詩人:どるとる | [投票][編集] |
いつかこの長い物語も終わりゆく運命なのさ
パレードも賑わいを見せるのは明るいうちで夜にもなれば静かにその賑わいをなくす
だからその前に好きなことやりたいことやっておきたいこと
片っ端からすましておこうよ
終わりゆくその運命の上を僕らはさだめという名前の上に生きる
それをゆるされているから今がここに在る
くだらない話題で
ふざけたように
笑えるうちに
ほら出かけよう
本当に行きたい場所へ
人生なんて
砂時計なんて
すぐに尽きるから
時間なんて
終わりゆく命
消えてゆく時間
残された日々と
その切なさ
すり減る心
いつまでもここにいられない
僕らが知ってる永遠は限りある運命のもとに回る
だから僕らはいつかの今日に目を閉じたまま二度と開かない
そんな日を迎えるのさ誰もが
繰り返す
時代のその中で
始まった物語なら
終わりゆく物語なんだ
みんなその主人公
だけれど主人公も永遠には生きれない
だからみんな消え去るんだ
その身体諸共
終わりゆく絶対的な運命に蹴落とされ
今はまだ来ぬ日
だけれどいつかはね
トウゼンのように笑いあう今もトウゼンのように終わる
突然始まったみたいにね予断はない。
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君に出逢っとき
あれ、これって
運命じゃない?って
思っちゃったんだ
君が生まれた
その瞬間から
僕の恋の物語は
始まってたんだね
地球が何回
回っても
失敗何回
重ねても
僕らの運命は変わらない
ずっと二人は二人
それが茶飯事さ。
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誰かの心にともす灯火
ゆらゆら揺らめく灯火
消えないように両手で
ランプみたいに守るよ
あたたかいその灯火
消えないように
消さないように
誰かを愛せたら
誰かに愛されたら
それだけで幸せ
もう何もいらない
その灯火は一生の宝
僕は一人じゃない
君がいる
心の中からじんわりあたたかい存在がくれるぬくもり
ただ大好きな人がそばにいるだけで熱が伝わるんだ
あなたの愛が灯火のように死にそうな目の僕を守るんだ
あなたの愛はまるで大きな両手のように消えそうな小さな小さな炎を守ってくれる
だから僕にはあなたっていう大きな両手が必要なんだ
守って 守って
僕を消さないように
あたりまえな愛を特別な君のその両手で
僕をあたためて
灯火 心にともして
暗い暗い夜さえ楽しませてね
あなたがいるだけで
そこにただいるだけで
僕の夜は明けていくからずっとそばにいてね
さりげなく灯をともして
あなたがただいるだけで僕には最高の癒やしだから
お願いさ 君よ…
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「ごめん」と「ごめんなさい」じゃ言葉の丁寧さが違う
その言葉がもつ温度も違う
だから僕らは「ごめん」とはいわず「ごめんなさい」と言うんだ
本当に心から悪いと思うから
心ある言葉だと思うから。
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心の中に涙があふれた
海ができてしまうくらいたくさんの涙があふれた
悲しい事があって
切なくなって
独りきりになりたいけれど独りじゃ寂しい
そんな屈折した気持ち
ただ次々に涙になるだけでただそれだけで
なんとなく
仕方なくて
生きてるってだけの今はなんの光も若さもないまま
いつかの楽園のようだった幼い日々を羨ましがる
重たいかばん
窮屈な立場
そして責任の猛襲
後ろからいつでも追いかけられ
常識に睨まれて
そんな日々を愛せるわけもなく
ただ、自分は反撃したいのにヘコヘコ頭を下げるだけのこの恥を涙にかえたって悲しくなるだけなのにあふれる涙
海になる 海になる
僕はそこで溺れてる
ああ 明日はどこへ向かうのか
ふらつく足 もつれ絡まれ思考
もう生きたくなんかないのになぜか日々続行
気づけば夢から覚めて今日も死ねなかった
いくつものためらい傷が物語る青春の影
それさえ今は信じられない過去
痛みのない安らかな終わりを望むばかりで気泡のように消えてく日々をただ占う
明日はどっちかな
どの道に行けばいい
気づけば考えてる
自分がいる
死のうかなと思ったのに
ああ なんだかなあ…
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生まれたくて
生まれたくて
ここに咲いたんじゃないさ
生まれてしまった
生まれてしまった
だから僕はここに咲いたんだ
言葉にすれば真実はすべて残酷なのさ
生まれてしまったからには生きていくしかないという概念を人はぬぐい去れることができずにまるで生きることこそが使命であり常識であるかのように思われてる
降り止まない雨の中
わざと濡れていたい
傘を差さずにその冷たさを感じたいんだ
咲いた花は
笑わないよ かならずしも
そんなゆがんだ気持ちは誰になんといわれようが拭えない
ああ 行く先はいつも豪雨です
それが僕の今の素直な気持ち
手加減なんかしてないさ
生と死の狭間で生きているだけだ
今日も明日もたまたま偶然が作用して
だから雨は止まない
止むはずもないさ
ずっと ずっとね
狂ってしまうさ
こんな世界
正常でいろってほうがおかしいんだよ…
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先に生まれたくらいで支配者気取りたぁ
いいご身分で
こちとらぁあんたらに従う義理はねぇんだ
社会という鎖に縛られてっから金のため生きるためただやってんのよ、自分のために
この浮き世
生き抜くにはこびへつらうしかねえってか
ジョーダンじゃねぇよ
そんなバカになってたまるか!
俺らは犬でも猫でもねえってたんだ
向上心はすでに消えたんだよ
ばかやろうめが!
さあ
叫ぼう!
内なる気持ちを
さらけだして
今こそ!
先輩上司に告ぐとき!
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若気のいたりでした
明日やればいいよだなんて言い続けてたらもう取り返しのつかない未来まで来てしまいました
未来で涙するばかりの僕を笑わないでおくれ
こんな僕にも生きる権利くらいはまだあるはずだからね
絶望的なメロディが頭の中で嫌みなほどの美しいアンサンブルを奏でたら
もう笑うしかないでしょう
そんな失敗を繰り返してきたのが今の今の結果なのに
僕は性懲りもなく空気も読まず場も弁えず君になって馬鹿笑いしていただけ
それでも本心じゃ悲しいのさ
わざとそれをごまかし話題からはずそうと謀っただけで
そんな恐い目をしないで
明日が一気に曇ってゆくから。
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孤独な空をずっと見つめていたんだ
独りで見上げる空ほどつまらないものはないね
だから思いがけずあふれ出しそうになる涙
何かといえば誰かのせいや世の中のせいにしたがるのが常で
そんな自分がいたことさえ誤魔化そうとするけど
青い夜にこぼれた涙は鈍色の朝に目覚めた瞬間に溶けて消えた
昨日のあんなに切ない思いを時間が夜のあいだに変えてしまったのだろうか
いいや
そんなはずはない
昨日の僕は確かにいた
それを否定するのとおなじだろう
昨日の切なさはここにあった
昨日の散らかってた思いはまだ消えちゃいない
すっかり冷め切ったブラックの珈琲と
小さな葛藤と目覚めの悪い頭
まんがみたいにスズメが鳴くようなただの朝
誰か 僕に刺激を
ください
今のすべてを
変えてしまうような
そんな ゼイタクな望みを抱いてしまった僕だから
今日も見つめてる
昨日とおなじ青い夜に輝く満月
狼男は満月を見ると毛むくじゃらになる
僕は満月を見ると悲しくなる なぜだかね
ちっともおかしくなんかない
生きてればみんな思うだろう?抱くだろう?孤独な空を
そしてまた昨日とおなじように冷め切った珈琲 ぐっと飲み干してやつれ気味のミイラみたいな顔で出かけてく
仕方なく選んだ未来のお世話させてもらっている 煙いばかりの工場へ
静かな足取り 時間ばかり気にしてさ
いつか こんな長い時間さえも終わるときが来たなら悲しいのかな
なんて思ったよ
青い青い夜に
満月が一瞬こちらを向いて笑った気がした
そんなわけはないよな…だなんて少し笑ったら眠るだけ
そんな繰り返し
鏡に映したように
変わり映えもなく
続く 続く
始まり終わり
また始まる
日々
僕はそこにいるよ
いつかここにいた人になるまでは生きさせてもらいましょう
たとえ無力で非力な僕でも。
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いつだって生きてるんだって叫ぶんだ
旅から旅へと繰り返す毎日のその中で
しゃがんだり立ったり寝そべったり忙しい毎日のその中で
僕らは限りなく旅人なんだ
いつだって生きてるんだって叫ぶんだ
声のつづく限り叫ぶんだ 叫ぶんだ 叫ぶんだ
僕は旅人 限りなく明日を目指す旅人
目的地は終わりじゃない
限りない永遠さ
ゴールテープをきって行く宛てをなくしても旅はつづくよ
心の中で限りなく
僕らはずっと旅人だから。