詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕の目は真実を見極め
僕の耳は嘘を見破り
僕の鼻は違いを嗅ぎ分ける
見たり聞いたりする毎日の中で何が本当か何が嘘かを緻密に割り出せたら
正しい道を歩けるだろう
でも間違えて
転んで
無駄足を踏んでも
それが次に繋がれば
それもまた大切な一歩
日々、一歩ずつ一歩ずつ間違えながらでも転びながらでも
何か大切なことに気づいてゆけるんだ
ほら光り輝いてる
明日が見えたよ
くすんだ目にも鮮やかな太陽
汚れた正義なら
洗い流して
消えない過去を残しても今からでも遅くない
さあ一歩ずつ変わってゆければいい
なにかを許していくことで何かがきっと変わる
信じてる
信じてる
それだけは
僕は生まれ変われるんだ ここから。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
雲 散り散りに並ぶ空
雲の行方を流れる景色を眺める僕
まるでパラパラ漫画みたいに次々に変わる景色
そんな夕暮れ
自転車で駆け抜ける
心地いい夜風がにわか雨を降らすまで
僕は夕暮れに溶け込みただ走る
今日もただ走る
古びた自転車
今時珍しい
ギアなしの自転車
坂道はちょっときつい
だけれどなぜかとてもあたたかい気持ち
この胸を満たしてく
この心を満たしてく
ああ 満たしてゆくよ
ただそれだけでどうでもよくなる単純なほど僕はバカで
それが幸せな証で。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
この世の中は理不尽と不平等の吹き溜まり
ほらまた権力や歳の差を理由に傷つけられ泣いている人の影
権力なんて持ってたって正しく使えなくてはそれはただの独裁者になる
歳の差なんて誰も時を重ねれば歳をとり若い人と比べられる
だから誰もが歳をとるからさそれは別に偉いとか歳をとっていればとっているだけ有利だとかそういうんじゃない
たまに見るんだ
世の中にあふれた
邪悪な闇とその躯
人をまず注意するまえに自分はどうなんだ
よく考えもせずにただ自分ばかりなんでも秀でてなきゃいやなのかい?
たまには自分を引き下げてその頑固さを引っ込めたら
きっといい人間になれるでしょう
嫌いな人
目をあわすのも嫌な人
多すぎるんだ
自分も誰かにはそうなのかな
文句や愚痴や不満ばかりこぼしてしまうよ
俺の話を聞いてくれ
このちっぽけ街にも
声にならない思いがきっとあふれている
世の中よ聞いてくれ
僕はまだ兜を脱いだわけじゃないぜ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
夜空の星を見上げながら思うことは
いつだってたったひとつさ
それは君のことだよ
いつも君のことだよ
大好きな君のことさ
夢に落ちてゆく
その前に
どうか言わさせて
あまい愛の言葉
愛してる…
あの星の数ほど
だなんて言いたいのさ
僕は世界でただひとり君だけを愛してる
夜想曲に優しさと愛をのせて奏でたい
はずむメロディ
今 折り重なる2人の声。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
おもむろにたばこに火をつけて
煙 吐き出す夜の嘆き
今 僕を取り巻くすべて 捨て去りたい
順序も規則もなにもなく僕はただこの夜に身をあずけ
風に吹かれてる
昨日の夜を思い出す朝
消えない記憶
どうでもいいことじゃないけれどどうでもいいことにしたいような悲しい記憶
今日はこんなに晴れやかなのに僕の心はひどい土砂降り
景色にそぐわないね
おもむろにたばこ吸えば
何か紛れるかな
何か救われるかな
なんて思った朝
斜陽がさしこむ部屋
ひとり 座り込み
ノンシュガーのコーヒー 飲んでもないのに胸の中 まるでそんな雰囲気
味でたとえたなら
眠くなってしまうほど変わらない
ため息のリズム
もう何度も僕をうとうとさせる
ノンシュガーのコーヒー 飲んだわけでもないのに 胸の中
苦い気持ちでいっぱいで忘れられない昨日の夜の悲しみ
嘆いてばかり
前へ進めない
少しの優しさもない文句と愚痴にあふれたノンシュガーソング
このままじゃ唄ってしまいそうさ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
悲しみと喜びが入り混じったこの世界で
悲しみと喜びどちらにも笑顔を見せられたらいいのにね
どうしても悲しみには涙ででしか向き合えない
今日も悲しみに涙を流し喜びに笑った
君がもしもどこかで深い深い悲しみに出会ったならうまく笑えるかい
ふっと浮き上がった
幾ばくかの不安
そして切なさ
押し寄せる涙
僕は悲しみの水底へ沈む
この胸には降り止まぬ雨ともどかしい気持ちだけあふれている
言葉も尽きてしまいそうな日曜日
滲むように縦に横に広がる 緋色の慕情
番傘を差したいぜ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
朝の絵の具くわえた野良猫が夜の隙間を縫うように走る跳ねる塀を飛び越す
目には見えない野良猫はこの夜の街に絵の具をぶちまける
ほら朝が来たよ
目覚めは今
逃さないで朝焼け
昇る太陽
夜はもう終わり
虹色に輝く朝を
彩る君の笑顔
おはようと一言
グットモーニングサニーデイ
本日は晴天なり
見渡すかぎりの青空
今日はお出かけしたい気分
心も晴れやかさ
雲足を追いかけながら意味もなく街へ駆け出す
夢への扉開けるように縛るものの何もない世界へさあ行こう
さあ行こう
目覚ましが告げる
幸せのはじまりの音
リンリンと鳴り響く
グットモーニング!
グットモーニング!
さあ起きろ 僕よ
野良猫が朝を連れてきた
朝焼け見に行こう
ぐーっと背伸びして
輝く太陽に言おう
おはよう グットモーニング 今日も1日よろしくどうぞ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
君に伝えたいことが多すぎて
どれから先に伝えたらいいかわからなくなってしまうよ
こんなに近くにいつもいるのにね
心もこんなに近いのにね
言葉はその距離が嘘のようにはるか彼方
もじもじ
こそこそ
恥じらい咲いた
勇気はあっけなく
散ってった
かくかくしかじかなのさ
君に伝えたいことはいつだって
かくかくしかじかなんだ
それじゃわからない
いくらなんだって
でも いくら言おうとしても出てくる言葉はちっぽけなおせじばかり
走り出した季節
はじまりの予感
そして風にとばされた勇気の行方
今も探してる
探してるふりで新しい勇気つくりだす勇気もないまま
通り過ぎる季節にまた僕はぺこりと頭さげるだけで何も言えなかった
とりあえず黙秘権で逃げ通そうとする自分が笑うだけ
言いたいことは
言うべきことは
かくかくしかじかなんて曖昧なものじゃない
でもね今日もまたかくかくしかじかで逃げてきてしまった
さよならと手を振る
君に振り返ることもできずに僕は夕闇に溶けて消えた
色あせた毛糸のマフラーたなびかせて
ため息の霧に紛れ
嫌みのように
きらめく街へ消えた
好きだよ 大好きだよ
それさえ言えないまま
視点の合わない日々を
さまよい歩く 僕だよ
持てあましてる優しさと誰かのぬくもり欲してるこの手の切なさよ 雪が降り出すまえにどうか言えますように
僕は願う 空に。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
あまいあまいりんごのようなやさしい蜜の味
君への思いがあふれて止まらない日々
愛の種はやがてきれいな花になり
さなぎのような気持ちはやがて蝶になる
ゴミだしの日に悲しい気持ちやもどかしい気持ちも一緒に捨てられたらいいのにね…
伝えるべき言葉のむずかしさよ
どうしたら難なく伝えられるの?
簡単な言葉じゃ足りなくて
難しすぎても言うほうも聞くほうも疲れてしまうんだよ
だから 僕は短くてもしっかり気持ちを込めて削る部分はちゃんと削って
君に伝えるよ
今はまだ未完成でも
いつかちゃんと君の心に届けるから
待っててね
アイラブユー
それまでのさびしさをもふたりは分かち合える
傷つきながらも
ふるえながらも
きっとこの愛の種が咲く日を信じてる
パッと咲いて
パッと散りゆく
そんな人生だ
だけれど
愛があれば
儚い人生でもね
きっと幸せなはず
だから ふたり
出会い恋に落ちたのさ
この魔法は解けずにずっと続く
僕は君が好きで
君は僕が好きで
やっぱり明日も
やっぱり来年も
ずっとずっと
そんなふうに
変わらない僕らが
変わらない足跡を
それぞれ2つずつ
残していく 世界に
今日もどこまでも広がる空の下
口笛 吹きながら
心に蒔いた 愛の種にうれし涙の水をやる
時おり悲しすぎて
心はぬかるむ
だけれどそんなときは君がなんとかしてくれる
ああ いつものように
今日も泣いたり笑ったり
いつのまにかなんだかんだで過ぎてゆく日々
ため息ついたあとに
気づくと笑ってる
そんな自分に気づいてはなんだかホッとするのさ
僕は生きてる
君の目の届く場所で
そして君も生きてる
僕のすぐ傍で
僕のすぐ傍で
あまいあまいりんごをひと口で頬ばる
その匂いでもう僕はメロメロさ
なんてね また意味もなく笑ってしまう
脈絡なく続く日々
それもまた幸せの形。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
真夜中の風呂は滴る水滴さえも妙に響く
静かな静かな異空間
しかしとても優雅だ
時間を気にせず長風呂
素晴らしくいいものだ
僕はそう思う
真夜中風呂というものは
どんな名湯よりも素晴らしいものだ。