詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕を夢中にさせるのは
僕をドキドキさせるのは
僕をかき乱すのは
そう いつも君だった
忘れていたことも忘れてそれを忘れたことも忘れて僕は大事なことさえ忘れてた
僕を救えるのはいつも君だということに
狂ってしまいそうなほどにこの気持ちは君の心に相応しすぎて
もう すべて
運命づけられてるかのようにばかばかしいほどに合致するんだ
ああ 何度でも思ってしまう
君を幸せにさせる誇りさえもう風前の灯火なのに
どうしてもどうしても
君なしではこの先の道を歩むには危うすぎて危うすぎていたたまれない
いたたまれないんだ
だから
どうか願うことならそばにいて
ずっと 永遠に…なんてね、おかしいかなあ…?
でも、僕を夢中にさせるのは
僕をドキドキさせるのは
僕をかき乱すのは
そう いつも君だった
これからもずっと君だけだと思う
狂おしいほどに
君を求めすぎるこの心
すまないほどに
君を欲しがるこの心
壊せるものなら…
でも君が好き
揺れ惑う心は僕にももう止められないスピードで
それでもねいつもいつも言えないんだ
言うチャンスならあるはずなのに
いつもいつも言えないんだ 好きの一言が
何かに押さえつけられてるみたいに
心が 気持ちが 前にいかないんだ
振り切りさえすればぐっと前に行けるのに
なぜか結果ばかりに遮られて
ああ僕はどうすればいい?なぜかイメージの中の君に聞いてしまうよ
いつもイメージの君はそんな僕に笑いかけるだけなのにね 好きな気持ちは僕から離れようとしない
いつも優しいばかりで
あきらめてなんて言っちゃくれない
それでもあきらめられないけどね
なんだかわからなくなってきたよ
僕のすべてはいつもいつも君だから
涙でかすんで見えないことをいいことに立ち止まってばかりの僕が愚かしいのです。
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どんなに絶望的な日常でもありもしない希望を思い描くのは
まだ笑っていたいから
まだ生きたいから
そこから花は咲くものだと思うから
涙の種を蒔き笑顔の花を咲かすよりずっと笑顔の種を蒔き笑顔の花を咲かすことにした
それが僕の決意
小さな抵抗
ささやかなれど光る勇気。
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窓の向こうは別世界
その向こうの窓の向こうも僕の知らない別世界へと続いてる
窓を開ければそこは僕の知らない別世界
さらにその奥の窓を開ければまた別世界
窓を開けては閉めて
窓を閉めては開けて
繰り返すその先に何が僕を待つかは皆無
ただ僕は開ける
窓を
窓を
窓を
その先に何を求めるでもなく夢も理想もないままにただはこばれてくる明日を開けちゃ閉めるを繰り返している
ただ僕は眺める
窓の
窓の
窓の
そうさ その向こう側の向こう側の向こう側をも身を乗り出すように未来をのぞこうとするのさ
興味などありはしないけど生きる予定だからなにがあるのか気になるから
ただ窓を開けて
明日を
明日を
明日を
見に行くんだ
この窓はどこに続いてるかなあ?
どの窓を開けても見えるのは常に一歩ずつしか見えない明日です
だから窓を開ける
次は
次は
次は
光るんじゃないかと
冴えない僕の日々が
次の期待を待つのだよ
窓を開けてね
その向こうを確かめるように いつも窓を開けて時おり含み笑いで見えた景色とにらめっこして時々は悲しくて泣いて
僕は生きる
誰も生きる
その窓の景色の外側で営みを営む
ただ…与えられた時間を使い切るまで人は。
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どこに行こう?
何をしよう?
どう過ごそうか
久しぶりに晴れたから
悲しい切ない雨続きの日を終えて
どこに行こう?
何をしよう?
どう過ごそうか
久しぶりに晴れた日は
いざとなると何にも思いつかないな
雨の日ならば家で過ごすしかないから本でも読むのにゲームで遊ぶのに
晴れた日には自由が開け放されるから
太陽がまぶしすぎるから何をすればいいのかわからなくなるな
久しぶりに晴れたから…晴れたから
長い雨の雨上がり
傘をたたんでも
アスファルト乾いても
立ち止まるばかりの僕の中で渦巻く戸惑い
僕はどこに
これからどこに
行けばいいですか?
久しぶりに晴れた日は落ち着かないね
気づけば日も暮れてチャイムの音
耳を通り過ぎてく
窓を開ければ月が顔を出す
そんな1日に出会いてんてこ舞いですよ。
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降り注ぐ雨に濡れて
僕はどこまでも歩いていく この道を
振りほどく不安など相手せずに ただ青い空の下 口笛を吹き鳴らして大好きな人の顔をイメージする
それで悲しい記憶さえも埋め尽くすんだ
光を浴びて 影を背にしてもぬぐい去るこの愛の力で僕はまたひとつ心の背をのばすのさ
降り注ぐ雨に濡れて
僕はどこまでも…
ただ雨に濡れて
ただ雨に濡れて
ただ雨に濡れて
僕は光の雨に濡れて。
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僕という救いようのない人を悲しみから救い出した人がおりました
その人はいいました
私があなたを必要とするからどうかいなくならないで
誰に必要とされなくても私があなたを必要なの…
そんな優しい言葉
はじめて聞いたから
まるで最初は信じられなかったけど少しずつその言葉のもつぬくもりに涙でふやけた僕の心は傾いていった
ただ君が僕のそばにいてさ
ただ笑いかけてくれるだけで満たされてしまうこの不思議に僕はうれしすぎて半ば戸惑ってる
自分以外の存在をこうまで大切にできることなどもう無いと思ってた
それをたやすく君という人が塗り替えた
だからずっとそばにいて
僕のそばでその声を聞かせてね
悲しい事を忘れさせて
君がいるのといないのとでは明日があるかないかとおなじ重さをもつのです
言葉はいつも自信がなくてさ不器用だけれどその言葉のひとつひとつに愛をこめるから
この世のすべての人にもしも嫌われてもたったひとりの君に愛されるなら僕は最高の笑顔を君に見せられるでしょう
百年あまりの人間の一生を終えたら燃え尽きてしまうような愛はくだらないよ
気持ちだけでも誓うとしよう
形だけでも信じなきゃ永遠を
少しずつ 歳をとって
少しずつ 町もその様相を変えて
少しずつ 心が萎んでいって
やがて 命の灯火が消えかかっても
きっとずっと変わらない気持ちのまま 君を愛してるだろう
そして 僕はきっとそのとき言おう
つまらないサヨナラでなんかくくらずにまるで終わりなどないかのようにただ愛してるを繰り返してさ
本当 君と出会い君と愛を育めてありがとうと一言だけ言うから
悲しくないはずなどないけど涙のかわりに僕は笑ってみせるさ
世界でいちばん大好きな君に最期に届けられる言葉が見つかってよかったよ
求めてはまた足りなくなる愛が口を閉ざす日に辿り着いた答だよ。
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悲しみはたとえば闇のようなものだから
僕らは暗闇をおそれるように悲しみをおそれるのさ 果ての見えないどこまでがはじまりでどこまでが終わりなのかさえわからないから
それでも闇の中を
つまり悲しみの中を
夢中で走り抜けたら
光り輝く明日を見つけた たくさんの優しさに出会った
闇の中にも光が見える
そんな事もある
見えるものばかりが大事にされる世の中なら愛や友情はいらないね
でも見えないものは形のないものだけどそれを匂わす景色なら存在するよ
ほらねたとえばすぐ目の前に
見えるものも見えないものも感じるだけならすべて存在するんだ
見えなくても感じる気持ちがあるからそれを信じることだってできるんだ
見えないものなら
確かにあるだろう
だけれど
目には見えなくても
感じる気持ちがそれを補うんだ
ほら闇の中にも光が
悲しみの中にも喜びが
あるのと同じようにその先の希望をイメージさせるんだ
だからあきらめず歩き続けられるんだ
闇をこえて
影を抱いて
光をつかむ
そんな繰り返しがある日々はまだ僕を生かし続いていくらしい
見えないものと見えるもの
目に頼りすぎてばかりいるから感じる気持ちを失くした心
今すぐ心の瞳をひらいて感じてみよう
そこにあるぬくもり
ここにある優しさ
そして誰かの存在
それを確かめたら
もう見えないものがあるだなんていえないはずさ
いえないはずなんだ
見えなくても
見えなくても
触れられなくても
感じる気持ちを感じればそんな小さな事などは風にとばされていく
見えないものはあっても感じるものなら
今、僕のすぐそばに
今、誰かのすぐそばに
形をもたない景色としてあるのさ
見えるもの
見えないもの
さわれるもの
さわれないもの
もうどうでもいい
大事なのはそれをどこまで見ようとするかだ
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廻る命は運ばれて
再び新しい命を乗せる
観覧車のような時の交差は続く
いつかあなたを乗せて
いつかあなたをおろす
そんな日が来るまで
観覧車からは名前も聞かず聞かせずただ仕事を続ける
廻り続ける観覧車の役割を果たす
いつかその身が錆び付いて動かなくなるまでは観覧車は廻り続ける
命を運んで
そしておろして
規則正しく
ただ廻る
ただ廻る。
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ずっと僕を苦しめていた刺すようなこの痛みの正体がやっとこさわかった
それは初恋だった
グサリと押し込むように胸を貫くその切っ先がこの僕を苦しめている
まるで初恋だった
ナイフのようなその鋭さにあたふたするばかりの僕をしり目に君はだんだん輝くばかりで
まるで無力だった
それは初恋だった
ナイフのような痛みとサウナのようなたとえようのない熱をはらんだ恋の痛みだった
肉体的じゃなく
どちらかといえば
精神的に追い込む
脅すようにちらつかせるナイフにとても
よく似た脅迫感のある気持ちだった
なぜか急かされてるような
そんな休まらない気持ちになった
それはまるで初恋という名のナイフだった
断然必然それは初恋という名のナイフだった
記憶に横一線
きれいなキズをつける
恐るべき初恋の痛みだった
今でもおぼえてる
その痛み
青春の一ページを開けばわかる
ナイフと記されているよ。
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遠い昔からさがしてるものがある
だけれどいつになっても見つからないんだ
目には見えないもので優しさだけを収納できる心というさがしものをさがしてるんだ
優しさだけをもっていればもう誰かを憎むことも苛立つことも悲しみさえ抱かなくてすむからと思って
探し出したんだ
永遠に見つかるはずもないさがしもの
今も性懲りもなく探してる
目をつぶった
暗闇や
夢の中で
自分自身と討論を投げ合いながら
言葉をお手玉にしてる
無意味な時間だとも判らずに
さがしもの探してる
探してるさがしもの
カフェインのほどよい苦味に溺れながら僕は瞑想に耽り迷走する毎日に光を探してる たった数畳のこの部屋の中で
詩を書き続けながら
探してる
探してるんだ
愛なども
何を探してるのか
さがしものが多すぎて判らずに。