詩人:どるとる | [投票][編集] |
世界中で誰より
愛してる人は
世界中で誰より
尊い人で
世界中で誰より
大切な人です
愛してるぶんだけ
傷ついて
思ってるぶんだけ
傷つけて
多くの嘘より
数少ない本当のことが心に焼き付く
嘘つきだけど
不器用だけど
君は汚れた
こんな僕を
好きと言ってくれた
本当は大好き
強がってしまう
僕が大嫌い
心に降る雨は
冷たいけれど
やわらかい雨
まっすぐに見つめるあなたの瞳のような
まるい形の雨
多分僕らの愛は愛というには出来損ないすぎて
カッコ悪いけど
何より優しくて
何より素敵なものだ
だから今日も
僕は君を好きでいられる自分自身も好きでいられる
大嫌いな自分と
大好きなあなたの
残像がシンクロして
裏腹の毎日だけど
大切なものはちゃんと見えているよ
世界中で誰より
確かに愛してる人の姿があふれる涙で滲む
夜の片隅で途切れた間をつなぐだけの言葉がたちまち温度をもった言葉に変わる
キラキラと輝きながら落ちていく流れ星
東の空で何かが光る
あれはなんて星座かな
僕のこの手の中には壮大な宇宙の物語が握られているよ
君を愛すための力があふれてるよ
本当に大好き
疑う余地など無いほど君が大好き
それだけでひとりぼっちじゃないね
どんなに夜が暗くても君が僕の光さ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
夢を見るのはいいけれど叶わないという絶望的なシナリオも視野に入れておけ
現実は理想よりはるかに絶望的なものなのだから
夢を見るなら度合いをはかり 身の丈にあった理想を追え
身の丈に合わない
夢を見るなら
絶望的な未来に
耐えうる覚悟を身につけよ
理想と現実のギャップを知らぬ 汚れなき少年よ
その瞳にうつる青空をそのまま信じるなかれ
光と影の狭間に生きよ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
重ねた月日の数だけ
眺めた景色の数だけ
夢見た憧れの数だけ
僕は君を見てきたよ
浮かべた笑顔よりも
流した涙よりも
抱き合った回数よりも
多くの思い出がある
あんなこともこんなこともあったね
今から考えたら忘れてることも
ずいぶんあるようさ
でもあの日より
ずっと今は君への気持ちは大きくなっているよ
ケンカをしても
仲直りをして
結局はうまい具合に
僕らは手をつなぐ
運命っていうには
あまりに大げさすぎて大人な僕らにはばかばかしくもある
言い方だけど
けっして間違ってはいないだろう
なんだかんだいって
言い合ったって
朝がくればふたりはお互いに忘れっぽいとこが災いしてさ
昨日ケンカしたことなんか忘れてさ
いつものように同じテーブルと同じ朝食を食べるだろう
いつかは僕らも歳をとって 死んでしまうけど 考えることさえ悲しいけど
多分ね おそらくね
僕らが築いた
思い出や
重ねた
毎日は
愛が死ななければ
ここにずっと残るだろう
ため息の終わりに
優しい言葉かけてくれる君のその声が
切ない夜にやわらかな灯りをともす
だから君がいるかぎり
愛は死なないで僕らはここで日々新しい物語を書き綴ってゆくだろう
エピローグなんか
最初からないと思えばこっちのものさ
君がいて
僕がいて
それなりに
幸せな毎日があって
時々泣いて
時々笑う
そんな暮らしがあればずっとどこまでも
僕らは生きていける
特別なものは何もいらない
君がいるだけで
なんでもない毎日が特別になるから
だから愛は死なないで僕らをずっと僕らのままでいさせてくれる
永遠という空の下で
君と僕は 同じ位置で肩を並べて どちらが優勢でもなく 同等の立場で 不器用なりに頑張ってゆくのです。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
ねえ 愛おしい人はすぐ近くに こんなにも近くにいるのにね
まるで 遠い空と地面ほどの距離があるよ
心はそれくらい離れている
言葉を放つのも
勇気と最善のセンスがいるから
傷つけないようにとすればするほどへたくそになる
今日も無口のままで
思いを明かせぬまま
背を向けた 君に
地球は僕らがどんなに悲しくても
手助けなんかしてくれやしないけど
なんて なんて 綺麗なんだろう
夕暮れの空は
君のこと世界一
愛してる僕なのに
言葉が出てこない
どうしたらいいのかな
答えは行き場もなく
さまよい続け
やがて僕の胸の奥深くに沈没船のように沈んでいくのかな
そんなわけないさ
僕は走る 君に会いに行くために
真夜中の道を照らす月の光がつくった一本道をたどって
君の心のドアをたたいて
呼ぶのさ
素敵な名前を
愛ってこんなに近くにあればあるほど
恥じらいを覚えるんだね でも不思議な引力がまた僕らを引きつけて
気づけば 君の隣で今日も僕は笑ってる
幸せそうな顔が
輝いているね
ぬくもりがたまらなくって
涙があふれる
これが僕がずっと
探していた 気持ちさ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
さよなら弱虫ちゃん
もう涙はいらないね
冷たい心の人たちに囲まれてるうちに
僕の心まで冷たい心になってしまう
道化師みたいに愛想笑いを振りまくのなんてもう疲れたよ
さよなら弱虫ちゃん
明日は雨でも心は晴れ
虹を架けましょう
今すぐ
スニーカーを履いたら
出かけよう
魔法仕掛けの不思議な旅へ
さよなら さよなら
悲しみは並木道に置き去りにしていこう
そして 僕らは
夢を見る
不思議な夢を見る
僕だっていつまでも泣いてなんかいないさ
弱虫じゃないさ
つよくなれる
だから涙に手を振ろう
丘の上から。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕の夢は未開封
開けてみてのお楽しみ
描くまでのお楽しみ
夢は無味無臭
開けてみてのお楽しみ
描くまでのお楽しみ
描かれて 染められてはじめて 気づく
夢の肖像の中で
微笑むモナリザ
いつまでも
目覚められない
悪夢にも似た夢。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
朝の絵の具くわえた
野良猫が空に
絵の具をぶちまける
パズルのようにほらね少しずつ形になってゆく 世界
粘土のアニメーションのように魂を吹き込まれた人々が住まう素敵な世界
さあ 準備ができたなら今すぐ 走り出すのさ
地図にも載ってない
名前もない場所へ
地図上には存在しない 伝説のアトランティスまで 夢は広がる
ありふれた暮らしの中で細々と伝説は創られる
夢の島 輝く光の砂
海辺には 鳥の群れ
つきぬけるような青空
昇る太陽と沈む月
そこにある幸せ
撃ち落とすのは僕のこのあふれる力
そして夢見るアトランティスに抱く憧れ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
この街に夜明けが来て
朝のまぶしい光が部屋にさしこんで
日曜日がはじまるのさ
今日1日は自由だぜ
どこに行こうか
何をしようか
迷うけど
何をするのも
どこに行こうと
僕の自由なんだ
それは夢か幻のように気づけば 終わってしまう 長い長い映画のエンドロールのように頭の中で流れる様々な思い出
振り返っても
何もないのさ
だから人は
前に進むのさ
日々 めくられてく
日めくりカレンダーのように
新しくなる世界
古びていく記憶
繰り返しながら
刻む時間に
足跡をつけていく
そしてそれは伝説にも似たまたとないストーリーに早変わり。