詩人:どるとる | [投票][編集] |
明日はどんな日になるのかな?
明日はどんな事があるのかな?
のぞけたらいい
でも
のぞけたら
つまらないね
しかし
どちらにしても
明日の窓は
曇っている
何も見えないから
予想しかできないから
曇ったその窓の向こうにイメージを膨らますことしかできない
ただどんな日になるだろうどんな事があるだろうと夢見る事しか
しかし
そんな気持ちが人を楽しくさせるのさ
だから
明日は見えない
何を言っても
見れない
だからよかったのかな
今はまだ知りたくもないこともあるから
明日は明日の楽しみとしてとっておきたいから
明日の窓は曇っているほうがいいと思う
あなたはどう思う?
なにも見えない
曇った窓の向こうに
つぶやきを投げた。
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空はいつもこんなに大きいのに僕の心はこんなにもこんなにもちっぽけで
少しの悲しみにも涙を見せずにはいられない
旅から旅へと繰り返すその中で見つけたものは僕をどんなふうに変えてくれるのかな
今 何かが変わろうとしている
孤独な旅はまだこれからも続くから
僕はずっとこの空に抱かれて 生きて行く
何もない退屈な日でさえ笑顔を絶やさないでいられるのはあなたのおかげで
空はいつも果てしない
僕のちっぽけな悩みなどくだらないって思わさせてくれる
空を見上げてみよう
悩みなど忘れて
僕はまたひとつ
歳を重ねるけど
歳の割には子供で
でもそんな自分を愛することからすべては始まってゆくのだとわかったよ
今 空を見上げて
僕は生まれ変わる
新しい 心に
孤独な自分を見捨てないで
孤独な日々を蔑まないで
空はいつでもあなたや僕を見つめているから。
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悪い夢を見た
それは現実なのか
悪い夢を見た
それは現実なのさ
現実なのに夢だと決めつけて信じなくてもいつかまたそんな悪夢を見るから
楽しい夢みたいな今はとても儚し
それまでの時間みたいな気がして。
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一瞬の感動は一生に値するのかな
一瞬のときめきは永遠になるのかな
ほんの一瞬で何かが変わるかな
今僕の中ではじける疑問さ
一瞬でも永遠へ続くこと
誰よりも誰よりも
それを知る僕だから
限りあるこの命
いつか尽きる命
だから今輝かせて
永遠へ繋げるのさ
今日から
明日から
たった今から
ただの一瞬を
尊い永遠へ
変えるんだ。
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涙はただ流れる
悲しいとき
嬉しいとき
心がふるえたとき
涙はいつもそばにある
僕や君のそばにある
胸をふるわす感情が僕の心に語りかける
いくつの夜をこえればいいのだろう
いくつの不安を抱えればいいのだろう
何もわからなくて
それがいつまでも僕の中から離れなくてさ
あふれ出る涙と
瞬間で消えていく涙
すーっと頬を流れる
世界で一番
尊い誰かが
消えたみたいな
大きな悲しみが
僕をのみこむよ
うれし涙と悲しいときに流す涙
流すならうれし涙を流したい
悲しい涙なんてまっぴらだ
僕はまるで涙に溺れたみたいにもがいてあがいたあとたどり着いた岸で君の笑顔に助けられたらうれし涙に変わるさ
不器用なこの僕じゃうまくは言えないけれど
伝えるよ 届けるよ
心からの涙を
今 君の心へ
立ち止まる誰かの心へ
同じ空の下 同じように途方に暮れる旅人へ
伝えるよ 届けるよ
この言の葉たちを
僕は小さくかみ砕いてひとつの詩にするから
不器用だけれど
きいてほしいんだ。
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最近忙しくて
空さえも見上げる暇もなかったから
久しぶりにね見上げた空に驚いた僕
空はこんなにも青かったんだ
長いあいだ見ないうちに青くなったのかな
そうじゃない
最初から青かったんだ
青かったんだ
特別なことじゃない
かといってありふれてもない
それは不思議な気持ち
空は青い
わかってるのになんだか不思議にうれしくて不思議に胸ときめく
そんな休日のゆるやかな午後に見た空はどこまでも青くて僕は笑ったのでした
それだけの1日だった
されど実りある1日でした。
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雨が降れば
晴れる空
そんな繰り返しを守りながら世界は今日も僕をこの部屋から追い出す
生きるだけでも
辛いのに
僕に何をしろと
いうのだろう
明日は明日で
光を探せばいいさ
少し痛い思いしたってかまわないから
雨のち晴れで流れて行くならば泣いたそのあとはきっと素敵な出来事が僕を待ってる そしたら僕は素敵な笑顔でそれを迎えられるかな
今 考えていた
誰もが思いつくようなたやすい言葉でたやすい歌を歌おう
僕はまだ死なないよ。
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悲しみと喜びを一輪ずつ束ねた花束
僕は君に贈ろうかな
君が悲しむ顔は見たくはないけど
人はみんな涙と笑顔のふたつを抱えなければならないらしいから
それなら僕はそのふたつのほかに優しさと愛を束ねて君の感じる悲しみをちょっとでも減らせればいいな
だから受け取っておくれ
悲しませないという保証はどこにもない
生きていればみんな避けられない悲しみに出会うから
笑ってばかりもいられない日々だけれど
憎しみで心を染めてばかりもいられない
だから
花束を受け取ろう
花束を贈ろう
愛する人から
愛する人へ
また
愛する人から
愛する人へ
どんなに目を凝らしても目には見えない花束を贈りましょう
愛してる
いつまでも
好きだよ
好きだよ
大好きだよ
そんな思いをぎゅっと詰め込んだひとつひとつの気持ちを束ねた花束
今 世界中で一番思ってる人へ 渡しに行こう
光の活路をひらいて。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕は君を愛してる
だけれど君はそうじゃない
片思い 揺らめく心
見上げる夜空に星は輝けど少しもきれいとは思えない
僕と君とのあいだに降る雨はかぎりなく冷たくそしてはげしく君を遠ざける
近づけさせまいとばかりに君はだんだん僕から離れていって
やがて君の表情さえも見えなくなって
僕はただ立ち尽くす
君のいない世界の端っこで 暗闇にさえ同情されながら独り
言葉ならなんでもいえてしまえるだろう
愛してる…
だけれど真実は語ることでしか今は見えないよ
ならば僕が君を好きなことを伝えるにはどうすればいい?
なんでもするよ
風と消えた彼女のためなら
もう会えない
もう話せもしない
伝えられなかった思いだけが残り
僕はそんな思いを捨てられもせずいまだもっているんだよ
片思いなんてしなきゃよかった
それなのに君をまだ好きなんだよ…
だから僕と君のあいだに降る雨はやまない
そして僕はずっとずっとずっとその向こうへは行けない
わかってても見えない君から目が離せない
君は僕の最愛の人だから
今も君のあの笑顔が胸を貫くんだ
ずぶ濡れの心と穴だらけの胸を雨のような涙が伝い瞳からあふれ出る
バレないように雨の中無意味に走り出していた
泣き崩れる僕と
受け取り人もなく残されたこの切ない思いだけが寄り添う
あとはただ雨音が聞こえるだけ
あとはただ一人っきりの日々が地味に続くだけ
明日がほらやってくるようにただだらだらとまだ続くだけ
やまない雨を降らす空の下に立ち込める雲の下で 生きるだけ
この悲しみから抜け出す出口をむなしく探しながら
僕は生きるだけ。