詩人:どるとる | [投票][編集] |
何も 聴きたくない
何も 見たくないよ
何も 触りたくない
何も 食べたくない
雨音に閉ざされて
ひとしきり 部屋の中
吹いたこともない
口笛で奏でる即興曲
どこまでも沈んでく
僕の心は重さなんてないけど 重いのさ
何も 言わないで
何も 言わせないで
何も 聴かないで
何も 聴かせないで
雨音に閉ざされた
暗い部屋ひとりきり
聞き覚えのある
あの懐かしい声がふいに僕を救う
雨の夜
星さえ見えなかったけどどこかあたたかい夜
夜の温度はまるで感じないけど優しいぬくもりに溢れてた
優しいぬくもりに溢れてた。
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じょうずな笑顔の作り方なんてあるわけもないのさ
笑顔はそもそも自分でつくるものじゃなくて
自然に生まれるものだから 勘違いしないでね
この世界に生まれて
もう僕も20年あまり
そろそろ
僕もわかってきたよ
この世界の歩き方
悲しみも喜びも
繰り返す
天気のように
それは全く不条理に
僕らの機嫌を変える
さあ 歩いていこう
悲しみのない場所へ
さあ 逃げましょう
泣かなくていい場所へ
なんて夢のような世界は無いけど
現在地を確かめて
迷わないように
今と向き合って
少しずつ少しずつ
輝けるすべを模索(さが)す。
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嫌なことは忘れて笑う僕の真似をしてみてごらん
まるで腹話術みたいに君の本音を話したい
パントマイムみたいに見えない壁におびえる日々から抜け出して
笑って
笑って
笑って
笑って
歩いていこう
見上げてごらん
こんなにも
こんなにも
こんなにも
こんなにも
世界は綺麗で
美しいんだよ
閉じている目を開けて今から綺麗な景色をふたりで探しに行こう
二人三脚で
この世界に生まれたときから多分知っていたのさ
僕らはどんな極地でも笑えるってこと
さあ 笑って 笑って
笑って 笑って
歩いていこう
見つめてごらん
こんなにも
こんなにも
こんなにも
こんなにも
地球は綺麗で
輝いてるんだ
僕の真似でもいい
理由はなんでもいい
笑える時に笑っておきなよ
涙はすぐ流れるから
笑顔は涙より浮かべるのが難しいから
真似でもいいから
君が笑ってくれるなら僕は幸せだな
笑って
笑って
笑って
笑って
明日も明後日も
たとえ
明日が雨でも
きっとそばにいるから
だから
笑って
笑って
笑って
笑って
ふたりで探しに行こう
この街にもまだ残ってる緑色の幸せを
綺麗に咲いてる花々を
僕の真似をしてみてごらん
空き缶を拾ってみてごらん
落ちてる吸い殻を拾ってみてごらん
ちょっとした気遣いがこの世界を輝かせるから
パントマイムで
救われる世界
それもまたいいね
愛と平和と
省エネの毎日
隣に君がいてくれる幸せに微笑みかけたい
振り向いた君の笑顔に僕は一目惚れ。
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並木道に吹く風と
置いてけぼりの切なさ
ロマンスが香り立つ夜
コーヒーカップからあがる湯気が瞳を曇らせるね
涙の雨が降る
あたたかい雨が降る
真夜中の声は
やがて優しい唄になる
夜明けを待って
静かに夢の中で
朝が来るのを
待っているよ
優しい唄に包まれて
僕はまた僕になる為
新しい世界を想像する
真っ白な紙の上に
自由に絵を描くように
醒めない夢に溺れている僕自身が僕自身を助け出すよ
ほら歩き出そうね
新しい明日へと
輝くだろう明日へ
優しさが生まれるとき 人は長い長い悪夢から目醒める。
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君の声を聞かせてよ
さびしいから
優しい声を聞かせてよ
甘い声で囁いて
泣いてしまいたくなるから
切なくなるから
沈んでいく 夜の腹の中へ
僕の声はかすかな悲鳴をあげながら
消えていく
だんだん小さくなる
そして誰も届かない場所へ消える
真夜中の声
この夜を駆け抜けていこう
君とふたり
逃避行だ
新しい物語の中へ
逃避行だ
醒めない夢に溺れて。
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全国のみなさん
聞いてください
今日僕はこの世界中でいちばん大好きで
いちばん愛してるあの人に思いを伝えようと思ってます
真っ白なノートに書き綴った
何度も書き直した
セリフは届くかな
キザなセリフじゃないけど素直な気持ちで考えた言葉は君の心に伝わるかな
君が大好き 誰よりも
君が大好き 何よりも
できることなら今すぐ君を抱きしめたいんだよ
全国放送にしたいくらい 本当 大々的にほら 伝えたい
全国ネットにしたいくらい 本当 大げさなくらい 届けたい
この思いを
愛してる!
この瞬間も
過ぎた昨日も
せまる明日も
僕は変わらないよ
愛してる!
にぎやかなメロディ
あたたかな夜を包む
きらめく リズム
僕はいたって真面目さ
見えないブラウン管の向こうへ繋がってゆけ
稲妻の衝撃にも似た
あの初恋のときめきをもう一度思い出したから。
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僕は上る
僕は下る
長い長い坂道を
目の前にそびえ立つ
傾斜のある道を
天上天下
唯我独尊
思ったまま
進め
自由が僕らの味方さ
さあ 歩いていこう
自由への道を
さあ 歩いていこう
自由への道を。
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僕は純粋だった
少年の頃は
嘘つくことも
愛想笑いすることもしなくてすんだから
ほら思い出したよ
あの夜
空想の中の不思議な物語
僕はヒーローで
悪と日夜闘って
そんな夢物語は
なみなみと注がれた
おちょこの中にうつる甲斐性のない僕からしたらほど遠かったね
少年の夜はこうして
過ぎて行くのです
少年の夜はそうして
過ぎて行ったのさ
少年の夜は。
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おもちゃ箱をひっくり返したようなストーリー
そんな物語がお望みなら探すのさ
世界が終わるまえに
僕の夢はね
それこそこの世のすべてを手に入れること
だけれど君がイエスというなら 君が夢だよ
ちょっぴり恥ずかしいけど
伝えたい 届けたい
今すぐ フォーミー
愛を この愛を。
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並木道に吹く木枯らしよ
ポケットの奥にしまい込んだ切なさよ
この僕から笑顔奪う姿も見えない泥棒よ
舞い降りる白い季節に抱いた淡い恋心よ
雪のように降り積もる感情の雨
それはただひとりの人に注がれる思い
僕はもう
愛しくて
ただ
恋しくて
胸の痛みに
今日もふるえて
気が気じゃない
時間をひたすら過ごしてる
イチョウが舞い踊る
並木道の途中で
ふと立ち止まって
空を見上げれば
飛行機雲が見えたよ
しずくがポタリ
地面に落ちて
君の笑顔が
浮かんで
瞬間、ほほを伝う
涙の雨
君に会いたいよ
僕はもう
愛しくて
ただ
恋しくて
胸の痛みに
今日もふるえて
気が気じゃない
時間をひたすら過ごしてる
君がもう
愛しくて
ただ
恋しくて
見えない明日に
今日もふるえて
心の寒さがぐっとこたえてくる冬
守るべき者を手に入れた君の胸元に抱かれた小さな命に僕も微笑みかけたい
幸せになった
君に会いたい
薬指に光る指輪と
それを繋ぐ愛
愛しさと恋しさだけが残ったままだけど
君に会いたいよ。