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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[437] 雪祭り
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降り積もる雪は降り積もる
降り止まぬ雪は降り止まぬ
いつまでも雪はいつまでも
どこまでも雪はどこまでも
降り積もる雪は降り積もる
降り止まぬ雪は降り止まぬ

すべての人を白く染めるのです
すべての景色を白く見せるのです
心まで真っ白け
雪の中に埋もれた冬
春になるまで寒さはつづく
凍えるような寒さはつづく

まるで雪祭り
楽しげな日々の中
寒いのになぜか
楽しい雪祭り
ああ雪祭り
切なさと一緒に
あふれる楽しさ
広がる夢
そんな冬がまた
この街に降る
この街に降る
白い雪の夢が
またこの街の人々に長く寒く楽しい夢を魅せる 降らす 魅せる 降らす

春の夜明けが僕らを迎えにくるまで
僕は見続ける
長い長い夢を。

2009/11/05 (Thu)

[436] 親愛なる昨日と未知なる明日へ
詩人:どるとる [投票][編集]


だいぶご無沙汰で
毎日忙しくって
親愛なる昨日たちに挨拶もなくここまで歩いてきました
たまのこんな休みにふと立ち止まってみればなんか不機嫌な顔をしてる親愛なる日々

あんなにお世話になったのに
どうせ明日になれば今日もその中に含まれるだろうとめんどくさがっていた

親愛なる親愛なる
昨日へ
僕は今こそ言おう
どうもお世話さまでしたと
そして
未知なる未知なる
明日へ
僕は今、向かおう
これからお世話になりますと

いつも謙虚な気持ちで忘れないようにしよう
そんなご挨拶
ご挨拶ねなんて言われないように

明日になってしまう前に過ぎ去る今日に馬鹿らしいなんて言わないように言いましょう
ありがとう
ありがとうと
大げさなくらいに

もう今日は戻らない
それをわかってるなら
そんな言葉言ったっておかしくはないはずだ
明日も過ぎたら幻だ
同じ今日でも同じじゃない 昨日は昨日だ
昨日は昨日しかないんだ

わかるかい?
そんな気持ち

親愛なる昨日で笑う僕よ
未知なる明日で泣く僕よ
今 ここにいる無頓着な僕よ

わかるかい?
そんな気持ち

なあ?

2009/11/05 (Thu)

[435] けんかをしよう
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どうして世界で一番好きな人なのに
どうして時に世界で一番嫌いになれるのかな
日々けんかを何度繰り返してもそれだけはわからない気がする
けんかとは互いの間違いや過ちを正すためにあるものと僕はきれいごとのように言っていた
ただ言っていただけ

世界で一番愛すべき人を長い間ひとりぼっちにさせて
暗い暗い宇宙に置き去りにしている
こんな僕は誰も愛す資格などない
だけど君が好き
こんなにこんなに

そんな気持ちをもしも愛だというなら
傷つけることもまた愛になる
だけれど愛はきっとそんな光と影を行き交うことで光り輝いてゆくものだと思うから

けんかするならば
けんかするたびに
何か大事な答見つけよう
昨日から持ち帰ったその答で次けんかするときは同じ間違いを犯さないように用心しようね

けんかしても何ひとつ意味なんかない気がする
だけれどこうしてまたひとつけんかすることで僕の中の君の中の間違いが減りました

君の中にも間違いはあって
僕の中にも間違いはあって
それは時にわがままに一人だけを責め立てて
それが引き金になってけんかをするから
けんかするときはよっぽどの理由がないかぎりお互いを同じ立場にして考えよう
話し合いで解決しよう
そして最後には必ずごめんを言い合おう

以上のことを守った上でけんかをしよう
そのたびそのたびに意味のある正しさに気づけるような過ちを犯すことを繰り返すうちに無限に広がる僕らの中の間違いだらけの宇宙は少しずつ地球くらいの大きさに縮まるから
大丈夫 大丈夫だよ
間違えながら
誤りながら
それでもけんかして
確かめ合おうよ
それが唯一僕らに許された愛の寄り道だろう

ひとりの人を愛すならば寄り道しまくってけんかしてけんかして少しでも真っ白な愛を築いていけたら
けんかする意味も出てくるだろう

だからだから
けんかをしよう
間違いにただ気づく為。

2009/11/05 (Thu)

[434] 空の心
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一日中 空を見ていたのにね
何ひとつ意味だなんて見いだせない
ただ流れる雲を目で追ってただけ
半ば夢見心地で空を見てた

空の色は一日中
大して変わらずに
ただ薄い青から黒へと
だんだん濃くなってただけ
だけれどね見たのさ
ほんの少しのあいだだけ夕暮れの色を
空のあんな顔は一日中眺めててもきまって夕方しか見れないのさ
まるで空がうつむいて何かを考えているみたいだ
空の気持ちをそこに見る
そんな一面を見た
僕はたしかに見た

空のそんな心
少しも人と変わらずにいつか死んでいくその日におびえたりもしているんだろう
だから空はそこにあってそこにない
いつかの今日にはきっと空も海もただの昔話の産物さ
僕らのようにそこにいただけで今はいないものになってしまうんだろう
だから空は空であれるうちに空としての永遠を輝かせようとしているんだよ

それが空の心
そして僕の心

違うかい?
でも僕はそう理解したよ。

2009/11/05 (Thu)

[433] シクシク ヘラヘラ
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悲しいことが悲しくて
嬉しいことが嬉しくて
そんな言うまでもないあたりまえなことが幸せででもどこかが不幸せで
たまにそんなわずかな不満をうらんでみたりもするけどすぐにそんなことは忘れて笑ってる
都合のいい理屈と言い訳を重ねて適当に記憶を繕う
そんな僕がいる

こんな恵まれた生活と至福の時間はあたりまえすぎて時にその大切さを粗末にしてしまうよ

ふと気づくとそんな自分に気づく

今よりもっと笑ってみよう
昨日よりもっと笑ってゆこう
何がそんなに不安なんだろう?
何がそんなに悲しいのだろう?
今がもし最低ならこれ以上最低にはならないと思うことで今を走り抜けてゆこう

笑っている自分をもし好きになれたら
悲しみに暮れる自分もまた愛せるはずだから
人は悲しみを知ることで他人の痛みを知りそしてその悲しみは絶え間ない優しさとねぎらいを生む
喜びばかりじゃ人は笑えやしないのさ
悲しみがあるから人ははじめて喜びに出会えたことの喜びを感じられるんだ
それを理解できたらきっとその日は良き日だよ

今 はじめてわかるよ
このことわざの意味が
少しずつ僕にとって
大切な言葉になっていく
あふれたその涙は気づくと笑顔になる
流れる涙は悲しみの海を泳いでやがて笑顔という岸にたどり着く
人は涙を知ることで笑顔の存在の大きさに気づき涙の意味にさえ理解を及ぼすことができるからきっと幸せだろう
僕も君も
守られてる
涙と笑顔の恩恵をうけて

今 はじめて輝いて見えたよ 涙と悲しみ
笑顔は僕に言葉にならぬ言葉で伝える

笑う門には福来たる
涙なしでは語れないさ
だから僕には今では
その言葉は形を変えて
笑う為には涙要る
そんな言葉になったよ
悲しんでばかりじゃ悲しいだけ
だからだから涙を流すならばそんなふうに考えられたらいい

明日また明日と涙が出るくらい笑っていたいから涙よ側に居てね。

2009/11/05 (Thu)

[432] 
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奇跡はいつも君の来訪を待っている
ほら 虹は架かるものじゃない架けるものだ 自分の好きな色で架けるものだ

理想や夢やロマンはいつも追いかけるものだ こちらから

だから 走っていかなきゃ虹は架からない
待っているばかりじゃ虹は架からないよ

だから虹を架けよう
未来という大空に
ゆっくり ゆっくり
自分の色で染めて
めでたしまでやってみよう。

2009/11/05 (Thu)

[431] ボツ
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日を追うほど鮮やかに記憶に焼き付く思い出
ひとつとしてボツになる思い出なんてないさ
失敗も後悔もすべて必要な思い出
いつか必要になる思い出
今はボツでもやがてかけがえなくなるさ
きっと きっと きっと。

2009/11/04 (Wed)

[430] 
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流した涙の総重量より一粒一粒の重さでもう僕は悲しい

僕らは限りなく弱いのだ
でも強がるだけならうまいのだ

だから流れる涙に嘘はない
悲しいから流している
ほらまたつぶれそうだ
強がる心がその弱さゆえに

弱いから強がるのさ
強いなら強がらないさ
ほら流れる涙がそれを語る

聞いて… 僕の涙の流れる音を
どんな音よりよく聞こえるでしょう。

2009/11/04 (Wed)

[429] 君という雪
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手のひらに着地したらわずかな冷たさを残してすぐに溶けてしまう雪
僕の心の中にも降り積もっている
それは形のない雪です
君がいつか言い残したさよならが今も溶けずにあの日のままの冷たさで僕を悩ませる

雪なら溶けろよと
言いたい気持ちさえ
届かない 伝わらない
記憶は感情をもたない

君のあの笑顔
君のあのまなざし
どうしてこんなに
鮮やかなまでに
僕は記憶に焼きつけてしまったのかな
君が大好きだった
本気で君を愛してた
そしてその気持ちは永遠のものだと思ってたから君がいない今じゃそんな気持ちさえ錘にしかならないのに記憶は忘れようとさえせずずっと君の記憶のすべてを大事に大事に覚えているよ

溶けてしまえと願うたび悲しくて悲しくて
心が崩れてしまいそうで仕方なかったよ

君が好きだった
まだ信じていたい
君の帰りを待ってる
淡雪のようなやわい期待とそれを守るように優しく包む君の記憶を並べてこの部屋は今も君の帰りを待ってる

ばかだよね…
それでも
僕は忘れられない
それはそれはそれは美しすぎる記憶ですから

あんなに人を愛したことはないから
僕の中に積もる雪はやまず溶けることもない
冬が終われば消えてしまうようなつまらない雪とは違うのさ
僕はまだ君を誰がなんて言おうと愛してる

君という雪を溶かしたくはない 永遠に。

2009/11/04 (Wed)

[428] 悲しい嬉しい楽しい世界
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見渡せば悲しいことばっかりがやたら目立つ世界で
だけれど気がつけばそんなことがあったことすら忘れて笑っているんだ

捨てたもんじゃないな
この世界も
本当は今日で長い人生に終止符を打とうかとまで考えていたのに
僕を間際の間際で立ち止まらせたのはあなたの笑顔とささやかなまでの小さな愛の言葉

電話ごしにおやすみと言ってほしくてさ
そうじゃないと眠れやしないんだ 昼間の不安と明日の不安がじゃまをして
だからおやすみと言ってほしいのさ

思うように生きれもしないこの世の中など
悲しいだけの世界だけど
君がいたことが
君がいる今が
唯一の救いだ
君がいなければ
この世などなんの魅力もないだろう
すべてまやかしだ

そんな世界で
たまに悲しくて
たまに嬉しくて
本当楽しくて
時間を忘れて
生き続けたら
そのうち終わる
そんな人生であれ
時々生まれてしまった運命をうらんでしまうけどそれもまた大事なことだろう
そう思えたら
何もかも許せそうな気がした

悪いのは 悪いのは
誰なんだろう
悪いのは 悪いのは
なんなんだろう
きっと誰のせいでも なんのせいでもないさ
生まれてしまったから生まれてしまっただけだと思うことにしよう
ただ今は生まれてしまった今を楽しむしかあとは死ぬしかないのだから
君と出会い恋に落ち愛し合うことが生まれたすべての意味だと思ったっていいじゃないか
そしてそれ以外のすべては無意味だと思ったっていいじゃないか

そんな気持ちで明日も僕は生きる
悲しい嬉しい楽しい世界にて。

2009/11/04 (Wed)
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