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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[1019] 人は旅をする
詩人:どるとる [投票][編集]


人は旅をする
果てしなく長い
時の中を
砂時計が落ちきる
それまでの長い
時の中を

夢みてるような
現実か幻なのか
時々わからなくなる
この体中流れてる血潮さえ信じれなくなる

さあ 夜は嫌でも明けるぞ
その前に
光をつかまえろ


目がくらむようなまぶしい世界は僕には苦だけどいつまでも暗い闇の中では生きれないから
酸素を得るために行くようなものだ
息継ぎをしなきゃ
だけれど 汚い 空気だから悲しいもんだ
マントを翻して
どこへ向かおう…

ああ 夢は嫌でも覚めるぞ
現実からは逃れられないんだよ
下手っぴだっていい とにかく 今を生きていられればいいんだよ

宛てなんか決めないで
目的なんかなくていい
宛てのある旅などおもしろくないから
ほら自由に風の吹くまま気の向くまま
風来坊 気取りに気取って
旅をするんだ 人よ

青空にふわふわ浮かぶ雲のように
口笛 吹き 吹き
日々を旅しよう
旅人 気取りに気取って
今日も明日も
肩の力ぬいて
いい加減なくらい
きっぱり決めるぜ
僕は変わらず
生きてゆく

押しては引くような波のように変わらないことが当然のような日々を旅をする

地図上に浮かび上がった未来
ほら 指し示してごらん
君の行きたい場所

宛てなんか
旅して空なんか見てればいつか決まるって
思うから

今はただ歩いてゆくんだ 途方もない夢が噴水のように溢れ出してそして僕は不思議な気持ちで世界を眺める

しぼんだ気持ちに
もう一度
空気を入れて
さあ また歩き出そう
ため息で曇る瞳
宛てなどないはずなのにいつでも行きたいのは人の笑顔が咲く場所
なんてね

空は遠く
夢ははるかに
どこまでも

まだ先は長い
大丈夫さ
そのうち
やりたいことや
叶えたい夢なんか
見えてくる
ひょっこり
浮かんでくる。

2010/02/04 (Thu)

[1018] 二人で詠おう
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君に聞いて欲しい
詩がある
君に語りたい
言葉がある

ひとりじゃ
悲しくって
悲しくって
仕方ないから
二人で詠おう

イメージの向こう側へ向かう感じで
スピードなんか出さなくていいから

君に聞いて欲しい
僕は語りたい 君に
誰より今、多分君を求めてる

この空をずっとずっとはるか彼方へ吹いてゆく風
今、ちょっと
寄り道して僕らに吹いてくれないかな
二人で詠うために
心地よい風とおいしいケーキと紅茶
おしゃれな午後の陽射し

そんな雰囲気をプリーズ。

2010/02/04 (Thu)

[1017] これは嘘偽りのない真実の言葉
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一寸先は闇のように気づけば笑っていたのもつかの間でたちまち予想を反して雨が降ってきた
いつもながらに結構なお手前でとかなんとか言いながら渋々飲み干す抹茶みたいな苦い気持ちが胸を突き刺した

どうせ明日も同じことの繰り返しなら生きてく意味なんてないやなんて 言ってるけど死んでいい理由も無いだろう

だから僕は生きてゆくんだよ
悲しくなんてないのさ

これは嘘偽りのない真実の言葉だ

僕は今、とても幸せ
満ち足りている気分
何ひとつ不自由なことなんて何もない

精一杯、強がったってだけの言葉だ

決して狡く薄汚い嘘や偽りなんかとは違うさ

僕は今、ここにいて
ちゃんと地に足を着け生きている
生きていれる
そんな幸せを手にして不満などあるわけもないよ…

だけれどそんな言葉言いながらも頬を伝う涙
真実の先の真実
ほら 光ってる

誰かに慰めてもらいたい
そんな弱く健気な思い

今は闇の中で長い眠りに着いていてね
眠りの森のお姫様のように救ってくれる誰かを待ってるんだよ

きっと

それまで仮初めの真実だ この言葉

ほら 君と出会えれば今ある真実はたちまちのうちに嘘になるから。

2010/02/04 (Thu)

[1016] くだらない事
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トマト
しんぶんし
上から読んでも
下から読んでも
同じ言葉として読める

『だから、なんだというのだ』
意味などない。

そう 今あるすべてはそれほどくだらない事
だけどくだらない事がいつでも嬉しくていつでも悲しい
そんなくだらない事にいつも僕らは必死に向き合い生きている

すべてはそんなくだらない事の繰り返しが僕らを生み出した。
それでもくだらないとまだいえるかい?


ああ
くだらない
くだらない。

2010/02/04 (Thu)

[1015] ビッグバン
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僕も生まれよう
ビッグバンが起きて地球が生まれたように
何かしらのビッグバンを起こして
僕ももう一度
生まれよう

僕の中からさらなる僕へと生まれよう。

2010/02/04 (Thu)

[1014] 不等号
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僕は歩を進める
1より2の方の未来へ
君も歩を進める
より惹かれる方へ

口を開けた不等号みたいにほら欲望に忠実に僕らは歩いてゆく

魅力的な世界へ向かい。

2010/02/04 (Thu)

[1013] 春色カーディガン
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もうすぐ春だ
そしたらカーディガンを着よう
カーディガン一枚で春を出迎えよう
ほらカーディガンはたちまちのうちに春色に染まってゆく
君に見せたいカーディガン
春色のカーディガン
桜よりずっときれいな
春色のカーディガン

ほら 桜より一歩早く満開な心地

冷たい北風
ぶっ飛ばして
さあ 着よう
おきにいりのカーディガン。

2010/02/04 (Thu)

[1012] 風見鶏
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思いのままに気の向くままに歩いて行こう

どうして苦労なんてしなきゃいけないのか わからない
買ってでも苦労はしろなどとわけのわからない昔の人間の戯言は聞き流すよ
悲しみなどノーサンキュー
喜びを絶え間なく願うよ

思いのままに気の向くままに
風の吹く方へ回る風見鶏と洒落込もう

口笛は高らかに
夢は無謀なくらい大きな
そんな毎日でいい

僕は僕らしく進むよ
この足でどこまでも行くよ。

2010/02/03 (Wed)

[1011] 終電
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小雨の降る 駅のホームでひとり電車を待つ
次、来るので終電だ
もし乗り過ごしたらもう今日の運行はない
だからそうならないように ずっと待ってる
月の光に照らされて
人も僕を合わせてふたりくらいしかいない
さあ 帰り支度は整ってるかい?

今日1日最後の電車の中 思ったよりガラガラ まああたりまえか
最寄り駅に着く頃には小雨もやんで星が輝いてた

明日の希望
ちょっとだけ
浮いてきたよ

終電の夜
遠くにいる君を少しだけ思い出した

ただそれだけの夜
されど おだやかな夜
僕を優しい場所へと連れて行くよ。

2010/02/03 (Wed)

[1010] 孤独
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ひとりぼっちの部屋
外界へ続くドアを開けても変わらない
ひとりぼっちのまま

そんな孤独な人さえも生きてくのは
生きがいというものを持っているから
明日へ行くためには
切符の代わりに生きがいという生きる意味や意義を持ってなくちゃだめなんだ

消えてしまいそうな
小さな小さな存在だけど そんな僕でも光を捨てないぞ
闇から目を背けないぞ
孤独がなんだ

それを理由に命を絶つなぞつまらない
愚かなことだ

それなら負けじと
生きてやる
どこまでも
どこまででも

憎い奴らよりはるかに長生きしてこの世界の変容を眺めてやる

孤独なんて消える理由にはならない
ほらひとりきりでも
空は見えるぞ
夢は抱けるぞ
毎日が楽しいぞ

そんな僕をもし
見本にしてくれるなら
どこかで死にたくなったら その時はひとりぼっちなのは自分だけだなんて思わないでいれるはずだ

僕もひとりぼっちなんだよ

上も下もなく
同じ悲しみ 抱える

ひとりぼっちなんだよ

孤独に負けるな
いつか日は差すさ
君の心にも

夜明けを信じて
明日へ続くドアを
さあ 開け放て

今は生きがいがないなら 生きがいを探しに明日へ行け
生きがいはなくとも
探すためならば
ドアは自ずと開くはずだ
希望をもてとはいわないけれど
絶望ばかりに目を向けないで

孤独を乗り越え その先に見える朝焼けの空をともに見上げよう。

2010/02/03 (Wed)
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