詩人:どるとる | [投票][編集] |
キレイゴトがみょうに耳につく世の中ですね
あいつは言いたくもないのにね
つまらぬお世辞を言ってやがるとか
あいつは見せたくもないのにね
愛想笑いしてるとか
いやに考えてしまう
嘘ときれい事だらけのこの世界では
どこへ逃げても
待ってるのは
誰かに従わなければ生きれない現状
ルールを破ってでも
自分だけの世界を貫き通そうと思ったら完全なる自由はこの街には無いね
今日も社会という傘下で
懐をあたためてるのに悲しみの雨に降られてはこっそり 泣いている僕がいます
空はもう黄昏時
僕は帰り道の途中
夜の冴えた空気が
心をさみしくさせる
飲み屋の提灯が
僕に手招きする
僕の居場所はどこですか?
物言わぬ月さえあんなに輝いてるのに
僕はなに、しょぼくれてるんだろうね
まったくねばかばかしくなるよね
でもねこのせつなさはいつまでもぬぐえそうにないよ
涙を風に流しても
明日には涙はもどるから
言い訳で理屈をその場しのぎ ねじ伏せても現実は厳しい
今日も僕の心はさみしさでいっぱいさ
帰り道すれ違う人も同じような顔してた
みょうな親近感がぎゃくにせつないよ
赤提灯にさそわれて
立ち寄った飲み屋のいちばん奥の椅子で背中をまるめ
焼酎をちびちびするような毎日が日常さ
大人ってあの頃こんなにつまらなく見えたでしょうか?
嘘をついて逃げようとする自分も
愛想笑いやお世辞でヨイショしようとする自分もキライさ
願うなら早く 長生きせずに 死んでくれといいたい
これ以上 恥をかかぬよう。
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君と僕には解けない謎も隠し事もない
ふたりなら
答はいつも単純さ
一緒にいたいから一緒にいるだけ
好きっていう気持ちを言葉にしなくても
通じ合う心の糸と糸同士がふるえる毎日
難しい理屈はいらないよ 愛は計算できない
だから素敵なんだ
だからここにいるんだ
僕らは僕らでそれなりにやっていければいい
誰がなんていおうと僕らの暮らしはつづくから
君と僕の方程式にのっとりまして今日も2234 暮らすのさ
迷ったときは深呼吸
急がず焦らず
走らないで 歩こう
不動なる答を抱きしめて 僕は君に誓う
愛の全て この世の全て 天の神様にも
僕は君が好きなんだと
君は僕が好きなんだと
それがふたりの方程式なら答はいつも一緒さ。
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今日も僕は嘘を吐いたよ
小さな嘘も大きな嘘も吐いたよ
今日も僕はほんとは悲しいのにね
ばかみたいに笑っていたんだよ
言いたくもないお世辞をばらまいて
誰かのお褒めの言葉をもらったよ
僕はまるで人形のようにね
感情もなくただだらんとしていたよ
拍手も何もいらないから
歓声も何もほしくないから
クラウンみたいな
立場から抜け出したい
とんだピエロだね
派手な色した
服を着させられて
テイのいい
雑用みたいだね
綱渡りも 火の輪くぐりも何もないけど
僕は繰り返し自分に嘘を吐きつづける
いつになったらやめられるかな
ほんとの心で
素直な気持ちで
泣きたいときに泣いて
笑いたいときに笑えるかな
それが普通なのにね
不自然な毎日さ
こぼれた涙が
消えないあとになってほほに残ってる
まるでピエロの化粧みたいさ
おちゃらけはそろそろやめたい
僕は何を笑ってるんだろう
みんなは何を笑ってるんだろう
嘘を吐くたびに
巻き起こる拍手が
わざとらしい笑みが
僕を狂わせるよ。
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僕は嘘吐き
愛想笑いなんて
したくもないけど
お世辞なんて
言いたくもないけど
社会を笑わせるため
笑われ役になる
まるでピエロさ
ただのピエロさ
涙を流したくても
叫びたくなっても
悲しみさえ
笑い話にしなきゃ
僕は生きていけない
社会というサーカスじゃそれがルールさ
泣いていたって
誰も喜ばない
だから僕は
愛想笑いを浮かべる
だから僕は
お世辞を言う
まるでピエロさ
ただのピエロさ
笑ってればいいだけ
ただそれだけ
でもそれが一番難しい
ピエロも楽じゃない。
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君が遠い昔を思い出すときは僕は少し悲しい
だって遠い昔には
君と僕がまだ出会うまえの知らない世界が広がってるから
そこには僕の記憶は何もないから
君に遠い昔の話を聞くときはおとぎ話みたいで楽しい
だけれど本当は見たこともない世界に苛立ちさえ感じてしまう僕がいるのさ
まるでそれは長い時をかけて僕の目にうつる流れ星のように
はるかなはるかな
物語を秘めた
君の歩いてきた足跡ともいうべき軌跡
褒め称えてもいいくらいの君の努力がたくさんの輝きを生んだ
僕の知らない昔話
でもね 聞かせてよ
僕は知りたいよ
そして 君の歩いてきた道を思い浮かべたいよ
どんな景色だったの?
どんな匂いだったの?
どんな気持ちだったの?
全て知りたいよ
僕が君と
君が僕と
出会うずっとまえの昔々の長い長い話
鬼も王子様もお姫様も何も出てこないけど
幸せにあふれた昔話。
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生まれ変わっても
多分僕は君と
こうして生きたい
毎日植木鉢で
育ててる
トマトやインゲンを生まれ変わっても
君と育てていたい
同じように生まれ変わっても僕はやっぱり懲りなく不器用で
君に迷惑ばかりかけてしまうかな
何度、失敗しちゃっても
何度、転んじゃっても
君は僕を責めるばかりか
いつも心配してくれて
優しい言葉で僕の欠点さえ補うように愛してくれる
そんな君に何ができるだろう
そんな君は僕に何を望んでるだろうか
愛して 愛されて
ふたりは少しずつ
絆を深めていって
やがて ひとつになるんだね
こんな僕で ごめんなさいと言ったら君はきっと怒るだろう
だっていつかの夜わたしが愛してるのは
不器用でも頑張ってるあなただから
そのままが一番
素敵と言っていたから
自信を持ってさ
君と二人三脚
これからもよろしくね
僕はいつも君を愛してるよ
悲しくなったら
目いっぱい甘えさせてね
僕には君しかいないから
この瞳に何も見えなくなるその日まで
この瞳に朝も夜も来なくなるその日まで
君を愛して君に愛されて
まわる世界の中で生きていく
平凡でも満ち足りた幸福が何よりの宝物
君に愛されてる
それだけで僕の中の欲望は死んだね。
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夜でも朝でも君を思うこの気持ちは
おさまる気配はない
いつだって僕は暇があるなら君を思ってる
こんな気持ちになったのは思えばはじめてさ
これってもしかしてもしかしたら恋なのかな
好きさ 君が 好きさ
死ぬほど 好きなんだ
なぜに こんな 簡単な言葉が出ないのかな
こわいものなんて強いはずの僕にあるはずもないのに
もしかしてもしかしたら
僕は強がってるだけで本当は弱虫なのかな
でも 伝えたいよ
本当に君が好きだから
何時何分でも君のこと考えてる
気づくといつも仕事もそっちのけで君のことばかり
こんな気持ちはすごくじゃまなんだけど
不思議と捨ててしまうことが僕にとって
正解なのかなと疑ってしまう僕もいるよ
だから今もこの胸の中で燃えている
君の姿を見かけるたび胸が痛むよ
それはわかってても伝えられない意気地のなさから
おそれることなんて何もないはずなのに
自信のない僕じゃ
最低なシナリオしか見えてこない
もしかしてもしかしたら僕はだめなんじゃないかと
伝えるまえから弱気で
踏み出せない小さな一歩が何千キロにも見えてしまう
でも好きなのは本当なんだ だれよりも
だからこそ伝えたいんだ この気持ちを
だって 本当に僕は君のこと 好きだから。
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僕の名前を呼ぶなら
旅人と呼んでおくれ
常識に縛られた僕を
自由の象徴みたいな
旅人と呼んでおくれ
ちっぽけなプライドをぶら下げて
上辺だけの慰めを
誰かに向けて
差し出すよ
世辞や愛想笑いが咲く
社会という花園で
僕はうまく咲けるかな
腐らないでいるのは
刃向かわないでいるのは
思うよりも難しいね
従うことで得る幸せは悲しいね
本当は素直に生きたいけど 僕には従うことでしか生きるすべはないのでしょうか?
食虫植物みたいに
僕は甘い匂いに
誘われて
いつしか
元気すら吸い尽くされて心から笑ったことなんて思い浮かばないね
本当の自由を探す旅はまだつづきます
天候は日々変わります
気分も日々変わります
さて明日はどこへ行こうか?
どっちへ行こうと明日でしょ?なんてつまらない事はいわないでさ
不自由の中でゆるされた自由を手に入れよう
きっとつまらないものなんかじゃ無いんだ
旅人の旅は靴底が擦れても心が病んでも 雨の降る中をずぶ濡れで 歩き続ける
地球は今日もまわる
太陽は今日ものぼる
朝が過ぎれば夜が来る
ただそれだけ繰り返す旅。
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青春のシミみたいに
いつまでも心に染み着いてる
幼さとみょうな大人への憧れが僕を中途半端にさせてる
都合のいいときだけ大人になりたくて
いつまでも本当は子供でいたくて
悲しいことも
嬉しいことも
それなりに感じてきた
出来損ないとはいえ
ちゃんと痛みは感じるから
僕なりに悲しかったよ
僕なりに嬉しかったよ
不器用だけど
愛想はないけど
わかってほしい
それだけは
所詮僕なんていつかは跡形もなく消えてしまうのさ
だから今を精一杯生きたいけど
あまり面倒なことはしたくない
たとえ何かを失っても勝ち誇ったような顔で金に埋もれる人生よりも小さな幸せの中で生きていたいから
余計なものはいらない
貧しくても心の豊さがあればきっと僕の場合は生きていける
人間としては最低かな
でもどれだけばかにされても
曲げられないのさ
きっと俺だけじゃないだろう
そう思うのは
悲しみも 喜びも
いつかは僕から手を引くように 何も感じなくなるから
それはさみしいから
そばにいてよ
この幼く生意気な僕のそばにいてよ
ひとりじゃ本当はさみしいのさ
でも僕は群の中じゃはみ出し者だから
ひとりで黄昏ているだけなんだ
意地を張ってるだけじゃないんだよ
ちゃんとさみしくて
それなりに悲しくて
何かと頑張ってて
多少は努力をして
傷ついてる 痛いよ
心が生きてる証だね
明日も面倒だが、
生きてゆくつもりさ
決心は曖昧だが、
生きさせてもらうぜ
生きる権利 そっと掲げて。
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僕のこの声はあなたに届いていますか?
少し涙まじりのこの声は
あなたの心をふるわせていますか?
つまりは誰より君が好きだってことだけど
それだけを伝えるのにも勇気と決心が必要なんだ
簡単じゃないんだよ
絡まったように
ぐちゃぐちゃの言葉
素直になろうとすればするほど心はうらはら
強がってしまう
意地を張ってしまう
あなたに伝えたい
あなたに届けたい
それだけなのにね
どうしてこんなに
難しいのだろう?
ねえ 神様
いるのならおしえて
ひとりぼっち 出口のない迷路の中
必死にもがくけど
やたらあがくけど
さんざん走り回ったあげくたどり着くのはいつもこの暗闇の中
君に伝えることをおそれているのさ
わかってるのにね
いつも逃げてしまう僕がいるんだ
本当に伝えたいのは
心の中で何度でも何度でも浮かんでは沈んだ 単純な思い
あなたが死ぬほど
好きなんだ
大げさなようだけど
これが本心です
心の声は言葉にすれば
あなたに届くうたになる
聞こえてますか?
これが僕の気持ちさ
やっと素直になれたよ
でも答は君が決めるからどんな結果になっても僕は泣かないよ
でも これだけは確かさ
僕は君が好きなんだ
きっといつまでも
これからも ずっと
永遠にね
心の声が同じことをいっているから。