詩人:どるとる | [投票][編集] |
憧れのあの人は
星よりも遠くて
とても届かない
夢のような
そうでもないような
不思議な時間の中で
僕は何かにまた憧れて
深い夢に溺れる
耳に優しい
甘い声を
うまく聞き分けられたら幸せになれるだろう
この世界は広いから
きっと僕をわかってくれる人がいるはずと思ってたのに
世間に吹くすきま風は冷たすぎて
僕には合わないね
それでも憧れてしまう僕は一体なんなんだろう
今日も憧れに憧れて
遠い星を見つめてる。
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幻のようにふらりと消えてく1日を遠くからじろりと眺めて
腹話術みたいに口を動かさないでさよならと僕は言うんだ
とにかく忙しい1日だったんだ
何をしたのか覚えてないくらいなのさ
街中のため息集めたら
気球も飛ばせちゃうかもなんてくだらないイメージで頭の中ごちゃごちゃ
散らかりっぱなしの部屋に籠もる日々
たまにはカーテン
すーっと開いて
どこかに遊びに行きたい
愛想笑い浮かべた
道化師さんが
僕に手を振って
にこやかに笑う
そして僕は当たり前に笑い返す
そんな毎日に嫌気がさしても
馴れ合いの日常は終わらない
さあ 今日も腹話術の人形みたいにされるがままに「です、ます」だけで会話をする
コミュニケーションという名のつまらない時間が今日も僕を疲れさせるよ
やっと家に帰っても
もはや安らぎは無い
だから、モナリザよりも微笑んで
壊れた人形のように
いつまでも繰り返す
世辞とお利口な態度
暴れ出したい猿の感情隠して
どこまでも大人しい人間のふり貫き通すなら 感情なんていらないでしょう
だからたまには
タガを外して
お猿さんに逆戻り
木から木へと
飛び移るように
日常の中にある
楽しいこと
ドキドキすること
見つけに行こう
腹話術の人形だった僕が目を覚ましたら
腹話術師の手から逃げ出して 自由気ままに動き出すんだ
道化師でも無ければ
腹話術の人形でもない僕なんだ
だから見えない糸を断ち切って
僕は飛び出す
広い世界へ
さあ 街明かり
つき始めたら
僕らは寄り道せずまっすぐ家に帰る
そして
また道化師に戻るまで
そして
また人形に戻るまで
夢の中でおやすみ
明日はいい日になるかな
願いは星の数だけ
輝くのです
冬の夜空に
サンタクロースの影
さながら幻のような不思議なぬくもり。
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窓を濡らす小雨以外はなんの変哲もないいつもの夜だ
僕がいて君がいてあたたかい食事もある
だけどいつもとちょっと違うのは
君のおおざっぱなとこが垣間見える
大きな大きな味噌汁の具は消化できても繰り返す悲しみまでは消化できない
分かち合って
譲り合って
慰め合っても
まだまだ悲しいな
朝でも夜でも
それがケンカした時でも
僕はきっと気づかないだけで君に思われてる
そして振り返ると自分の愚かさだけが見えてくる
小雨もやんで
星が出て晴れた夜空
それでも、寒いから
寄り添うふたり
いつもはこんなこと言わないけど
今夜はなぜか
強がりたい気分なんだ
「酒でも付き合えよ」
本当はわかってる
君の大変さ
君の涙
君の言いたいこと
でもわかってるからこそ弱いくせに意地を張る僕だから
いつも君を傷つけてる
君の優しい言葉が
酔った僕の耳に
聞こえたら
涙は抑えきれない
素直に流れるんだ
僕は馬鹿だけどさ
いい加減大人だから
少しは理解してるよ
自分の愚かさも
自分の悪いとこも
だからこそ
だからこそ
何度も確かめるんだ
君の愛のほどを
ああ 考えてみると意外と何もないもんだなあ
今、僕の中には願いなんてものは無い
そして、ただひとつあるとすればこのまま変わらずに君が居てくれること
考えてみると僕の毎日はそれなりに恵まれてて
意外と幸せなものだ
僕が反論する前に
言い訳吐き出す前に
キスをしておくれ
そして黙らせておくれ
僕は君の愛の前だと
何も言えなくなるから
これからもずっと
こんな僕だけどもよろしく ベイベー。
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明日はどうやら
雨らしいね
朝から憂うつだね
濡れたアスファルトの上を
何台もの車が通り
タイヤの跡が残る
小さな勇気と
少しだけの期待
大半を占めてる
不安をカバンに詰めて
出かける朝
足取りは重たいけど
ラララ 心の天気はいつも晴れているんだといっそ思い込んで
今おかれてる状況以上暗くならないようにせめて心持ちを明るく持ってさ
歩いていけたなら素晴らしい
だから笑える隙を見つけては笑おう
黄昏時、帰り道
蹴り飛ばした
空き缶
鈍い音立てて
へこんだ
さあ 心持ちしっかり持ったら
進んでいこう
夜明けを目指して
飛ぶ鳥のように
翼を大きく広げて
想像めぐらして
太陽のようなまばゆく輝く詩を歌え!
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誰かを幸せにできるような
そんな歌が好きなんだ
落ち込んでる誰かをそっと慰めるような
そんな歌を歌いたいんだ
泣いている誰かの背中を優しく撫でてあげるような
見えない手のひら
描くような
そんな歌
歌いたい
口ずさむだけで元気になれるような
そんな魔法みたいな歌を歌いたい
今、僕の心の中にぽっと浮かんだ言葉が
もしも詩になって
君を元気づけられたならそれは 素敵なことだよ
歌詞なんてまるで思いつかないけど
ラララ ルルル
鼻歌でさえ素敵な詩になる
愛し合うふたりがいて
どこまでも果てしない青空がある
そんなありふれた景色の中に咲くメロディ
今、僕は君の手を握る
魔法の詩 口ずさみながら
痛いの痛いのとんでけと君に魔法をかけるよ
ほらねいつの間にか
悲しみなんか蚊帳の外
晴れ渡る空と
君の笑顔があるだけだろう。
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静かに目を閉じて
夜の音色に耳をかたむければ
いつもは気づかない美しいメロディが聞こえるから
不思議なものだね
夜の片隅で 今日も誰かが背中を丸め泣いているって
わかっていても
救うことなんてできない
名前も知らない誰かに
会ったこともない誰かに
思いを募らせる
すべての人に今夜
幸福を願う
世界中の清い祈りがどうか天に届きますように
世界中の澄んだ祈りがどうか叶いますように
僕は願うよ
流れ星の行き先さえたずねないまま
消えていく1日に
そっと手を振る
カーテンを閉めるように何かに一区切りつけたら
夢のドアを開ける
さあ 僕の意識が途切れたら
そこは誰が起きてようがなにもない闇の中
夜の腹ごしらえだ
人口の光以外
すべて食べ尽くすよ
朝が来るまで
数回の寝返りと
寝言を繰り返すだけ
それだけなんだよ
ひんやりとした
寒い夜の街に
ささやかだけれど
優しい夜想曲を
あたたかい夜想曲を
僕は歌いかけるよ
誰かの叶わない夢のために
誰かの届かない願いのために
僕は夢の中で
休まず歌い上げるからどうか泣かないで。
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僕の言い訳をひとつ聞いてくれ
片付かない現状に
片付かない部屋
夜の戯れ言こぼして
月をかるく睨んで
少し酒をあおって
どうにもいかないことに苛立って
何もかも人のせいにしてしまえば簡単だね
夜の戯れ言こぼして
鏡にうつる自分睨んでかるく瞬きして
今 夢の中に行くよ
沈むように
溺れるように
僕は夢の中に行くよ
夜の戯れ言気がすむまでこぼしたら
夜の戯れ言出てこなくなるまで眠くなったら
想像の中のような
きらめく世界へ泳ぎ出す
宇宙の彼方へ
銀河の最果てへ
世界の裏側へ
地底の奥底へ
僕は旅立つ。
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君の笑顔がまだ
この胸に残ってる
くだらない夢のために自分からさよならしたくせに今さら悔やんでいる
勝手な自分だね
だけどわかってくれるかい?
君ほど僕を愛してくれた人はいなかった
もしも時間を戻せるなら君とはじめて出会ったあの日に戻りたい
そしてまた君との楽しい日々を過ごしたい
そんな願いさえ無理なのかな?
でも願ってしまうよ
時間よ戻れ
今、君は誰に
笑いかけているの?
寒くなればなるほど
君のぬくもりが恋しくなる冬。
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街中がクリスマス一色で どこもかしこもまぶしいくらいのクリスマスカラーだよ
通りを歩けば
恋人たちが嫌みなくらいにいちゃついてたむろしているのさ
きっと僕らの足跡は白いあの道には残らないなんて気がした
約束は果たすためにあるのに
果たせない約束なんて約束じゃないよね
だから僕は今夜
君に会いに行く
路線図をたどって
プレゼント安物だけど抱えて
君の待つ駅のホームへ向かうんです
お待たせ
待った?
さあ行こうか
やっぱりやっぱりやっぱりやっぱり
クリスマスはひとりじゃさみしいから
せめてせめてせめてせめてせめて
恋人とふたりで過ごしたいのさ
だからだからだからだからだから
僕がかわりにサンタになりましょう
そして君にプレゼント届けたい
笑う君の君の君の君の喜ぶ顔が見たいから
僕が僕が僕が僕が僕がサンタになって
君に幸せを届けるよ
キスは甘いチョコの味
夢幻のごとく
ベッドはふかふか
夜空には満天の星空
雪が降る
窓の外は
寒いから
部屋の中で夜通しおしゃべり
そんなクリスマスよ
僕は待ってるよ
カレンダーを睨みつけて。
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モザイクの海の中を泳ぐ魚になって
君のインブにダイブ
スペースの闇の中を漂流する星になって
君のゼンブをガブリ
僕は恥ずべき
この唄の中に
途方もない
愛を込めるのさ
モザイクの海の中を泳ぐ魚になって
やがてたどり着く岸で君に出会い
スペースの闇の中をただよう星も
やがて落ち着ける星を探して
僕もやっと眠りに着ける
モザイクの海の中で
泳ぐ魚と
スペースの闇の中をただよう星に
手を引かれて
戯れる、戯れる
幾何学模様の君の「ナニ」に哲学は無用さ
素直に受け止めて
純粋に受け入れて
卑しいことは無しで
愛のためだけに
ふたりは今夜ひとつの命を創り出す。