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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[779] はじまりのドア
詩人:どるとる [投票][編集]


はじまりのドアを開けば
おしまいのドアを閉める
そんな事を繰り返す内に
人生という時間は終わる
とても悲しくまた嬉しい
涙も流れるし笑顔も咲く
そしてまた誰もが開ける
はじまりのドアを開ける
そして開けたら閉めるよ
おしまいのドアを閉める
終わりのドアを開ける迄
誰もが開けたり閉めたり
繰り返すんだ いつまでも
終わり始まりまた終わる
そんな時間の流れの中で
はじまらなくなる迄誰も
悲しくても切なかろうと
今日も開くよ はじまりの
ドア そして閉めるよ
終わりのドアを

そっと そっと

一瞬をかみしめて
永遠の無さに悲しみ
時に安心しながら

ずっと ずっと…

はじまりのドアを開けばそこはつづきの世界
さあ また 開こう
そして 閉めよう
光に出逢うため
喜びに出逢うため
幸せになるために

はじめていこうじゃないか
はじまりのドアを開け放って いつもの朝にまぶたを開けて

心とも目覚めよう。

2009/12/26 (Sat)

[778] 光の世界
詩人:どるとる [投票][編集]


目の前に見えている全ては偶然なんかじゃないと言いきれるあなたを言い分をきくまでもなくこの世界は偶然あふれる世界
されど光る世界
光の世界

さあ 扉を開け
一歩 踏み出せ
さすれば見えるもの
見えてくるもの
あるはずだ

きっと。

2009/12/26 (Sat)

[777] 世界一の君へ
詩人:どるとる [投票][編集]


君を思うと胸が痛くなって仕方なくなるのさ
だけれど君を思うと同時に嬉しくなる
そんな気持ちがあふれてる

最後はもう君と手を繋いで死ねたら幸せ

この命を君に
残りの時間全てを君に
捧げよう

君がただ好きだから
僕をただ好きになってもらいたかったから

唄うのさ 君だけに
世界一の 君だけに。

2009/12/26 (Sat)

[776] 僕には俺は似合わない
詩人:どるとる [投票][編集]


なんでかなと思うけど
僕には俺には似合わない
俺よりも僕って言ったほうがなんか優しいから
言葉は丸みを帯びてこそ言葉のもつ意味がにじむってもんだろう

あたたかな気持ちになれるよ
自分を僕っていうたびに僕は僕なんだって思えるから

僕は自分を僕と呼ぶ
誰がなんて言ったって
僕は自分を僕と呼ぶ
僕と呼ぶんだ

だから 僕には俺は似合わないのさ

降り注ぐ悲しみの雨の中で言う
なにがあったって僕は僕なんだ
自分を見失いそうなとき思い出せる
僕といえば
この先なにがあったって僕は僕だ
この僕こそが本当だ
僕っていうからこそ自分の存在が輝く
俺なんていったって僕は僕の存在わからないよ つかめないよ
だからここは優しく僕って呼ぼう

ああそうしようね、いつでも いつまでも。

2009/12/26 (Sat)

[775] アトリエ
詩人:どるとる [投票][編集]


あるところになんて曖昧な存在で語られるより完全に歴史から消え去ったほうが幸せだ
生まれてから死ぬまでの長い時間を幸せに過ごせたなら素晴らしいね
だから僕は歴史になんて刻まれなくてもいいんだ
全くの普通の人で構わない
それどころか変人で構わない
心のアトリエに居座って僕は僕を描くよ
僕の描く僕はいつでも出来損ないの不細工な顔でみんなには嫌われてばかりだ
それでも描き続けるのは僕だから
僕が描く僕は僕でしか描けないから
このアトリエからは一歩も出られない
永遠に僕は僕と離れられないように
僕はずっとこのアトリエに心もからだも縛られたまま動けない

だから 暇潰しだ
僕を描くのも僕に色を塗るのも

絵描きなんてとんでもない
僕はただの人間だ
歴史になんて載りたくはない
だから謙虚なたたずまいでもって生きたい

秘密のアトリエで
顔もわからない
ただの人間のまま
僕は僕を描き続ける
誰も入れず 誰もたどり着けない心のアトリエの中で

輝いている孤独な僕はひとり居座る
またひとつ絵ができた
新しい 僕が生まれた。

2009/12/26 (Sat)

[774] 世にある全てを偶然と呼ぶ人
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「そんなの当たり前じゃないか」と言う君に言う
君が今 幸せに生きていられるのははたして君だけの力なのか
人はいつでも調子づいてしまうから
まるで今傍にある全てを当然のものとすり替えてしまうのさ

そこの君も
そこの僕も
心当たりあるだろう?
僕はあるよ

世にある全てを当然と呼ぶな
全ては偶然の積み重ねがつくりあげた世界だから
偶然と偶然が重なり合って 今に至るから人はそれを必然と呼べるのさ はじめて

だから 安心するな
だから 自惚れるな
全てが当然と思うな
全てを計算できると思うな 民衆よ

泣き叫びながら生まれたあの日を思い出せるものなら思い出してみてくれよ
君が生きていられるのはまぎれもなく不思議な不思議なことのはずだ
忘れるな 親のやさしさやぬくもりを
忘れるな 運命に導かれたことを

僕は いつでも思っているんだよ
偶然やら必然に感謝するより傍にいる人や傍にある思いに感謝したいと

だから 世にある全てを当然と呼ぶな
もし呼ぶなら 目に見えたり触れるもの全てを曖昧に偶然と呼べ、全てを確かなものにできぬなら、カッコなんかつけるんじゃねえ

それで 全てが曖昧なものになるとしても愚かにはならないはず
不確かでもわからないものならカッコなんかつけずにわからないといえばいい
わからないなら偶然といえばそれで全てはまとまるだろう

偶然がたまたま
積み重なって
今になって
僕は生きている
当然なんていうよりずっとそう片付けたほうがマシだろう?

だから僕は世にある全てを偶然と呼ぶ人でありたい
いつまでも曖昧なものを見つめていたい
つまらない哲学や計算なんかで語りたくない
だから答なんかないのさ この世にある全ての不思議には

たかが偶然のきれっぱしの僕らに解けるはずもないのさ。

2009/12/26 (Sat)

[773] 君は僕の太陽
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ありふれている
ありきたりな日々
あくびが止まらない
野放しにしたら眠ってしまいそうなほど退屈な日々
それでもそんな僕も一瞬でたたき起こしてしまう
そんな鮮やかな朝に
君が笑った

太陽はさんさんと輝きを放っている
青い空がいつものように広がってる

なんてありふれているんだろう
だけれど そんな思いをよそに
なんてすばらしいんだろう
そんな思いがシェイクした炭酸水みたいに箱を開けた途端一気にあふれ出す

君が笑ったから今日は幸せな1日さ
ただそれだけでもう
君が泣いたから今日は悲しい1日だ
ただそれだけでさ涙が止まらないんだ

僕は君の心の変調を即座に指し示すいわば何かの計測器みたいなものなのさ

心に太陽を輝かせてみよう
悲しみは願ったって消えないものなのさ

幸せなことが当たり前に思うくらい幸せな今だから思う
それは全て君のおかげなんだと

君が見せる笑顔に
君が見せる涙に
僕の心の針は左右にはげしくふるえその笑顔や涙がじかに心に伝わって僕も同じ気持ちになるんだよ
涙と笑顔で程よく混ざり合った日々よ
続いてゆくがいい

ありふれている
ありきたりな日々を
君がいつか変えてくれました
ありがとう
どれだけ感謝しても感謝しきれないほどの気持ちです

ありきたりなことが
ありふれていることが
こんなに幸せなことにも気づけないまま
僕はただ欲望に目も心もくらんでいた
でも君が気づかせてくれた
僕の愚かさや
今までの愚かさを

言葉とか意識とかはやがて時間がくれば全て消えてしまうけど
いつか消えてしまっても残せる思いや気持ちがあるならば残しておきたい

君は僕を照らす太陽
僕の 僕だけの太陽だ
悲しみに降られても
涙が止まらなくても
君はいつでも君で
慰めきれないとしても太陽のような絶え間ない愛で僕を包んでくれる

今日もほらすぐ傍で。

2009/12/26 (Sat)

[772] 長い夢
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目が覚めるように始まったこの旅は
いつかまた眠るように終わるのだろう
それまでのあいだ
何をしていればいいのかな
夢を叶えるのも
誰かを愛するのも
僕にはできそうもないし
ただこのまま時に流されて死ぬのを待つのがいいのかなあなんて思う

大切なことを何か忘れているような気がする
だけれど僕にはそんなもの必要ないと思う
そのくらい前向きじゃないんだよ
この人生って長い夢に

夢を見ているならば
早く覚めてほしいな
悲しみって悪夢に
魘されているときは
いつもそう思うんだ
あまりにも悲しすぎて
こんな思いをするくらいならばいっそ死んだほうが楽だよって思ってしまう

人はね光と影に身を寄せていなきゃ生きていることさえできないんだ
だからたまに悪いこともしてしまうんだ
こんな切ない思い
抱いていることも他人はただ他人ってだけの繋がりでせせら笑うことも簡単なんだろう

今、僕は生まれたことこんなにもこんなにもうれしいんだけれどぬぐえない悲しみに涙を流してしまうんだ

あの日 手にした夢のかけら 光らなくなったらこんなものいらないと捨ててしまった僕にはもう夢も見る資格もないのさ
ほら 目覚めさせてくれよ 本当はこんな世界
ただの暗闇なんだろう

何が本当なのか
わからないから
たとえ全てが嘘でも僕はきっと気づけないでそれを信じるしかないのさ
今っていう時間さえそれを嘘か本当かを証明する見本さえないのだから
この夢もわからない
ずっと僕はそんな不思議な時間の中で
夢を見る

ただひとつだけわかってることは僕はそんな思いさえもどうでもよくなるくらい君を愛してるってこと

ただそれだけは何があってもね
つまらない夢なんて思わないのさ
たとえいつか泡となり消える人魚のような運命を辿るとしても
笑って受け入れられる
そんな夢を生まれる前から見てた気がする 遠い昔からの長い夢。

2009/12/26 (Sat)

[771] クリスマスなんか大嫌い
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赤と白のめでたいような色の服を着て
ソリを引いてやってくるよサンタの爺
そんなの嘘さ、さながら真っ赤な、ね

僕にはプレゼントも恋人もいない
ともに笑いあい喜びを分かち合う人もいない僕にはクリスマスなどただの平日

クリスマスなんか大嫌い
口ずさめば口ずさむほど悲しくなるさ
クリスマスなんか来なけりゃいい
街で見かける幸せそうな顔たちに嫉妬してしまうから

メリーメリークリスマス
早く 死んでくれ…
幸せなんて僕にはない

クリスマスなんか大嫌い
嫌でも口ずさんでやるさ
幸せなんてどこにあるのさ?

ふざけないでくれ…

2009/12/25 (Fri)

[770] 背中を丸めさせるもの
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わかってくれないならばいいさ いいさ
自暴自棄になってまたきたなく汚れるだけ
つくられたこの笑顔の後ろにはかならず涙がある 涙がある

ああ 背中を丸めさせるものよ 無駄な抵抗はやめて僕の中からすぐに出て行け
立ち退けよ

ああ もう悲しくて
何が悲しくて
僕は もう この場所にいられない
孤独から抜け出せない

言葉がまとまらない
全てが卑屈で憂うつで億劫だよ

死にたい…
じゃなかったら
誰かをころしたい…

隠れた心の中に広がる闇をのぞけば誰もこんなものさ

いつでも

死んでやるさ…
孤独なままで
生き続けるさ…
矛盾する気持ちは

全てを焦がす。

2009/12/25 (Fri)
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