詩人:どるとる | [投票][編集] |
ただ深い青だ
僕を濡らすのは
時に憎しみで
顔を真っ赤にして
例外でみかんの食い過ぎで黄色くなることもしばしばある
そんな僕はまるで
信号機みたいだと
自分で自分を笑う
こんな今が幸せだと実感できることが何より幸せだと思う
少しずつ光り輝いてゆく その思い
時を経るごとに
命 すり減るごとに
大切になってゆく
そんな思い
僕は抱きしめて
抱きしめている
しばし 赤信号で
自分の時を止めて。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
生きるためにただ生きる
僕が生きる理由はただそれだけ
夢も生きがいもない僕にはそれが唯一の生きる意味
生きるためにただ生きる
明日も明後日もずっとただそれだけを胸に生きる
文句はあるか?
詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕たちが出会ったことが地球というこの惑星ができたこととおなじようなキセキにも近い出来事なら
尚更 君を愛したい
僕たちは長い旅を虐げられているはずなのにいつしかそれさえ
笑って楽しんでる
心に暗い影を落とす
悲しみにさえも
強くなるためにだとかわけのわからない言い分でお涙ちょうだいしている僕たち
移ろいゆく季節の途中
僕たちは思うのさ
なんとなく
今 ここにいる僕たちも全部ひっくるめていつか全て幻になっても
今を笑えれば
いいさと 本気で…
小さな タメイキ
眠れぬ夜の独り言
それさえ幻になるのならば僕たちは今を精一杯光る星になろう
そう思っただけさ
僕たちなんて
流れるのがちょっと遅いだけでいつかはじけて消える流れ星だ
ほら 今日も顔も名前も知らない誰かがどこかで消えただろう…
僕たちは星の見えぬ夜に恐れるあまり時々 嘘っぱちの空元気 ふりまく
バカみたいだろう?
移ろいゆく季節の途中
僕たちは思うのさ
なんとなく
今 ここにいる僕たちも全部ひっくるめていつか全て幻になっても
今を笑えれば
いいさと 本気で…
あかりもない夜にふるえる僕たちはただ互いのぬくもりだけで救われてるふり…
むなしい性行為
全てが幻になるまで
この夜は明けないさ
明けたら明けたで
そこに人の姿はない
そのころにはこの世界は不平等も不条理もなにもない本当に平和な世界だから
愛も 作り笑いも
涙も 何もかも
必要ないのさ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
滅び去る歴史の途中に名を残すつもりはない
永遠にただの人でいい
忘れ去られていい
君のその両手にまたぼくは救われたらしいね
気づけば雨もやんで
太陽が輝いていた
歴史からは忘れ去られていいけれど
大好きな君にだけはずっと覚えていてほしいのさ
大好きというだけじゃ足りないな
大好きの千倍 もっともっと愛してる
それにしてもどんな方法ためしてもふるえつづけるぼくのこころをただ撫でただけで落ち着かし救ってしまう君のその力に
ぼくは絶え間ない希望の光かんじた
今 こころとこころはひとつに重なって
大事なメッセージ
ささやきあう
愛と愛が交差して
それはやがてひとつの思いになって消えない未来になった
硬い殻をやぶって
生まれた夢の名前はこの世界でいちばん大好きな人の名前さ
ほら探し続けていた人が目の前で今ぼくの名前を呼べば世界はたちまち輝きだして
全てが七色に光りだすよ
今はこれだけでゆるしてよ
こころを揺るがす気持ちさ
少しずつ 少しずつ
愛を言葉にしてゆくよ
何年 何十年かかるかわからないけれど
生きているあいだでも言い切れないくらいの思いなんだ
素敵だろう?
愛ってものは
おもわずこころが飛び跳ねる
そんなような毎日。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
生まれた国や生まれた場所
与えられた家族
親の収入の格差
それらが自分の境遇を決めてしまう
ほらね ある人は裕福でも違うある人はとても貧しく
毎日三食食うにも困っている人がいる
でも自分が幸せならべつにいいと笑ってる僕がいる
そんな僕は本当は嫌いなのに気づけばまた愚かにもそんな人たちをバカにしている僕がいる
ここに懺悔しよう
今までの愚かさを
生まれもっての境遇ひとつで全てを決めてしまう僕を好きなだけ殴ってほしいよ
僕は バカな人間だ
おなじ地球のおなじ人間なのに
境遇ひとつで人をバカにしてしまったよ
今、懺悔しよう
過去の話に変えないで
僕は自分自身の小ささに恥じよう
ほろ苦い珈琲のような日々を生きている誰かをよそに僕はなんて甘ったるい日々を生きてるのかな
それもまたひとつの境遇がなすことなんだ なんて笑う僕だ
そんな僕でも夢が一丁前にあるんだ
いつか小さくてもこの世界を動かす一つの歯車というか核になれることさ
錆びててもいい
不器用でもいい
ただゆっくりでも
回っていたいのさ
確実に
回っていたいのさ
生きてる者として
誰がなんて言っても
僕の権限を主張するさ
今日も誰かのために
何か間違ってても
きっと僕は回っている
歯車みたいに
消えそうでもなんとか脈打っている小さな鼓動 胸に感じながら僕は回る
ただくるくる回る
自分の姿は鏡 見なきゃわからないけど
自分の価値は誰もわからない
自分で決めるしかない
それもむなしいけど
ただ、僕は自分の価値を低く定めたくない
どんなに不器用でも愚かでも
まだまだ懺悔できる
まだまだ取り返せる
歯車みたいにね
回っていたい
僕はそうやって謝れない代わりに罪の深さを その穴を埋めよう
言葉足らずだ
それでも精一杯の気持ちだから許してね
こんな僕を…
明日も回るから…
詩人:どるとる | [投票][編集] |
蛙は水の中上手に泳ぐ
世の中だってきっときっと上手に泳げるだろう…蛙が人間なら
イメージの海の中を
ただ何日もさまよい
何かを見つけようと努力はしてみたんだ
だけれどあまりにも描きたいことが多すぎて言葉にならず
予想外のちゃちな言葉があたりに散らばっただけ
クロールをして
「今」というジャンプ台から未来へ恐れず飛べたなら良かったのに…
叶えたい夢も
抱いていた理想も
ただひとつの不安に無惨に砕けていった
見下ろせばそれはそれは高い何十何千メートルのバンジーのジャンプ台から飛び込むように一瞬の恐怖が何時間にもなって続くような
例えればそんな気持ち
胸を突き刺したよ
たった一度のバンジージャンプでさえ恐いのに
たった一度のバンジージャンプもできないのに
身体だけは小さな蛙のような僕が飛べるでしょうか…
その下にトランポリンはあるのかな
そんなことばかりで
足がすくんで
前に進めない
心がびくついてる
ただ、それだけで夢をひとつまたひとつなくしてゆくのさ
それでもいいやと笑った自分が顔だけは醜い蛙のようだった
さあ バンジージャンプで未来に飛んだはいいものの怪我したらイヤだしな…
そんなことばかり
飛ぶ前から
臆病者の蛙の僕
水に嫌われ
やがて
僕も水を嫌いになった
気づいたよ 僕は蛙じゃない
嫌われたのは世の中にさ
そして嫌ったのは世の中さ
水は世の中だったんだ
そして夢は脆くも崩れてその重圧が僕を押しつぶした
大人になったその折に。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
旅人は今日も夜明けを待っている
夜更けになるまで休むのさ
今日は1日ずっと歩いたから
朝になるまで
太陽が昇るまで
旅人は夢の中
明日を目指すように
旅をするのさ
結局寝ても覚めても旅人は旅人
だけれど泣くこともなく毎日生きている 旅人は生きている
そしていつの間にか鮮やかな夜明けの朝陽が街を照らす
旅人はまた歩き出す
行く宛てもないまま
ただ夢を見るような
あやふやな地図を広げてこれといった目的地も行きたい場所も何もないままただ何かをそれでも探している
そのうち見つかればいいかなと旅人は今日も明日も曖昧な地図の上をジクザグにでたらめに歩く
やっぱり旅人は旅人なんだ
また夜が旅人の足を止めたら 適当にそこらの茂みで野宿
気ままなもんさ
だけれど悲しいもんさ
旅人はいつも旅人でしかないから
名乗らずとも嫌でも旅人は旅をするしかないから旅人は旅人
それだけは変わらないのさ…
誰もが旅人の名を捨て去れないから
この旅からは抜け出せない
ほら 生きるということは旅していることとおなじなのだから
旅人であること否定できない
君も僕もただの旅人さ
だけれどまたとない旅人なんだ
ガタガタ言わずに
夜明けを待て
明日も生きたいなら
旅人で居続けろ…
太陽に背を向けるな…
大きな闇をいつか抱えても腐っても枯れても旅人は旅人さ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
もし自分が死んだなら
綺麗な死体になりたい
血ぬれなんかは嫌だ
真っ白くただ真っ白い
綺麗な死体になりたい
汚れや傷ひとつない
綺麗な死体になりたい
なんの苦しみもなく
寿命で死にたい
病気だとか他人に殺されるのなんて嫌だ
自然に死んでゆきたい
綺麗な死体になりたい
そう思うことはおかしいのかな?
僕はまだ死からは遠い若者だけれど。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
もう何度も目にしているから見飽きてしまった
あのまん丸い月
平凡な夜空にただ浮かんで煌めいてる
生きてることなどくだらないことだとは思わないけれど
なんだか
このごろ自分が生きてることに疑問があふれて止まらない
なぜこんなに悲しいのに
傷だらけになっても僕はなぜ生きてるんだろう
そんなふうに思って…
なんてことない今日だ
話すまでもない今日だ
くだらないくらいの今日だ
だけれど僕にはかぎりなくかけがえのない今日には変わりないね
だからこそ僕は生きている
だからこそ明日も生きてゆく
あの月が輝いているみたいにさ
僕も義務じゃないけど
まるでひとつの使命みたいに生きているよ
何ひとつできやしないかもしれない
でもここにいる自分を愛すことであたたかみを感じるからずっとずっと生きていける
そんな気がする
「生きてるから生きる」から
「生きるために生きる」に変わり
「生きたいから生きる」に変わった
僕は明日も生きてるから生きるんじゃなく生きるために生きるんでもなく生きたいから生きるんだ
生きてゆくんだ
ここにいる僕は嘘じゃないよ
自分が信じないで誰が信じてくれるの?
ああ、
なんてことない今日だ
話すまでもない今日だ
くだらないくらいの今日だ
だけれど僕にはかぎりなくかけがえのない今日には変わりないね
だからこそ僕は生きている
だからこそ明日も生きてゆく
あの月も輝きたくて輝いてるわけじゃない
そう思っているかもしれないけど
僕はこの与えられた命と死する運命に感謝したい
こんなに素晴らしい世界はない
悲しみに並び立つ喜びがあるのだから
繰り返す日々の中でかならず生きていれば喜びに出会えるから
僕は明日も生きてるから生きるんじゃなく生きるために生きるんでもなく生きたいから生きるんだ
生きてゆくんだ
全てを知った上で死する月として輝くよ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
ひとりぼっちだっていいや
叶えたい夢もなんにもないし
今日を生きれたらそれていいや
やる気なんて最初からないのさ
人間は生まれてそして死ぬまでのあいだに幸せになんなんきゃいけないということもないし
僕はべつにただ生きれればいいさ
誰かの言葉になんか耳を貸してもそれは僕の考えじゃないし
僕は僕の思ったままに進みたいだけ
肌寒い季節に肌を突き刺すようなつめたい風が心まで凍えさせる 寒空の下
ひとり暮れゆく空を眺めていたのさ
このまま僕は旅人気取り旅立つのさ
夢見がちでもいいじゃないか
ただ僕は僕のまま
何も変わらずに
宝島を目指すのさ
どんな悲惨な人生だって生きていればこその人生だから
生きていれば幸せだってつかめるんだ
あきらめないで 僕よ
生きることだけはやめないで
夕暮れに つぶやいた
やさしい言葉が唯一僕を救ってくれる
ああ ひとりだって
そうさ 悲しすぎることはないんだ
僕が僕にはいるさ
ものは考えようだ
進め 進め 絶望的な窮地に追い込まれても生きていけ 生きていればきっとたどり着けるさ
光あふれる未来へ
いつかの今日に
僕を照らす光に
出会える日が来る
だから 夜を超えて
今日も夜明けを見よう
朝のおとずれに笑おう
ひとりぼっちがなんだ
孤独は罪なのか?
好きでやってるんじゃないさ
進み出したその足で坂道を駆け上がれ
僕のまま
涙をのんで 風に吹かれていけ
強くなるんだ…
生きていくんだ…
その意気だ…
そんな気持ちが明日をひらく鍵になるさ…
生きていく気はあるかい?
何かを成し遂げる気はさらさらないけれど
生きていく気だけはありすぎるほどあふれてる
僕のままでいいならば
僕は死ぬまで 生きよう
それが僕の気持ちさ
神に誓ってもいい
でもね太陽に背を向けて
闇に生きる僕をゆるしてほしい…