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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[1049] カントリーロード
詩人:どるとる [投票][編集]


ブロック塀の穴から夢のない未来をのぞき込んでいた
ジグザグの道は続く
ジグザグの今を乗り越えても次待つ道もジグザグロード

どこまでも
どこまででも
見渡すかぎり果てしなく続く 大草原

そんな未来だったよ
思えば 夢見てたのは
そんな大それたものじゃない いつか叶うだろう 夢のひとつもない人生じゃ悲しい

だから 僕は週末にでも時間をもうけて
田舎へイメージを膨らませに行くのさ
そしてかならず
歩こう カントリーロード
懐かしいあの道
四つ角の その先に
見える 赤い屋根の家
あれぞまさしく我が愛しの家
口笛 吹きながら
さあ 向かうはあの家
目指せ カントリーロード

世界を 見てきたような ちょっとした旅の話をひとりだけになった片親に 話す
つまみつまみながら
新発売のビール
呑み交わして

カントリーロード
続いてゆくよ
はるか 彼方
三途の川の向こう岸まで 砂利道が続く。

2010/02/09 (Tue)

[1048] 終焉クロス・ロード
詩人:どるとる [投票][編集]


雨なんてほっといたってやむもんだって誰かがふいに言った気がした
悲しみもそうなのかなって言おうとしたけど つまらないたとえ話を繰り返す時間など僕にはなかった

こうしてただすれ違うだけの人々
無機質な感情をむき出しにして十字路を行き交う

能ある鷹は爪を隠す

だけれど僕は能もなければ爪もないただの人間

終焉クロスロード
僕はただひとり終わりへと向かって
今日も酸素を吸ったり吐いたり繰り返して そして眠る
同じことの繰り返しさ
生活はそれで成り立つ
悲しいほど残酷なまでに僕らはあたりまえがあたりまえじゃなくなるその時をただ待つことしか…

だから ひたすら歩き続ける この無限十字路を。

2010/02/09 (Tue)

[1047] 夢なる夢
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僕は明日、僕になる

夢なる夢の命の元。

2010/02/09 (Tue)

[1046] 
詩人:どるとる [投票][編集]


誰もが抱えてる悲しみだけどそれぞれにしかない悲しみがある
僕だけが悲しいと言ったら嘘になるけど確かに僕の悲しみは僕にしかわからないものだから悲しいのは事実だ
誰もが抱えてる悲しみをもしひとりの人がすべて請け負ったらきっと人は同情もできるだろう
だけれど残念ながら誰もが抱えてる悲しみだから
人は容易には優しさを見せない
かけてもらえる言葉があるとしても『みんな同じでしょ、我慢なさい』
ただそれだけだ
だから誰もが抱えてる悲しみを自分だけのものにはできない
誰もが悲しいから
悲しみはそれぞれに割り当てられひとつじゃない
けれどみんな悲しい
何かしらは悲しい
だからこそ
誰もが悲しいから
すべての人に頷いてあげることが大切だ
確かに同じではある
だけれど感じてる悲しみは簡単に束ねていいものではないし
大きさも種類も違うものだから
いっしょにはできない
だから 同じでしょだとか我慢なさいとかいう言葉では片づけられない

悲しみの色がほら
どれとはなくこの街の中に深く際立って見える

涙という小さなSOSがこぼれては流れて光ってる。

2010/02/09 (Tue)

[1045] 悲しみという名の雨に濡れて
詩人:どるとる [投票][編集]


悲しみという名の雨に降られ
ひとりきりただ雨の中で長靴履いて棒立ちだよ
予想外の天気雨みたいにさ思いもしなかった悲しみとの遭遇に痛む 胸の内

悲しみという名の雨に濡れて
今の気持ち うまく言葉になりゃしない
梅雨時の 5月には
かたつむりと戯れ
今みたいな 2月には
途方もないほどの夢を抱き そのひとつひとつを夏へと向かう道端でひとつずつ捨てるように諦めた
ヘンゼルとグレーテルのお話みたいに
道しるべじゃないけどパンくずを落とすように

そんなロマンチックなことを言っているうちに
景色は春へと移り変わり桜がもう少しで咲きそうです
目をつむれば今も覚えてるあのころのように

今はただ 僕はただ
今はまだ 僕はまだ
悲しみという名の雨に濡れて桜が咲くのをじっと待つ
雨がやむその時を
花びら舞うその時を
悲しみという名の雨に濡れて詩でも書きながら待つよ

ふいに吹いてみた口笛が空にのぼる
そんな他愛もない出来事がみょうに優しいね

そして日は予定通りしずむ。

2010/02/09 (Tue)

[1044] やさしい歌
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やさしい歌を歌いたい
曲がりなりにも誰かのためになるような
やさしい歌を歌いたい
歌とはいっても口では歌わない
歌いたいのは心で歌う歌なのさ
誰かの心の中に降る雨を弱まらせられるようなありふれた歌を歌いたい
飾らない言葉で
声じゃないから耳では聞こえない歌を心で感じてほしい

悲しみと喜びのあいだの少しの休息がなにげなく僕を救っているのさ
涙もすぐ乾くさ
誰かに優しくできた1日はすばらしいといえる1日だ

今日を頑張った自分を誰かが認めてくれなくても
自分自身が認めてあげればいいじゃないか
他人の評価に優しさやぬくもりがないならばそんな評価はただの雑音だ
聞かなかったことにしてはなまるをあげなさい 今日1日を死に物狂いで生ききった自分に
ほら 遠慮なんかすることはないんだ

空が赤く染まればどこからともなくやさしいメロディが流れてなぜか胸が熱くなる
こみ上げる言いようのない気持ち
今日1日の様々な出来事と交わるようにほらやさしいメロディと心の中に浮かんだやさしい言葉
この街にも見えないだけで耳をすませば聞こえるはず
やさしい歌の種がそこらじゅうに植わってるはずだ

やさしい歌を歌えばたちまち涙が流れて
止まらない まるで雨のように あたたかく頬を何時間も伝う
世界中の時が止まったように不思議な感覚が胸を突き刺す
痛いのになぜか心地いい
今、やさしい歌に包まれている 僕はとても幸せ
言葉になんかできなくたっていいんだよ
ただ そんな気持ち感じれたら いいから

悲しいだけの涙がすばらしい微笑みに変わるその瞬間を見逃さないで すべてが悲しみで滲んでしまうまえに 笑っていた自分を記憶に焼きつけて
そして また涙と笑顔の数だけ
折り重なるいくつもの夢と思い

やさしい歌はまた笑顔になった僕を見て安心したのかどこかで泣いてる誰かのもとへと流れてゆき
涙の痕だけ残す。

2010/02/08 (Mon)

[1043] ハーフ&ハーフ
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僕は世界基準で見ればまちがいなく幸せだろう
こうして
毎日
飯を欠くことなく三食 食えて
住む家もある
着るものにも困らない
そして家族もいる

そう絵に描いたような あたりまえな生活がここにあたりまえのようにある

だけれど、そんなあたりまえな幸せさえも燃え尽きてしまいそうなことがある
南米やら どこかの国では 毎日が戦乱
僕の場合は心の中が毎日戦乱
いつでも幸せという幸せを押しのけてまずいちばんに欲望がものをいう
あれが欲しい
これも欲しい
そんな尽きることのない欲望がのたうち回ってる
バタバタと干上がった川で陽にさらされあえぎ苦しむ魚のように今にも息絶えそうな欲望が僕を駄目にする

世界の基準などは
僕からすればくだらない
大事なのは本人が今を幸せか思うかどうかだ
決めるのはいつでも自分自身

だから毎日が戦乱の南米どこそかの国だって幸せだと思う何かがあれば幸せだし
毎日が平和でも生きてるのもイヤになると思うなら不幸せだろうし
於かれてる状況を取り除けば幸せなんてどこの国にもある

道端にひっそりと咲く小さな花のように
幸せなんてすぐそこにあたりまえのようにある存在で
気づくかどうかってだけだ
あってないようなものといってもいい
そこにある花を認めるかどうか どう思うか それだけ

ただそれだけで
人なんて
幸せになれる

そして時に曖昧な言葉で
『ある意味では幸せ
ある意味では不幸せ』
そんなあやふやな言い方で表現されるのなんてまれではないから
幸せだけなはずはないし
不幸せだけなはずもないから
いちばんそれが正直な気持ちかもしれない

だから僕は僕自身の今をそんな曖昧な言葉で言い表すよ

けっして幸せではないけれど
かといって不幸せでもない
幸せ半分 不幸せ半分のハーフ&ハーフな毎日だって僕は思うのさ

正直な気持ちを偽らないならば。

2010/02/08 (Mon)

[1042] 虹に思う
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その多彩な色でこの僕を虜にする虹よ

何故におまえのようなあたりまえな美しさに人は気づかないんだろうね

美しさはすぐそこにあるのに人はあたりまえな美しさより特別なものばかり求めすぎる
そんな傾向にある

僕自身も例外じゃない。

2010/02/08 (Mon)

[1041] 喜びの涙
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悲しみは涙になる
喜びは笑顔になる
でも時に喜びが大きいと涙になる
でもいくら悲しすぎても笑顔にはならない
心が壊れないかぎり

人はその喜びの涙の数だけ幸せになれる
笑うってことは幸せな証だ
でもうれしすぎるあまり泣くのはもっと幸せな証だ

さあ 人よ笑顔じゃあらわしきれない喜びを通り越したもっと大きな喜びの涙を流すのだ

海を広げるくらいに
そのために生きてゆくのだ 人よ 僕よ
そして君よ。

2010/02/07 (Sun)

[1040] ハッピーエンドラブソング
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幸せな恋の終わりなんてないと思っていた
だけれど僕は今幸せな気持ちで君とさよならするのさ
いうなればこれはハッピーエンド
幸せな恋の終わり

ハッピーエンドラブソング
別れゆく君に愛に唄おう 愛の唄。

2010/02/07 (Sun)
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