詩人:どるとる | [投票][編集] |
なんの言葉もないけどさよならを言うよ
たったひとりだけど寂しさ押し殺して
さよならを言うよ
言葉をかける人はいないから 夕暮れに
さよなら…
無駄な言葉は何もいらない
たださよならだけで1日は優しく終わる
熱い気持ち
胸を焦がしてゆく
滲んでくように心に広がる波
僕をつつんでゆく。
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まぶしすぎた君の笑顔
そして午後の陽射し
すべてを遮るように
襲う 悲しみ
それを また遮るように照らす喜び
僕はそんな繰り返しの中で生きている
なぜなのかと聞かれても答えようがない
静かな森のように
ただ 変わらない
営みの中にある幸せ
そんな未来を待つ
変わらない僕で
いつまでも
いつまでも
あなたが好きな僕だから
どこまでも
どこまでも
あなたも僕を好きでいて
そんな言葉だけ今は大切にして
宝物のように守ってゆくよ
世界でいちばん大切なものをみつけた日にそれは輝いた
今でもその日を覚えてる
もちろん今でもそれは僕にとって宝物だよ いつまでも永遠のね。
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どこまでも続いている日々は
いくつもの季節を歩いてきた僕の中でいつかその表紙を閉じて終わる
さよならを言うために僕はここにいて生まれたんじゃないけど
なんのためなのか
僕はここにいて生きている
自分の存在理由を決めるなら
僕は明日を生きるために生きているんだ
そして生まれたんだ
まだ見ぬ世界を知るために
そして君と出逢い
恋に落ちた
あの季節のページ
涙でにじんで
思い出が見えなくなるまえに 咲いてほしかった 君の中に
愛してる愛してる
何度 言葉にしてみても
響かない響かない
僕のこの気持ち
あれは 実らない恋
されど ずっと 枯れず咲き続ける恋
いうなれば恋桜
散ることなく
叶わなくても
人を病ませる
恋桜
今もあの坂道に咲いている
君との思い出
香りだけを残したまま君だけが影も残さずこの世界から消えた。
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ただこうして過ぎてゆく1日が明日に繋がるまで僕は眠ってでもいるよ
与えられた時間の末決心が固まったら
切符 握りしめて
夜空を走る 列車に乗り込みに 行こう
ただなんとなく
悲しいでは終わらない
ただそれとなく
嬉しいでは終われない
そんな1日にひときわ輝くもの
今日も僕は見つけたよ
上へ下へ右へ左へ自由に跳ね回るリズムで
シャイで引っ込み思案な僕だけれど
これからはそんな感じでゆくよ
明日が楽しみで眠れやしない夜だから
これといって何もやることはないけど
ただ ずっと空見てる
遠い未来を思うよに
夜空を走る 列車がほら迎えに来るまで
僕は まだ 眠らないで空を見てるんだよ
夢じゃないさ
夢じゃないんだ
僕はきっと
きっときっと
あざやかな未来へ行ける
そんな未来に夢みてる。
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『生きている理由がわかったら生まれた理由もわかるだろう』
雨に濡れながら 今はただ流れる涙をごまかして愛想笑いするしかないけれど
続いてゆく明日に身をまかせてゆく
夢も 理想も 遠い昔に置いてきてしまったよ
期待はされるものじゃなく自分でするものさ
僕には
深く深く息を吸い込んで吐き出して
目を見開いて
目の前にある
見つめるべき
明日を瞳に映せ
雨は願ったところでやまないけど
僕は負けじと向かいどっしりと構え風に立ちぬ
いつか それを追い風に変えられるように
僕のほうから強くなるよ
そんな気持ちをリュックに詰めこんで
今は ただ こちらに向かうばかりのびゅーびゅーと吹き荒ぶ風の前に立つ
時には岩のように
頑丈な僕だけれど
ほんとは弱いから
守ってほしいんだ
そんな僕だけれど
少しは愛してほしいんだ
遠くから 近くから
今、波のように押し寄せては引いてゆく誰かのぬくもりが優しくって涙が止まらない そんな心境
目に見えないはずのイメージが浮かんで
僕はそこに天国を見る
悲しみは願っても消えないけど
僕は負けじと向かい風にどっしりと構え立ちぬ
いつか それを追い風に変えられるように
僕のほうから強くなるよ
こんな気持ちをリュックに詰めこんで
今は ただ こちらに向かうばかりのびゅーびゅーと吹き荒ぶ風の前に立つ
生きている理由
生まれた理由
ここにいる理由
明日を生きる理由
いろんな理由が
問われる中で
僕は何も言わず
ただ黙ったまま
時を流す
静かに流れる涙で
泥臭い汗も
悲しい記憶さえも
嘘も偽りもすべて何もかも…
口笛なんか吹いてる場合じゃないね
空を見上げれば雲行きがあやしくなって雨が降ってきそう
今にも
ここにいる理由がわかったら苦労はしない
わからないけど
明日もまた向かい風に逆らいその中に立つ僕だ。
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こんなありふれた日々を愛せるかい?
僕は愛せるよ
だって 僕は 生きていられるから
存分にその喜びを感じれる
同時に邪魔な悲しみ 感じてしまうけれど
僕には この世界
だけが すべてだから
続いてゆこう
死ぬまで
素晴らしくありふれた日々
なんでもないことが恵まれた日々
平和であることが素敵な日々
そんなありふれてはいても当たり前でも素晴らしいこと
忘れないために今を生きよう
それだけでも生きるには素晴らしい理由だ
ありふれている日々のように意味のある答だ
生きてる証なんて今は無くても
何もかもあやふやでも幸せならば
それでいいのさ
白い雲が 青い空に
あるように
何ひとつ理由なんてないんだよ
それでいいんだ
ただ幸せならば
明日はその名の通り明るい日になるから。
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今まで 生きてきた日々なんか 夢のよう
今まではまるで 眠っていた 夢のよう
今日なのさ
大事なのは
気づいたその瞬間
まるで夢から覚めたように 意識が戻ったよ
さりとて 何をすればいいかもよくわかってないけれど
僕は今日、目覚めた
日々をいつも捨て去りながら 忘れてしまいたいこと
過去にすべて 葬り去って
昨日さえ1秒前の時間さえも 思い出と馴れ馴れしく呼んで
僕はただ 今だけを
この瞬間だけを
人生と呼び
生きる
だから 僕にしてみれば昨日は嘘で1秒前も嘘で今がほんとの人生だ
日々、僕は1秒ごとに死んでは生きて死んでは生きて 繰り返す 生きてる心地などあろうはずもないけれど 僕は瞬間に生きる人だからこの瞬間を生きるだけ
新しい夜明け
小鳥のさえずり
木々のざわめき
街の音
人の話し声
そんなものをよそに
僕はまだ言ってるよ
今日、目覚めたんだ
まるで今日生まれた人みたいにほら 何もかもが新しい
はじめての景色
僕の言いたいこと
わからなくてもいい
ただ 言いたいことはね
今日、目覚めたってことだけなんだ
忘れ去られた時間の向こうで手を振り笑う思い出の中の自分
隣に寄り添う何人もの自分
年号みたいにほら
番号が刻まれてる
あれは 歳かな
まるで 夢のよう
あたかも 夢のよう
おそらく 夢のよう
今は 夢か幻か
はたまた現実か
わからないけれど
今日、目覚めたよ
新しい僕と
真っ白な頭で。
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花は咲いてそして散ってゆくだろう
それは人も動物も命あるすべては逃れられないさだめなんだ
決まりきったことを言ったあとで大きな溜め息で心の窓をくもらす僕
明日は どう 足掻いてもおとずれるから
『どうにかなるよ、なるようにしかならないよ』
そんな曖昧な合い言葉で開く明日の扉
さあ おもむろにつぶった目をひらいて見つめよう まだ見ない明日を瞳に映せ
明日の種を誰かが蒔いたのかな
ほら 明日は僕が夢から覚めるころにはかならず 咲いてるよ
一夜にして明日をつくったよ ほら 明日は花みたいだね
不思議なんだけれど昨日とまったく同じ景色なんだね
そこがまた懐かしいのかな
日々は過ぎてゆく
風みたいに
その時は長く感じても過ぎてしまえば時間のはかなさを感じるはずだ
それはたしかに時間は一秒単位でいつでも止まることなく過ぎてゆくために流れてるから
ああ 見える今すべてが花だとしたら
満開っていうのかな
心が涙を流す
あまりの美しさに
僕は この瞳に映る世界が枯れてしまうまで生きて この世界の咲き続けるさまを見つめよう
そう思ったのは
つい最近のことだよ
明日の種が また 新しい明日を咲かす
何ひとつ変わらない
明日でも 新しい明日には違いない
そんな不思議な日々は流れてゆく
時に 船みたいにさ
世の中は 揺れながら心には思い出がかすみながら
続いてゆく魔法のような時間
この僕を 生かす
今日という明日が種なら明日の明日は花だ
今日の今日が昨日の今日には今日を咲かす種だったように
今日という1日は明日を咲かすための種で明日には花になる種なんだよ
今日がなければ明日はないように今日という今日は昨日がなければ咲かなかった花でこの僕も昨日の僕が種を蒔かなければ咲かなかった花なんだよ
そうやって今日という種を蒔いては明日という花を咲かす日々。
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大人になるたび変わってゆく心そして体
何かを切り捨て
かわりに何か得て
繰り返す毎日の中でただ息をするためだけに生きているというならまるで通りすがりの役をやるためだけに用意されるただ同然のエキストラ
僕は名もないエキストラ
こうして笑うことすらずっと忘れていた
だけれど君に会うまでの悲しさだった
切なさは君の愛にすべて喜びに変えられた
君の魔法のようなその優しさが 愛が 僕までも変えた
君に会うまではずっと気づかなかった世界でいちばん尊い愛というものの大切さ
今、君に届けたい
愛の言葉をあの頃は知らなかった愛を
昔の僕が今の僕を見たらきっと鼻で笑うけど今の僕は君を心の底から愛してる
それが不思議で尊くて 何よりも守りたいことだ
通りすがりのエキストラ
そんな役柄は君に会うまでのほんのわずかな神の過ち
ほんとの僕は君の王子様
ほら 白馬も バラ色のようなセリフも大きなお城も何もないけど 君への思いと深い深い愛で君に永遠を誓うから
メルヘンチックな
日々はないけど
それなりに幸せな
毎日を約束するよ
誓いは今様相を変え 夢に変わってゆく
君に会うまでのエキストラ
今、僕は君の王子様で君は僕のお姫様
ふたりの明日は見ようとしたって見れないけど
ふたりなら どんな明日でも乗り越えられる
そんなありふれたセリフで幕切れ
通りすがりのエキストラ
それは今に至るまでの君を手に入れる為の試練
ほら過ちを正せば
ふたりは晴れて結ばれる そんなラストが待ってるんだよ
僕らは通りすがりだ
だけれど運命の出会いを果たしたと言ってもおかしくないふたりだ
だから言い方を変えよう
たとえば
世の中に五万と埋まってる才能ある花の種
そんなのどうだい?
ただ僕らはね才能あれど恥ずかしがり屋の主役なんだよ。