詩人:どるとる | [投票][編集] |
泡沫のように消える
1日だとしりながら
僕らは生き抜く今日
泡沫のように終わる
時間だとしりながら
誰もが光を捨てずに
生き抜こうと走る日々
何故か?なんて答はないさ
きっと何故?なんて答なんか要らないさ
ただ泡沫でも
束の間でも
光が見えるのは
この場所
この世界
この時間
の中だけだから
全てのタイミングと条件が重なり生まれたこの命を大切にしようと思う気持ちだけは泡沫じゃないから
僕はきっと明日をひたすらに追いかけられる
泡沫でも束の間でも
その向こうに見える光が消えないかぎり
騙されてるとして
嘘でも
追いかける時間
そして
追いかけられる日々
僕らは一瞬の流れ星のようにこの世界に時をこえて焼き尽く残像になる
泡沫の末路など
頭から考えもせず
ただひたすらに
今を生きるだけだ
運命さえ 忘れて
泡となり
水蒸気と化そうとも
終わりまでまっしぐら。
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雨上がりの空に架かったあの虹の色を見てごらん
あの色のひとつひとつがそれぞれ違う色で違う良さをもっている
人も同じで
それぞれにひとりひとりが良さをもち自分だけの特別を気づかなくてももっている
だから自分の中にある自分だけの色を見つけてみよう
悲しみの雨が上がったら探しに行こう
君の色っていう名の言葉にもならないくらいの特別な色に染まろう
君という色は世界でただひとつの特別な色
だから僕はあなたの色にあこがれ君は僕の色にあこがれる
お互いがお互いに互いの色にあこがれる
他人にはない自分の色
自分にはない他人の色
それぞれが素晴らしい輝きをもっている
パレットでかき混ぜてもつくれやしないさ
マイカラーも
ユーアーカラーも
願ったって落とせないもってうまれた色なのさ
大事にしよう
一層際だたせよう
そのスペシャルな
色たちにもっと染まろう。
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いつかこの場所にふるえながら咲いた花は
いつしかこんなにも大きな花になった
そして始まりやがて終わる物語の中でまた新しい夜明けに花を開くように目を開ける
夜明けに向かって
希望と期待を胸にして避けられない不安を抱えながらも
夜明けに咲いた花一輪
そして今、長い時間の途中でかるく息継ぎをしながらまたせわしく働きアリに徹する。
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心が壊れたら
人はただの人形だ
心を一番大切にしよう
心がなければ
人は人でなくなってしまう
心を なくしたなら
取り戻そう もとの場所に
心を なくさないで
ずっと ずっと持っていよう
心が一番大切だ…
簡単な事なのに
人は簡単なことほど
忘れてしまう
難しい理屈ばかり
並べ立てて
肝心なことを
忘れてしまう
それが人間の心
どうか そんな理屈壊して本当の心を見せてよ
お願いさ。
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まわる車輪
たった数回のブレーキ
自転車で追い越したよ
いくつもの季節
春も夏も秋も
そして冬もきっと
追い越すのさ
自転車で 追い越したいのはそれだけじゃないさ
君に伝えられない弱い自分も追い越したいんだよ
自転車のタイヤの擦れる音がきこえたなら
目的地はもう目の前
スピード落として
さあ 停めよう
シャウト・イン・マイホーム
ちょうど夕陽が沈んでくよ
まるで待っててくれたように僕の瞳の中でオレンジ色の空がだんだん夜に街ものみこまれてゆく
今日はそしたら終わり
自転車通勤
本日もごくろう
自分に敬礼したりして
バカじゃないかなと思うほど熱くなるのは本当の気持ちだから
涙でにじむ空がゆっくりとまばたきするように暗闇に包まれてもなぜか悲しくならなかった
多少の切なさは勘弁しよう
なんてえらそうな僕を残して空は一足早く眠りについた
誰もいなくなったとき涙は 暗闇の中で流すんだ
自転車で駆け抜けた季節は思うよりずっと心にこたえた。
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逃げるように飛びだした部屋
月明かりだけが僕を照らしてくれる夜
もう休みは終わりだ
どこからか聞こえてくる声がふいに僕を暗闇へ引きずり込む
夜の闇に溶け込んだ黒猫はまるで 宙に浮かんだ目だけのお化けみたい
近づけば猫だとわかる
でも離れたらわからない
不安とかもそういうものなのさ
もう 何からも逃げていたい もう何もしたくないんだ
でも 生きることからは逃げられない
どこまで逃げても追いかけてくる 夜
やたら 早い 速度で僕をつかまえて新しい朝へと放り投げて
気がつけば夢を見てたんだってベッドから起き上がって
いつもの不安生産工場へ急ぐ
全てはそこから生まれる
喜びも悲しみも1日も欠かさず生まれる
生と死のあいだにはさまれて
どちらの扉も完全に開けられずに
生ききれもできず
死にきれもできず
いくつも重ねたためらい傷に涙をこぼす
にじむ 夕焼け空
いっそ あの夜の闇になれたなら
なんて こぼしても
何も変わらない
ただ日々が続くだけ
死にたい気持ち
生きたい気持ち
常に どちらも
同じくらいで
どちらも互いを追い抜かず一定にあるのさ
死ねない 死ねない
生きたい 生きたい
今度は死んでやろう
でもまた死ねなかった
そんな日々が僕をのみこむんだ
朝も夜も 手につかないよ
他人はわかってくれないし
生と死のはざまでただうつろに空を見上げて どっちつかずの日々に身をまかす
いつか風が吹いてきてこの心の帆を あおって
連れて行ってくれたならいいなって
それまではきっと自分では死ねないよ
悲しみはあるよ
死にたくなるくらいの
でも喜びがそれを阻止するように 癒やすのさ
それが僕を悩ませる
どん底に悲しいわけではなくて
素晴らしく恵まれてるわけでもない
だから死ねない
僕は生きてる
生と死のはざまでいつ消えるともわからない運命に飼われ。
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限られた時間の中で限られた範囲内で
限られた事をする
地球は今日もなにがあっても同じ速さでまわり
どんな悲しいことがどこかであってもまるでおかまいなしとばかりにいつもの速さで微動だにせずまわるのです
まるでコンパスで同じ円を描くように日々
みんなとは何周も遅れてそれでもゴールを目指してる
あの太陽のほうへ行けばたどり着けるのかな
いつかは
僕もコンパスで夢を描けるかな
使い続けてだんだん削るうちにすり減った鉛筆のように
心も小さくなって
気持ちも弱気になって
それでも明日を目指すけなげさを認めてほしいよ
当たり前だと見過ごさずに
生きることが誰しもに与えられた義務ならば僕はその義務から逃げ出すようにとっくの昔に死んで
この世には居ないだろう
生きることは生きたいと願う人のためだけにある選択肢で
どこまでも続く道は無惨にもたまに人を途中でどこかに連れ去るけれど
生きたいと願い走りつづけることは大事なんだろう
たとえ同じような日々をコンパスで描く円のように過ごしてくとしても
地球が同じ速さで
まわるように
僕らも 心をたまにふるわすだけで
変わらない夢に向かって 日々、夢を描くんだ
いつか 描いた
下書きの夢の円と描いた夢が重なるように
ただ今は 無駄にも思える時間やいくつも積み重ねては積み上げてはたまに崩れ落ちる そんな日常を繰り返す日々に身をあずけていよう
いつか 僕を乗せた
この船は僕が選んだ未来へ連れて行く
やがて来る未来に夢を待たせてあるんだ
だから途中ではあきらめられない
さあ だから
進もう
いつか頼りのコンパスさえぐるぐる回って役に立たなくなったときが本当の僕の旅の始まりだ
慌てず 急がず
君のペースで船を焦げ
物語は常に新しい世界に生まれ変わる
昨日の世界から抜け出してさあ 行こう
未来へ コンパスはもう必要ない。
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嫌われても
貶されても
笑われても
蹴飛ばされても
唾を吐きかけられても
これが僕の詩だから
これが僕の精一杯だから
何を言われても 変えようがない
さあ 読みたいやつだけ読めばいいんだぜ
嫌われても
貶されても
笑われても
蹴飛ばされても
唾を吐きかけられても
僕は書くことだけはやめない それだけはやめないぜ
何を言われても なにされても 書き続ける
僕の生きた証に
ああ 読みたいやつにだけ訴えるぞ
詩とはそういうもんだ
感じるやつには感じるし感じないやつにはなんのことやらで感じないのさ
僕の詩はけっして下手ではないはず
感じてくれる誰かにはきっと届いてるのだろう?
さあ うたおう 僕の詩を
うたをうたうように 束になって 輪になって
感じるままに 思うままにうたうことが愛
届かなくても伝わらなくてもうたうことが 僕には大切だ
生きている証も
生きていた証も
残してくれる
確かにしてくれる
僕の詩は
だから書くのさ
そんな気持ちで救われる誰かがひとりでもいるならその誰かのためでもいい
君だけの詩を書け
僕は書く
詩人としてではなく
ひとりのただの人間として
詩を書く人はみな詩人だというならば
その中のひとりとして
間違ってても愚かでも何言われても自由な言葉で僕は描くよ
聞き分けなんかその世界には少しもないぜ
それがきっと僕の詩の弱点だと知ってても
自由すぎる詩を書きたい
そう思う僕だ
アイディアと詩人が向き合った時
はじめてそこに光が生まれる
運命の出会いさ
僕はただの詩人
それでもまたとない詩人
さあ 描くぜ
日々を 嘘偽りなく
それを嘘だと思うなら疑ってくれ
僕の瞳には真実にしかいつまでも見えないから
詩人は今日も書く
血の通った詩を
生き生きとした詩を
書いているつもりさ。
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瞳を覆うくらいの
鮮やかな色で
彩られた
イメージはやがて
現実を目の当たりにしてしまった途端
その色をなくして
消えたんだ
ねえ 見失った幸せの在処を誰か知りませんか? たずね歩く日々に疲れ果てた僕がつくり出した出来損ないの色彩に染まる未来
ああ今、僕は羽ばたいてゆくよ
モノクロの世界へ
色だなんてなくたっていい
やせ我慢だなんて勝手に思えよ
僕だけの空にも星が消えず光ってるのさ
今の僕が孤独だとしても何も悲しくなんてないさ
人間誰しもが最後はひとりきりで死んでゆくだろう
孤独の空を誰もが最後は見るのさ
この悲しみはただひとりきりってだけの小さな問題
ほら カモメが鳴いている
海が近いな
瞳を覆うくらいの
鮮やかな色じゃなくても
目の前にある幸せだけで幸せだ
強がりじゃない
やせ我慢でもない
ほら 笑えてるさ
空 どこまで続く?
どこまで続くとしても僕には関係ないね
そしてまた僕は新しい旅に出る
どこまで歩いても続くのは孤独の空
ただそれだけでも
幸せだ 僕なら
おかまいなく
ひとりで楽しむよ
ゆかいにただゆかいに。
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僕は僕らしくいつでもいたいから
僕らしくいるためにはどうしたらいいのかな
いつでもふつうにしているだけで僕らしいなら
みんな僕らしいといえるね
誰に笑われても
何を笑われても
僕は僕だ
これが僕だ
そういえる心
養っていきたい
いつでも 涙こぼせばゆるされると思っているわけじゃないんだ
僕の声がやけに胸に響いてしまう そんな時には
もう一度 思い出してみよう 僕が僕らしく生きている今を
気にしてしまったら僕は僕じゃなくなるね
他人とかぶることが嫌で嫌で仕方なくて妙な自分を作り出してもそれは結局自分じゃないから
僕は僕でいよう
何ひとつ もう何も
着飾らず 他人と似通ってても全てが同じ人間ということはないから つまらなくても僕は僕を誇らしく思うべきだろう
思わぬところから正解が出たよ
そうだな ただこうしているのが僕らしいんだ
何も気にせず歩いてゆこう そのうち僕は僕の中で新しく生まれ変われる
またその新しい僕も僕だ
人は いくつもの成長を経て 大きな人間になれる
虫だって最初は小さな芋虫だけれどだんだん時を重ねれば成虫になるのさ
だから僕もいつかは綺麗な蝶にだってなれる
その鮮やかな羽根で好きなところへも飛んでいける
僕は僕のまま
ただの僕のままで
大切な何かは
変わらないまま
死ぬまで
ありのままの僕で
僕は生きてゆく
それが願いで望みで僕の夢で。