詩人:どるとる | [投票][編集] |
残酷な時間のやろうが運命の言いつけなのか僕の日々を思い出に変えてく
過ぎ去る風景は1秒でさえ過ぎればそれは思い出さ
悲しくもあるけれど
笑顔あふれる日もある
これから思い出になる日々
もう思い出になった過去
みんなみんな大切な思い出だね
窓の外を眺めれば
涙の雨が降っている
うかつに窓を開けようものならびしょ濡れ
でもその涙はしばらくすれば降り止んで晴れ間が訪れる
めくるめく旅路の果てに何が待つのかはまだわからない
だからこそ楽しみだ
そんな気持ち抱えたまま僕らを乗せた電車は走る
日々、窓の外に過ぎ去る景色をゆっくりと写し出しながら
春は桜がキレイで
夏は海がキレイ
秋はしっとりとしていて和むね
冬は凛とした寒さとそこに降る雪になんともいえない情緒を感じるね
もうかえれない日々にさよなら
手を振る間もなく風が今日をさらう
時々振り返ってしまうんだ
キラキラと万華鏡のような輝きを放ちながら 過去たちは僕の後ろずっとずっと彼方で今も生きてる
ほらアルバムの中
開いてみれば
あの頃の僕が笑ってる 泣いている
素直に心を開いてる
嘘みたいにキレイすぎるほどの瞳で
ガタゴト ガタゴト
電車は事あるごとに揺れるよ
悲しみ 喜び
1日として何もない日などない
感じるまま心のリズムに合わせて揺れる電車
隠せない
流れる涙
レールを時折脱線してあたりは暗い闇に包まれる
そこは孤独な世界だよ
生きていれば誰もみんな向かってしまうのさ
恥ずべきことではない
抜け出せるさ
心の夜が明ければ
途方もない旅の中
いくつものさよならと同じだけの出会いを重ねながら
今日もまたひとつ
かけがえのない
1日が夕陽とともに沈んでゆく
そしてかわりに浮き上がる明日が顔を出す
始まりは終わるため
終わりはまた始まるために
そんな風に繰り返すのは最後にたどり着く光に出会うためだ。
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妄想とは違う夢を見ているよ
イヤなことがわんさかある
こんな世の中でも
夢を見るときは誰もが笑顔で夢見れる
小さな頃に見てた夢
大人になってから見てる夢
僕の夢は叶うのかな
流れ星にちょっと祈ってみたくなった
神頼みの行く末
待つまでもなくわかる僕の努力と頑張りの無さに夢も呆れて帰って行く始末
夢見日和 悲しいままに早くも閉幕と相成ります
それでいいんだ。
なぜか思うよ
夢は夢のままで
現実には届かずに
言い訳じゃない
言い訳じゃないけど
僕はそう割り切って
夢の終(つい)に目蓋を閉じた
悲しいばかりの夢見日和 まさに夢幻のように僕からさよならを言い放った
選んだ未来の中
僕はただ繰り返し生きるだけ
たまに笑い 多くは泣いて
そんな日々をひっそりと暮らす
それもいいかな。
なんて笑ったよ
さよなら 夢よ
叶える気もないのに
夢を見てしまってごめんよ ただ 君の匂いを嗅ぎたかったんだ
なんてね 泣いた。
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車は急には止まれない
夢も急には諦められない
走り出したらどこまでもさ
走っていきたくなってしまうよ
その夢が夢でなくなるまで
その夢の中へ飛び込めるまで
僕は走っていきたくなってしまうよ
走り出したらどこまでも。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
悲しみが祓えない
怨みが晴れない
欲望が祓えない
妬みがなくならない
この世の中は魑魅魍魎の住処
百鬼夜行の悪しき魔物たちが毎夜踊り狂う
今夜もまたお化け提灯が照らす中 魔物たちが列をなして
暗闇の中 かすかに灯る光の中で 禍々しい笑みを浮かべて酒をあおり肴を食べ朝がくるまで幻と踊る
祓いたまえ浄めたまえ
この悲しみ 怨み 妬みを
祓いたまえ浄めたまえ
僕だけの力じゃもうダメみたい
お陀仏するまで
この不安は消えない
ああ だから
祓えない 浄められない
それは 悪しきもの
されど 必要なもの
全ては幻
魔物もふざけたパレードも
全ては夢
僕がつくりだしたイメージの世界
本当には無い
何処にも無い
僕だけの僕だけが生み出し操れる
ふざけているようでやたら真面目なオリジナルのパレード
今 その行列が頭の中を通り過ぎる
ぞろぞろとぞろぞろとただぞろぞろと
妄想走行中
夢は突然止まれない
走り出したらどこまでも、さ
見守ってて夢のはずれの現実で
悲しみが祓えない
怨みが晴れない
欲望が祓えない
妬みがなくならない
そんな世界でもなお笑いながら生きてる君よ
特別 何も願わないから。
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困ったときにはすぐに駆けつけてきてくれる
そしてあたりまえになぐさめてくれるよ
そんな君がいつでも僕のヒーローに見える
マントやかっこいいセリフこそないけど
僕だけのヒーロー
僕の瞳の中ではほらこんなに輝いてる
テレビアニメのヒーローより何倍もずっとかっこよく見えるからね
僕には君が誰より必要なんだよ
いつまでも いつまででもそばにいてね
僕だけのヒーロー
いつの日も いつの日までもふたりでいたい
君といつまでも
どんな言葉より君のあたりまえななぐさめが僕をはげますから
マントやかっこいいセリフこそないけど
僕だけのヒーロー
僕の瞳の中ではほらこんなに輝いてる
まるでたとえは幼いけれどお星さまのように
僕だけのヒーロー
バイクじゃない
使い古され錆びた
自転車で来てくれるよ
誰にもきっとそんな 人がいるはずなんだ
ほら 見渡せばすぐそばにヒーローは実在しているはずなんだ
姿形こそ イケてはないけれど ヒーローと呼ぶにふさわしい人がかならずひとりにひとりいるはずなんだ
きっときっと 困っていればかならず駆けつけてきてくれる
そんな人がいるよ
僕にはその人が君なんだよ
気づいてるかな
僕のこの思い
少しずつ
恋心へと傾いているのもわかってくれてるかな
いつか 言うつもりさ
愛してるなんてね
ヒロインは君なのさ
僕はヒーローでもなんでもないけどいつか君のヒーローになれたらいいな
情けない僕だけど
そう思うよ
君には勝てないけれど
そう思うよ
今日も飛んできてくれますか?
また悲しみが性懲りもなく僕を涙させるから
本当は君に会いたいだけだけど 君は迷わず来てくれた
そして僕をなぐさめてくれた
見れてさわれる僕だけのヒーロー
誰よりもイカしてるさ。
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夢から覚めたように
気がつけばこの世界に生まれていたよ
目をゆっくり開けるとそこには見たこともないはじめての光があった
まぶしいくらいのその光はいつか僕に笑ってくれたのと同じ笑顔で僕に微笑んだ
そもそもなぜこんなにうれしいのかもわからないまま
ただ僕は不思議な気持ちであなたに笑いかけていた
あれから何十年も過ぎてずいぶんといろんな道を歩いてきたけれど
何も変わらないまま
僕はずっと僕のままで
なぜか罪なくらい愚かな僕のままで
謝らなければならないこともあるけれど
どうしてなのかな
これでいい気もする
いつも胸に抱きしめてるのはどんなに悲しくても追い込まれても逃げず生きること
人間は何を放棄しても生きることを放棄してしまったらただ悲しみだけが残るだけだから
それに生きていれば何かそのうちあるだろう
負けないよ
負けないよ
明日なにがあってもね
負けるもんか
負けるもんか
何度でも言ってみよう
いくつもの
思いが集まって
詩になるように
いくつもの
強がりが集まったら
きっと生きる力くらいにはなるから
しつこいくらい
生きてみたって
いいはずなんだ
意地汚いくらい
ここにいたって
悪くないはずなんだ
世の中は
あいつは
いつも言ってしまうけど
本当は自分が悪いのは誰よりわかってるんだ
だからこそ僕は生きている
何かをつかむために
明日また明日と繰り返すことしかできないけれど
約束するよ
きっといつか死んでしまう日に生きてきて良かった 生まれてきて良かった
そんなふうに思えるように これからは
自分に優しくしかできないことの愚かさを知っているのは
自分に厳しくできないことのもどかしさを知っているから
今日も明日も僕はかぎりなく怠け者の生活の中
枝から枝へ動くことすら面倒くさがって
誰かの言葉にだなんて耳を貸すこともなく
今日も怠け者。
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終わりは何かのはじまり
はじまりは何かの終わり
何か終われば何かはじまり
何かはじまれば何かが終わる
永遠に延々つづく浮き世の掟
エンドレスでつづく
終わらないその回転
はじまり 終わり
終わり はじまる
エターナルエピプロローグ。
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あなたが寝言で
布団の中
ムニャムニャ
つぶやくのさ
半分 意識は夢の中
だけれどたしかに
聞こえた 聞こえたよ
午前零時の密告者
秘密の虎の巻
紐解いて 開くように
ほら わかりきったこと
いつでもあなたは言うけれど
寝言はいつもこの僕を喜びで満たすのです
「だーい好きだよ
世界でいちばんあなたが好き」
たかが寝言に赤面の僕
午前零時の密告者よ
うれしい報告 ごくろうさま
安らかに 眠ってる
いい夢を見てるのかな
どうか いい夢を見てるといいな
明日は君にこの上ない幸せと転機を
なんて笑う僕なのさ
おやすみ…おやすみ
君は寝るのが早い
そしてすこぶるかわいい寝顔ですね
思わず 抱きしめたくなってしまうよ
夢の中でも
寝ても覚めても
僕も君が好きだから
わかりきったことでも
本当のことを言ってくれてありがとう
僕も世界一愛してる
ずっといつまでも
地球が何周しても
約束する 約束するよ
なんて 言ったあと
僕はやっと眠れるのです 安心しきった面もちで夢に飛ぶ意識
そこからはもうそれぞれの世界
されど忘れない
互いを思う気持ち。
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不安と期待を5対5で割って
一気に飲み干したら
さあ 明日へゆこう
急いでばかりでせわしない毎日
日々は風のように過ぎて行くよ ただ流れるように
こんなに傷ついても
どんなに悲しくても
時間はためらわず他人事のように僕らに明日を届けるんだよ
明日に向かう僕らは
それを精一杯喜び
また時にはそれを胸一杯悲しむのさ
夜の空に散りばめられた宝石のような星
それに対抗するように浮かんだ大きな月
ただ眺めてた 眺めてた
僕らは何かを紛らすように涙さえ夢うつつで
誰にもそんな夜があっただろう
誰にもそんな夜があるだろう
今までもこれからも
それを避けては通れないぞ
トウセンボするように ほら悲しみがお待ちかね
門番みたいにね人生の節目節目で仁王立ち
さあ 勝負は如何に
明日に向かう僕らは
果たして勝てるのか
必死でこらえてる涙がとても切なくてもどかしくてなんとも言い難い気持ちなんだ
明日に向かう僕らは
明日に向かう前夜に
そんな気持ちとただ
闘っていたんです
ほら あなたはただ終わってしまえば楽だろなんて言うけど僕にはそれだけに長くしんどい夜だったんだ
瞬間に飛び込む恐怖さえ僕には耐え難い苦痛なのさ
そうこうしている間に月が雲にかかりあたりが闇よりも暗くなった
そこには一片の光さえなくてなんだか救われない気持ちに沈んだ
夢から覚めたら
たどり着いた未知なる世界をご覧じろ
そこは地獄か極楽か
まだわからない
夜が明けるまでは
朝になるまでは
真っ白なイメージだ
明日に向かう僕らは
みんな
だからこそ
しりたい それを
なればこそ
生きていく
されどぬぐえない
涙が ほら 流れ星のように ひとつ 目じりに光る
それだけはどうしても止められなかったよ
明日にたどり着いた僕らは
落ちてはじけていった涙のしずくを死なせてしまった。
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感謝しなければならないことがあるんだ僕には それも山ほど
ありがとうと歌ってしまいたいほどあるのさ あるのさ あるんだよ
感謝しなければならないことがつきないかぎりあるんだよ
僕にはねあるんだよ
ありがとうの数だけ
歌いたい歌があるよ。