詩人:どるとる | [投票][編集] |
少しずつ少しずつ日々の甘さを味わって
少しずつ少しずつ日々の苦さに気がついて
いつか吸い終わる
煙草の様な毎日を
吸い続けてる
至福の煙を吸いながらも味わい深い切なさを吐き出しながら
僕らはただ煙草を吸う
いつか灰皿に押し付ける間もなく消える命と知りながら
だからこそ生きる
僕らは煙草の余韻に耽りながらもその悲しみをどこかで感じている
今日も限りある短い一本の煙草を吸いながらただ煙で肺を満たしてる
そんな想いに沈む。
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単調な生活に閉じ込められたまま
そこから抜け出すすべさえも見つからずに日々は怒涛に過ぎ行く
徒然なるままに
ただお茶を飲み
茶柱が立ってたってだけではしゃぐような恵まれた日々
深夜までテレビ
またはパソコン
不健康で不健全な
生活を営んでる
神が与えしこの命の重さもわからないのに親の痛みも喜びも踏みにじることは僕にはできないよ
退屈な日常に
憂うつな毎日に
光る死をとどまらせる何か
まだ生きていたい
まだ何かをしたい
そう思わせる何か
まだこの世界にある
それが何かはわからないけれど 未だ
それがあるから死ねないのです
明日もまた生きていたいのです
退屈でも憂うつでもそれに勝る死など今はないから
僕は明日も
死にたいとはいうもきっと多分言うだけで
きっと多分それだけで
暫くすればそんなことを言ったことさえ忘れて生きている今を楽しめている
それがきっと僕をとどまらせるものだ
簡単なんだ
単純なんだ
考えてみれば
普通が僕を生かす
普通の喜びや
時々のパーティーが
僕の心を変えるんだ
だから僕は生きている
だから僕は生きていく
明日も明後日もいつまでも
ありふれた幸せの中ありふれた微笑みを浮かべどこにでもある風景に溶け込み生きる。
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流れ去った日々は
遠い過去は
まるで過ぎても尚
輝く流れ星のようだ
そして沢山の記憶は
流星群のようだね
いつまでも
いつまでも
この胸の中にある
そして輝いてる
下手なたとえ話だ
だけれど夜空を駈ける流れ星を見たならば思ってしまうよ
幼い記憶
その思い出
何光年も旅をしてきた旅人よ
あの光は何光年も前の光なのか
僕らはなんて鈍感なのかな
なんて笑いあった夜
そんな記憶さえいつか流れ星に
僕らの刻んだ
記憶はやがて
光り輝く
遠い未来で
思い出すたび
流れ星のように
きらめく思い出
いくつでも
いくつでも
流れる流星群
僕をいつか
救うだろう
深い深い闇から
思い出がある
なんて幸せだろう
流星群よ降り注げ
空っぽになった
心へ
思い出という
記憶という
鮮やかなイメージを
絶対的な真実を
見せてくれ
涙をおくれ
心のグラスを満たしてくれ
思い出流星群よ………
待ってるぜ
待ってるぜ
いつまでだって
思い出流星群よ………
今 光り輝かせようと生きるこのきらめきがやがて未来で輝くこと待ってるぜ
流れ星のように
流れ星のように。
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ほどけないんじゃない
僕らの仲は
ほどかないんじゃない
僕らの心は
ほどきたくないんだよ
僕らのりぼんはいつまでも
ずっと絡まったままでいいから
いっそずっとほどけないくらいでいいから
ほらまたつかの間の油断でほどけそうになる
そしたら騒がず静かにね結び直そう
キュッと半ばきつくとても優しく
キュンと胸を焦がす
気持ちとおなじ色に染まる
厳しさと優しさを
花束のように束ねて包んで
愛というりぼんでバラバラにならないようにしっかり結んで世界でいちばん大好きな人に贈ろう形のない言葉のプレゼント
微笑みが強張った緊張と表情を解きほぐす
ほぐれた気持ち
それも束ねて君に君にプレゼントさ
ほどけないんじゃない
ほどかないんじゃない
ほどきたくないんだよ
僕らは僕らは
好きでこうして
バカみたいにいつもいっしょにいるんだからね
バカがつくほど
寄り添いあいすぎてきつく絡まったりぼんみたいに大変な状態になってる
でもそこが愛おしいところ
僕らは明日もずっと絡まったままの毎日をひたすら二人三脚でてくてく歩く
それぞれのペースで
それぞれを守りながら けっしてかた結びにならないように
それがコツです
恋のりぼん
うまく結びあうのには。
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切り傷みたいな三日月が夜空に走る
輝くその月の下
小さな窓から
僕はあの子のことを考えてる
あの日、僕のハートを盗むように一瞬でかっさらった手際の良さにときめいた
まるで君は風みたいに僕のハートを盗んだ
ルパンやねずみ小僧よりも凄腕だね
君はなんて名前なの?
君のすべてが知りたくなるよ
こうなったら
泥棒猫ちゃんのまん丸いルビーみたいな瞳に見つめられて
僕は動けない
メデューサの瞳
石と化した僕の心
もう君から目が離せない
君だけだよ?
こんな気持ちにさせたのはね
今宵もまた浮気な気持ちで誰かに知らず知らずその摩訶不思議な鱗粉をばらまいているの?
夢中になる
虜になる
猫ちゃんがニャーンと鳴いただけで僕は走り寄ってゆきたくなる
君は猫ちゃん
僕には
僕は魚さ
君に食べられちゃう
尻にしかれたっていい
座布団の代わりにしてよ
ボロボロになるまでつかっていいよ
そんな気持ちにさせるのさ 君ってレディは
君ってレディは
ニャーンと今日も君の鳴き声が聞こえる
僕だけのものさ
今は 今は 今だけは
それだけで幸せはこの手にある
明日はまた違う空の下で違う魚を食べるのかい?それでも僕は君に食べられたい
骨まで余すことなく
君に食べられるなら
幸せだから
どうぞ
骨までご賞味あれ…
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明日の空はまだ見れないから
今日の空を見よう
今を大切にしよう
悲しいことやいやなことがたくさんある世の中だけれど
素晴らしいこともあるから人は笑えるんだろう 涙に濡れてた昼間も夜になればほら晴れている心
そんなふうにね
明日の空が曇りでも雨が降るとは限らない
最後までそんなものに頼っていよう
明日の空などわからないから今日の空だけ今の今だけ見つめてればいい
やがてその積み重ねが未来で光る夢に変わるから
そんな簡単な話じゃないってまあそう言わずに日々見上げてみよう
何もないただ青いだけの空を奇跡だと思えたら素敵だ素敵だ
明日の空がたとえ雨でも心は限りなく晴れている
そう信じて今日はおやすみ
羊をかぞえて
明日の空は晴れていく 晴れていく。
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雪は降るよ 冬になればね ほらみててごらん
君の心さえ白く白く染めて
恋人ばかりが街を埋め尽くしてまるでお菓子の詰め合わせみたいだ
なんてね つまらないジョークをとばした
君がくれたマフラーを巻いて出かけるよ
ちょっとだけちょっとだけ短いマフラー
だけれどおきにいりさ
寒いこの冬をあたたかくしてくれる
君がくれたマフラーを巻いて首どころか心までぽかぽかさ
雪が舞い降る
空から白い贈り物
手をつないで
はしゃぐ僕らはまるで子供さ
雪のような白いマフラー ふかふか
ありがとう
ただそれだけ
言ったら
君と通算20回目のキスをするんだ
雪にまもられて
その時間だけは永遠だった…
遠い昔の話さ
今は君はいない
もう少しで振り出しそうな雪の冷たさにたえるにはこの白いマフラーだけじゃ無理なんだ
このマフラーのあたたかさには君の存在のあたたかさがないとね
今気づいたよ
君の存在がどれだけ僕を救ってたのか
なんだか涙が出てきた
雪が降り出す前にほら白い涙がほほを伝う
僕の心の温度はもうあの頃みたいにぽかぽかにはならないかもしれないけれど
君がくれたこのマフラー巻いてまた雪が降る街に出かけるよ
またあんな恋ができたらいいなぁ
なんてね
僕は今 白い夢の中をさまよいながらあの日の記憶を思い出していた
朝、目覚めた僕の瞳には涙がひと粒
窓を開けたらあたり一面雪景色
窓に書いたよ 指で書いたよ
あの日言えなかった
ごめんとまだ愛してる
まだ愛してるだけ消して僕はカーテンを閉めた
マフラーで目隠し
ほら あたり一面雪景色みたいに真っ白
悲しいくらい何も見えない
涙で濡れたマフラーがぽつんとあるだけ
そんな冬に僕は今
来てしまった
この切なさ
どう背負えばいい?
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この世の中に絶対なんてものは無いよ
どんなに絶対的な確率のあるものでも99%と1%を残して完全には残念ながらならないよ
光にはかならず影がつきまとい
陽にはかならず陰があるように
「絶対に」
という言葉は永遠の死語かもしれない
絶対的な愛だって
いつかは流れる時の定めに負けて終わる
それでも僕は
それでも僕は
君をずっと愛してる
これすなわち絶対的な確率をぶち壊す真実である
そう思ってくれて構わない
絶対的なもの
それは僕らが作り出すものだから
最初からある形あるものには絶対的なものなどないのさ
だから僕らはそれを作り出す知識とそれを詰め込む頭を持ってるんだ
君を…絶対的に
僕は…絶対的に
君をそれでも僕は
愛しているよ
これはずっと昔から変わらないことさ。
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あなたの心を撃ち落とす この声に弾丸をこめて放つ言葉は地をすべりながら君の心に届くよ
その心は「愛してる」
恋愛スナイパー
早打ち ダーリン。