詩人:どるとる | [投票][編集] |
理由は特にないけど
ワケを聞かれても答えようがないけど
とにかく大好きだから
とにかく一緒にいたいから
僕は君にこの世界でいちばん優しくしたいのだ
もっとくっつこうよ
もっと手を繋ごうよ
もっと話そうよ
もっと笑いあおうよ
もっと本音言い合おう、心の中の閉じたカーテン開け放して
切ない夜だ
今日はねとてつもなく長く感じる夜だ
眠れやしないぜ
ずっと言えなかったよ
ずっと言いたかったよ
ずっと隠していたよ
ずっとふるえてたよ
ずっとこの時を待ってた、僕は
もっと泣いたって
もっと笑ったって
もっと怒ったって
もっとはしゃいだって
いいんだよ
嬉しいくらいさ
迷惑かけてよ
困らせてよ
君はいつも優しいから
僕にも優しくさせてよ
世界中でいちばん輝いてる君に今すぐ優しくしたいのだ
もっと近づこうよ
もっとふざけあおう
もっと暴れようよ
もっと心ひらこうよ
少しずつでいいから
二人が心から笑いあえるようにするのが僕の役目さ
僕は君といつまでも一緒にいるから
安心しておやすみ
僕の頼りない背中で
永遠の夢を見てほしい
やがて僕は君に
君にこの思いを
抱いたことのすべてを話す日が来たなら
その時はわざと恥ずかしいとか言いながらはぐらかすのだろう
永遠じゃない時間だから君といられる時を大事にしたいんだ
特別なことなんか何もできないけど
できる限りの努力で
君を幸せにしたい
だから、希望とロマンを束ねた見えない花束を君に贈るよ
もっと泣いたって
もっと笑ったって
もっと怒ったって
もっとはしゃいだって
いいんだよ
嬉しいくらいさ
迷惑かけてよ
困らせてよ
君はいつも優しいから
僕にも優しくさせてよ
世界中でいちばん輝いてる君に今すぐ優しくしたいのだ
とにかく大好きだから
とにかく一緒にいたいから
僕は君にこの世界でいちばん優しくしたいのだ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
燃えるような赤い夕日が僕の瞳に映っているよ
小さな鳥の影
空を飛んでいく
電信柱の影が
長くのびて
チャイムの音が
きこえてくる
五時にもなれば
もう真っ暗だね
夕刻の空に
浮かぶ雲と
せまる夕闇
僕は何を思い
君は何を思うの?
今日が終わってゆく
「蛍の光」に見送られて
もう二度と来ない
今日は終わってゆく
空の彼方で大きな夕日が今、沈む
さよなら
誰かが流した涙と
つぶやく声
それじゃまた明日ね…
分かれ道と
手を振る二人
もう少し
この景色
見ていたいな
夕刻に流す涙はなぜかあたたかくって
心が優しくなる
誰かに優しくしたくなる
たとえば君に
たとえば自分に
たとえばみんなに
さあ ドアを開けて
ただいまって言うからおかえりって聞かせてよ
それではじめて僕の今日は本当に終わるのだから
さあ もう一度言うよ
さよなら バイバイ…
また明日会おうね
街はもう夜の腹の中
星の光だけが輝く。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕らは結局は幻なんだ
いつか跡形もなく
消えてしまう幻なんだ
ため息を吐き出しても
文句をこぼしても
誰かを憎んでみても
はじまらないね
だけれど僕を奮い立たせるのは
この異常なまでの諦めの悪さと意地の悪さ
さあ 人生という大海原に船出した時から
僕はもう戻れない
旅に出たんだね
さあ 幻と戯れよう
美しい幻と遊ぼう
夢から覚めた僕は
寝汗をかいて
夢幻の空へと
イメージを
膨らませるんだ
そして黄金の夜明けがやがて見える。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
これは始まりがあってさ
ちゃんと終わりもあってさ
順序よく事がはこぶ
実に美しい物語
僕らはその中の登場人物
それぞれに設定がある
だから僕にもある
僕はとても不器用でめっぽう泣き虫みたいさ
主人公には向かないみたいだね
わき役でもそれなりに活躍するならいいけど僕は活躍さえしなさそうだね
リアルRPGストーリー
すぐさま
リセットボタンを探すけどどこにも無いよ
このまま続けるしかなさそうだね
僕はスタートボタンを押して歩き出す
街から街へ
海を渡って
そんなんじゃ無いけど小さな冒険だ
始まるよ
武器も防具も必要ない簡素的なRPG
世界が君を求めてる
そんな妄想携えて
飛び出そう見えない翼ではるかな世界へ
君が勇者だ
僕が勇者だ
さあ スタートボタン押したその時から
旅は始まってるよ
ネトゲ廃人
押しのけて
僕は現実に生きる勇者
気張れ、奮い立て
僕が僕の人生では主人公さ。
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ブロッケンの亡霊が僕に手を振るよ
昨日の僕が今日の僕に手を振るよ
さよなら バイバイ
もう会えないね
君のその笑顔も
さよなら バイバイ
いつか会いたいね
変わらない笑顔で
さよなら バイバイ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕等はそれぞれの夢を抱いて
僕等はそれぞれに明日を夢見て
愛と未来
見比べてみて
君は未来を選んだね
君と僕が見ていた世界は僕だけにはバカみたいに輝いて見えていた それだけだ
だから
君を愛してるんだよ
そんな言葉も伝えられないまま
ピアノの鍵盤の上に指を置くまえに終わる発表会
さよなら、さよなら
もう会えないんだね
ぼくは
抑えきれない涙が
指の間からこぼれ
心までも濡らした
誰も居なくなった広いホールで悲しくピアノが鳴るよ
最終楽章に見送られて
ぼくらの時間はこうして終わる
ピアノの蓋を
静かに閉めて
ぼくさえ居なくなった心の中のホールには残されたピアノと置き去りにされた君の写真が散らばってる
なぜなの?なぜなの?
ぼくが何をしたの?
ただ君のこと
好きだった
それだけなのに
もう弾くこともない
ピアノが小さな灯りに照らされて
置き去りにされた
思いと
僕がこぼした
涙のあとが残ってるだけだよ。
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生きることに決まりはないでしょう?
だからどんなに不器用でも生きてることにかわりはない
僕はひとり真夜中の遊歩道
なんとなく立ちつくして月を見ていた
自分の存在の証がほしいよ
それがある場所だけでも教えてよ…神様
そんなの いやしねえよな
ありもしない天の国に救いの唄を
捧げてしまう夜は
何も言えない
言葉に詰まるといつも嘘でごまかしてしまうのは昔からだよ
ねえ 僕はこの先
どこへ行くのだろう?
地図さえ無い道だからヒントも無いよ
頼れるのは僕自身だけだ
差し込む光に
影が覆い被さるように
浮き上がった希望は
たやすく絶望の淵に沈んだ
ああ もう限界なのかもしれないね
さよなら…
まぶしい夜明けと
ガードレールに沿って曲がる自転車
昇る朝陽に深呼吸
あたたかい
ブラック珈琲と
値上げした煙草
悲しくても
腹が減る
さあ そろそろ街へもどろう。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
感情があるおかげでこんなに悲しい
でも
感情があるおかげでこんなに嬉しい
そんな僕は幸せなのかい?自分に問いかけても
自分のことなんだからって笑う毎日
とうとう人生ってものがわからなくなってきたよ
毎日辛くて
とても不安で
そんなの当たり前なことと笑い飛ばさないでよ
それでも生きてる僕は当たり前なのかな?
この百年あまりの時間の中で
残された時間をどれだけ有意義に過ごせるかなんてどうだっていい
僕は僕として
生きられればそれでいい
頭の中に渦巻く
様々な感情の渦に
のみこまれてしまう夜は眠れるわけもないだろう
何が悲しいか?って
すべてだよ
絶望が僕に囁く
早く死んでしまえ
死んだあとの世界はとても楽だろうけど悲しい楽園さ
だから生きることも投げやりで死ぬこともできずさまよってる
僕は僕のヌケガラなのさ
これから生きていく自信がないよ
これから歩いていく気力がないよ
それを人はただ
弱虫の言い訳と
笑い飛ばすだけだ
枯渇した涙の川
そこに泳いでいた
景色は今やモノクロ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
誰より 誰よりも
愛してる人に
伝えたい気持ちなんてたかがしれてるね
どんなふうに形にすればいいの?
どんなふうに君を愛せばいい?
繰り返し繰り返す
夜と朝
そのたびに入り交じる
光と影
時の重さをこの身にうけて夢の砂漠を旅する日々
ロマンという果実を食べてしまった僕らはまるでアダムとイブ
世界から嫌われた
二人ぼっちさ
落ち着ける場所を探して歩いていこう
記憶の森に捨てた
僕らの忌まわしい
過去は忘れて
今はただまっすぐに互いをみつめて
ずっと閉じられていた
窓を今 開け放そう
そこからが愛のはじまり。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
やさしい気持ちで
詩を書いたなら
やさしい詩が生まれる
きびしい気持ちで
詩を書いたなら
きびしい詩しか生まれないね
やさしい気持ちで
いつも居られたら
やさしい詩がたくさん書けるのにね
やさしい気持ちで
人と向き合いたい
そして
やさしい気持ちで
自分と向き合いたい
現実と向き合いたい
本当はすべての出来事と和睦を願ってる
やさしい気持ちが
思いに重なって
やさしい詩ができる
今日はどんな気持ちで僕は居るのかな
そしてどんな詩が書けるのかな
でもたとえどんなことがあったってやさしい気持ち忘れたら
それは自分じゃないね
だからやさしい気持ちで詩を書くときは
詩を書くときは。