詩人:どるとる | [投票][編集] |
おもちゃ箱をひっくり返したようなにぎやかな夜だ
今日は悲しみの入り込む隙間もないほどさ
君は笑っているけど
明日になったら
また泣くんだろう
君はとても涙もろいから
君が傷ついた時
君が助けてほしい時
僕に何ができるかな
大切なのはいつでも
何ができるかじゃなくて何をするかだ
涙に暮れる君を抱きしめたい
悲しくて 切なくて
ふるえてる
そんな君を抱きしめたい
途方に暮れる君を迎えに行く
侘びしくて むなしくて 戸惑ってる
そんな君を抱きしめたい
僕はいつも君を思ってるよ
他人には全然関係ないことだけど
僕には何より大切なことなんだ
だからずっとそばにいてね
僕はそんなことを思う
たとえばこんな
にぎやかな夜に
夜気にやられて
月見酒酔いしれて
日々を闊歩する
君を見つめてる
なるべくカワユイ猫の目つきで。
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ねえ 僕は笑えてますか?
ねえ 僕は輝いてますか?
ねえ 僕は本当に生きれてますか?
自信が無いんだ
すべてにおいて
落ち込みやすくて
涙もろいんだ
二十歳もこえたし
もう大人だね
先も見えてきたよ
無理なことも
わかってきたよ
闇雲にただ歩きつづけて
たどり着いた場所で
未来という名の時間は絶え間なくつづいている
死ぬまでどこまでも空回りとアウェイな日々
フェードアウトは不可能
記憶の森に埋めた
恥ずべき過去は
今も鮮やかだ
ねえ 君は笑えているね
ねえ 君は輝いているね
ねえ君はうまく生きれてる
他人ばかり羨んで
自分のことなんて
どうでもいいって顔
あとはただ諦めるだけの人生
失うもの 得るもの
闘うことさえ放棄した
もう疲れたよ
若さが逆に重荷さ
曖昧にただ生き続け
繰り返す忘却の年月に
希望という名の光は途絶えて 見えない
ねえ このまま
変わらない時間の流れに逆らわず
ただよって
空でも見上げながら
やがて死ねていけたらいいんだよ
後悔は塵ほども無い
ねえ…笑わないで聞いてくれるかい?
それでも生きたいと思うんだよ
ばかにおかしいだろう?
それでも人を愛したいと思うんだよ
何もできないのに
おかしいね
涙なんて流し疲れたよ
あとは笑うしかないんだ…
自分で自分を
この不毛なる
人生を…
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無理な笑顔で
涙を隠さないでいられる世界を望む
愛想笑いは
本当の気持ちを
真っ向から壊す邪悪な笑顔です
お世辞なんて最悪で
他人を持ち上げるために神経すり減らしてしまう
笑いたくもないのに
笑うしかない
こんな世界は
本当いえば嫌いです
そうだよ!
僕の笑顔は君のためにあるもので
他人の都合では
簡単に動かせない
だけれど社会に出ればみんな愛想笑いで
笑いたくもないのに
笑ってるね
心を精一杯 偽れるだけ偽って
気持ちをねじ曲げて
涙腺さえ きつく締めて
涙なんて流れないように無理に頑張るね
その姿がまるで
ピエロのようで
自分で自分が
イヤになる
この街に棲む
大人はみんな
ひとり残らず
ピエロだね
嘘ばかりついてさ
心を誤魔化してばかりだ
でもそれは誰のため? 金のため? 名誉のため?
僕にはわからなかったよ
でも大人になって
わかってしまった
僕がここにいるんだよ
たとえ気持ち偽っても
たとえいやいやでも
愛想笑いを浮かべなきゃいけない時
お世辞を言わなきゃならない時があること知ったんだ
さあ今日も悲しいけど 惨めだけど
従うべき者の下で
頭下げるよ
そして心ともピエロに着替えるよ
自分を守るための
演技で乗りきるよ
僕ももう大人だ
それはすなわち
ピエロになった証だ
さあ 泣きたいけど
笑え!笑え!笑うんだ!
涙をぐっと奥に引っ込めて
紡ぎ出せ偽りのピエロスマイル、にっこり
そして僕はまた
君の待つ家に帰ればいつもの僕に戻るよ
不幸せな境遇は今も昔も変わらずに
僕をくるしめるけど
君がそばにいることで笑顔は増えたよ
愛想笑いはちょっと苦しいけど
僕は大人だ
大人=ピエロだ
時と場合を見極めて生きられなきゃおしまいさ
だから君のために
僕は今日も
ピエロになりきるよ
サーカスの中で終始笑うピエロみたいに。
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人を愛するってどういうことなのかな
ただいっしょにいるだけじゃ愛するってことじゃないなら
どんなことをすれば愛するってことになるのかな
「僕が君を守るよ」
そんなセリフをかっこよく言えたらいいけどおあいにく様柄じゃないのさ
安っぽいプライドとか
妙な頑固さとか
そんなものためらわず捨てて
素直な気持ちで
君と向き合えたら
きっとそれはたぶん
幸せへの入り口
開く 鍵になるね
たとえばさこの世界で君と出会えたことや
今こうして僕と君が笑いあってる日々のすべて
そのすべてが宝物といえたならいいな
特別なことなんか
無くたってね
ただ、こうして
いっしょに笑ったり
いっしょに泣いたり
たまに喧嘩したりするなんでもない日々が何より素敵なんだ
ヒーローにはほど遠いけれど
頼りない僕だけど
君を守れるよ
君を受け止められるよ
だからずっとそばにいてね
君がいなけりゃ
僕なんてただの石ころさ
君が僕をヒーローにしてくれるから
どうかいつまでも
君を守らせて
君を愛させて
ただ、思いとしてはね
愛しくて 愛しくて
どうしようもない
それが本音なのです
曖昧な答えだけど
これだけはたしかさ
僕が君を愛しているという
君に僕は愛されてるという
そのふたつの真実
並木道に吹く
つめたい木枯らしが
木の葉をふわり舞わせれば
もう秋は冬に変わる
君がつくってくれた
マフラーが役に立つだろう。
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君が大好きなんだ
君の笑顔も涙も
全部大好きなんだ
君を抱きしめたいんだ
痛いくらいにぎゅっと
君を抱きしめたい
この広い世界で
君に会えた奇跡
それは運命と呼んでもいいくらいさ
君と過ごす毎日は
僕にいろんな事を教えてくれる
人を愛する喜びと
人に愛される喜び
感じながら
思いながら
幸せはたしかな温度を持って心に伝えるんだよ
リンリンと鳴る
幸せのベル
君が笑ってくれるなら
僕は幸せだよ
ただいつまでもこうして二人で歩いていこう
僕らは僕ららしく
ゆっくりペースで
生きていこう。
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歩き続けるこの長い旅の途中で
荷物になる思い出は
迷わないで
悩まないで
ためらわず
ここに置いていこう
思い出なんてどれも大切だけれど
心に負荷をかける思い出なんて思い出じゃないから
本当に大切だと思う思い出だけ背負って
歩いていけばいい
悲しい思い出
楽しい思い出
ひとつひとつ
確かめて
本当に大切な思い出だけカバンに詰めて
そのほかの思い出は
ここに置いていこう
ぬかるんだ道に
足がもつれては
泣き言を言うけど
僕は負けないよ
向かい風にだって立ち向かう
追い風を巻き起こすんだ
さあ 旅はまたここからはじまる
思い出は常に増えては減る
それは悲しい事でもあるし場合によれば嬉しい事だったりもする
だけど確かなのは
全部を抱えて
歩かなくてはならないというキマリはないという確証ひとつ
思い出なんてどれも大切だけれど
心に負荷をかける思い出なんて思い出じゃないから
本当に大切だと思う思い出だけ背負って
歩いていけばいい
なけりゃいい思い出なんてたぶん無いけど
置いていくべき思い出だってあるはずだ
だから僕は置いていく
ここに置いていく
未来へ持って行くべきじゃない思い出は置いていく
置いていくのさ
背中で手を振って。
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逆走なんかできやしないんだ
後戻りなんかできないんだよ
一度した失敗や過ちは永遠に残る
忘れられないのが嫌なら 今という今を確かめながら神経質に生きる事さ
でも気を張ってちゃ楽しいものも楽しくなくなるね
今現在 僕の人生は
迷走する日々
迷ってばかり
悩んでばかり
アルデンテには遠い仕上がり
未来はまだ始まったばかり
違うよね
大げさにいうなら1秒後だって未来は未来さ
僕らは常に未来を踏み越えてゆく
そして過去を飛び越えて 少しずつ少しずつ年をとる
だから言い訳なんか言ってる場合じゃないんだね
食えたもんじゃない今を
マシな味にするのは今からの努力や頑張り次第さ
さてどうなることやら
今後の茹で加減
明日からのアルデンテ
期待と不安の中
僕は倒れるように
眠るのさ 眠るのさ。
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何もかもうまくいかない
すぐに苛立っちまう
自分らしくいようとすればするほど
自分を見失う
気づけば誰かを傷つけてる
眠いのに眠れない夜
夢さえ見れない夜
窓を開けて 夜風にあたろうとしてても
気分はおそろしく早く変わるから
やっぱりやめたとカーテンを閉める
心とからだがかち合わないね
なんだかおかしいね
いうなれば
時計回りの世界で
唯一
僕だけが逆に動いているような気分だ
果てしない疎外感が僕を夜の果てへ追いやる
そんな逆時計回りの夜
世界が僕を孤立させた
何もかも人のせいさ
だけれどそんな夜もある
君にもあるかい?そんな夜
だめだな
今夜は逆時計回りの夜だ
うまく生きようとするとどこまでも崩れていく
下手なことはしないほうがいいな
今夜は早く寝よう
今夜は早く寝よう
また時計回りにもどる明日の朝を待って
今夜はサッと寝よう
今夜はサッと寝よう
ありもしない幻が
僕を拐かす
逆時計回りの夜なのさ。
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ある日僕の心に芽生えた気持ちは
恋と呼ばれる気持ち
それは不思議な痛みを伴い朝も夜も僕をくるしめる
だけれどそれでも
あなたを思うと幸せな気持ちになれる
不思議だけど
いつか伝えたい
でもどう伝えればいいのかわからない
誰かに聞くわけにもいかないから今も抱きしめてる
恋のタマゴ
受け取って
受け止めて
僕の花束を
この世界でいちばん好きなんだよ
金持ちでも
有名人でも
社長さんでも
無い僕だけど
君を幸せにしてみせるよ
自信だけはあるよ
並木道をいっしょに手なんか繋いで
歩きたい
そんでもってキスしたい
そんな下心
見え隠れするよ
タマゴが割れて
ひよこが飛び出すように君にこの気持ち伝えられたなら
世界はもうちょっと明るくなるかもしれない
もう少し僕も大人になれるかもしれないね
割れそうで割れない日々だけど
今も大切にあたためてるよ
恋のタマゴ
肝心なのは
タイミングじゃない
場所でもない
素直な気持ちひとつさ
僕は大きな声で言うよ
世界一愛してるよ
君だけを
それがタマゴから孵った気持ちだよ
ほら 騒ぎ出すよ
君への気持ち
不安なんてケセラセラ
期待こそが最重要
さあ 結果はどうか?
さあ しばし待て!
半熟タマゴのままじゃいられねえ!