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保証なんてできないけどね
僕は君が好きだから
守るのは当然のことだと思ってるよ
不器用だし
頭もよくない
性格も暗い
だけれど
世界一あなたを思う
気持ちは
誰にも負けない
つもりだよ
ただ真っ白な微笑みを浮かべる君は
どんな未来を僕に望んでいるのかな
とりあえずできるだけ頑張ってはみるけど
ふたり並んで写真を撮ろう
ピントは合ってるかい?
ピースをして笑顔で
今日という1日を
形にしてみよう
なんでもない日でもいつも記念日さ
君と出会えたことも
君と笑いあうような些細な出来事でも
祝える理由になるよ
今日だってたくさん笑ったから記念日さ
あなたが笑うだけで
それだけで僕はみょうに嬉しくなっちゃうんだ
だから君のその笑顔を守りたい
そう思うのさ
朝が来て 夜が来て
その繰り返しをずっとずっと君と送れるなんて なんて幸せなんだろう
少しずつ褪せてくどころか
少しずつ鮮やかになってゆく
僕らの気持ち
特別なことなんて何ひとつない日々だけど
幸せは僕らの心に生まれる 見えない光
僕らは感じてる
いつも
だからなんでもない今日は 名前のない記念日
カレンダーには載らないけど 僕らにとっては ねえ
大切な記念日さ
君が笑ったという
君と笑ったという
君が泣いたという
君と泣いたという
ただそれだけで
魔法みたいに
記念日になるんだよ。
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夢見し時の訪れに僕はただひとりみんなからだいぶ遅れて夢の扉をひらいた
long time lan
駆け抜けた
長い長い時間の端っこでずっと夜になるのを待っていたよ
懐かしい匂いがする
懐かしい景色が見える
懐かしい色に染まる
懐かしい誰かに会える
長く終わりなんてなさそうな夢の中で
いいとこで続きになるテレビみたいに
ほら 目覚ましが鳴る
僕は目を覚ます
カーテンをひらけば
太陽の光がまぶしい
つよい日差しに目をぎゅっとつむりまた目をあければ
ひらけた世界に
嘘偽りはなく
ただ美しさだけがありありとそこにある
偽ることなどできないのさ
それは美しいと呼ぶほかにはないから
だから僕はいう
目覚めし時の訪れに
いつもの世界なのになんと美しい世界なんだろう、と。
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睡眠時間を
溝に投げ捨てては
つまらない事に
費やしている
若いんだから
もっと明るくなりなさい
そういうあいつの思いとは真逆に
どんどん気持ちは暗くなるばかり
四畳半ばかりの部屋でいつまでも飛び立てずに 夢さえあきらめたと強がって
積み重ねてきた
日々を無駄にしているのはわかっているよ
だから全ての可能性を捨てたわけじゃない
ロングロングロングナイトタイムラン
この夜を味方につけて 悠々自適に走り抜けよう
夜のとばりがおりたら
高らかに笑おう
一か八か
たまには賭けてみよう
歩き出すことをおそれる者に訪れる明日は無い
ロングロングロングナイトタイムラン
偶然さえも巻き起こして この夜を駆け抜けよう
そして長いトンネルのようなこの夜から抜け出したら
そこには
素晴らしい朝がある
きっとさ
欲しかった夢がある
さあ 勝負はまだまだこれから
立ち上がれ 僕よ
唸りをあげて
世知辛い世の中に
唾を吐きかけろ
俺は逃げねえ
さあ かかってこいよ!
叩きのめすぜ
やられた分より
倍にして返すぜ
約束のこの夜に
奪い返す
幸福のふた文字。
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それぞれの悲しみが
それぞれの喜びが
その日の出来事に
重なって 輝くよ
それはそれは素敵な
夜になると思う
精一杯偽ったつもりでも
目一杯強がったつもりでも
涙は正直なもので
そんな思いとは裏腹にちゃんと流れるの
嘘がばれるのはいつも 悲しいことが形になってしまうから
隠し通せないさ
透明な刺激が
胸を射抜きいろんなことが頭の中でごちゃごちゃめぐる
地上の世界にどうってことのない残業のあとに名もない夜が来る
今日はあんなこともあったな
明日はどんなことがあるかな
なんていう思いさえ
意味はないさ
意味はないけど
なんてほがらかな言葉でしょう
口にしただけで
それは 福音のように
見える世界をあざやかに染めるよ
そしてまた
朝が来るから
太陽に沈んだその時
この地上に夜が来る
僕の心には朝よりもまばゆい新しい夜明けが訪れる。
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深い海の底から
いつか這い上がって
こんなに小さなプランクトンから
こんなに大きな人になりました
なんの理由かはいまいちよくわからないけど
この世界のはじまりは暗い宇宙の中で大爆発が起こって
そして地球の基礎ができたらしいんだ
やがて海ができて
それで空ができて
今度はいろんな生き物が生まれて
にぎやかな生態系が築かれた
そしてすさまじい
時間の流れで
幾年も幾年も
地球は進化を
繰り返して
僕が生きる
今日まで
こうして
止まらない流れの中で今も進化をし続けてるっていう話
とりあえず
僕は今日も生きてる
それを誰ひとりとして否定することはできないんだ
もう理由なんてどうだっていい
理屈なんて考え出したらくだらないよ
もうここにいるだけで生まれたこと受け入れてしまおう
つまらないこと考えるより今生きてるこの素敵な時間をもっと楽しもう
それぞれ
生きてる意味を見いだすその日が誰にでもやってくるはずだ
どんなにちっぽけな理由だとしても
それをばかにすることは愚かにもほどがあるよ
今はただ 未完成だけど きっとつぎはぎだらけのプライドだけど
だから生きてる
それでヨシとしよう
だけど生きてる
すり替えはお早めに
そしていつかはこの長い進化にも終わりが来るのだろう
白紙にもどるその日にはもう僕はここにはいないから
何も悲しくはならないだろう
そんなこと考えるより先ずは今を精一杯に生きてみよう
生き方なんて
着飾らなければ
荒っぽくたって
それは生きてることに変わらないよ
いいじゃないか
それが人生ぞ。
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あなたがいるから
戦える
あなたがいるから
頑張れる
その気にさせる
あなたはまるで
傷ついた戦士さえ
立ち上がらせる
戦場に咲く
汚れなき白百合の花。
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視界いっぱいに
ひろがる雨雲
もうすぐ
雨が降り出すだろう
それをわかっていながら
濡れるのも覚悟で
悲しみに体当たり
僕の住むこの世界は
規模だけやたら広くて
立場はやたら窮屈で
見えている景色だけではわからない
悲しみや喜びがたくさん咲いているのです
たとえば少し離れた
隣の国にも
たとえば海をはさんだ遠い国でも
それは変わらない
社会通念上の真実
さあ 気まぐれに
エンジンをかけては
どこへ行くのかな
予定も立てずに
神経質な割には
いい加減な人は
行き先も決めずに
勢いまかせで
悲しむことを
嘆くばかりか
悲しむことを
喜んでいる
楽しんでる
僕の生きるこの世界には一応ルールというものがありまして
でもそれは裁かれることをおそれない人にはただの脅しでしかなく
だから今日も誰かが誰かを傷つけ殺めているのでしょう
もはや人を縛ることなどどんな罰を課してもそれは単なる脅しにしかならない
だから
嫌なニュースは尽きない
明るいニュースの影につきまとうように悲しいニュースが見え隠れする
さあ 今日は
どんな出来事があるだろうか?
少しでも何も起こらず平穏な毎日はあるだろうか?
無事に夜をむかえ
無事に次の朝に目覚める
そんな繰り返しの中で
無事に死に目をむかえ
無事に弔われる
そんなふつうの人生さえおくれたなら
僕は幸せなのに
より多くの幸せを
手に入れたい人の瞳はなぜにそれほど血走っているのだろうか
理解できない事が多すぎることが理解できない
雨の降らないありふれた青空をのぞんだ鳥がふいに撃ち落とされるような
こんな世界は愛しくて
だけどその愛しさのぶんだけ憎くて
いたたまれない
そんな世界で
僕は生きている
何かにおそれながらも
幸せな気持ちにもなる
光と影が巧く隔てられたこの世界で
今日も ゛もしもの雨゛に降られて 濡れる。
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前ばかり見てたら
むなしくなるだけ
たまには歩いてきた道のうしろを振り返ってみよう
懐かしい匂いがする
あの頃の風がなんとなくだけど
香ってくるよ
見えない雨にうたれてる今日も
輝くような笑顔落とす明日も
きっと道の先には
暗い森をぬければ
青空だってオアシスだってひろがる
そういつだって信じてる
だから僕は生きていける
だから僕は歩いていける
ふと立ち止まる
そのわずかな
瞬間に
思い知らされたよ
こんなに
景色がきれいで
こんなに
空気がきれいで
世界はこんなに
素晴らしいんだってこと
流れる時間から少し解き放たれてうしろを振り返るその時
僕は本当の自由を手に入れる
安らぎに満ちた幸福が心にあふれんばかりに 満ちてゆくよ
そして僕は見上げる夜空に星を見つけ
明日晴れることを確かに知る
そしてやっと
肩の力をぬいて
気持ちよく笑えるよ
素直に。
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ここにある平穏
それを乱す悲しみ
崩れ去る期待と
あとから僕を責める
物陰からの叱咤
社会という海は荒れ模様
政治家たちの戯れ言が波打ち際に叩きつける波のように
意味もなく繰り返し
つかの間巷にひびいては
静かに消えてゆく
同じような文句を垂れて
同じような捨てぜりふを吐いて
政界から消える人影
つまらぬテレビはもう消して
千も億もあるこの素晴らしい夜に身を寄せよう
たいして特別な日々じゃない 普通の毎日だ
でもあなたがいることで僕はこうして笑っていられる
そしてきっと僕がいることであなたも笑っていられる
上手に理屈をつくりあげたら
君とふたり遊ぼう
子どものように戯れよう
難しい事は
二の次で
愛する人のため
僕はこの夜に
輝く月になるよ
そして君を照らす
そんな役目を担うよ
千の夜は過ぎ
千の朝も過ぎ
やがて何もかも
消え去ったころに
残るのは
真の愛だけ
真の思いだけ
さあ 僕らはただ
互いを思い合うだけで歴史にも名を残せるくらい素晴らしい愛を築くのだ
目には見えない
愛という形そのものを 抱きしめて
この夜を泳ぐ魚になる。
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『さよならバイバイ』簡単すぎるかな
遠ざかる バスが
見えなくなるまで
手を振ろう
さよならするだけ
それだけの物語
でも涙は嘘じゃない
ちゃんとお別れもするつもりさ
最後のキスはどんな味がするのかなあ
最後の夜は満月かな?三日月かな?
そんなふざけた
思惑を乗り過ごした
まぬけな真面目さが
さよならの場面に涙を降らす
君を乗せたバスが
小さくなってしまうよりも早く
にじんでく景色
さよなら
はじめて言える
あの日は言えなかったから少し遅咲きだけどやっと長い夢から覚めたみたいな気持ちさ
街路灯の照らす道をひとり歩けば
よく君と歩いたことふいに思い出して
悲しくなる
切なくなる
ああ わざとじゃないのに
何度も来てしまう
この並木道
もう秋だね
もうちょっと待てば
冬だね
早いものだね
さよならという
ストーリー
忘れてしまえば
いい思い出なんてないけど君のことを思い出すたび
この心に雨が降るよ
ああぬけがらの僕は
深い海の底みたいな暗い夜の片隅で沈んだまま
浮かんでこない
在りし日の僕ら
さよなら さよなら
それだけだよ
余計な言葉は多分必要ない
さよならという
ストーリー
そっと表紙を閉じれば読み終わった本のような記憶さ
さよなら…
涙に流されていく。