詩人:どるとる | [投票][編集] |
マフラーを揺らして
防寒着しっかり着て
風邪牽かないように
気をつけて
出掛けましょう
出掛けましょう
冬は寒い季節だということ
みんな知っていること
だけれどみんなばかみたいにさわいで 楽しそう
白い雪に埋もれた
記憶は輝く宝物
大人になった今では味わえないまぼろし
あなたとよくこの窓から見ていたよね
そしてあたたかいココア飲みながら
語り合ったよね
遠い昔
あなたのいなくなったこの部屋にはね
冬になるとね
さびしさが香るよ
あなたがよく座っていたそのアームチェアーに残ってるあなたの香り
わたしはひとり
今はこの窓から
舞い降りる冬の妖精たちを眺めてる日々
年老いたわたしには
寒すぎる季節
そして
年老いたわたしにはさびしすぎる毎日
あなたがおしえてくれたこと
あなたと見た景色
あなたと行った場所
あなたがくれた思い出
あなたと過ごした時間
全てやさしいぬくもりで満ちあふれてる
わたしの心の中に
今もあなたがいるのよ
いずれわたしも
この部屋から
いなくなるでしょう
そしたらまた
あなたとお話できるでしょうか
でもまだもう少し
生きれるみたい
胸の中のコーヒーが冷めないうちにこの冬が終わらないように
そっとこの物語にしおりをはさんだら
わたしは眠る
永久の時計の中で
永遠をきざむ
あなたという
長針と
わたしという
短針が
きざんだ時間を
もう少しここで
感じてみるわ
愛は死んでない
ここで今も生きてる。
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雪が降る季節は
悲しくなるのさ
この胸の中に
あなたの笑顔が
あざやかによみがえるから
手のひらの落ちた
小さな雪のかけら
あっという間に
溶けて消えた
並木道の枝々を
白い雪がかざると
まるで桜のようで
「春」も過ぎて
「夏」も過ぎて
「冬」になって
寒さにふるえて
気づけば
あなたのこと思う僕がいたよ
どうして悲しくなるのかな?
あなたの笑顔が消えないんだ
会いたい…
ポケットに
むりやり
押し込めた記憶
それは忘れなければいけない記憶なのに
いつまでも
いつまでも
大切な思い出
あなたがくれた時間は
あなたが見せた笑顔は
僕にまぶしいほどの光をくれたから
今年も僕の住むこの街に雪は降るだろう
白い雪がこの街を埋めつくすだろう
そして言葉なんてなくても僕は心の中だけで君を思うだろう
きっとあなたのことは忘れなければいけない記憶で
だけれどそれ以上に大切な思い出だから
このまま
心の中の冬の季節に閉じこめるよ
あなたへの思いは
まだ消せそうにない
でもね降り積もる雪桜を眺めるたびに気づくよ
あなたと出会えたことは間違いなんかじゃなかったと
やがて溶けてしまう
桜が散るように
でもまた春になれば
あざやかな桜が木々をかざるだろう
部屋の窓をかすめる雪のかけら
ふと目をとじて
あなたを思う冬
あたたかい涙が
心をあたためてくれる
窓をとじて
夢に沈めば
まぶたの裏に咲いてる雪桜
白い光が輝く
それはきっと君の笑顔。
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聴く 見る 触る 味わう 嗅ぐ
ちょっとこの頃 鈍くなっている
軌道修正 立て直せ
危うき現状
全ての五感を研ぎすまして
進んでゆこう
あなたとふたりで暮らしていこう。
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お別れの時がやってきたんですね
もうそんな時間ですか
早いものさ
さよならって言っただけで僕らは他人になるんだね
もう会うこともない
他人になるんだね
手を振って
さよならしよう
明日は瑠璃色には程遠い
電車に乗る君は
窓が閉まるまで
悲しそうな顔で
僕を見ていた
遠ざかる愛しい君を乗せた電車が小さくなっても
見つめていたよ
僕の知ることのない明日へ君が消えてゆく
目もさめるくらい
青い空に溶けた
悲しい時間は
今もこの胸の中で
あの日の涙を
思い出させるよ
さよなら…
さよなら…
何度でも 何度でも
映写機がうつす同じシーン
終わらない映画のように。
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それは奇跡と呼ぶにはあまりにもきれいで
そんな曖昧なものではなくて
つまりあなたの笑顔
青空に浮かぶ雲がまるで海を泳ぐ魚のように
見えたその日には
あなたの瞳に恋をする
瑠璃色の季節がカレンダーを飛び出して
僕の目の前に白い粉雪を舞い降らせる
足跡を残していった
かわいらしい泥棒は
僕の心を盗んでいった
恋泥棒の名前は僕のよく知るあの子の名前
瑠璃色の季節がカレンダーの中に世界を押し込んで
美しい景色の中で
踊る二人に粉雪を舞い降らせる
キラキラと輝く
地面に光の粒子が
ちりばめられて
まるで夜空の星のようだね
瑠璃色の季節。
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夢羊をいくつ
数えても
眠れない夜はめずらしくもなんともないさ
全然いつものことさ
ここ最近は
仕事がたて込んでて
なんだか幸せだけどいやになる
僕の夢の中で
いつも見る景色は
僕が僕を見つめてる
僕が失敗したとことか
僕が浮かれてるとことかカッコ悪いとこばっか
思えばチャンスもかなり逃してきたな
もう手の届かない場所に沈んだ小銭のように それは遠い光
比較的メロウな夜に
僕は夢を見る
安いプライドで
すっかり埋め尽くされたこの部屋には
長年の哀しみがあり
そして喜びが
混ざり合うように
仲良く泳いでる
互いに手に手をとりあって
僕らは果てしない海をさまよう遭難者
生まれたときから
死ぬことが絶対の条件なら
生まれるまえから
僕はそんな規則に逆らえないことも知っていたはず
だけど 向かい風に逆らいたくなる僕は追い風を期待し続ける
遠い彼方で輝きつづける星のように
痛みをともなう夜は
心が引きちぎれるほど 壊れるよ 乱れるよ
数センチ目の前の奇跡
見えているならつかみたい
僕は挑戦者
百年あまりの命さえ覚悟決めたらベットする
戦わなければ
男なら
多少の犠牲を払っても
打ち倒すべき者は
打ち倒さなければ
明日は見えない
心は救われない
無謀なリベンジャー
勝敗のわからないゲーム
あの月の裏はハリボテだったら
笑えるよね
この世界は神様がつくった最大級の工作なんだから
なんちゃってね。
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アンダーグラウンドから見上げる空に
美しい星が嫌みなくらい輝く
安っぽいプライドなどは捨てて
やせ細ったこの身もろとも
この世の全てに
さよならをいおうか
ありもしない希望にすがって
手に入れたのは
半ば理不尽なギャンブル
確率の見えない明日
それでも僕はサイコロを投げた
新しい道を開こうと
息を荒らげて
リアルから逃げても見えるのは絶望だけ
賽を投げるよ
ここからがスタートだ
終わりのないレースのはじまり
勝率の見えない勝負のはじまり
デンジャラスな未来が僕らを待ってる
さあ 席に着け
そして賽を投げろ
運命が分かつ世界では己だけが武器さ
希望は闇の向こう
先ずは悪魔と戦争
切り札は誰かがバカにし尽くした僕のプライド。
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本当の悲しみとはなんだろう
本当の喜びとはなんだろう
この頃生きていることに自信が持てない
ずいぶん前から自分自身に誇りが持てない
きっと誰にだって
大切な誰かがいて
その大切な誰かを
死ぬ気で愛して
そして
暗闇の中 目を開けてもそこには絶え間ない闇が終わりなく
広がっているだけ
そんな悪夢の中で
どんな希望が見えるというのでしょうか?
心に流れ星ひとつでも落ちてこないかな
そしたら少しは
誰かを信じてみる気にもなれるのにね
今はまだ何も見えない
願い事だけが積み重なってさ
叶わない夢がゴミの山のように増えてゆく
明日はどちらでしょうか?
道案内もいない
ひとりきりの人生で
地図さえなく
入り口も出口もなく
僕は何が正しくて
何が間違いなのか
そんな概念さえ
いまいちわからないままでたどり着いこの夜に沈むように憐れみを抱きしめて眠る
本当のぬくもりとはなんだろう
本当のやさしさとはなんだろう
ただいつまでも見えない何かにおびえながら
時にはすがりながら
祈りつづける
人の群に早くなじめるよう 思うだけ
たくさんの星の中に
自分に合った星を探しているんだ
だけれどいつも見つからないよ
贅沢をいえばきりがないし理想ならいくらでも高くなるし
今日もつまらない欲に負けて ありもしない幸せに手を伸ばしてその挙げ句ひどく傷ついて
雲のない空に
届かない願いをかけた
早く 晴れろと…
明日はどちらでしょうか?
道案内もいない
ひとりきりの人生で
地図さえなく
入り口も出口もなく
僕は何が正しくて
何が間違いなのか
そんな概念さえ
いまいちわからないままでたどり着いこの夜に沈むように憐れみを抱きしめて眠る
届かない願い
それは全てまぼろし
この夜もまぼろし
だから僕もまぼろし
流れ星は心の中じゃなく夜空に流れるもの
本当の喜びは自分で追いかけるもの。
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僕はピエロだよ
笑うのが仕事だよ
でもね時にはね
泣きたくなるんだよ
ピエロは今日も
同じ窓から
月を眺めては
涙を流してる
嘘つきと呼ばれても
悲しくないけれど
弱虫といわれたって
構わないけれど
ただ悲しいのは
イヤだとわかってても抜け出せないこのやりきれなさだよ
ピエロになるために生まれたわけじゃないのにね
いつの間にか
拍手と歓声を得るために嘘の笑顔で偽りの自分演じていた
サーカス小屋のような社会の低層で
僕はひとり
鏡の前
笑顔の練習さ
そしてまた
夜が来れば
もうお決まりさ
この窓から眺めてる
月を眺めてる
仕方ないさ
僕はピエロだよ
でもどうせなら
やさしいピエロになりたいな
誰かをこの笑顔で
幸せにできるような
ピエロになりたいな
笑うのが
笑うのが
こんなに
大変なんて
思いもしなかったよ
でも
君に浮かべる
笑顔だけは
本物の笑顔だよ
嘘偽りのない
本物の笑顔だよ
ピエロは世の中には
楽しそうには笑わない
形だけ 形だけさ
でも君には
最高の笑顔を届けるよ
この涙をわかってくれるのは君だけだから
今夜もまた抱きしめてね
ピエロが人にもどれる瞬間に僕の心に明かりがともるよ
やさしさという名の
明かりがゆれるんだよ
僕にだって誰かを
こんなに
愛せるんだ
僕だって誰かに
こんなに
愛されるんだ。
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悲しいことがあったって全て笑い話にしてしまえ
誰かさんはそれをあーだこーだ言うけど
僕には関係ないね
そうさ 関係ないね
何が起きたって
取り返しつかないなら
いつまでも泣いたって時間の無駄さ
そうさ 無駄なんだ
笑顔が世界を救う
笑顔が心を救う
笑顔が誰かを救う
きっとそうバカみたいに信じていれば
踏み出せる
新しい明日へ
悲しいことがあったって全て笑い話にしてしまえ
誰かさんはそれを愚かなことだと言うけど僕にはそうは思えないね
そうだ 思えないね
さあ 進みましょうか
道がつづくかぎり
人生は終わらない
雨はいつか止むさ
明けない夜はないさ
さあ 思い出したら
簡単だよ 歩き出せばいいだけ
全て 全て 全て
笑い話にしてしまえ
少し泣いたら
少し落ち込んだら
大丈夫
歩き出せる
新しい明日へ
地図にない
未来へ。