詩人:どるとる | [投票][編集] |
にわか雨に降られ
やや不機嫌な君の背中
追いかけるのは僕
本当は男の僕が
君を導かなきゃ
いけないのにね
なんて情けない
僕なのでしょう
それにしても君は歩くのが早すぎて
やっと追いつくので精一杯なのさ
もしかして君のその靴には
ジェットがついてるんじゃない?
なんてね、スマイルでごまかすのも僕
微笑みの街には嘘も偽りもなくただ人々の微笑みが咲き乱れ
罪を犯す人どころか悪いことを考えつく人すらいないのさ
理想は加速して
やがて妄想になる
妄想は煩悩になる
ほら 笑ってごらんよ
君は笑ったほうがかわいいから、なんてお世辞かなあ
さあ 微笑みの五番街にたどり着いたら
僕の家にお呼びするよ
そんなに綺麗じゃないけど特別散らかってもいないからね
まあそれなりの応対はできるだろう
こじゃれたカフェなど金がかかるからだめさ
それより僕の家へ来なよ
微笑みの街は来る者を拒まない
誰でもウェルカムさ
さあ踊ろうよ。
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見知らぬ街に迷い込んでしまったらしい
そこは何から何まで不思議なルールに溢れかえってる僕の街
道路の脇に立つ標識は全てがひねくれたことばかり示してる
人の欲望や絶えない暴力に汚れた俗世界に僕は生まれて今も生きているんだね
風に吹かれた心は
行き場なくして
君に助けを求めるようにすがりつくんだ
今もまだあの日の君の優しい言葉忘れてないよ
ふざけたような真面目なような歌が涙さそう
差し出したその手に
君が渡してくれた愛という明日へ飛び立つ翼
これからはそれが僕のたったひとつの宝物だ
大事にするよ
永遠に
恥ずかしさなど
みじんもないさ
ただ君を好きな
気持ちがあるだけだ。
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ゆらゆら 揺れているのは夜の明かりのほうかそれともぼくの心かな
ただ静かな水面を進む舟のような
気分でぼくは窓辺
壁を背にして座ってる
やがてぼくという舟は終わりという岬に着いて
静かに闇の底へ沈んでゆくだろう
愛の言葉や優しい音色に包まれながらぼくは生きてゆきたいのにいつもそれをじゃまするように深い安らぎに満ちた夢が真っ白な世界へぼくをいざなうのさ
願いが叶うものなら
今すぐ 夜から抜け出したい
遠く近く 揺れてる
自販機の明かり
あんなちっぽけな存在のぼくを抱きしめるように君はぼくの中にある 汚い欲望や悲しみさえ ためらいもなく 受け止めてくれた
やがて 涙で何も
見えなくなる
全ての万物は
眠りに着くから
ぼくはゆらゆら
揺れながら
ただゆらゆらと
揺れながら
何に揺れてるのか
何におびえてるのか
ただ揺れているよ
夜と朝のちょうど真ん中
時計が天を貫く時刻にぼくは揺れていたよ
夢はぼくのすぐ目の前で溶けて
跡形もなくなる
そしてぼくは
誰かに夢から
引きずり出され
それが 誰かも
わからないまま
日々は流れ
ぼくは大人になる
宛もなく夢もなく
色彩を欠いた
地味な未来の中
モノクロの虚空を
見つめている
ゆらゆらとただゆらゆらとぼくを揺らして
ぼくが揺れているのか世界が揺れているのか
見える景色全てがぐらついている
心なしか 優しく見える
涙は目に見えないものさえ滲ますんだね
ほら ぼくの頭の中さえぼやけてしまう
言葉なくして
ただ伝えるすべ
探しながら
脳内世界さまようように全てが全て
不明確な暗号と化す
会いたいけど
会えないひと
君は愛しすぎる
ぼくの宝物
夜の空に散りばめられた星はそのひとつひとつがまるで宝石のようにどれも素敵に輝くよ
そしてぼくはまた
今夜もいい気な夢を見るだろう
君も夢を見てるかな。
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全ての終わりを知りながら
それでも終わりへと向かって歩く僕
足取りはお世辞にも軽快とはいえないけど
僕は終わりへゆくために歩いているんじゃない
終わりは誰にも与えられた運命ってだけ
僕は終わりへと向かうため生きているんじゃない
つねに希望ある明日へと向かうため生きているんだ
明日がなくなったときこそ涙や弱音はあるのさ
最後の一秒まで笑って生きて行こうと
僕は強く思った
だから信じるのさ
誰かが決めつけた天気予報をねじ曲げて豪雨さえもやむような 奇跡を
涙はあふれ出る水
やがては止まる運命
だからぼくらもやがては冷たくなる
だけれど今は生きているんだから
いくらでも笑えるはず
いくらでもふざけていいはず
だから ぼくは生きるよ
どんなに絶望的な窮地に立たされても
生きる希望だけは捨てないんだ
遠い未来へ叫ぶようにぼくは歌うのさ
ぼくは限りなく今
希望へ向かって
進んでいるのさ
だからこの小さな一歩は
どんな大きな一歩より
意味のある一歩だ
この一歩だけで世界が広がる
ほら 何が見える?
一歩踏み出せば
きっと明日が見える
少しずつでいいのさ
急ぐ必要はないのさ
焦らなくていいのさ
不器用で構わないさ
ほら 飾らず 偽らず
本当の気持ちで歌え
心の窓を開け放して
羽ばたかせる 魂
さあ 扉を開け
その先にあるのは
いつでも 未来
一歩進めば どんなに小さな前進でも
未来につながってゆく
近しき未来の輝き
ほら 繰り返せばいつの日か頑張りは報われる
希望は叶う
夢を捨てるな
ぼくよ
歌うことに意義はある
ほら 魂はふるえている
言葉を 投げかける
ぼくはぼくを歌ってる
それがぼくの歌う意味
ぼくがぼくを歌うため
昨日は今日につながる
そしてどんな小さな頑張りも種になる
ほら 花に変わってゆくんだよ
泣くことは無いのさ。
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夜はね暗いから
夜はねさびしいから
夜はさ悲しいから
夜はさ切ないから
僕は半ば逃げるように
暮れゆく空の下
また少し昨日より削れた命感じながら
しずかに目を閉じた
人影も消えた道
誰もいない道
ひとり ただ立ち尽くして用もないのに
ずっと夕暮れ見ていた
なんだか変な話だけどいつも見ている夕暮れはその日によって違う夕暮れな気がしているんだよ
だから昨日の夕暮れと今日の夕暮れは違うのさ
だから僕は手を振る
さよならもちゃんと言うんだよ
そしてあふれ出る涙はねあの真っ赤な夕日と同じ熱を帯びながら 僕の心を優しく包むのさ
悲しいだけじゃない
『さよなら』は新しい明日へ行くための大事な言葉だ
いったん入ったら引き返せない扉は開いて
僕を導くのさ
ゆりかごに乗せて
僕は揺られながら
明日に着くのを待つ
そして 今日
僕に関わった
すべてに感謝とお別れを告げる
さよならバイバイ
夜空に星が流れる
過去、流れた流れ星
幻のように光り輝く
さよならバイバイ
憎しみも怒りも今だけはすべて優しさに変わり
僕はこわがらず夜を見つめられるよ
昔は僕の命や二度とは来ない朝を連れ去ってしまう夜が嫌いだった
だけれど今は綺麗とさえ思えてしまうよ
そしてまた明日も素敵な夜を迎えられるように僕は深い眠りに着くのさ
朝抱いていた恋しさは夜への恋しさに変わって不思議な気持ちあふれて
僕は目を開ける
そこにはまぶしいばかりの朝が僕に笑いかけるから
ふと、思うよ
僕は旅人
同じ場所になんか立ち止まっていられないってことをさ
だからおそれずに
明日へ行けるんだ
強く 前を向いて
しばらく見向きもしなかった夢を背負い
未来へ行くのさ
僕は未来へ行くんだ
さよならと言って
新しい今日を
また最初から
はじめてゆくのさ
生まれたての光を浴びて。
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テレビは部屋を明るくして見なきゃ目を悪くするのに
映画は暗い部屋で見る
目は当然悪くなる
他人と自分を比較するものは昔は小遣い
そして 親への献身的な媚びの売り上げだったけど今も結局もらってる給料の額さ
聞けば納得ブルースを今歌うべき時代
さあ声をそろえて足並みもそろえて
声高らかに歌うのだ
風に吹かれて孤独は身にしみて
夜は明かりをゆらゆら揺らして
僕は何にふるえる?
青春時代はとうに過ぎ去った昔話
今さら何も話したって思い出話にもならない
朝っぱらから意味もなくついているテレビ
つまらない時事放談
そんな僕の日々
意味もなく生きたって悲しいだけさと思うけど誰かが悲しむ顔を見たいわけじゃないから
僕は悲しくても生きるのさ
さびしさは誰にも公平だ
そんなふうに自分に言い聞かせても
まだ歌いたくなるのだ
切なくなるとしても
悲しすぎるブルースは
バラードに生まれ変わりやがて素敵な明日の全容を伝える
ほらね今 鮮やかに
それは 輝くだろう
言葉は眠りにつき
世界は僕を見つめる
そして果てなき夜はおごそかに終わる
ああ 太陽が二人の影を照らし
朝へと動き出す空
時計よ今、目覚めの時。
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君はS極で僕はN極
磁石のように何度でも離れてもまた出会う
なにかの間違いで仲をたがえても
おおきく意見食い違っても
運命からは逃れられない
逃れられないからうれしいんだけど
君が好き
僕は好き
たまらなくとても好き
世界一好き
そんな気持ち
いつまでも忘れたくないな
だから忘れないよ
明日も明後日も
君が笑ってくれるなら
僕は命がけで君を愛したい
特技なんてまるでないから
特別なことなんて期待されても何もしてあげられないけど
君を愛してあげたい
一緒にいるだけで
優しくしてあげるだけで君が笑ってくれるなら
僕は明日も君のとなりでのんきな唄をうたってあげるから
いつまでも
いつまでも
一緒にいようね
君が笑ってくれるなら僕はどんな悲しみにだってたえてみせるからね
強くなるからね
どうか見守っててください
桜の花びらがまるで雨のように景色に降り注ぐ
おかしな光景さ
そんな光景でも
君と見つめられたなら
僕は幸せだから
ずっと…
そんなふうに君と笑いあっていたいのさ
とても素敵なことだろう
考えただけでほほ笑ましいね
明日に希望が持てる
未来に期待が持てる
心なしか空が晴れてきたような気さえするよ。
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どうして僕は君を好きになったのかな
どうして僕は君じゃなきゃだめなのかな
周りを見渡してみても君以外に僕に似合う人なんか見当たらない
まるで映画の最後に流れるエンディングロールみたいにいくつもの人たちに祝福され僕らは僕らなんだね
少し古くさくて
少し時代遅れな
そんな二人だから
今も やっていける
運命の人だと気づいたのはずっとずっと昔かもしれない
出会ったその瞬間君だと思ったから
僕は君となら 生きてゆけると思ったから
あたたかい春の風に吹かれて
桜が咲きそうな
ぽかぽかした1日
青空に抱かれて
僕らは結ばれた
そしてまた何度でも運命は回るだろう
いくら仲を違えても何度でも僕らはやり直せるだろう
運命で結ばれた僕らだから 譲り合いながら 確かめ合いながら 少しずつ少しずつ本物に近づいてゆくよ
君は僕にとっての運命の人
僕は君にとっての運命の人
ずっといつまでも変わらない
明日も明後日も変わらないさ
僕は何が狂っても
君が好きで
君も何が狂っても
僕が好きだから
君は永遠に僕の運命の人で
僕は永遠に君の運命の人だ
だれにも変えられやしないんだ
だれにも否定できないんだ
僕らはほどけない運命の糸で結ばれているから
いつまでも
いつまでも
磁石のように
離れても
離れても
またくっつき合える
だって僕らは
運命の人どうし。
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悲しい記憶は早いとこ忘れてしまいたいけれど
笑い飛ばしたくはないよ
だってその時の自分の涙を思い出すと頑張っていたような気がするから
目頭が熱くなるほど
僕は愛されているね
だけれどそんな愛すら気づけなかった
だからぼくはいつもひとりだと思ってしまって
とてもさびしかった
心細かった
涙流れるから悲しいのか
涙流れるまえから悲しいのか
そんなことすらどうでもよくて
ぼくは今ただ悲しくて
涙の雨がやまなくて
心の中までずぶぬれなのさ
SOS信号もどうやら
届いていないらしい
ぼくはまだひとり
涙のSOS信号 送りつづけてる 途中です
雨はやまず
涙は降り続く
街の明かりは
遠く 揺れて
涙の雨がやむとき
悲しみは立ち去り
空のすき間から日が差してまたぼくは笑えるだろう
なんてね
言いながら
傘をしまうぼくは
ひとり並木道にて
まどろみながら
目をつぶる
明日に待たせてある
喜びに会いに行くために僕は頑張ったから
夜に おそれないで
涙の雨はもうやんだから いくらでも笑っていいはずだ
笑い飛ばすんじゃなくて強がるんでもなくてただ喜びに素直になるだけと僕は言った
夢はまた始まるよ
ここから ほらね。
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果てしない闇を抜けて光を探しに行こう
いつでも僕は強がってばかりいるけど
隣で微笑む君のためにいくつもの努力をしているのさ
もしもいつか僕にも主人公になれるときが来たらそのときは迷わず君を守るために 剣を手にとるよ
そして君を悲しませるものに立ち向かう
逃げないさ
主人公はヒロインのために戦うんだ
さあ 旅立ちは今
主人公よ、闇を抜けろ
光り輝く明日を呼び覚ませ。