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今はどれだけ時が過ぎても今だ
死んでも今は今だ
今は消えない
ずっと僕は今を生きる
言い換えれば今の中でしか生きられない
僕らは地球という見えるものと今という見えない枠組みの中で生きている
今が次の今を作り
その次の今がまた次の今を作る
そんなふうにずっと人が生まれる前からずっと形なき今は形を成してきた
今という合わせ鏡みたいな世界の中で
今から今へと果てしなく今に向かって今は今ここにいる僕までもを作り出した
今という時間の中で
いつか 僕が生まれた今に 今思ってる気持ちの今さえもその今が大きく関わってる
すべての今が今と続いてる
この先も永遠に今は続いてく
ただ、僕ら人間は今という概念から死によりはずれるだけさ
だけれど今は続いてく
誰かがまた新しい今を
生きていくんだ
今というはじまりにかえるようにその人たちはそこから僕らが生きたように歩き出していく
健やかに育って
やがて縮んでく
そんな簡単な一生を複雑に生きていく
すべては今という
スタート地点から
誰かがたどり着き
息絶えた地点から
はじまり終わるさ
悲しみも喜びも
混ざり合って
絡み合って
今から今へと
続いていく
完成させた
パズルを
バラバラにして
もう一度
わからない
状態から
はじめるように
姿なき神様の脳みそが作り出した記憶の中で僕らは戯れる
おおよそ百年あまりの時間をそれはもうそれはもう本気で生きていってそして時間は流れ流れて人はまた今をはじめて
そんなイメージを
抱くのさ。
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「今この時」をみなさんはどんなことをして過ごしてるんだろうか
たとえばこの長い夜を
どんなことして過ごしてても今この時は誰にでも平等なはずだから今生きてる人に与えられた権利だから存分に生きるがいい
時々その権利を放棄したくなる
まれじゃないんだ
このごろ生きてるのになんだかね妙な浮遊感と孤独感にさいなまれてる
「地に足がつかない」てこのことかな
今この時をどう過ごすかで未来が決まるなら
この長いような短い夜を生きるすべての人にいえる
どう過ごしてもその人の自由だ
だけど今この時はもう二度と戻らない
それをわかってて寝転がって孤独感や浮遊感に浸るのもまた一興だろう
叱る権利は誰にも無い
それがその人の選んだ正しき道なのならば
光はいずれその道の果てに見えよう
またたく星のようなただ漠然としたまぶしさを感ずるこの未来へのささやかな予定表がいつか間違いだと気づいても
それとは違う何かできっと僕なら笑えるから
そんな底なしの愚かさと楽天的な気持ちでさ人生は乗り越えたらいい
今この時も一秒後も数時間後も変わらないさ
おなじ気持ちで過ごしきればいい
君にとっての今この時は
僕にとっての今この時だ
だから誰のものでもない
思うように
それぞれの
今この時を
大事だと思う
何かに使えばいい
時の砂時計が落ちきるまで
その人のものだよ
落ち続けてく砂粒のひとつひとつまで堪能すればいい
今この時を輝かせるため
今この時を腐らせぬため
今この時にいつも全神経を集めてる
時々は笑って
時々は泣いて
今を自分なりに
生きている
答などない
それでいいんだ
解答用紙みたいに
掲げらればらまかれたビラを破り捨てて僕は僕の描いた地図を頼りにみんなとは違うルートで今この時を駆け抜けていく
各々が今日も各々の孤独を背に空の下
生きる。
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夢 それは 目覚めるために見るつかの間の安らぎの地
桃源郷にも似た楽園
眠ったら起きる
眠ったら起きる
うつつへ帰るため
僕らにとって
夢や妄想の中は
帰る場所じゃ
無いんだ
眠ったら起きなきゃ
眠ったら起きなきゃ
死んでしまうよ
飛び立つんだ
目をあけて
現実を見つめよう
自分の目で
確かめよう
さしこんでいる光を…
夢を蹴飛ばして
形あるぬくもりに触れよう
いつまでもここにいちゃいけないよ
年老いた浦島太郎が言っている
君は私みたいにおとぎ話の中の住人じゃないんだから
現実へ帰りなさい
もと来た道を戻りなさい
そう言われたのさ
だから目覚める
目を静かにあけ
おとぎの扉を閉めて
鍵を掛けて
また再び開くときまでまた会おう さらば
三度始まる生活の中へ行こう 行こう 行こう
手当たり次第に照らす太陽のライトを避けながら避けながら
生きてても笑えるんだから僕らは幸せだろう
だからね
おとぎ話みたいな夢は夜だけに見るのさ
永遠の楽園はきっといつかは人を退屈させるだけだから
おとぎ話と血みどろリアルな物語を繰り返し
僕らは目覚める
新しい朝に 今日も
目覚めぬ夢に落ちるまで
死ぬなんていけないよ
しっかりきっちりうつつの夢を見なきゃ
形にしなきゃ
単なるイメージから取り出さなくちゃ見てても悲しい夢だろう
胡蝶が舞う楽園に
金の砂が吹き荒れる
イメージにイメージを重ねて笑ってるだけだなんて悲しいから片っ端から叶えていこう
おとぎ話の続きの続きを読み聞かせよう
うつろな自分に
いつかのおしまいの日のために
胡蝶の群の中へ割り込むように飛び込もう
胡蝶が飛び散れば
そこにはきっと特大の夢が僕を待っているぜ
満面のスマイルで
おとぎ話みたいには華やかじゃないけれど地味に幸福な未来である。
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僕ら人間は思うよりずっと悲しい立場にあるのさ
生きることはね誰かが思うよりもずっと難しいものなのかもしれないんだ
耳にたこができるほど聞かされてきた常識の正しさを今怪しんで
見つめてるその先に見えるまかり通っている邪な正義に感じてしまうよ
悲しみ…
人々は誰も皆
それぞれの切なさを抱えているんだ
おなじようで全く違う色をした切なさを
立ち止まった僕が立ち止まればまた僕の影も立ち止まる
ほら今日も陽が落ちる
それぞれの悲しみ
それぞれの涙
それぞれの出口
今日も生きていくその中でかいま見たよ
悲しみという名の風景
切なさという名の舞台
思わず目を背けたくなる修羅場みたいな劇画調の現実
血しぶきさえも
白黒でごまかす世の中が憎いよ
僕らの傷跡の痛みを見ようともせずにただくだらんで終わらす世の中が…
そんなこと言ったって始まらないのはわかってる
何十年も前から
だけれど
気が収まらないのさ
悲しみの風景
まのあたりにしてしまったからには
目はつぶれないよ
見て見ぬフリはできないよ
それだけその風景は…
痛みが加速度をあげて走り抜ける日々
少しずつ世の中に対しての疑惑と嫌悪が募る中仕方ないかなとあきらめようとする自分が見え隠れ
本当 もどかしいね
権力の前にひざまずくしかないのか
自分の不甲斐なさに泣きたくなる
悲しみという名の風景を前にして
またもらい泣きで同情するばかりの自分にあびせる言葉もない
ただ立ち尽くす
弁慶の仁王立ち
すねどころを隠したまま。
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悲しいときやうれしくてたまらない時
感情に反応するみたいに心からあふれる涙
今日も24時間の中の時間と時間の合間に伝うよ
幸せかい?
不幸せかい?
僕の生きてるこの道は
自分じゃわからないから誰かに聞いてみようかな
今日も1日お疲れさまでした
なにはともあれ終わったのですから過ぎた昔と笑うとしましょう
誰かのねちねちした話など無視して大好きな人と静かな夜をまったり過ごそう
終電間際の電車から見えた星空の話やくだらない恋バナに花を咲かせてね
眠くなるまで話しこんで最後キスして夢の中へ夢の中へと僕らは吸い込まれて
うれし涙と悲しい涙の混ざり合う朝を待つんだ
僕と君以外の誰かが大きく頷くような答などけっして出ない夜
割り切れないことばかり僕らを沈めさせてく
底の見えない深い悲しみの海の中へ
今日もなんとかどうにか死は免れた
早く死にたいよりも今はずっと君に早く会いたいと思えるようになったから
答は幸せだよ
冷たいはずの涙が
なかなかやまない心の雨が
今ではほらひとりの人の笑顔ですぐに嘘になる
抱きしめられている
僕は君の胸の中
男なのに恥ずかしい
でも、いい気持ち
今は悲しい涙よりも
断然うれし涙が僕をぬらす
今日も疲れた
でも君と話す体力と気力なら満タンだよ
なんて調子づいて僕は今日も終電ギリギリのギリギリ生活から抜け出すのさ
昨日、流したうれし涙の足跡をたどって
君の元へ 君の元へ
僕はたしかに帰るんだ
早く早く愛の言葉つぶやいて
ひどいくらい当たり前なのに素晴らしく響く声が聞こえる僕たちの心の宿り木へ帰るのさ
君が待ってるよ…
僕はムフフなんて
早足でかけていく
口笛が夜の町に
小さく響く
明日は明日の君に
そして今日は今日の君に僕は今日の僕で出会う
何も変わらない僕で
それってなんて素晴らしいのかなぁ…
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本心はいつも仮面のような偽りとお世辞に隠されて仮面のような感情のないただ穴をあけただけのような冷たい無表情を創り出させる
心に形成された偽りの感情が本心を蝕みいつか消そうかと目論んでいる
私をつなぎ止めてるのはなんなんだ
こんなにも日々、息苦しいのに
仮面は僕を明日へいざなう
生きることがあたかも正しい摂理のようにそこはかとない理屈を私の脳髄にくべながら
仮面は僕から離れない
いつまでも心に張りついたまま
僕を遠い未来へもはこぼうとする
私にはこの仮面を悪か善かを知ることはできない
だから仮面と今日も踊る
日常というほんのささやかな舞踏会で
自分の影と踊る
愛想笑いを振りまいて欲望と偽りとちょっとの愛と優しさで時は過ぎゆく
バラとワインと華々しくもどこかもの悲しい日々の中
僕は退屈まぎれに詩でもとほざく。
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安定を崩したコマはすぐに止まってしまうみたいにね人には安定感が大事だ
その安定感を崩したら人は簡単に狂ってしまうんだから
もう一度自分の軸を確かめてみよう
足がちゃんと地についているか
地団駄踏んでもう一度地に足をつけてみよう
心を大地に落ち着かせてみよう
軸をたもって
軸をたもって
いつまでも回ろう
死ぬまでコマでいよう。
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素直な気持ちを提示しろというならばそれは鏡には映らない部分で心の中にある歪んだ感情だから見せ物ではないのです お引き取りを
「あんたなんか嫌いだ」とか「仕事なんか嫌いだ」とか心の中には目上もなにもない 素直な気持ちなのに周りを見りゃみんなほとんどが嘘か相づちで自分を隠してる
但し心の中でならば遠慮せず死ねとかもたやすく思えます
素直な気持ちを言葉にしたら人は生きてはいられないね
素直な気持ちさえ人は隠して仮面をつけてるみたいにお世辞と嘘で身を固めて愛想笑い振りまけるから
僕らはたまに救われて僕らはたまに裏切られて
嘘に嘘を重ねて
だけれどむなしいね
心が卑屈になる
嘘をつくたび人は中身から腐ってしまうから
また嘘で嘘を塗り固めようとするからまた心がひとつ腐ってゆく
嘘の嘘の嘘の嘘でもうどれが本当の気持ちなのかわからなくなってしまうからとりあえず適当に媚びへつらうしかないだけ
サーカス舞台のピエロみたいに感情のない笑みをばらまく
そんな日常にもはや本当の笑顔が入り込むすきなどなく
休日も悲しく悲しく過ぎてゆく
ほとんど笑顔など疲れてしまい見せられやしないから
嘘をつくたび人は中身から腐ってしまうから
また嘘で嘘を塗り固めようとするからまた心がひとつ腐ってゆく
嘘の嘘の嘘の嘘でもうどれが本当の気持ちなのかわからなくなってしまうからとりあえず適当に媚びへつらうしかないだけ
こんな不順な生活は…
わかっていても何かに逆らうような目処は立たない
雨が降る音がする 心に
聞こえない
何も
聞こえない
余計なことは
聞きたくないことは
そんな諮詢を繰り返している
嘘に嘘を重ねその嘘にさらに嘘を重ねて僕は嘘を糧に嘘っぽく生きていく
嘘に身を任せてその嘘に嘘を偽善っぽく繕ってしのいでく
世渡り上手であるかの様に巧妙に自分を偽って。
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好きな気持ちがこんなにもあふれている
僕の心は今平熱だけれど気持ちだけはマグマのように熱い
こんな気持ち
人に話せばすぐにくだらないとまるでどうでもいいかのように打ち落とされてしまうから
傷つこうと僕は君にこの素直な気持ちそのまま話すしかないでしょうか
好きで好きでたまらないこんな気持ちをただ言葉という形のない思いに変えて伝えるよ 君への愛を
どこまでわかってくれるかな 君の優しさは痛いほどわかってるから断ろうとも傷つけまいとするその微妙な気持ちの中でくだす決断はいかなるものか
僕もわからない
でもただ好きで
こんなに好きで
言葉になんか本当はならないくらい好きで好きで
そんな気持ちをただ伝えたくて
でも言えなくて
そんなたくさんの迷いに揺れ動く心を自ら止めて君へ伝えるよ
今、持てるすべての勇気を振り絞って
君へ 僕は 君へ
伝えるんだ
僕は君を
愛してる、と
泡沫のように言葉にした途端消えていくとしても僕はきっと伝えるだろう
本当の気持ち
せとものなんかよりもずっと壊れやすい恋心
想像から解き放たれてやがて声となり言葉になる
僕はそんな気持ちの弓の放ち手
思いよ まっすぐに届け君の心に
どんな壁も
どんな闇も
こえて こえて
君へと間違いなく
伝われ 伝われ
この小さな小さな
心の葛藤や
抱いてきた細かな
挫折や邪な気持ちさえしまわないで全部
君にわかってもらうように全部 届け
僕のすべて愛してもらえるように
今 僕は放つ
世界一まぶしく見える君へ
ほんのささやかな愛のうたにのせまして伝えるよ 今。
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繰り返していく日々のその中で
僕の心にいつのまにか浮かんだ疑問があるんだ
僕はどうしてこんなに生きること苦しいのに辛いのに明日もまた生きてるんだ
死んでもいい理由なら腐るほどほらこんなにそろっているのに
今でもふしぎさ
こんな自分が
そんな気持ちが
人は大人になるために生まれてくるんじゃなくて
人は死ぬためや苦しむために生まれてくるんでもなくて
生きるために生まれるんだとしたら蝶からさなぎになるように大人になる準備さえ怠った僕に明日などあるわけないよ
いっそこの翼が永遠に飛べなくなるといいななんて笑っている今が悲しい
切なさの果てにたどり着いた旅人はそこが限界だと勝手に決めていた
切なさに果てなどないってわかってるのになぜ僕はこんなスタート地点からちょっと歩いただけの場所でめげてるのかな
こんな気持ちにもしも名前をつけるなら
僕は迷わずただ「悲しみ」と名づけるけど
この旅は影を生み
僕を照らす太陽を遮る
光を浴びて
影に脅かされて
日々は流れるようにただ過ぎゆくだけ
いつだってそうさ
気持ち赴くまま
僕は歩いていく
僕は歩いていきたい
時には雨降りも笑ってゆるしてさ
時々の晴天に大げさなくらい喜ぶ
そんな人生であれ
ちっぽけな光でも感じる気持ちが大きければ何倍にもその喜びはふくらむから
光と影の世界の中でいつか生を受けたその日から僕は生きることの権利を手に入れてたんだ
だからこんな場所で死んでなんかいられないんだ
旅人よ 笑うがいい
ほころんでゆく世界の片隅で今日もくだらないことで笑える今がどれだけ幸せか
気づいてる
気づいてる
だって闇の中にもかすかに光が見えるから
迷わず悩まず苦しまないでいられる世界など無いけど
僕は思ったよ
ここが僕の笑える唯一の居場所だと
だから人は光抱けば影を生み出すんだ。