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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[1839] 君を想う夜
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窓の隙間から
のぞく夜空に
たくさんの星たちが
キラキラ輝いている

君も見ているかな
もう寝ちゃってるかな
そんなこと考えながら僕もいつの間にか夢の中

何をしてる時でも
どこにいる時でも
いつも心の中には
笑ってる君がいるんだ

たとえば
君がいなくちゃ
僕はただの弱虫だ
君がいるから
強くなれるんだ

だから負けそうな時
こんな切ない夜
僕は目を閉じて
大好きな君を想う

不思議だけど
どっかから
強さがわいてくる
また立ち上がれる

いつか 僕もこの家を出てひとりで暮らし始めるころには
君も一緒に暮らしてほしいのさ

そして明日も
この窓から
のぞく夜空に
星が流れるでしょう
そしてまた
君を思うのでしょう

切ない夜は何度でもやって来るから
負けそうな時は何度でもやって来るから
そのたびに君を思うのでしょう

大好きな君を想うのでしょう
まぶたの裏で笑う君に笑いかけるのでしょう

街明かりは
ただ静かに揺らぎ
月が眠りに落ちたのを確かめたあとで
夜明けを呼ぶように
朝の訪れを待つのです

僕が君を待つように
君が僕を待つように
大切な人を待つように

はじまりのページを静かにめくる。

2010/09/22 (Wed)

[1838] 一緒に歩こう
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不器用でなんにもできないけれど
君のことを好きになってしまったよ
この思いがもしも
一生叶わないなら
あてどもなく海原をさまよう椰子の実のように
行き着く岸を待つばかり

空を見上げたら
一面の星々が
まるで
宝石のように
輝いている

一緒に歩こうよ
僕は裏切らないよ
幸せとかの定理は
いつまでも多分
わからないけれど

君がいれば僕は
強く生きていけるから

一緒に歩こうね
君しかいないんだ
聞き分けもない
僕だけどそれでも愛してくれるなら
優しくなる努力だって惜しまないよ

君がそばにいると
世界は不思議と
きらめいて見える
昨日の悲しみが
嘘のように
晴れていく
青空が心にものぞくよ

だから一緒に歩こう
僕から差し出すよ。

2010/09/21 (Tue)

[1837] 続くストーリー
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いつも君の笑顔をこの窓から見ていたよ
君のその素敵な笑顔はまぶしい太陽のよう
どんなに落ち込んでいても元気をくれるよ

そっと 窓を伝う雨粒は
まるで空が泣いてるようだって君が言った
天気がわるいと二人の機嫌も自然とわるくなったね

口づけさえできなかった
ただ手をつなぐことさえ恥ずかしかった
恥じらいの季節の中で恋をしていたね
僕らは

通り過ぎた夏はまるで万華鏡のように
振り返れば素敵な思い出が瞳の奥できらめいて輝くのだ

隣で 笑う人が君じゃないのが淋しいけど今はお互いに愛し合うべき人がいて
昔を懐かしんでもあの頃の情熱をまたたぎらせて
思い出を追いかける気にはなれないよ

今 僕の瞳に浮かぶ
君の白いドレス
二人を祝うように
鳴り響く 鐘の音

好きだと言えないまま見送ってきた日々が僕に残したのは
もう間に合わない
はるか昔の小さな
切符一枚

遠ざかる背中に
声もかけられないまま
君の髪が風になびいて
涙でにじむ景色に溶けたオレンジ色
何もかもが夢のようにはいかなかった

だけれどどこかこれで良かった気もしてる

涙と笑顔にはさまれるようにして続くストーリー
ヒロインだった人はあなたが決めた人を選んだだけ
主人公はただ引き下がるのさ

僕はただ君の幸せを祈る それだけだよ

悲しくても
切なくても
続くストーリー
めくられていくページ
逆らえない
抗えない
時の流れ そのたの運命

誰もいない人気のなくなった並木道に風が吹き抜けたそのあとは 何が残る?
切なさと淋しさの連鎖反応

ああ 悲しや
降り止まない雨。

2010/09/20 (Mon)

[1836] 冬が来るまえに
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木枯らしが吹く
季節の足音が
空耳のように
聞こえてる胸に

窓を開ければ
つめたい風が
吹くのももう
数えるほどで

襟をたてたくなる
季節はもうすぐ
僕の目と鼻の先に来ています

雪が舞い降る季節は
暑さを忘れるほど寒いから
また夏の暑さを恋しがるのだろう

ポケットにつっこんだ手さえかじかむ
手加減もしてくれやしない厳しい季節は僕の瞳に映る景色を一面真っ白に染めるのかな

冬が来るまえに僕はどんな備えができるかな

心の寒さは冬が来るまえより先に訪れているけれど

さて、さて。

2010/09/19 (Sun)

[1835] 同時刻の外側で
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真夜中の真ん中で
ふと何気なく思うこと
誰かが泣いている
誰かは笑っている
同時刻の外側で

君の笑顔が涙でぐしゃぐしゃに濡れそぼった顔になる時

僕は何ができるだろう
僕は何をすればいいの

黙ったまま 目と目で見つめ合って
それから 僕は

同じ時を歩いてる
人も同じ気持ちじゃないから
笑う人もいれば
泣く人もいるね

同時刻の外側で
悲しい別れもあり
素敵な出会いもあり
山あり谷あり
あれもありこれもあり
何かはじまる予感もあり
いろいろある

真夜中の真ん中で
夜空を流れる星に
僕は願うよ
明日も平和でありますように

同時刻の外側で
泣いている人には
悪いけどね
僕は今とても幸せです

ああ 泣いてる場合じゃないね
明日より今を大切に
生きること 自分に誓ったなら

同時刻の外側で
悲しい別れもあり
素敵な出会いもあり
山あり谷あり
あれもありこれもあり
何かはじまる予感もあり
いろいろある

要するにつまりは
そーいう結論にいたる

たどり着いた真夜中の色
それはあなたの目にどう映るのか?
それだけだよ

すべては。

2010/09/19 (Sun)

[1834] 幸せのリズム
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朝一番の素敵な音色が響くよ リビング
おはようの声が聞こえたら 1日のはじまり

小鳥はさえずり
小川はせせらぎ
人は絶え絶え
夜明けに昇る太陽
やがて誰かの足音

幸せのリズムをこの耳で聞こう 聞こう
それはすべてのはじまりの合図
さあ 出かけましょ
太陽の陽射しを背中にうけて

見上げればきっと
青い空 白い雲
そして隣には君の笑顔

幸せ100%
淀みなき現実。

2010/09/19 (Sun)

[1833] 五番目の季節
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言葉にできない夜は何も言えない
吐き出したため息が風に流されどこかに消えてゆく
こぼれ落ちる涙のそのわけは僕だけが知る僕だけにはわかってもらえること
でも見過ごしていいものでもないはずだろう

ひとりぼっち 夜の片隅 電柱の影の上たたずめば
何か見えてくるかな
暗闇の向こうに輝く星のような光が

とめどなく 絶え間なく流れてゆく時間
きりもなく 終わりなくめくられていく季節のページ
僕だけが置き去りのまま 冬が過ぎたのにいまだ来ぬ春
春はまだ遠いよ
僕はここにいるよ
夢か幻か 五番目の季節
木枯らしが吹きすさぶ最果ての地

ありもしない
生きる意味を
探してしまう人
行き場を失った旅人が最後にたどり着く場所

やまない雨が
降り続いてる
傘のない人は皆
否応なしに
濡れてしまう
月が輝く真夜中に
誰かが人知れず涙を流していても誰もそれを知らない

とめどなく 絶え間なく流れてゆく時間
きりもなく 終わりなくめくられていく季節のページ
僕だけが置き去りのまま 冬が過ぎたのにいまだ来ぬ春
春はまだ遠いよ
僕はここにいるよ
夢か幻か 五番目の季節
木枯らしが吹きすさぶ最果ての地

生きる意味なんて
自分で探すほかにはない
生まれた時から意味なんて最初からないのさ だから決めるのさ
自分が

言葉にできない夜は何もできなくていい
いつもより早く寝てしまえばいいのさ

たどり着いた真夜中のような暗い未来で
僕は何を探してるんだ?何を見つけたいんだろう?
教えてくれる人はいるわけもない
僕が探す以外無い

吐き出されたため息のような僕が
流れ着いたのは
暗い暗い夜の片隅

とめどなく 絶え間なく流れてゆく時間
また季節のページはめくられて はじまりがひそやかにはじまる
新しい風が吹く

さあ 歩き出そう
夜を抜け出して
夜明けが来たら
旅立とう。

2010/09/19 (Sun)

[1832] 僕が君にできること
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いつもそばにいて
その気になればなんでもできるのに
僕はただあなたの背中を見つめるだけ
何かしようとするけどいざって時にかぎって何も思いつかないんだよ

君は優しいから
見返りなんて気にしないけど
その笑顔の裏にはきっと見せられないほどの涙があるはず

僕だってやっぱり
優しさをもらうばかりじゃもういられないよ
だから時間かけても探してみせるよ
僕だからこそ
君にできることを

一緒に笑いあったり
時には泣きあったり
同じ時間を過ごす中で同じ気持ちになれる喜び感じながら
いつもそばにいるなら できることはすぐに見つかるはずだ
何も特別なことじゃなくてもいいはず
たとえばあなたがしてくれるような気配りだっていい

ありがとうって笑ってくれればそれが何よりの宝物だよ

だから僕はいつも君のそばにいたい
繰り返す毎日の中で少しずつでも
優しさとかぬくもりを分けあえるなら
僕は幸せさ

あなたと見る景色ならばどんなありふれた景色でも素敵に見える
ほら今目の前で沈む夕日にしたって
何より素敵な景色のひとつだよ

たとえば僕に何かひとつでも君にできること あるならば
死ぬまでずっと
僕が君のそばにいて
片っ端から思いつくことをしてあげるだけでもいいよね
そばにいて話を聞くだけでもそれは立派な 僕が君にできること
誰でもいいわけじゃない
僕だからできること

怒らないで 嫌な顔しないで 君の言いたいこと 素直に吐き出してくれるなら
真夜中だって朝早くたって話を聞くから
言いたいことがあるなら
言ってほしい

それだけでも僕が君にできること

一緒にいる意味なんてそれでたやすく果たされる

君が笑ってくれるなら。

2010/09/19 (Sun)

[1831] 夕暮れ並木道
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さよならっていってるみたいに 並木道を風が吹き抜ける
風の帰る場所はやっぱり同じ風の中

ポケットをさぐれば
色違いのビー玉が二、三個手の中で転がる
少しつめたい

誰かの背中が切なさをはらんでる
黄昏色の夕空が輝く

胸を突き刺すこの痛みには名前さえないけど
もしも名付けるなら
なんて名付けようかな
思いもつかないな

夕暮れ並木道
僕はただひとり
色あせたベンチに座り 目をとじるのさ

僕もさよならっていうように風の中に消える
単純なストーリー
ただそれだけの物語
さえないあらすじ
だけれど素敵な物語

手を振るまもなく
終わってしまうよ
夕日の背中が見えなくなるまでお別れをしよう

夕暮れ並木道
風が吹き抜けた
あとにはただ
名前のない切なさが
忘れ物みたいに
残ってるだけだよ

雨上がりにも似た
澄み渡った景色
無意味なものは
なにもない。

2010/09/18 (Sat)

[1830] 黄金の夜明け
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悲しいことがある
うれしいこともある
それが当たり前なのか特別なことなのか
曖昧な視点から眺めてる 空よりも高い雲の上から

朝が来て 夜になって
夢を見て 目が覚めて
また夜になって
また朝が来て
繰り返す 毎日

こぼれた涙も
浮かべた笑顔も
その時だけは鮮やか
過ぎ去ればすべて幻

金色に光る 月夜
誰かの帰り道を照らす
月が落とす光が道になって それをたどればそれぞれの家に帰れる

さあ 少しずつ少しずつ深まる季節の色を
感じながら 想いながら 歩いてゆこう

帰り道は切ないものだから
鼻歌などをうたいながらゆこう

明日の出来事を思い描く 勝手なイメージがみょうに広がってゆく
絶望的なシナリオをうまくよけて希望に満ちた夜明けを待つ僕なのさ

さあ 黄金の夜明けよ
僕の心に広がる
明けない夜を終わらせて
そのまばゆいばかりの光で照らして

悲しいことも
うれしいことも
僕がここにいるかぎり
こちらの思うようにはならない

だけれど悲しいことがある うれしいこともある
だから生きてる
ここで何度でも
夜明けを待ち
無謀な期待も膨らませるよ

それはただ 一概に
僕が生きているから

夜明けの珈琲
淹れたての渋さ
深みのあるコクと味わい
至福の時にもてあます心の余白はないから

悲しみの入り込む
隙はないぜ。

2010/09/18 (Sat)
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