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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[2009] 白い季節
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真っ白な景色の中に描く冬の物語

風が冷たくなると
僕らの距離も近くなる
さあ出掛けよう
二人が二人らしくいられる場所へ

マフラーはなんの変哲もない愛を繋いでくれるためのもの
黄色い手袋をした君と
茶色の手袋をした僕らが手をつなげば
ただそれだけで楽しい物語のはじまり

拝啓、こちらはとても寒くて
凍えてしまいそうだ
そちらはいかがですか? なんてふざけて二人は笑いあう
そんな僕らの微笑ましい日々はつづく

真っ白な景色の中で描く恋の物語

粉雪舞う白い季節
二人で居られる
そんな安らぎだけが心を暖められる

今、僕はすごく幸せだ
だっていちばん好きな人が誰より近くに居るから
いちばん寒い季節に二人で居られるから

そして二人の距離は
寒くなればなるほどに近づいて
やがてはひとつになる

寄り添う夜
星さえ冬眠したくなる寒い夜
僕らは暖炉の前で
あまい口づけ交わす

この街はいつものとおり 変わらない優しさであふれ
そして隣には
素敵な君が居る

この上ない幸せの形
寒ささえ 忘れられる。

2010/11/06 (Sat)

[2008] 墜ちる
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僕はきっと多分
何度でも繰り返す
同じ過ち 同じ罪

だからずっと多分
いつまでも懲りない

墜ちるとこまで墜ちたら人間 人間じゃなくなっちゃう

僕はなんだ?
獣か?

わからない
自分が
わからない。

2010/11/05 (Fri)

[2007] お終いの場所
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一度迷い込んだら
なかなか出てこられない

悩めば悩むほど
思考の迷路に
迷い込んでいく

出口は無いようだ
でも、道はいくらでもある
だからどれか好きな道を選んで僕は突き進む 当たり外れも多い 道の先に何かを期待して

現実遭難者さ
言ってしまえば
みんな
悩みのない人や
迷わない人なんて
いないこの世界に生きる人はみんな
出口のない迷路をさまよう遭難者さ

そしてやがて精も、根も疲れ果ててしゃがみ込んだら
そこがその人のお終いの場所

さあ それぞれの果てなき物語はつづく
思考の迷路の中をさまよいつづける人生。

2010/11/05 (Fri)

[2006] 死のイメージ
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とあるなんでもないいつもの夜なのに
僕はいつになく悲しくなって涙をいっぱい流した
何がこんなに悲しいというのかな
何が僕をここまで追いつめたのかな
そして何が僕をこんなに泣かせるのだろう

どうせ僕の人生なんてまるで失敗ばかりで
駄目な人生なんだろう
悪いのはだいたい僕だってわかってるけれど
心とからだがかち合わないのさ
だからいつも叱られて最悪な結果招く

わかってるよ、わかってないよそんな会話の中で思う
誰よりも
わかってるからこそ辛いんじゃないか
そんな気持ちわかってくれる人がいたらもう少し違うんじゃないかな
でも僕は孤独だ
それも痛いくらい
わかってる事

僕の目の前に広がってるこの終わりのない宇宙
酸素なんて感じないから 生きている実感さえ薄くて
時々自分の存在を疑ってしまいたくなるんだ

そうやって何度
繰り返すんだろう
昨日の涙
今日の笑顔
そしてはるか昔の栄光
昔のことばかり言ってみても大切なのは何より今じゃないか
でも憧れていた未来はあまりに残酷な世界だった
だから僕は半分死んでるっていっても間違いじゃないくらいに魂はもう空の上さ

抜け殻の日々
モノクロの景色
解き放たれた土日
それも幻
そしていつか
光も影も朝も夜も
時間の概念さえ
無い世界へ
旅立ってお終い

「とある夜の出来事」
言ってしまえばたやすく紐解けば複雑で
まだ僕をしめつける
心を縛り付ける
見えない鎖が
明日を曇らせるんだ

ため息の帰り道
少し寒い夕暮れ
家に帰っても仕事してても
ひとりぼっちで
ふいに簡単に思う
死にたいな…

浮かび上がった
死のイメージ
楽の中にある苦
それを思うと
死にとどまる
だからだから今日も僕は無駄ながら生きてる

払拭できないイメージ
また何度も思う
死にたいよ…
でも生きたいよ

僕はどこへ流れ着くのかわからない難破船の中で見えない不安に震える。

2010/11/05 (Fri)

[2005] 都会の憂鬱
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背の高いビル群と
極端に緑の少ない
排気ガスに包まれた
僕の住む街 ザ・都会

車が僕の真横を通り過ぎるだけで肺がむしばまれてるような気がするよ
灰色ばかりがやたら目につく街
カラフルなのは
人の心の中だけ

九官鳥みたいにうるさい上司に
愛想の無い後輩に
神経質な先輩に
給料の少ない
最悪な環境の中
今日も憂鬱な気分で
雑踏にのみこまれていく 帰りの電車の中で眠りこける日々

窓の外はもう真っ暗で
改札を出たときには街灯のあかりだけが闇を照らす世界

入り口も出口もない
ただ途方もなく
長ったらしい人生に
嫌気がさして
それでも
生きてる不思議

きっと多分
それは永遠の迷い
きっと多分
それは永遠の課題

都会の憂鬱の中にもある密やかな楽しみ

奥まったところにある隠れ家みたいな店

きっと あるから
まだまだ捨てたもんじゃないね ザ・都会。

2010/11/04 (Thu)

[2004] 週末ディスコグラフィー
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週末の僕はきっと誰かのために手紙を書いてる

溜めに溜めた
僕の詩の数々

それはディスコグラフィー

思い出のアルバム。

2010/11/02 (Tue)

[2003] 消滅・再生
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今日の僕は一度消滅し
明日またここに再生される

昨日と違う部分はまるで無い
昨日とまったく同じ僕が再生される

そうして死ぬまで
消滅と再生を繰り返す

時間の概念の中で
いつか自分に訪れる
死を認識しながら
日々暮らす

なんだか不思議な気持ちだ

死ぬことをわかっていながら生きることを楽しもうとしたり
時には死ぬのがこわいはずなのに生きることを放棄しようとしたりする

まるで少しずつ再生と消滅を繰り返すうち僕が僕じゃなくなるように。

2010/11/02 (Tue)

[2002] 彼女はどこにでもいるふつうの女の子
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少し子供じみた物語
恋する男の子がいて
恋する女の子がいる
ふつうの世界の物語

好みとか 趣味の一致とかいろいろあるけどいちばん大切なのはやっぱり心の問題だと思うのさ
いや、本当に

わたしを見送ったら
後悔するわよ
なんて言われてみたいな
そして甘い甘い口づけをそのほほに捧げたいな

笑ったり泣いたり
たまに喧嘩したり
僕が望んでるのは
特別なものじゃなくてそんなふつうの毎日です
そして顔はイマイチでもね とても優しくて愛のある人ならばきっと素敵な毎日になるでしょう

だから 僕の彼女はどこにでもいるふつうの女の子

それで十分さ

ねえ キスして!
世界が終わるまで
ねえ 抱きしめて!
涙に濡れた僕を。

2010/11/02 (Tue)

[2001] 君と僕の日々
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雨の匂いが鼻を突いた
かすかな風の音

はずむような
跳ねるような
気持ちは瞬間的な輝きだったね

通り雨がこの街を去るのはまだ先になりそうだ

雨降りの街
灰色の道
分厚い壁
無表情の人だかり

この街には
優しさとか愛は
数えるほどしか
ないなんて
思っていたよ

絶望的な物語は君に出会えたことで
一変 素敵な物語になったよ

雨降りの街
やがて雨上がり
虹が架かってさ
笑顔咲く
ボロアパートの一室で僕らはトランプの神経衰弱
なかなかそろわないね 二人とも

君に出逢えて良かったなんて今更何?なんて想うようなことさえ君にとってはどうやらこの上ない言葉だったようで
嬉しそうに
笑ったよ

その時心の中にも
虹が架かったような気になったんだ

さあ 雨上がりにはさ
出かけよう
水色の自転車で

水たまりなんて
かるく飛び越えて
まだ行ったことのない道を通って素敵な景色に会いに行こう

君との思い出が増えてくたびに僕の中の本当の世界は広がってゆくよ

君と僕がいるこの世界こそが本当で君と出会う前の悲しい雨降りの世界は嘘ってことでよろしくね
神様

そして今日も
君と僕の日々は
順調に 平坦に
流れていく

意味深なストーリー
秘密の未来へ
二人が知る未来へ。

2010/11/02 (Tue)

[2000] 自分のルールで生きていこう
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誰かの決めたルールに縛られるのなんて僕はごめんだね
生きるならばやっぱり自分のルールで生きてみたいもんだ
そりゃ法律とか規則とかいろいろ守らなければいけないと思うことも考えないこともないけど
それを破りさえしなければきっと誰かのルールになんて従わなくたって生きられるはずだぜ

僕は自由を手に入れた
想像でしかなかった世界が未来を瞬く間に塗り替えたよ


さあ そうだよ
肩の荷をおろすのはタイミングなんかはからなくたって好きなときでいいじゃないか
愛想笑いはいつもカバンの中にいやいや詰め込んで出かけるけどそうじゃない笑顔だって持って行くんだろう?

だからほどほどのわがままで自分のルールで生きていこう

これは競争じゃありません
タイムも測っておりません
だから自分のペースで歩いていけばいい

急がず 慌てず
ほがらかに

ゆっくりゆっくり
のんびりのんびり

自分ってものを
見つけだすための
旅を続けようね。

2010/11/02 (Tue)
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