ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 新着順表示

どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[619] 生きるために生きている
詩人:どるとる [投票][編集]


生まれたからには生きてゆくしかない
途中でさ投げ出すなんて僕にはとても出来ないのさ
いつでもいつでも

ルールに支配された世界
少しでもルールに反せば笛が鳴り退場になる

生まれた意味なんて
まるでその理由なんて
誰にもわからないだろう
だから僕は僕で決めてやるんだ
僕は生きるためにただ生きている
夢も何も それ以外ないさ 理由なんてただそれだけ

悲しいと思うかい?
でもね人はみんな
夢をもち何かに向かってるという考えはやめたほうがいい

今日も夢なしの日々が続くよ
ただ生きるために生きている日々を
腐らせないように守って 保って 守って
生きるのも想うよりずっとつらいんだ
生きている人にしかわからない
生きているから僕にはわかるんだ そのつらさと悲しみが

生きるだけでもう夢や理想だとか言ってられない
だから毎日生きるためだけに全て費やしてしまうよ

夢をもって走る人の気がしれないよ
僕は。

2009/11/29 (Sun)

[618] ラブソングという名の愛の歌
詩人:どるとる [投票][編集]


枕に顔をうずめて泣く夜はいちばんこの世界で愛してる人をかぎりなく思う夜
思いはあふれすぎて海原を広げてしまうくらい

一途な思いとは世界でただひとりの人だけを思うことをいうんだろう
僕が君を愛するように誰かもまた今日誰かを思っている

まだつぼみのままの恋も花が咲いた恋もあるだろう

だけれど僕は誰よりも君を思っている
今すぐ抱きしめたいよ
でも愛し合えば愛し合うほどに心に生まれる愚かな余裕

もしも ゆるされるなら君ひとりだけを僕だけが独り占めしてみたい

ラブソングというにはちょっと程遠い
かっこつかない
どこかつくった人に似てる不器用な言葉散りばめられた愛の歌

届けたいのは世界でひとりだけ
そう 君だけです

どうか 君も枕に顔うずめ泣くような悲しい夜は僕の歌を思い出してね
君のためなら精一杯死ぬ気で歌うから
どうかお星さまに願うよりも先に僕の存在を思い出して
そして いつだって呼んでください

僕は君の必要なときにだけ夜の隙間からそっとあらわれるから
こんなふたりの関係
それでも愛はたしかに光ってる
ほら いつのまにか君も僕を愛してしまう

そんな気持ちが君の心のつぼみをひらかせたんだよ
僕らは今日も寄り添いながら夢を見る

口ずさむのは僕がつくったこんな愛の歌
ここまで気に入ってもらえるとは思わなかったよ

生まれ変わっても歌えるような歌だわ
君はそう言って僕にキスした。

2009/11/29 (Sun)

[617] 逃避行
詩人:どるとる [投票][編集]


昨日のことは全て嘘だと思ってくれてかまわない
いつもそうなのさ
伝えたい気持ちは本題からそれて争いを生んでしまう

もしも 今すぐ 君に言えるならば
ごめんだけじゃ足りなすぎるから
せめて降り積もる雪のように降り続く時間のほんのわずかでも君と本当の気持ちを語らいたい

君を世界でいちばん愛してるのに
なぜだろう愛していれば愛しているほどに傷つけあってしまうんだよ

去りゆこうとしている夜の途中で流れるお星さまにさえ願ってしまうよ

誰よりも何よりも
愛すべき人よ
なぜにそこまで
美しいのか
いつまでも
僕らはメルヘンの世界と現実の境でさまようへんてこな恋人

ふたりの逃避行は続く 続く 明日の向こう側までも。

2009/11/29 (Sun)

[616] はじまりの光
詩人:どるとる [投票][編集]


行かないでよ
行かないでよ
僕のかけがえのない1日よ
まだお別れなんてしたくないのさ

思い出はいつまででも
大切にするからさ
なんてすぐ忘れてしまうくせに何を言ってるんだろう僕は

夕暮れに目がしみて涙が止まらない
ねえ これも 君との別れを惜しむ悲しみから流れる涙だよ
ほら よく見てみて

いくつもの歌をつくったって
全てはいずれ消え去ってしまう歌
だから消えてもいいように書くのかな
違う 消えるから書くんだ かけがえのない歌を

形あるものは全て
時間の果てで消える
それをはかなく思うのはなんでなんだろうか
わからないまま
涙が止まらない

それを今君に伝えても…

わからないものは
わからないまま
僕の中で消えたのです
跡形もなく
ほら 闇にのまれて

さよなら もう行かなくちゃいけないんだろう
引き留めやしないさ
ほら 行けよ 行けよ
さっきは嫌がってたのになんでだろう
さよならがまぶしく見えた

さよならの向こう側の光
ほらそれは新しいはじまりの光
ほらまばゆく僕ら包んでる。

2009/11/29 (Sun)

[615] 今日にさよならを
詩人:どるとる [投票][編集]


あたりまえなことだけど今日1日はもう
通り過ぎたら
ほんのくだらない
一場面でさえ戻らない
1秒でさえ戻らないのです

日が暮れて 切なくなって
時間よ止まれと願っても今日にさよならをしたなら
もう 誰も帰れない

あたりまえなことなのに
今さらって感じなのに
ねえ 考えてもみて
それって悲しいこと
だけれど仕方ないこと
だからこそさよならするとき 流れる時間のひとつひとつに涙が止まらないのかな

やさしい気持ちでさよならしたいけど
今日にさよならをしてしまったらやっぱり泣かずにはいられないのです
やっぱり胸が苦しくなるのです

僕らは
ひとりひとりが
瞬間で消える時間を積み重ねて やがて流れ星のようにさ
流れきったらもうふたたび流れることはない
ただ簡単な話
でもなんて切ない話

今日も泣いてしまうよ
それなのにふれられているうちには気づけない
今日の大切さ
さよならするときなぜこうも悲しくなるほど目が覚める?

ああ

今日にさよなら
バイバイ
ありがとう
楽しかった
それでも
言わなくちゃ
それでも
さよならしなくちゃ

僕は生きられない
日々、1秒ごとに天に命を捧げなくては
僕は僕でいられない

そんなことわかってるはずなのに
流れる涙
悲しむ僕
わかってるからこそさ そうさ
流れる涙
悲しむ涙

今日にさよならを…
僕はあふれる涙をぬぐいながら今笑うよ
嘘でも さよならを
僕は運命に言わされてるのかもしれない
でも言うんだよ
今日にさよならと…
今日にさよならと…

言葉にしなくても
終わりは始まりを生み明日という世界を広げるから
また新しい物語を何度でもそこに生み出すから

今日にさよなら
合図でもなければ明日の呼び出し音でもない
ただその言葉が自分の中で何度もループする

今日にさよならをせざるを負えないとき。

2009/11/29 (Sun)

[614] コタツムリ
詩人:どるとる [投票][編集]


冬はもっぱらコタツムリだよ
コタツから離れられない
まるで僕はカタツムリかヤドカリみたい
コタツが貝殻で僕がナメクジみたいなやつのほうで

コタツムリは今日も
冬の寒い毎日を
ただ甘えながら
暮らしてる

外は北風がびゅーびゅー吹いている
しもやけになるのはごめんだね

コタツムリ二匹
コタツムリなのは僕だけじゃないはずだ
隣には同じようにこの憎々しいくらいの寒さに怒りを隠せない君も同じだろう
だけれど寒くなかったらこんなに近くにいれないよね

互いの吐き出す吐息もふれるほど近く
互いの心臓の鼓動も聴こえるほど近く
なるのは幸せなことだろう

コタツムリ 今日も
二人は コタツの貝殻でコタツに入りながらみかんを食い漫画を読みテレビも観る
二人は冬の寒さを互いの愛と体温でコタツの熱よりもお熱い温度に上昇していく

ああ コタツムリがに匹僕の部屋にいる
時折 足と足がふれる そのたび 向かい合わせる顔 頬を赤らませている
けっして寒さのせいじゃない
だって君といるとこんなにあたたかいから

寒くなくなって
冬が終わったなら
僕らはコタツから這い出てまた二足歩行で猿になる
それまではコタツムリとして生きていこう
長い長い冬の時間を寒くも楽しく過ごして行こう
お茶がさめるよ
早く 飲まなくちゃ
猫舌の君のことだから
すぐには飲めないだろう
僕がさましてあげるよ
なんて おのろけボーイミーツガール
二人は今日もコタツムリ
二人は明日もコタツムリ

この冬が終わるまで
あの霜がおりたとき
二人はコタツの中身を寄せ合いあたたまる

僕は君を愛してるよ…
私もよ

なんて 小さなコタツの中 言い交わされる
冬の日の恋物語
もう そんな歳でもないけど言いたいんだ

この秘密の二人の隠れ家でなら言えるんだ

僕ら互いにもっぱら寒いのが苦手なコタツムリ。

2009/11/29 (Sun)

[613] 昔話から学ぶ人生論
詩人:どるとる [投票][編集]


昔々あるところに
おじいさんとおばあさんが幸せに暮らしましたとさ
そんな昔話なら平和だろう
だけれど昔話にさえそこまでたどり着くのには様々なドラマがある

悲しみを
避けては
行き着けぬ
ハッピーエンド

昔話から学ぶがいい
人生論

やっぱり 昔話が教えている
ほら やれ 鬼だ 妖怪だのが人生でいうところの悲しみや苦しみだってこと

昔話は教えている

見極めているか?
大人になった浦島太郎!
若年寄みたいに老け込んだのは心だけじゃないんだろう?

さあ 目を覚ませ
昔話のようでちょっと違う この世界の夜明けに。

2009/11/29 (Sun)

[612] 雨の日も好きになるような歌
詩人:どるとる [投票][編集]


今日はあいにくの雨降り
空だけクラウディーならまだしも心までも沈む1日
傘の上 ぴちゃぴちゃと跳ねる雨粒が規則正しいリズムを刻みながらおどるよ

君の家に向かう途中
雨は僕の目の前に大きな水たまりをつくった

飛び越えられたらね
何もかもうまくいく気がした
靴が濡れるのも気にしないまま飛び込んだ水たまりの中
はじける水しぶき
キラキラと薄暗い
景色に光を散らせた

こんな歌で雨を好きになってもらえたら最高だ
ほら 出かけよう
雨は君を待ってる
雨だから出かけられないなんて古いのさ
雨だから出かけるのさ いつもは気づかない街の景色に会いに行こう

そして君はドアを開けながら僕に笑う
どうしてそんなに濡れてるの?
それはね話が長くなるんだけど聞いてくれるかい? ハニー

美しいレイニーデイ
降り止めば虹が架かる
悲しみだって過ぎ去れば喜びがやってくる
美しいレイニーデイ

喜びの前兆
悲しみの前触れ
とにかく水たまりをこえれば
ほら 君のような最高の褒美が待ってんだ

だから 水たまりなんか飛び越えて君も
雨は 雨はね そのために あるのさ

喜びが何倍にもふくらむのは 悲しみがあるおかげだ
簡単に手に入れられる喜びなんかなんの価値もないね
いつも晴ればかりの空なんかなんの美しさもないね
雨が降るから僕らは晴れたとき 最高の気持ちで笑えるんだ

気づいてほしいよ
雨だってね

今日もあいにくの雨降り
だけれど僕には
ハッピーデイ
それは幸せの前兆
はじまりの前触れ
雨が伝えているのさ
アスファルトもけずるような勢いでほら。

2009/11/29 (Sun)

[611] のほほんリズム
詩人:どるとる [投票][編集]


真夜中には何が聞こえるの?
ああ街のざわめき?
それとも車の行き交う音?
日常ののほほんリズム
朝も夜も無意識の中でだって関係なく聞こえてくるだろう

まるで意味もなく
飛び跳ねてしまう
そんな気持ちにさせるのはなんでしょう

茶柱 たってた
でも それよりも
百円 見つけた
でもでも それよりも
大切なこと 大事なもの

ありふれた生活の中でただ生きてるだけで聞こえてくる音
っていうか声
のほほんリズム
気だるくも心地よく流れる時間
それこそそのリズムの正体
さあ ショータイム

君の声が僕を導く
かぎりなく明日へ
絶え間ない明日へ
終わらないリズム
のほほんリズム
ただ朗らかに鳴り響く

いってらっしゃい!
ただその言葉だけ
それだけで僕は幸せ
そして 返す言葉は決まって
いってきます!

そんな会話の投げ合いが毎日を彩ってる

のほほんリズム
さりげなくほら日常を飾る きらめくアクセサリー
とても持ち歩けない
だけれどいつも心にいる 君が そして聞こえている
君の笑い声

のほほんとのほほんと和音が響くよ

のほほんリズム!

2009/11/29 (Sun)

[610] 花びら
詩人:どるとる [投票][編集]


いくつもの旅くり返しここまで来たのさ
自分の力が半分で
他人の力が半分で
ひねくれるなと言われればそういうことにするよ

傷つくのはいつも僕で
僕自身は僕自身でしか僕自身の痛みを感じれずに

花びら 一枚 落ちてゆく もう 戻らない闇の中へ
それは 今日という1日なんだよ
ほら 北風が吹くその中で僕はまた歩き疲れて眠ってた
そんな夢の中でさえも時間は刻々と過ぎ去って行くのさ
これほどの犠牲をはらってもまだ傷つけ足りないのかい?
僕はもうこんなボロボロなのに

花びらは いつでも
散るというのに

さまよい続ける
季節の中で
僕はまた傷つき
谷底に向かって
距離を狭める
ほら また近づいた
全ての終わりが

この悲しみが僕の心を歪ませる
揺れ動く正気

僕は自分の力でここまでたどり着いたんだ
傷ついたのは
悲しんできたのは
いつでも僕だ
そのために
負った傷も
なくしたものも
僕が背負ったんだ

ひねくれてると言われてもそれは真実に相違ない答なんだ

ほら 何か言ってよ
闇の向こうでただ笑う人たちよ。

2009/11/29 (Sun)
8416件中 (7911-7920) [ << 791 792 793 794 795 796 797 798 799 800 >> ... 842
- 詩人の部屋 -