ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 新着順表示

どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[1149] 揺れながら揺れながら
詩人:どるとる [投票][編集]


泣きながら泣きながら
たまに生きる
笑いながら笑いながら
たまには生きる

そんな毎日が誰にでも宝物
そんな人生は誰にでも宝物

繰り返す明日また明日と羽ばたく旅烏
また今日に戻るのさ
明日を目指しても
帰る場所はいつも今日というスタート地点

変わりゆくもの
変わらないもの
そのひとつひとつが全部ひっくるめてまるごと人生
だから何ひとつ無駄なものや無意味なものなどないのだ
失うものも
得るものも
全てに意味があり
全てになんらかの意義があるのさ

何を投げだそうと
今を生きることだけはやめたくない

揺れ惑う 計測できない 不安が胸の中で暴れ出してなにがなんだかわからなくなっても
ふるえながら
ふるえながら
僕はいつもモノクロの朝を待つ

生きることは苦だ
でも
死ぬにしても苦はある
だから僕は死ぬ苦より生きる苦に堪えるよ

揺れながら
揺れながら
不安定な綱の上を
落ちないように進む
下を見たら眩暈起こすような
そんな毎日を生きる
サーカスの綱渡りみたいにはいかないかもしれない
どこかでつまずくかもしれない
でも周りのブーイングなんか気にせず僕は僕のままで行くよ

泣いたり笑ったり
この先にも楽しいことが目白押し
見届けないで死んでたまるか

悲しみの向こうに見える喜び
光り輝いてるから
僕は
左右に
揺れながら
揺れながら
こわくても進む

失敗など屁だと笑う

こんな自分をひたすら愛すのだ。

2010/03/08 (Mon)

[1148] 潜水
詩人:どるとる [投票][編集]


深く 深く 目を閉じた僕は夢に沈む
揺れながら揺れながら
夢の中をただようようにさまよう
目覚めるまでは時間の概念がない
自由な世界の中
左右に揺れる振り子だけが 聞こえる

潜水してゆく 心
あたたかくもなく
つめたくもない
夢の中へ その底へ

朝の光が僕を照らすまで僕は夢の中で
ふるえながらふるえながら待っている

できれば起きたくない世界だから
ねえ それでも来てしまうんだな
朝は ほら 僕を迎えに来る

救いのない悪夢じゃないけれど
つかの間の悲しみがやけにこわいなあ

それでも
生きてゆく

海面から顔を出して
岸に上がるように
僕は夢から起き上がって
また変わらない生活に帰ってく 帰ってく

あるがままの自分を夢の中とうつつの中で外側と内側から見つめたまま。

2010/03/07 (Sun)

[1147] うまれてはじめて
詩人:どるとる [投票][編集]


君の好きなとこ
数え切れないくらいたくさんある
君の好きなこと
それもたくさんたくさんある

君の大げさな笑顔
君のかわいい仕草
君の優しいところ
君のあたたかい人あたり
その全てが僕の宝物
数え上げらればきりがない
胸の中埋め尽くす名場面
昨日より確実に今日のほうがきらめいて見える

世界一 愛する人よ
受け取ってくれないか?不器用な愛だけれど
君に精いっぱいの愛を
君に絶え間ない愛をあげたいから

これはつかの間の約束じゃない 永遠の約束だ

差し出した手を握ってくれたときの涙は今でも宝物
君の輝きに負けじときらめいてる

僕は君に愛され
君は僕に愛され
互いに愛し愛され
そんな毎日があること
幸せに思うから
僕はいつまでも
君といたいと思う
簡単な理由さ
いちいち確かめ合わずとも わかってる

けれど 言いたいのさ
時々は わかってても確かめ合いたい

最大級の愛でもって
愛されたなら
最大級の愛で返したい 君を愛したい

だから 僕は
生まれてはじめて歌う
愛の歌を

最初も最後も君だけに。

2010/03/07 (Sun)

[1146] ポケットラブソング
詩人:どるとる [投票][編集]


世界でいちばん好きな人に伝えたい気持ちがあるのに
どうそれを伝えればいいのか
その気持ちの正体もうまくわからなくて
ただばかのひとつおぼえのように好き好き繰り返した

誰よりも 何よりも
守りたくて
愛したくて
僕のものにしたくて

僕の小さな ポケットにも入りきれないほどの思いなんだ
胸元からはみ出して見えちゃうかな
持ち運びもできないから きっと言えないんだろう

言葉はいつも難しくなる
君に伝えたいと思えば思うほどに
それは難解になる

簡単でいいのにね
ああ
その簡単な言葉が見つからないんだ

ただ、愛してるだけじゃ素直すぎて
ただ、大好きだけじゃ簡単すぎて

僕の理想に届かなくて

最後まで歌えない
ポケットラブソング

伝えたい気持ちがあっても伝えるべき言葉がないんじゃそれは抱いてても無駄な思い

そんな気持ちがよぎる

最後まで歌いたい
ポケットラブソング

僕の理想を無視しても

いつか いつの日か
簡単でも明確な 言葉で まっすぐ君に伝えたい
それは単なる願いで終わらせたくない

叶えるべき明日の設計図

世界一好きな人へ
僕は歌うんだ
小さな 小さな愛の歌
大きな 大きな気持ちをこめて

最後まで歌いきるよ
君へのラブソング。

2010/03/07 (Sun)

[1145] 明日の自分に会いに行こう
詩人:どるとる [投票][編集]


今日を生きた
僕を無駄にしないように
今日を生きた
僕と同じように
明日も僕のままで生きてゆこう

何か イヤなこととか悲しいことがあっても小さなことと笑うことできなくても
なにがあっても死んでしまうようなことじゃないかぎりは
小さなことの範囲内さ

大げさなくらい悲しんでみたりするのは
誰かに心配されたいからだったりして

ひとりになりたい
それを強く望む 反面
ひとりじゃ辛い
そうも思う
どちらとも言えない
気持ちを抱え何も言わず 黙ったまま 生きてる

そんな毎日が孤独な自分を生むんだって気づいた頃には遅かった
僕はどうしようもなく今 ひとりだから

それでも それでも
明日の自分に会いに行こう
歩けるかい?
自分と話し合いながら
確かめ合いながら
ちょっとずつ
限りがあっても果てしない道を狭めてゆく
明日の自分に会いに行けるのは僕だけ
だから今 全てを捨ててあきらめたら僕はもう二度と生まれない

今日の涙
今日の笑顔
それさえ否定することになる
それは嫌だ
だから生きてゆくんだ
生きる喜びは証のような生きた足跡を残すこと
そして1日を終えたあとの安堵感だ
ほら 息を吸い込んで吐き出したその瞬間の恍惚がほら この世界に生きてることの素晴らしさを言葉ではなく 感覚として教えてくれる
伝わる
伝わる
満たされてゆく心

僕はもう 平気だから

幕が閉じるように瞼閉じてひろがる夢
光の迎えが来て目覚めるまで
しばらくここで休もう

そして明日の自分に会いに行こう
またとない1日の中で待っている
僕とひとつになりに行くのだ

誰の指図でも
誰の命令でもなく
僕は心から生きたいと思うから
僕は生きてゆく

明日に消えない証を残すため
明日の自分に会うために
明日の自分に会いに行く

悲しみを蹴飛ばして
その向こうに見える
喜びを糧にして。

2010/03/07 (Sun)

[1144] モノクローム
詩人:どるとる [投票][編集]


人ごみの中 静かに
僕は紛れ込んで
擬態する昆虫のように周りの色に嫌だったけど溶け込んだ

ほら よく見て
僕はここにいるんだ
ただ周りの色に溶け込みすぎてほかの人と区別がつかないだけだ
そうさせたのは
そうさせたのは
世の中のなんなんだろう

いつも責任を逃れるように誰かのせいにしていたい
正しくはないが
自分の中じゃ
間違えとも思えない

人ごみの中に必死に探した 自分の落ち着ける居場所
それでも いつまでも
見つけられず
ほら少しでも風当たりよくなるように 周りの色に紛れて
もめ事にならないように 自分を隠して
自分に嘘ついてる

もとの色に戻れず
仕方なく
どこにでもいる人
装い
よくある色におさまる
そんな悲しい今を生きてる僕さ

こぼれ落ちる涙は
モノクローム。

2010/03/07 (Sun)

[1143] 暗澹たる
詩人:どるとる [投票][編集]


思い思いの励ましの言葉 かなわず
この僕は今、暗澹たる思い
ぬぐえない影が重い
降り止まない雨が憎い
明日は晴れるくせに
今日にかぎってなぜ雨が降るんだろう
気まぐれな天気のせいで朝から 気分が悪い

孤独な この僕には向かうべき場所もなく
ただ ずっと 鳥かごの中で 鳴き声立てるだけなのに
晴れたら晴れたで何もする事ないのに

僕は 晴れを待ちながらいつも 雨を避ける
なぜか今日は傘をさしてまで出かける気にはなれなかった
せっかくの休みなのに暗澹たる思い抱いて
僕は 濡れないように小さな 要塞の中
じっと 身を潜める

暗澹たる思い抱いて抱いて。

2010/03/07 (Sun)

[1142] 雨降りサンデー
詩人:どるとる [投票][編集]


サンダル投げて占う
明日の天気
裏が出たら
明日は雨
表が出たら
明日は晴れ

くだらないとは思うけどそんなものにさえ頼らなければいられない気持ちなんだ
天気予報さえ信じれない人だから

傘をわざとささずに歩く 雨の中
ありがとう
ごめんね
さようなら
いつも そんな決まりきった言葉の羅列をまるで 言わされてるように 必ず言う
1日のどこかで

明日の天気なんて
気にしてる暇はない
余裕も 金もなくて
ただ 僕は ひとり空を見上げ 雲の流れをじっと見ていたんだ
視線は虚空を彷徨う
ぐらつく 自信

雨降りサンデー
何より もどかしいね。

2010/03/07 (Sun)

[1141] 夜の灯りにさよならを告げて
詩人:どるとる [投票][編集]


夜の灯りにさよならを告げて手を振るでもなく家路を歩く
朝へと向かうべく
夢の扉を叩いた
返事はないが
かまわず開く

夢の中はとても
心地いい
深いまどろみと安らぎに満ちた世界

とろんとした意識の中
僕は無意識に夢の出口を見つけて
光の中へ 光の中へ
もぐってゆく
海面から顔を出すように
夢から覚めた僕は
のびをする
大あくびして

昨日にさよなら
今日にはじめまして
繰り返すそんな茶飯事がなんだか愛しくて 抱きしめたくなる
実体のない 出来事を

今日はいくつの笑顔が咲くのかな
昨日よりたくさんの笑顔咲くかな
そんなこと考えながら素敵な夢広げる朝
旅立ちはモーニングコーヒー
湯気が立つ
カップの中に角砂糖を落とす
ポチャンとはじける音が聞こえたら幸せな気分になる

そうやってまた夜へと向かうべく
僕は朝へ向かったように今度は夜を目指して地図もないのに
間違わず 夜へ行ける
でも 不思議に
昨日の夜とは違うようだ

ほら こぼす涙のひとつぶや あふれるため息のひとつからして違うんだ

もう 過ぎた夜はかえらない
そして また 夜は明けて朝がはじまる

僕らはさり気なく別れるけど本当にわかってるかい?
今日の夜にはもう会えないんだよ?

僕は吐き捨てるように言った
わかってるさ

相変わらずの景色
見上げれば
空が果てしなくつづくだけの世界

当たり前すぎて
油断すると
何もかも忘れてしまいそうな

そんな今日にさよならを言うのすら忘れてしまう
今日は言おう
優しい気持ちだから
言えそうな気がするから

『さよなら…』
それで少しでも
心の寒さあたたまるなら。

2010/03/06 (Sat)

[1140] ワンダフルコミュニケーション
詩人:どるとる [投票][編集]


奥歯で本音を噛み潰して細かく砕いたらお世辞になった
適当な会話のあいだに生まれる空白を埋めるように僕は有らん限りのお世辞を君に投げる
唇の端に浮かんだ
嘘っぽい 笑いジワが君を少し不満げにさせる

思いつかない話題がつくりだすのは黙ったままの二人のにらみ合い
どちらから切り出すこともなくしまいには俯いて
せっかくの熱いコーヒーも冷めてしまって
二人の愛も冷めてしまいそうになる

まるで夢を見ているみたいな不思議な浮つき感が机ではさんだ君を遠ざけてゆく
遠くから見た君は
泣いているふうに見えたんだ

それを隠すように
君はマヌケな顔のゴムマスク被って
僕はいたたまれず
目をそらした

二人の会話はつづく
ぎこちないまま
たまに 手を握ったりする
嘘と本音と
お世辞とジョークで
真面目な話
ふざけた話

その全てがワンダフルコミュニケーション
話せば話すほど広がる 素性の知らない者どおしが 通い合ってゆく
不思議な言葉のゲーム

二人は箱庭みたいな小さな世界で
バラ色の時間をただようように 過ごす。

2010/03/06 (Sat)
8416件中 (7381-7390) [ << 731 732 733 734 735 736 737 738 739 740 >> ... 842
- 詩人の部屋 -