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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[1529] 旅人のゆくえ
詩人:どるとる [投票][編集]


あの日 隠した夢の在処
それは僕の心の中
なくしたよと嘘をついて今まで 知らん顔してきた
でも夢はあきらめようと思って簡単にあきらめられないことくらい 当たり前のことだから
旅人は今も人知れず
夢を探してる旅の中

旅は明日も続いてゆく
はるかな荒野を歩くように
自分の足だけが知ってる場所へただ向かって
旅は宛もなく続いてゆく
なんの根拠もないけど

旅人のゆくえは旅人自身さえわからない
だって旅なんていつも気まぐれで身勝手なものだから

風だけが知ってるんだ
宛てなんて決めないで
旅は始まるものだって
思うから

でも本気で僕は何かを絶対に探してる
見つけるために
見つけるために
僕は身を削り
歩き続けてる

旅人のゆくえは神様でもわからない
創造主はだんまりを繰り返し 旅人はその間もどこかも知らぬ場所を目指す

答えのない問いに
延々 語りかける日々
今も終わらない旅の中
旅人は無謀で無意味だと思われるくらい
歩き続けてる
この足で この足で
ゴール地点なんてまるで無い旅の中
終わりなんてなさそうな旅の中
果てない旅は続く
突然始まっては終わるような旅は今も。

2010/06/25 (Fri)

[1528] 君にアイラブユーと言いたくて
詩人:どるとる [投票][編集]


物語は時間の概念に縛られたまま
いつか終わりを迎える
夕刻 橙に染まる空
20回も見てきた景色なのに幼い日の記憶はあまりにも薄ぼんやりしすぎててわからない
でも僕は今まで20回もこの景色を見てきた
そして今日20回目の夕陽が沈む

さよならというなんの力もない言葉で
みんなが一様に手を振り それぞれの家に向かって別れる道の上

切なさや悲しさがこみ上げるんだ
さよなら以外 言ってしまえば簡単にそれは涙になってしまう

だから僕もみんなと同じようにさよならだけ言ったらあとはよけいな言葉は言わないで ただ家に向かうよ

誰かの影と誰かの影が仲良く手なんか繋いでるアスファルトに影を刻んで
途中から ひとつになってしまうようなさびしさはしょっちゅうだから
今さら泣きゃしないけど

君の影が恋しくなってしまう
僕の影もどこかさびしそうにうつむいてる

夕闇せまる頃
僕は間違わないように確かめていつもの曲がり角を右に曲がる

空き缶蹴飛ばして
苛立ちを隠せなくても
明日になればまた君に会える
その気持ちだけで僕はまたひとりのさびしさを飲み込み
くだらないことでも笑えるんだ

今頃 君は何をしているのかな
夜空に浮かんだ雲がかかった三日月が 綺麗だ
君も見ているのかな
なんてこと考えながら 布団を押し入れから出して 寝る準備する僕は君への恋しさあまり眠れないよ

ああ 君にアイラブユーと言いたくて言いたくて 仕方ないよ。

2010/06/25 (Fri)

[1527] 笑いましょ
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眠たい目を閉じて
夢の岸辺へ足をのばして太陽の光をこの手の中で育てて

幸せになりたい気持ち
夢叶えたいという気持ち
ぜんぶ その全てが夢で終わっても

楽しく 毎日 暮らせればいいから
愛と勇気と その他もろもろあれば
どんな日も雨の日も
きっと自分を信じてさえいれば 乗り越えて行ける そう 信じてるから

僕は夢から覚めたあと理想と現実のはかなさを目の当たりにしてもね泣かずわめかずただ静かにしてるよ

笑いましょ
笑いましょ
福を呼ぶように
元気取り戻すように
笑いましょ
笑いましょ
何度でも何回でも
いつ いつまでも

太陽のように
キラキラと輝いて
心から笑いましょ。

2010/06/24 (Thu)

[1526] 傍にある全てが奇跡のようなもの
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大切なものはいつも傍にある全てがそうだよ
大切じゃないもののほうが少ないくらいだよ
傍にある全てが奇跡のようなものならば
大切じゃないものなどこの世界にはひとつもないから
傍にある全てが全て
同様に大切なもの
そう言いきれる自信があるならば
そういうことにしよう
大切なもの そうでないものの区別など測れるものじゃないから

傍にある全てがまたとない奇跡
そして今ある全てが僕もふくめて奇跡

さあ 何もかもが大切なんだよ
目を開ければ見える
世界は どのくらい輝いて見えますか?
君には どのくらい大切なんでしょうか?

お気に召さない奇跡なら それは悲しさむなしさに変わるだけ
嫌いじゃないんだ
きっと ただそれは君や僕にとって少し見苦しいだけ。

2010/06/24 (Thu)

[1525] 
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僕は今、とても幸せで
僕は今、どこか不満で

時が経つにつれ変わってゆく考えがほらね全てを諦めれば巧妙に自分を偽る力となる

昨日の僕と今日の僕との間に違いはなく
過去の僕と現在の僕の思いも変わらなく
ただ少し理想が高かったためそれをあきらめることで納得したってだけだよ

僕は今、とても幸せで
けれどどこかが不満で

ぬぐえない大きな影が水面にうつった月のように嘘っぱちの歓びが巧妙に僕の脳を操作する

ほらね ただあきらめてしまえば全てがどうでもよくなる
でもね 夢や理想がなくたってやりたいことくらいはある僕だから

僕は今、光と影の間に立っている

重なり合う今日と昨日からそのずっと彼方に消えた日々
後悔はあるようでない気もするけど どこか切ない今を生きてるのは僕でもわかるから

傷跡は見えないだけでたしかにあるのさ
言葉にならぬ痛みを時に僕にぶつけてくるんだ

その時、僕は何を思うだろう?
その時、僕は何ができるんだろう

今日の僕も
昨日の僕も
明日の僕も
きっといつまでも
答え出せないまま
白紙の問題用紙の前
ペンを握りしめ
頭抱えてるだろう。

2010/06/23 (Wed)

[1524] 負け犬ラプソディ
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何気なくめくったページの隅
走り書きで書きなぐった言い訳とも卑屈ともとれない言葉
蹴り飛ばした空き缶がむなしい音を立ててへこむ その姿はまるで自分のようだった

途方もない苛立ちに胸をざわめかせ
遠すぎる位置から 未来に白旗あげる僕は負け犬だから遠ぼえ上げる

気を抜いたら どこまでも沈んでいきそうな底のない夜に身をあずけて 夢を見る
つかの間の安らぎと覚めたあとで気づくはかない夢の終わりに心は惑い
ひとり 口笛を吹く

負け犬にふさわしい
つまらない未来が速達で届いたのを僕はもう知っている
開けなくても中身はわかる
ずっと同じ日々さ

地団駄踏む 真夜中
事も無げにはた迷惑な天の邪鬼がにやりと笑えば 夢の中

そんな日々に
僕は今も
とらわれの中

出るに出られない
檻の中。

2010/06/23 (Wed)

[1523] 星に願えば
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夜空に輝くいくつもの星に願いを捧げる
ロマンのかけらも何もない日々だけど
せめて 叶わなくてもつかの間に流れる流れ星に願う夜
素敵な時間になるはずさ
さあ 叶わなくても
願うだけで輝く不思議
ほら 僕をあたたかく包み 心を優しさで満たしてくれる
星に願えば 今日あった悲しいことさえ忘れられるよ
不思議に涙は乾いて笑顔が浮かんでいた
幸せの形とか定理なんていつまでもわからないけれど
僕はこの時間だけはとても好きなんだ

今、少しずつ
空を覆う夜が
濃くなってゆく
そしてだんだん
朝を取り戻してゆく
夜明けまで ひとりでに空は駆け抜けてゆく
雲が 白く 見えたら
もう 朝はすぐそこまで

よけいな きれいごとや美しいセリフはしまって
星に願おう
叶えるためにじゃなくて
ロマンを求める気持ちとして
僕は
星に願うよ

悲しいことも
ぜんぶ話すよ。

2010/06/23 (Wed)

[1522] 君の声
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君の小さな手に
自信のない僕の手が重なる

いつも 君を呼ぶときも自信なさそうな声でしか
君を呼べない僕でさえも君は愛してくれる

ただ君を呼ぶだけで
ただそれだけのことで
とても 素敵なことさ

僕には守るべき人がいるけど
君には守ってくれる人がいて
それが僕みたいな人でも 嬉しいのかな
なんてこと考えながら
君の声を今日も呼ぶよ

嘘のない素直な
気持ちが強すぎるから
いつでも声に本音が出てしまうよ
そしてまた自信のない僕の声で君を呼んでる

でもいつか
自信にあふれた
声できれいな
君の名前呼べたら
いいなと思うんだ

君の声が今以上に
はずむ 気がするから。

2010/06/22 (Tue)

[1521] いつもいつでもいつまでも
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君が誰よりも好き
ただそれだけを伝えたくて 届けたくて
こんなにも一生懸命になって なれないこともし尽くして
僕はなんてばかな人なんだろうね
だけれど君を好きなだけで頑張れる人
人を好きになれば誰もが頑張れる人になれる
その人のために一つでも多くの幸せを届けようと頑張れる人になれる
だから僕は君という人のため頑張れる人

輝く その瞳にうつる僕は君にはどんなふうに映っているのかな
気になるけど気にはしないでとにかく頑張ることだけを考えて
大好きな君のために時には無茶もしたくなる
そんな不器用で大げさな極端なくらいの愛を君に届けたい
伝えたい

いつもいつでもいつまでも
僕は君のことだけをずっと見つめてる
そしてまた思いすれ違う時は背中合わせで考えるよ

月のような輝く君のその瞳にうつる僕がどんなふうに映っているのか
わからなくても
イメージはわくはずだから
できるだけ優しい思いでもって君と向き合うんだよ

言葉と行動が掛け違ったボタンみたいに
ちぐはぐになったときはもう一度イチからボタンをつけ直せばいいだけさ

この世界で迷子みたいだった僕にあたたかい光をくれた君を死ぬまで愛し抜くことあの日誓った
僕のつよい思いに嘘は入り込む隙もない

いつもいつでもいつまでも
僕は君のことだけをずっと見つめてる
なんだか涙止まらなくなる夜も心が折れそうになる時でも

僕はいつも 君のまなざし 見失わないように ちゃんと この目にとらえている

「永遠」という言葉の重さと尊さを
考えながら 僕は今
誓うのさ

君を愛し続けること
いつもいつでもいつまでも
時間なんてまるで必要ないよ 二人は何度でもすれ違っては
また寄り添うのだから
繰り返される夜と朝のように
太陽と月が交差する
そのわずかな時間にだけ起こるまたたくような世界のまばたきに二人は大きく息を吸い込む。

2010/06/22 (Tue)

[1520] 僕は月になる
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僕が死んだら何に生まれ変わるのかな
それとも生まれ変われないかな
今からもうそんなことばかり考えてしまう気の早い僕

生まれ変われるのなら
今の僕と同じ人間がいいな
いつもいつもただ
日々をのらりくらり
暮らしてるだけだけど案外楽しいから
今の僕をもう一度
はじめから生きてみたい

それが許されないというなら 大好きな君の生まれ変わりの人の夜を照らす
そうだ 月になりたい

特別なことなんか何ひとつないけど
特別なものなんてそれを当たり前にしなければ僕の中にいくらでもあるから

死んだら 死んだら
死ぬことばかり考えてるだめな僕だけれど君を愛してる

今夜もあの窓から
眺めてるかな
君も 大きな満月
僕も眺めてるよ
君が眺めてるのと同じ満月

僕もあんなふうに
君を照らしていたい
僕はいつでも
君の月になりたい
僕は月になりたい
君を照らす
月になるよ

気にしてもらえなくても かならずそこにあるような 当たり前な月でいいから
君を照らす
月でいたい
死んだあとでも
生きてる今でも
君にとっての
月でありたい。

2010/06/22 (Tue)
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