詩人:どるとる | [投票][編集] |
目を閉じると
見える 暗闇
どこまでも
どこまでも
つづく 暗闇
無意味な日々が連なり
振り返れば
ほらね 案外
楽しげな毎日だった
夢のようにはいかないけど
まばたきひとつで
見違える世界
輝く 夏の星座
遠く 揺れるネオン
鈴虫の鳴き声
何ひとつ
悲しいことはない
優しい気持ちで
目覚め
優しい気持ちで
眠りに落ちる
素敵な1日がある幸せ。
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影は幻と踊り
光は夢と踊る
まぶたの裏に
浮かぶ世界が
もしも現実なら
目が覚めたあとの
世界は偽物なのか
光と影が混ざり合ったような不思議な昼下がり どこまでも流れる川が光の加減でときおりきらめく
幻影が魅せる美しい景色に溺れながら
沈みながら
僕は見えた景色そのままを写し取るようにキャンバスに描く
鉄柱は鉛色に連なり
灰色の雲は等間隔で空に並び
表情のない人が非道な行いを繰り返す
誰もが生きる屍
いつかは棺桶の中
弔いの鎮魂歌を綿の詰められた耳で聴くだろう
この街の日常は創られたものだから
ほんとうは誰もいない街
ほんとうはなにもない街
見えているすべては偽物にも似た偶像
実像なのは 純粋な心だけだから
この街の住民は人じゃなく心だけなのさ
時計台の時計が
ある一定の時刻を
通過すると鳴りだす
甘美なる 聖者の調べ。
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あなたの一票がもしかしたら明日の世界を大きく動かす力になるかもしれない
ひとりひとりの一票は小石よりもちっちゃくてもきっときっと確かな力になるはずだから
みんなの一票が
どれも ひとつさえ
欠けず 大切なのさ
みんなの一票は
すべて ひとつさえ
無意味じゃないのさ
明日の世界を
未来の世界を
自分たちの住処を
美しく 変えるんだ
その手助けとして
君の一票がいるんだ
投票権という
権利を かかげて
明日の日本を
変えてみせて
僕の 私の 勇気で。
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あたたかな気持ちさ
不思議だけど
君といると心が丸くなる
心の中に花が咲いたみたいに 素敵な香りで包まれてるから
些細なことで君が愛おしくなる
出会いはきっと偶然だけど
愛し合うことは運命にも似た必然なんだ
今ならそう思える
いくつもの試練を
いくつもの苦難を
乗り越えた先にある
未来にたどり着いたら君にこの想いを打ち明けよう
永遠の時を旅しよう
自分だけのための時間が
今度は君と僕のための時間になるんだね
ふたりになったから楽になること
ふたりになったために苦しくなること
ひとりのときよりも大変なこと 気を遣わなければならないこと
あるけど君となら
行けるんだ きっと
寝坊助の旅人 言葉なんてなくても 旅立ちの合図を受け止めたなら
静かに夜明けは街を照らし出すから
僕らもそれに合わせて 目を覚まそう
生まれたばかりのこの世界の新しい朝に。
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座ったまんまで
姿勢 正して
ギターを弾けば
ポクポク奏でる木魚がドラムに変わり
鐘は心地いいトライアングルに変わり
お寺はたちまちライブ会場になる
それは神をも冒涜するよな
座禅ロック。
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ドラマ仕立ての物語
リアルに負けて穴の中
時には夢見がちなくらい夢見たっていいでしょう
君をつかまえて
あんなふうに
こんなふうに
愛したいな
僕のこの声が君の心に届くように
君が好きだよ そう叫べたなら 世界が踊り出す
僕は偽りなく君が大好き
愛燦々じゃ足りないからもうひとつよけいに燦を足したいくらい大好き。
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楽しい食卓に並ぶ
美味しそうな夕飯
今日はハンバーグとポテトサラダとアツアツのスープ
でもひとりぼっちなんだよ
目の前には誰も座ってない空席の椅子
テレビのブラウン管に映るのはくだらないコメディアニメ
窓も閉めた
鍵も掛けた
何もすることがない
もしも愛する人がいたならトランプやテレビゲームで盛り上がれるのに
やたら静かな部屋だからさみしさも際だつね
太陽がまだ沈んでない僕の心の中
熱いんだ 切ないんだ
つめたい月の光さえ届かない夜だから
僕は目に見えない涙こぼしながら
仕方ないねっていうかのようにゆっくり夜に沈む太陽を心で感じたんだ
あいかわらず明日も美味しそうな夕飯も楽しい食卓も色鮮やかな食器も誰かを迎え入れるような準備も整ってるのに
話す人さえここにはいない
僕がいるだけ
僕の部屋じゃ
太陽は夜に沈む
みょうに明るい
部屋だから
月が朝だと勘違いして僕の部屋には月は遅れてやって来る。
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おかしな話だよね
世界にただ一人だけを愛して
世界にただ一人だけに愛されて
思えば情けない話だよね
いつも守られている
いつもかばわれてる
それなのに何ひとつお返ししてないなんて
見返りを求めない君の優しさに甘えてばかりいる僕はダメなやつさ
それでも君は僕の心の真ん中でいつも輝いている 一等星
これからもずっと僕の傍で 輝いていてね
これからもずっと僕は君の傍にいるから
役立たずなくらい
何もできやしない僕だけど さみしいとき悲しいとき 壊れちまいそうなときは
君のこと 見守るように 話も聞くし 傍にいるから
一人で悩まないで
一人で泣かないで
一緒に悩まさせて
一緒に泣かさせて
一緒にいさせてよ
僕も君の一等星になりたいから
いつか君の一等星に選ばれたいから
お願いだ 本音と本音で語り合おう
話なら いくらでも聞くし 反論なんて野暮なことはしないから
君の傍にいさせて
輝く星としての使命を果たさせてよ
眠れぬ夜にあたたかな明かりを落とすような 優しさで包んであげたいのさ
僕にできる精一杯の愛をどうにか形にして 見せたいのさ
君だけの一等星になるために。
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街のあかりが遠く近くまたたきながら揺れている
今にも消えてしまいそうなかすかな声をもらす僕がここにいる
情けなくて
力も弱くて
頼りないけど
君が誰より好きなんだ
どうでもいい想いならば僕はこんなに君を求めないだろう
どうでもよくないから僕は君を求めるんだ
言葉ならいくらでも言えてしまうけど
君にこの想いを伝えるすべはただ愛し続けることだけだと思うから長い時間の中で少しずつ僕を信じてやってほしい
今日も 僕は君に 愛されている
そして 君を僕は 愛しているんだ
いつまでも いつまでも 変わらないんだ
つまらないくらい 飽きちゃうくらいずっとおなじ気持ちさ
何歳になっても 何年何十年経っても僕の心のよりどころは君だけだからね
めぐる明日も何ひとつ変わらずに僕は僕のままで君は君のままであいかわらず
互いに愛されて互いを愛しあっていこう
涙でにじんだ景色の向こうに見える明日はどんなことが待っているんだろう?
悲しいこと
楽しいこと
どれくらいあるかな
笑顔は 涙は
咲くかな 咲かないかな
君がいるだけで本気で僕は生きていることがなぜだかそれだけで誇りに思うほど
君の存在は僕という存在を認めてくれる証だから
ずっと僕のそばにいてください
そして僕は君を愛すためそばにいるから
どうか明日も明後日もどこまでも
単純に愛されて
単純に愛して
『好き』という気持ちをべつのものに変えないで複雑に織りなす
日々をふたりの力で編んでゆこう
ほつれを見つけたら直したりして
そしていつか歳をとって白髪頭になって
人生を振り返る時
やっぱりあなたと
やっぱり君と
いてよかった
そんな気持ちにたどり着けたらいいな
僕は未来にそんな
夢 重ねながら
幾度も繰り返す
日々を君と歩く
君は僕に
僕は君に
愛されて
そして
君は僕を
僕は君を
愛して
幸せな当然はつづく。
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心を照らす光が明日を照らす光になる
明日を照らす光が心を照らす光になる
僕を照らす光に今度は僕が光をあてる
その光がまた僕を照らす光になる
そして明日はまた光に照らされ訪れる
そして光を明日は照らして夜が明ける
僕が君を照らすように
君が僕を照らすように
光はお互いを照らしあっていつも輝いている。