詩人:どるとる | [投票][編集] |
閉館した水族館の中
従業員は皆 家に帰り
魚たちは水槽の中で
深い眠りにつく
そんな 明かりの消えた水族館はどこかさびしげで昼間の賑わいも嘘のように静かなんだろうな
夜の水族館はまるで
宇宙みたいにどこまでも終わりがないような静寂と無限に続く永遠みたいな
そんな感がある
ほら 魚たちは夜明けとともに目を覚まし朝ご飯を待つ
寝坊助はマンボウかな
少しずつ明るくなってゆけば水族館もまた昨日の賑わいを取り戻し人でごった返す
ほら 小さな女の子が水槽の中にいる魚をめずらしそうにのぞき込んで手を振る
瞬きしたのはジュゴンかな
午後から降り出した雨の雨足も夕方ごろには弱まる 予報
そしてまた水族館は
閉館する
変わらぬ日々が
水族館にもある
営みはつづくよ
人も魚も
そして日は沈み
また水族館に夜がおとずれる
魚たちは夢を見る
どんな夢を見てるのかなあ
あらら、マンボウは
今更目を覚ましたみたい。
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明日までに終わらせないといけない事
明日までに決めとかないといけない事
様々な事に囲まれ
僕らは明日また明日と急かされながら
歩いてゆく
歩いてゆく
明日までの予定は
仕事仕事で埋め尽くされている
行楽シーズンも
誕生日も
デートも
関係ないね
本当笑えない日々
スケジュール帳をビリビリに破りたくなるほど明日の明日のそのまた明日まで
苛々するくらい
仕事仕事でびっちりさ
たまの息抜き
君とのキッス
それだけが救いのようなものなんだよ
わかるかい?
こんな僕の気持ち
聞き逃さないで
耳 かっぽじって
よく 聞いて
ヘルプミー…
まるで調律の合ってないピアノみたいな声で泣く夜から僕を救い出してよハニー
輝ける明日まで
連れ出してくれたら
素晴らしいのに…
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リズムとリズムが重なってきれいなハーモニーになるように
君と僕の声がリズムなら重なったとき
それはきれいなハーモニーになる
楽器や伴奏なんて
まるで必要はないのさ
僕らの声だけでうまくいく
そんな素敵なハーモニー
奏でて行きたい
僕は君と…
あふれ出す僕の声
流れ出す君の声
ふたつの声が
空気をふるわすたび 重なって ハーモニーになるんだよ
ほら 君の愛してるが僕の愛してるに重なって 紛れない真実になるように
すなわちラブリズム
愛の旋律
優しく響けば ねえ
あたたかい気持ちになれる。
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さあ 食べよう
ガツガツ むしゃむしゃ
どんなものでも
あたりかまわず
食い散らかして
僕は胃袋におさめるよ
腹がすくといつもそんな化け物になる
底なし胃袋ック BGMに腹の鳴る音 歌い奏でたくなる。
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今、目の前にそびえ立つ壁もぶち壊して君に会いに行きたい気分なんだ
もともと見えない壁なんだから行けるはずだ 勇気のハンマーを弱気な心に振り下ろせば
君に会える
そして この気持ち言えるだろう。
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めくるめく変わる街の表情をまばたきのシャッターで記憶に閉じ込めて
僕はそれを美しいと呼ぶ
美しいというほかにないから
僕はそれを美しいと呼ぶ。
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夢の扉を開く鍵は
あなたの努力
そして頑張り
きれい事ではあるけど
確かにそうだ
間違ってはいない
ただその気があるかないかの差だけで
鍵は手にすることができる
ふむふむ 納得
でも僕はそれを知りながらも鍵を手にしなかった
そんなの面倒だと
思ったから。
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僕の重い頭をいつもやわらかく支えてくれてありがとう
枕のような君の膝
僕の悲しみを それによって流れた涙をいつも受け流してくれてありがとう
傘のような君の愛
感謝すればするほど
言葉にする機会を失う
いつも思ってはいる
だけれどどんな言葉も君の愛とは釣り合わない気がして
でも日々膨らんでゆく君への気持ちがまるで風船のようだ
いくつもの感謝がいくつもいくつも折り重なって
それが愛に変わるまで時間はかからないから
ほらまた見返りを求めない愛が僕を照らす
それはまるで星の光
今日も僕を中身から
愛してくれるよ
悲しみをかき消す光
優しく眩しい星の光
愛し返したい
愛し合うことの意味をはじめて君が教えてくれた
愛し愛される そんな毎日の中で生まれる喜びに気づかせてくれた
だから、言いたい
ありがとうと愛してる
僕は届けたい
君が愛してくれたように僕も君を愛したい
誰よりも
何よりも
いちばんに。