詩人:どるとる | [投票][編集] |
一晩だけでもいいから
世界をまるごと俺にくれ
世界征服の夢を果たしたいんだ
一度きり 君の夢を叶えたいんだ
正直じゃまなんだ
社会貢献より社会損害だ
人権保守より人権無視だ
上等なんだ
壊れた世界に用はない!
きれいさっぱり
消えてくれ!
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くだらない方程式で
満たされた世界には
本当の愛なんて
これっぽっちもありゃしないんだ
真っ白な紙の上に様々な人の手で書き足されて
出来上がった世界がこんなに汚れてしまったのは誰のせい?
見えない汚れに今日も誰かが泣いてる
誰かが傷ついてる
光の中でうごめく
蛆虫のような影が
僕らの世界に巣くう
蜘蛛の巣のような
蜂の巣のような
穴ぼこだらけの世界
そこに巣くうのは
法律の手の届かない
悪意に満ちた影の世界
さあ 笑えますか?
あなたは満足ですか?
こんな世界でも満足ですか?
なわけないでしょう?
光の中にうごめく
蛆虫のような影が
僕らの世界を汚す
汚いトイレのような
フリーターの部屋のような片付かない現状に悪臭さえ漂って
正義も悪もない
子供のような大人と
大人のような子供が
そこら中 散らばる
さあ 泣きなさい
さあ 本音 言いなさい
嘘なんかしまいなさい
叫べ 叫べ 歌え!
汚い世界に
汚いといって
何が悪い?
くだらない方程式で
埋め尽くされた世界には崩壊の一途をたどるのがお似合いさ
早く ぶっ壊れちまえ
こんな世界 いらねえさ
光と影の 影と光の
戦争は続く
無駄に血は流れて
誰かの涙が流れて
そして荒む世界
平和や愛がいつから
金より下になった?
優しさやぬくもりよりいつから欲のほうが大事になった?
目覚めるんだ!
狂った世界にアラームを響かせろ!
光は絶滅寸前さ
まともな人間は絶滅寸前さ
僕の隣のモンスター
君の隣のモンスター
それは人間じゃない
それは人間じゃない
社会が生んだ化け物さ。
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僕らの大切な時間はやがて泡と消えるから
今この瞬間のひとつひとつを大切にしよう
夜はそうして過ぎた
朝もこうして過ぎた
そして大人になった僕たちはうまく大人になじめずに
結局あのころのまま
子供みたいに僕らの時間の中で戯れていたよ
僕らの大切な時間はもう戻らないから
僕らの大切な時間より素敵なこれからの時間を築こう
酒も飲めるようになった歳になったから
今夜は飲み明かそう
話をしながら
懐かしい僕らの時間の中で時計は止まったままずっとあの夜のまま僕らを閉じ込める
僕らの青春は
化石のように
時代がかって
ほら輝いてる
琥珀みたいに
綺麗だ
琥珀みたいで
綺麗だ
僕らの時間はそうしていくつかの妄想と大幅な記憶削減で
これからも都合もよろしく続いてゆくよ
僕らの時間は誰がなんていおうといくつかの妄想と大幅な経費削減で安いビールとつまみで夜を明かすよ
僕らの時間は
今夜も始まっては
終わる
僕らの時間は
この街のどこでも
僕らの時間は
今夜も賑わっては
静まる
それが僕らの青春の宴。
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疾走の夜明け
さあ旅立とう
リアルから抜け出して
見えない明日におびえて何もできずにいた
それももう過去のこと 今は君がいる
君には僕がいる
逃避行だ
今すぐに
電車に飛び乗って
METROを彷徨う
逃避行だ
ジグザグ路線図の端から端までまたその端から端まで
僕らは逃げるんだ
ふたりが一緒にいられる場所まで
今、夜が明けるよ
ここは何処かな?
そんな事より
これからのこと
考えよう
逃避行だ
勢いまかせの
逃避行だ
気ままな旅さ
不安がらないで
なんて無理だね
でもこれだけは確かだよ
君には僕がいて
そして
僕には君がいる
絶対の自信の源を連れて歩くよ
逃避行だ
世界の裏側までも
逃避行だ
愛の限り。
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忘れられない思い出と
忘れたいような記憶が
風にはためく日記帳の中で踊るように仲良く喧嘩する
早く 急がなくちゃ
遅れたぶんを取り返さなくちゃ
ロスタイムラン!
この夜を走り抜けて
笑う君に会いに行くのさ
大事な思い出
どうでもいい記憶
すべて抱きしめて
明日へ行こうか
ロスタイムラン!
今はまだわからない未来もまばゆく輝くよ イメージひとつでなんにでもなれる
翼を生やした未来が
僕をさらなる未来へと運んでくれる
過去は過去
今は今
割り振って生きていけたら素晴らしい
ロスタイムラン!
遅れた時間を取り返さなくちゃ
今すぐ君に会いに行かなくちゃ
忘れたくない思い出も
忘れたいような記憶も全部必要なんだ
光と影に導かれて
ドアを開けたその先に待つ未完の結末
さあ 遅れたぶんを取り返そうぜ
この長い長い長い夜を走り抜けて
見えないゴールテープを切ろう
ロスタイムラン!
素敵な合い言葉さ
走り出す合図さ!
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今、僕のほほを伝う
あたたかい雨
心へと流れて
やがて
気持ちを優しくする
僕を見つめる君と
君を見つめる僕が
向き合って
はじめて
生まれる愛
僕だけじゃだめだし
君だけじゃだめなんだ
ふたりがいて
はじめて
愛は生まれる
もっとそばにいたいよ
もっと近づきたいよ
もっと話したいよ
もっと一緒にいたいな
今 僕はこの世界で
いちばんあなたを愛していて
今 君はこの世界でいちばん誰を愛しているの?
そっと 教えてよ
答えがどうであれ何ひとつ僕は口をはさまないから
ああ、君のほほを伝う
さよならの雨
会うはずも会えるはずもないふたりが出会ってしまった
運命の悪戯を呪う
僕に手を振る君と
君に手を振る僕が
そこにいて
はじめて
死んでく愛
僕だけじゃだめだし
君だけじゃだめなんだ
ふたりがいて
はじめて
愛は死ぬんだ
ふたりがはぐくんできた愛はやっぱり僕らの手で息の根を止めるしかない
ずっとそばにいたかった
ずっと近くにいたかった
ずっと話してたかった
ずっと一緒に…いたかった
今 僕はこの世界でいちばん愛してる人にさよならを言う
今 君はこの世界でいちばん愛してる人にさよならしたら
ねえ これから誰を愛すの? これからどんなふうに生きるの?
僕が知ることのない
物語の中へ君は消えていくんだね
僕が読めない物語の中で君は新しい幸せをつかむんだね
優しい雨に濡れて
ふたりは昨日より
ずっと優しくなった
優しくなったんだ
優しい雨に濡れて
ふたりは誰よりも
誰よりも愛する人を
愛せるようになった
幸せになってね…
僕はこの唄を君に最後に送ろう
歌いきった時が
「本当のさよなら」さ
さよなら…
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降り止まぬ雨に濡れている僕の背中が声を出さず泣いている
いつからだろうか
こんなにも僕の背中がさみしくなったのは
もう何日も眠れない日がつづいてる
あたりが暗くなって
さあ寝ようと思うと
いつも眠れないよ
僕だけが置いてけぼりさ
夜の温度に 冷やされて 熱せられて
僕はいつも 感じてる 思ってる
夜の温度に 傷つけられて 悩まされて
僕はいつも 迷ってる 悩んでる
記憶に翼がはえて
鳥みたいになって
飛んでいった
抜け落ちた思い出
嫌な過去はシュレッターにかけて処分さ
さあ 眠れずとも
朝は来るから
朝になればなったで
出かける僕がいて
そして部屋に鍵を掛けて さあ出かけようって時にいつも眠くなるんだ
ぼーっとした頭で
仕事は辛い
突き刺さる視線が痛い
そしてまた眠れない夜は来る
極めて惨い手段で
この僕を眠らせない。
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幸せになれる。そんな予感がしたよ
なんでもない日だけどどこか幸せ
鳥たちのさえずりと
川のせせらぎと
時を刻む腕時計の音
この自転車は目的地もなく自由に道を走るだけの鉄の塊
僕のこの右手と左手と右足と左足だけが
目的地を決めるギアに代わる物です
幸せなんて そもそも見えないもので そこにあると思えば目の前にだってあるもので
だから平凡な毎日だってよく探せば
きっとあるはずさ
見落としてた幸せが
通り過ぎてた裏道みたいにまだ知らない場所に咲いてる花のようにきっと
幸せはあるんだよ
だから
幸せになろうよ
まずは思い込みでもって幸せを見つけようよ
いつまでも泣いていても状況は同じさ
それよりいち早く笑えるための突破口を探し出そう
強くなるんだ 僕よ
雨の中でも
笑えてしまえるくらいに
僕は幸せだ。
多分思ってるよりずっと いやそれ以上に
固定観念を捨て
今 脱皮するのさ
長い眠りから
醒めるように
お姫様よ、王子様よ
お目覚めですか?
あなたは幸せなのさ
幸せになれるコツを知っているなら
思い込みが大事だよ
固定観念を捨てなよ
国規模で考えてみなよ
君は不幸せなんていえないはずだから
それが幸せになるのにもっとも最適な方法さ
かんたんだろう?
今からでもやれるよ。
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晴れた日も
雨の日も風のつよい日も
いつも一緒に居たいって思う人はこの世界でひとりだけ
君だけだよ
笑ったり 泣いたり
ひとりでするより
ふたりでしたほうが何倍も楽しいね
何倍も心強いね
たとえば今日みたいな晴れた日には君とどこかへ遊びに行きたい
人通りの多い場所
人気のない場所
そんな道を通り過ぎて ふたりが心から安心していられる場所へ逃げる
長年連れ添えばすれ違うこともきっとあるでしょう
喧嘩して何日か口をきかない日もあることでしょう
でもいちばん君に
そんなときでも
わかっていてほしいのは僕が愛してるのは世界でただひとり
君だけだってことさ
多分僕はこれからも君を心無い言葉で傷つけるかもしれない
でもわかっていてほしいのは 絶対手はあげないってこと
厳しい人になって
やたら冷たくなって
誰からも愛されないならばいっそ優しすぎるような人になって
愛されたいよ
たとえば君に
君だけに伝えるために歌いたい
歌なんか下手だけど
それでも聴いてくれるなら
僕は頑張って歌っちゃうから
聞いて 本気の僕の歌声
君と出会えた奇跡にも似た運命じみた
あの日 僕はきっと赤い糸の繋がりを感じたんだ
嘘でも気のせいでもない証に僕は今でも君を変わらない気持ちで愛してる
そして今伝えたい
あのころと変わらない気持ちでもう一度
プロポーズするのさ
出来映えなんか気にしないで 言葉は拙いけど これでも愛のうたなんだよ
のどを鳴らして
最後まで君のそばで歌いたい 歌いたいよ
何歳になっても
何十年経っても
変わらない思いがここにあるから
その時疑った人がいるなら何十年後で僕らの気持ちを聞いてもらえばいいだけさ
ここにある平凡な毎日の中でそれとなく繋がる心と心
君だけに届けたい
夜も寝ないで
つくった僕の
この愛のうた
BGMも伴奏も要らないよ
僕の声だけが楽器さ。
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盗まさせてもらうよ
君の可憐なその瞳
盗まさせてもらうよ
君の純粋なその心
君は誰より 美しくて
誰から見ても多分同じくらいに素敵さ
光り輝く宝石のような星たちが光る
そんな夜に
屋根から屋根へと飛び移りながら
君の部屋の窓から
風のようにあらわれてサッと君を連れ去る泥棒さ僕は
この世界でいちばん
愛してる人を
「恋人」と呼びたくて
名前で呼びたくて
僕は君を盗むよ
ますます君が好きになる 見つめれば見つめるほど
ブラックホールのような終わりのない君の魅力に吸い込まれていく
今夜こそはきっと
君を落としてみせるんだ
盗まれてもらうよ
君の白いその手足
盗まれてもらうよ
君のその素直な心
君は何より美しくて
きっといつまでも綺麗だよ
君に盗まれた心は
もう二度と返さないで君が持っていてよ
心泥棒よ。