから、さよならなのかな
僕らっていうひとつの物語の最終回が静かに
しっとりと今
流れて行く
それはまるで
映画のエンドロールのように悲しいメロディーに見送られてさよなら
さよなら。
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僕の声は届いてますか?
僕の声は聞こえていますか?
言葉の花束を君に捧げたい
この世界でいちばん大好きな君だけに
僕は小さなサイトの中に生きる詩人だけど
リアルに戻れば
君の恋人だから
僕の言葉を聞いておくれ
少し強引に
なるべく優しく向き合うから
全てに不器用だし
言葉は常に拙いけど
聞いてね
聞いてね
聞いておくれ
あのね、あのねばかりのもどかしい
詩人の詩
このサイトの中で呼吸しながら
毎日、無心で君への思いとか日々の愚痴とか書いてるけど
本当はもっと輝ける詩が書けるんだ
なのになんだかこの頃 うまくいかないよ、ああ胸が痛いよ
僕って詩人がはじめて書いた詩を思い出してみよう
どんな詩だっけ?
もう忘れたな
でも今なんかよりずっといい詩だった気がするんだ
はじめて君に出会った時
まるでそれは花が咲くように
僕の中で新しい何かが生まれたよ
僕って詩人の詩がやがて廃れても
君への思いは変わらないと思うよ
だって言葉にならない気持ちだから
詩人は詩う
今日もありのままの自分を詩う
賛否両論
それは仕方ないこと
全てが思うようにいくわけもないのだから
詩人は今日も目をつむるよ 真っ白な紙のようなディスプレイに文字を打ち込んで
血となり肉となる
言葉を煮込むよ
やがて詩になる言葉を。
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不揃いの幸せ
指で数えてはため息吐き出す
ひとりぼっちの人が絶えず抱える感嘆詞のような
拙い言葉だけど
話したい事がある
伝えたい事がある
今、僕は見えない大きな壁の前に立ち尽くして ただ 涙に暮れてる
ずっとずっとずっと
変わらないのかな
それでいいけど
それでいいけど
ただ悲しいから
泣いただけ
喚いただけ
いつもいつもいつも
変わんないなあ
それはいいこと?
悪いことなの?
もうどっちだって
構わない
構わない
僕はただ涙に暮れているだけだ
溺れて 溺れて
海の底
夜明けさえ
関係ない深海。
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安月給のサラリーマン
肩身はいつも狭い
小遣いはいろいろ謀ったって雀の泪
今、帰ったよ
なんていったって
僕はひとり暮らし
安いワンルームのアパート
想像するだけで
ただそれだけで
ひとり暮らしのさみしさが景色をにじませる
誰に言っているの?
べつに誰にでもないさ
僕はたださみしいからひとりごとが多くなっただけ
それだけ
さみしければさみしいほど話し相手すらいないから
サラリーマンの涙が詩になるよ今夜
僕の拙い言葉で綴るリアルな気持ち
まさに今の僕の立場
淋しいよ
悲しいよ
サラリーマンの涙が
次々に言葉を生む
言い訳もあるけど
愚痴だってあるけど
言わせておくれ
僕だけが悪いわけじゃないよ
だから唄うのさ
今夜
サラリーマン哀歌
ネクタイをゆるめて
カバンを放り投げて
上司 蹴り飛ばして
明日は土曜日
はれて自由の身
悲しい生き物
安い幸せに群がる羽虫
サラリーマン哀歌
僕はありのままの気持ちを詩にしたよ
拍手をくれるならば
慰めて…
同情して…
今にも死にたくなるから
それだけで?
なんて言わないで
サラリーマンでもないあんたに何がわかるの?
ねえ?
全世界のサラリーマンを蔑む人たちに突きつける本気の詩
サラリーマン哀歌
過ぎ去る年の数だけ
歳を重ねても
何ひとつ変わらないな
嘆きの感嘆詞
ひとり暮らしのさみしさ埋めるものは
なんなんだ?
何ひとつないじゃねえか
僕の人生はなんだろう?
真っ白な思考だぜ
明日が曇ってく。
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茜色の空の下肩を並べて歩くふたりの影
君が踏み出した一歩は確かな一歩だけど
僕が踏み出した一歩は頼りなくてぎこちない
黄昏ている場合でもないけれど君があまりにまぶしくて
それをごまかすように僕はわざと夢心地さ
どうしてそんなに
うまい具合にいつも生きれるの?
べつに知りたくもないことだけど気になるから教えておくれ
芯まで冷えるような
冷たい風に吹かれて
僕は今にも泣きそうになったよ
ありのままの自分と
そうじゃない自分が
心の中で話し合ってるけど きっと話し合いは僕が死んでも終わらない
君は相変わらず
僕の一歩先を笑って歩いてる
今日も茜色の空に
名ばかりの口笛 吹き鳴らして
下手くそだと君が言う
僕もそうだと思うよ
なんて わかりきったことを自ら暴露する
心を押しつぶすような冷たい風に吹かれて
僕は今にも君を抱きしめそうになったよ
なってみたい自分と
ここにいる自分との間に果てしないギャップがあるから
僕は理想なんてゴミだと夢を見ることさえしなくなったんだ
君は相変わらず
僕の話をまじめに聞いてくれるけど優しすぎるよ
僕の心にも長い冬が今降りてきた
白い雪のような記憶の中を手探りしてみても思い出と呼べるようなものは無いようです
そしてまた僕は
さみしさをポケットに隠して 笑うんだ
それもとびきり強がった 下手くそな笑顔で
芯まで冷えるような
冷たい風に吹かれて
僕は今にも泣きそうになったよ
ありのままの自分と
そうじゃない自分が
心の中で話し合ってるけど きっと話し合いは僕が死んでも終わらない
君は相変わらず
僕の一歩先を笑って歩いてる
君と僕との間にある
見えない壁がまた厚くなったような気がした
心なしか 僕を見る君の瞳が悲しく見えた
冬のはじまりとともに僕の中の大事な何かが風に飛ばされ
どこかへ消えたよ
その大事な何かはもう戻らない。
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僕を照らす光よ
君を照らす光よ
どうか優しくあれ
どうか温かくあれ
母が子に注ぐ
愛のように
汚れのない
言の葉のように
僕を照らし、
君を照らしたまえ
このまま
ただ 粛々と
過ぎ去る時の穏やかさを乱さぬように
ひかえめに瞬いて
光よ。
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僕は悲劇の主人公のようにただ泣きわめく子供のように涙に明け暮れ
誰の声にも耳を傾けようとせず
ひたすら孤独な奴ぶってた
孤独になれたと思ったのに僕は優しさに恵まれすぎて
愛に恵まれすぎて
孤独になれなかった
商店街は寂れ
そのうち
ほとんどの店はつぶれ
さみしくなった街
まるで僕の心の中のようだね
自分を孤独と思えば思うほど孤独からは
遠い場所で誰かと一緒に笑い合う僕がいて
孤独になりきれない
部分があるから悲しさが生まれ淋しさを拭いきれずただ泣くしかない僕がいる
いざ独りになろうと思えば思うほど独りになることをおそれる僕がいる
それなのに僕は何度でも思う
孤独という闇の中へ逃げるための出口を探す
そんなくだらない行為を繰り返す
独りになれない僕が
独りになりたい僕にいう
おまえは本当は独りになんかなりたくない
ただ誰かと笑いあえない口実が欲しいだけだと
ああ 僕は今日も独りだ
だけど不思議と悲しくない
それはかりそめの孤独だから
ほら、振り向けば誰かしらが僕に優しくする
ああ 今日も心は真っ暗
電気を点けなくちゃ
今日も今日の自分をはじめるために
独りじゃない独りから解き放たれるために
無意識に閉じているまぶたをこじ開ける。
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僕にできることなんてあるのかな
なんて弱気な気持ちでいつも君の隣で笑う
情けなくて男らしくなくて
バカな僕だけど
君が大好きだ
心の底からね
言葉で言うのは
難しい思いだ
好きっていえば
ただ単純なんだけど
そんな簡単な気持ちじゃないんだよ
君が僕の全て
そういったって
言い過ぎじゃないくらいなんだよ
僕の精いっぱいなんてちっぽけだけど
今できるだけのことをしたいから
伝えたい 届けたい
僕のこの思い
出来損ないかもしれないけど 聞いてね
出来損ないのラブソング 心こめて唄うよ
さびしい夜には
口ずさんでみて
もしかしたら
君を慰めるから
もしかしたら
君を癒すから
泣きたい時には
思い出してみて
もしかしたら
心を洗うから
もしかしたら
心をさするから
いつでも 僕は
君のいちばんじゃなくても 思ってる
君のこと
少しでも君も 僕のことを思ってくれたらうれしいな
なんて なんてね
言ってみたりしてね
そして気づけば
夜は明けて窓の外に
朝陽が昇ろうとしていた
新しい1日が足音ひとつ立てず しずかにはじまる
君と僕が見つめてる
同じようで違う風に吹かれ
ひとつの景色の中で それぞれに 大切に思う誰かに笑いかける
どうか君も幸せにね
そんな祈りを捧げたあとでもう一眠りだ
今、君は何してるの?
今、君はどこにいるの?
なんて なんてね
言っただけだったりして
強がったつもりの心もついにたやすくへし折れ 涙がほほを流れた
さよなら、はじめて心から好きになれた人よ。
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何もない部屋に咲いた無機質な会話を打ち消すように
愛らしい君の声が冬の寒空に溶けた
まるでチョコみたいに
少し大人びたビター味のほろ苦い甘さが僕の目を覚ました
僕らは僕らがそれぞれにわがままで
君と僕との違いは歴然 頭の出来も
だけれどどこで何が間違ったのか
僕らは愛し合う恋人同士 いつの間にか手も繋ぐ関係になった
それはそれとして
これはこれはで
兎に角 僕らは
今を抱きしめる
後先のことなんか
まるで考えず
ただ、ハッピーエンドめざして 走り回るだけなのだ
突然の風に飛ばされた誰かさんのニットの帽子が高く舞い上がったら
冬のはじまり
さあスタートを切ろう
何気ない瞬間の
来るべき瞬間の
一瞬の光を永遠に閉じ込めて それを愛とする
気高きわたしの人生論
今三度またたいて光る
あれはあれとして
それはそれで
兎に角僕らは
今を駆け抜ける
今この瞬間しか
目には入らない
もう、ハッピーエンドめざして 走るしか道はないね
それはそれとして
これはこれはで
兎に角 僕らは
今を抱きしめる
後先のことなんか
まるで考えず
ただ、ハッピーエンドめざして 走り回るだけなのだ
走り回るだけなのだ!
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深く考えることないよ
簡単なことなんだよ
すべてのことに答えがある
そんなに難しい顔しなくても
眉間にシワを寄せなくても
きっと答えなんてそのうちポッと出てくるものさ
座右の銘は
成せば成る
成さねば成らぬ
少し人間は楽天的なほうがいい
その点僕は楽天的さ
そして空は放っておいてもいつかは晴れる
そんな言葉でさよならを言うんだよ
さよなら…
ポテサラ 殊更
目を瞑る。