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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[376] 
詩人:どるとる [投票][編集]


満月がふたりを照らしている
そしてふたりは手を繋いでいる
こんなありふれた恋の一場面を永遠に閉じこめたいね
ごめんねも言えずに日々を流した
君がいることをいつのまにか当たり前なことだと思ってしまった僕がいた

君の存在は光り輝いて
こんなにもこの僕を好きだと言ってくれるのに僕はただそうですかですましてしまった

満月が明日を照らすように君は僕の明日を照らす光だったのに
今 気づいたよ
君がいなくなった
この部屋には
光がない
暗闇の中 僕は行き場をなくしてさまよっていた
リアルな日々の中にいてもさまよっていた

光よ 戻ってきて
今度は間違いなく
愛させてください。

2009/10/25 (Sun)

[375] ひとりぼっちのうた
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ひとりぼっちになりたくって
ひとりぼっちになったわけじゃねえ
いつのまにかひとりぼっちになっただけ
みんなとはぐれて

はぐれ狼さ
この僕は
輝く月にひとり吠える 悲しき雄叫びさ

でもひとりぼっちになってわかったよ
ひとりぼっちのさみしさが ひとりぼっちの人の痛みが

ひとりぼっちの人の気持ちなんてたくさんの人に囲まれてる人にはわかるはずもないね

ひとりぼっちの旅は続く 明日のページへめくられてゆく

ひとりぼっちは月もまた同じだから
僕は月と話すのさ
この先のことを
ひとりぼっちのうた
口ずさんで。

2009/10/25 (Sun)

[374] サニーデイモーニング
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なんでもない一日が
たったひとつの出来事で特別になることもあるんだよ
晴れた日の朝にそれを僕は思い知ったんだ

空き缶蹴飛ばして
帰り道 夕暮れ
カラスが二、三羽
悲しそうに鳴いてる

東から昇ったお日様が西へと傾いてゆくその中で最悪の朝を迎えても夜になるころには素敵な気持ちで笑えることだってあるんだよ

悲しみにさよなら
サニーデイモーニング
晴れた日の朝はとにかく機嫌がずば抜けてよくて
そんなわけで今僕なぜか有頂天なんです

月に照らされ
踊る僕と透明人間
詳しくいえばひとり
だけれど細かいことは無視して僕は踊るのさ

ちっぽけなしあわせでこんなに僕はしあわせ

権力も金も地位も何もいらない
いるのはこんなありふれたしあわせだけだ

たとえば こんな
晴れた日の朝のすがすがしい気持ちみたいな、ね。

2009/10/25 (Sun)

[373] 涙の雨が咲かす笑顔の花
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空から降る雨が大地を濡らし草花を育てる
それと同じように
涙の雨がどこからか降り出して
笑顔の花を咲かせるのさ

悲しみから生まれた涙も
案外毛嫌いされるけど僕らをちゃんと育ててくれているんだろう
好きにはなれそうもないけど

涙の雨のその中を
ひとり 僕は歩く
普通の雨なら傘を差すところだけど
悲しみの雨には傘なんて差せないから
誰かの愛や優しさがしいていうなら傘代わりかな
だから悲しみに濡れるこの僕を守って慰めて

涙があふれて止まらないそんな夜は
静かに夜空に浮かぶ月を眺めよう
ただ静かに瞳をとじて
寄り添うのは世界で一番愛する人なら幸せ

何億 何兆 数えられないくらいに輝く星の中で僕らはなんて小さな存在なんだろう
今 僕は思った
だけれどそんな気持ちさえもかき消してしまう君の笑顔はもはや神がかりさ

幸せに限りなんてないのはわかっている
だけれどなぜか今思ったよ 僕の心は今満開に咲いていると

涙の雨に濡れながら走りつづけるその姿
君がずっと見ていてくれるなら僕は走りきれるだろう

涙があふれても
どれだけあふれても
差す傘さえ見つからない夜は君が僕の心の中に傘を差し出してくれるから
涙の雨はやがてやんでかわりに笑顔の花が咲くのさ
だけれど涙の雨はやむことはないからまた降り出すけどそのときはまた私があなたの心に傘を差し出すと言ってくれた

残酷なほど 悲劇的なほど
雨は僕を濡らし続ける
だけれど君がそばにいてくれたら僕は平気
笑っていられるから
どうかそばにいてほしい 君に誰よりも

…また雨が降り出して
傘を探していたら
君が静かに僕に何も言わず笑って傘を差し出す

やがて虹が架かって僕の空は忽ち晴れていくだろう
いつもさっきの涙が嘘みたいにね

だから今度は君の傘になるため僕が濡れる番だ
君が濡れてたように。

2009/10/25 (Sun)

[372] 世界中の人の顔に笑顔が咲く日
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僕らにとってどんなことがしあわせっていうのかな
どんなしあわせでも自分一人だけがしあわせ味わっているようなしあわせほど悲しいものはないね

ある国では
今日も飽きず戦争
またある国では
平和ボケするほど平和な一日が流れてる
同じ国なのに
こんなにも違うしあわせの形 それぞれの願いの形
ある人は戦争がやんだならと願い
またある人は平和な毎日なんか当たり前みたいな顔してさらなる恵みを欲してる

無駄なしあわせが生む汚れた欲望と貧しく恵まれないゆえに綺麗な願いをもてる心
それは紙一重だね

だけれどいつも願うのは世界中の人の顔に笑顔が咲く日が来ることで
そして心にしあわせが満ちること

そしたらきっと
おそらくきっと
世界はしあわせになる
そんな理想から僕らは離れていくばかりで理想は遠くなるばかり

まったく悲しいものさ

やっぱりみんながしあわせな顔で心からしあわせだと言えるような世界が本当のしあわせな国だから
しあわせはまだこの世界にはない
どこかの国がしあわせでもまた違う国では不しあわせならしあわせにはならないさ
一人の人がしあわせでまた違う人が不しあわせなことと同じように

世界中の人の顔に笑顔が咲く日にはうれし涙は見せても誰一人として悲しく泣いてる人なんかいないはずだから
まだこの世界はしあわせではないのです

ただちっぽけな僕はこうしてうたうだけだけど届けばいいなと思ってる
一人の小さな願いも一人一人集まれば大きな力になってゆがんだ未来を正しい姿にもどすから

その日こそ
世界中に笑顔が咲く日ぞ
地球を宇宙から見たらきっと地球も笑って みんなも笑っているよ

きっと来るはずだ
みんながみんなの
しあわせを願えば
一人として自分だけのしあわせを捨ててみんなのしあわせを願えば
しあわせなんてたやすく叶うのにね。

2009/10/25 (Sun)

[371] バルーン日和
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風船みたいにふわふわした気持ちで生きていたから
1日が妙に短く感じてしまったよ

読みたかった本も
クリアしたかったゲームも
気づけばできず終わってしまった

そして夕暮れになって空が茜色に燃えて
風船が割れるように夜になり眠りに落ちる

バルーン日和だね
いつもそうなのさ
夢の中では僕はどこかの王様なのに現実世界では孤独で貧相なやつで

夢ばかり一日中見ていた気がするんだ
でもそんな自分を責めることはしたくなかった
自分を愛してるとかそういうことじゃないけど自分を責めることほど悲しいことはないと思うから
嫌なことは忘れたふり忘れたふりで本当に忘れた

そしてね今日も一日が暮れていって
戸締まり確かめたら夢の中へ
僕にとっての幸せはなんなのかな
それをこの今日一日の中で少しでも見つけられたかな
なんて考えてたら
いつの間にか夜(よ)は明けて
またふわふわ
気持ちを浮かべて
目が覚める

べつに何もいいこと見つけられなかったけれど
ひとつだけわかったよ
それは
どんな一日でも無意味な時間にはならないってこと

不器用なこの僕でも
風船みたいな気持ちでも
僕が今生きていること以上に幸せなことはないからそれを僕は幸せだと思うよ

バルーン日和
今日もふわふわ
心を浮つかせて
朝から晩まで
心まで平穏に
生きれたら幸せ

平穏無事でね
何事もなくね
普通にいれたら
それ以上望むことはないから

僕は口笛吹き鳴らして黄昏の中 空を見上げる
見上げた空はやはり綺麗な茜色 僕を優しさで満たす。

2009/10/25 (Sun)

[370] レモン
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甘酸っぱいレモンのほのかな香りがする恋の話

その黄色いからだに詰まったビタミンCでこの僕を守ってくれる

あなたはまるで
レモンのように
僕を愛してくれる
いつもあなたが
隣にいて笑ってくれるだけで僕の瞳は涙を流す レモンのような甘酸っぱく切ない甘さをはらんだ涙を

レモンみたいに
僕に厳しさと
同時に甘さをくれる
あなたが世界で一番好き
あなたを好きになれたことが幸せ
そして今もそんなあなたといれることが幸せ
そのために被るしわ寄せもまた幸せなのさ

だから君のあだ名はレモンでキマリ!
いつもありがとう
ビタミンC また頂戴!
ふらふらで倒れそう…

2009/10/25 (Sun)

[369] 明日は明日の風が吹く
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僕は狐のように
狡賢く人を騙くらかして
狸みたいに太ったお腹をポンと自慢げに見せびらかして
カメレオンみたいに擬態できたらいいけれどそんな頭もなく

いつもいつでも
愛想笑いもできずに
嫌われてもいい
ひとりでも生きるぶんにはなんの支障もないと笑っている今が地味にわびしいけど
明日はまた僕に旅をしいたげる

裸の心
無防備すぎて
いつも傷だらけ
隙だらけ
考えもなく
ただ直感だけで歩く
だから転ぶこともしばしばあるのさ

かといって
これといって
何かを見直すこともなく立ち止まったままそこから見えるだけの星を見て綺麗だと笑う

そんな日々でも
僕は愛したいのだ
誰になんて言われても明日は明日の風が吹くのだ
どうせまだ旅は続くから気ままで愚かなくらい鈍臭くていい

答や常識なんて模範にしないよ
僕が信じてるのは今まで自分が歩いてきたこの道の中で拾ってきた輝きだけ

そんな孤独な僕を誰かがもしも笑っててもかまわないけど
僕は無視します

さあ また新しい1日が来たよ
僕は歩き出すのさ
太陽燦々輝いて
不安ゆらゆら 揺らめいている
未知なる道へと
僕という風みたいな旅人は進み出すよ

嵐や台風の中へ突っ込むときのようなとてつもない恐怖を抱えながらも僕は行く
生きるということはそれほどに大変なのさ

ひとりだって
いつだって
笑えるゆとりがあるならそれは幸せだろう
今 描く
確かな未来
ちょこんと希望が上乗せされたよ。

2009/10/25 (Sun)

[368] 
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散りゆくのは花の運命
ならば咲き続けるのも花の運命

たやすく散らないで
もう一度咲いている自分を見つめてごらん

世界にたったひとりの花である自分を考えてごらん。

2009/10/25 (Sun)

[367] 一色
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僕の詩は僕しか
そして
君の詩は君しか
書けない

それこそがもう
オリジナリティ
特別な色なんだよ
たとえば そう
一色っていうのかな
みんなそれぞれ
その人なりの一色をもっているんだよ。

2009/10/25 (Sun)
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