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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[283] 幸福の花
詩人:どるとる [投票][編集]


真の幸福を望む者よ
涙を避けては本当の幸福は咲かせられない
真の幸福を望むなら
涙の雨にうたれて
その冷たさを身をもって知ることだ

いつか 長いこの時の中でパンくずを道端に落として道しるべにするように
時に涙を 時に笑顔を蒔いたり咲かせたりする日々
涙の種を蒔いても笑顔が咲くとは決まってないから笑顔の種を蒔いても笑顔が咲くとはかぎらないんだ
だからひとつひとつの小さな積み重ねと小さな一歩がどんな花を咲かすかを決めるんだ 未来で

幸福を望んだ昔の俺が今ではどうだ
ただ平穏な日々を望んでるじゃないか
きっとそれは旅する中で真の幸福とはなんなのかを少しずつ少しずつわかってきたから
だから僕の漠然とした幸福は形を変えて今の僕の心にぴったりはまったんだろう

果てしない道は続く
これからも道は続く
時に雨に降られて
時に太陽に照らされ
希望と絶望のトンネルをくぐり抜けて
やがて見えるだろう未来にたどり着いたその時に出逢う景色がきれいじゃなくてもただただ平穏であればいいと思うのさ

答ひとつ出せといわれたらきっと僕は余裕な態度でこう言うだろう
幸福は人それぞれでまちまちならば僕にとっての幸福は今みたいな繰り返しが続いている未来をいうんだって大きな声で叫べるから

空はただ広くどこまでも呆れるくらい続いていて 僕はあいかわらずの無気力ぶりでチャンスさえ見て見ぬふり
そんな日々がとてつもなく大好きで自分に向ける愛よりもずっとずっと大好きで
そのせいで何をなくしても何を得てもけっして自分を責めることはせずに前だけを見て歩き続けること
誓ったんだ

日々、少しずつ
現在進行形で生まれ変わるようなデジタル世界で変わらないものあるとすればそれはそんな僕の心

そしてやがて涙も笑顔も無視した幸福の花が僕の中いっぱいに咲くだろう
どんな未来でも愛してみせるよ…

2009/10/11 (Sun)

[282] 未来の翼
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未来へ羽ばたく翼を広げて幸福の種を未来に蒔きましょう
いつか花を咲かすから
未来へ飛び立つこの翼で明日へと一歩一歩踏み出そう
やがて花を咲かすまで

旅は終わらないよ
僕は諦めないよ
ずっとあがいて
もがきつづけるんだ
未来の翼 はためかせて
未来の翼 はためかせて。

2009/10/11 (Sun)

[281] 妄想世界を流れる星
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夜空を流れる流れ星に願いをかけて
もしもたやすく叶ってしまうなら努力など必要なくなるね
ロマンをアタマから取り去り常識的な考えだけですべてを語るなら流れ星になど願ってる時間さえ無駄だといえよう

だけれど流れ星に願う僕らは莫迦じゃない
ロマンを引き抜いても僕らが流れ星に願うのは夢を叶えてもらいたいからじゃない
別の意味が眠っているのさ

流れ星に願うのはきっとね最初から叶わないことなど知っているからで
知っているからこそ流れ星に願いをかけることで自分の中にある常識的な固執した部分を砕くために流れ星に願いをかける無意味さを心の中で解きほぐしてある種の満足感を得るのさ
そうやって夢は夢としての意味と目的とを果たす

流れ星はいわゆる
それを引き出すための大まかなキーワードなのさ

流星群みたいに
たくさん降り注げばそれだけの満足感が得られる
流れ星は夢を叶えるためじゃなくて夢を叶えられない自分の不満や不屈を消し去るためのいわば麻薬なのさ

そうしてまた流れ星は僕の心に降り注ぐことになるだろう

僕には叶えたいと思う夢はあっても叶えようと努力する気はさらさらないから
よけいに妄想に耽たくなる

そのための流れ星なのさ

ロマンはあくまでもロマンのままにとどまらせ現実にしないのが僕の主義だと永久にごまかし続けて
自分を持ち上げて

流れ星は目覚めた朝もなにをしている時でも流れるんだ
この胸の中にたとえようのない妖しげな光をまたたかせて
流れ星はその名のごとく流れる星のまま僕の脳裏をすーっとかすめてゆく

満足感は悲しいものだ
だけれど歩き出す気のない僕にはそのくらいでいいのかもしれない
流れ星にはロマンが満ちてなければいけないから
現実の苦水をすわせるわけにはいかないから
流れ星は奇麗なまま在るべきだから
僕はあえて妄想から先は触れない。

2009/10/10 (Sat)

[280] 詩人のコモリウタ
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僕にしか書けない詩を書きたいけど
凡才の僕には書けそうもない気がする
それでも僕が書ける詩は僕しか書けない詩
詩人は詩う
ただ詩う
あふれる涙のような繊細なイメージを形にするために漠然とした夢のもとに言葉を綴るのさ

詩人は言った
君は自分の書く詩に自分らしさを感じるかい?

だなんて

自分らしさなんてわからないのに自分はなんでこんな問いかけに迷わされてるのか
今もわからぬ言葉に僕は迷わされてる

詩人よ安らかに眠れ眠れ
深い闇に沈んだ夜に眠れ
言葉に縛られた詩人は
言葉のさらに向こう側へ行こうとして旅に出た
月の裏側へと行方をくらますのさ
夢の中で

人は不思議なものを媒介として現実の冷ややかなまでの規則正しさに快い乱れをつくる
ただそれも厭きるから人は次々に満たされないとわかっていても言葉に頼り詩人になろうとする
誰もが詩人なのさ
わかってないだけでみんな詩人なのさ

詩人は今日も凡人の面で詩う
ただどこまでも平たい詩を
ただどこまでもおなじ色と形の詩を
眠くなるくらい詩人はコモリウタのように僕にきかせる

星は輝くため
時は進むため
夢は叶えるため
それが違えない道理なら
僕はなんのため生きてるの?
教えてくれよ
いつしかきこえなくなった詩人よ…
覚めぬ眠りについてしまったのかい?

小さなころはあんなに詩えたのに
澄み切った純粋で素直な詩を
今じゃあまりにも常識から抜け出せない合理的なつまらない詩ばかりで夢が不足してるよ
夢にあふれてなきゃならないはずの夢にさえそれらが浸食して悲しや

たった一言だけ
思い出せるのは
こんな僕でも詩人なんだってことだけだ
それが唯一の救いです
詩人は眠ったらしいが僕はまだ眠らない
きっと探し出すよ
なくした詩を
そして見つからないなら編み出すよ
新しい僕の詩。

2009/10/10 (Sat)

[279] 布石を置く
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用心のため
「何事も
念のため
先の先を読んで
布石を置く」
どうだ?
利口だろう?
当たり前か…
でも合理的だと思う
用心に用心を重ね不用心な自分をかみしめて何度でも何度でも間違いないか確かめて
布石を置く

それが肝心さ
自分を守るためにはその執拗さが必要だ
過剰なくらい
怪しんで疑ってめったに信じないで
布石を置く
そんな対局 人生と向かい合わねば負けてしまうから。

2009/10/10 (Sat)

[278] 無限
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限りがないものはきりがないもので
無限などはいうまでもなく必要はない
永遠などは必要はない
人を狂わせる
人を狂わせる
永遠の苦しみと永遠の悲しみを抱いて生きることは人間にはただ苦しいだけにしかならない

愛にたとえ永遠を望んでも永遠じゃないからそういえるのかもしれない

終わりある人生だからこそ限りある毎日をそれなりに大事に生きれるんだ
この命も粗末にしないで大事にできるんだ
それだけ無限は人を狂わせる

だから僕らは無限などゆるされない限りあるこの命を限りある時間の中で生き死にを繰り返す

誰もが等しく与えられた命の時間をはれ物にさわるようにいたわりつくすのさ
無限を知らぬ僕たちは
無限を存じぬ僕たちは
無限を掴めぬ僕たちは

咲いては散る花のごとくはじけ散る
無限なんてありえない限りある世界に
なんの意味もない恨み辛みを残しても
ありがとうと感謝してもやがては誰もが死にゆく運命
それが掟なのさ

逃げられません
避けられません

だからいつも命がけで命の限り燃えている。

2009/10/10 (Sat)

[277] 奇跡のはじまり
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無限なる世界を描いてゆきたい この場所で
偶然に生まれたように思い今は少しずつその偶然がただの偶然とは思えないくらい命の必然性を感じてる いつもいつも

この果てしない広い宇宙の片隅に生まれたこの僕やその彼女の君が今笑っている事や泣いてる事を単なる偶然で片付けていいはずはない
だから僕はその偶然に名前をつける
名無しの奇跡に名前をつけるのさ
たとえばすべて混ぜ込んで「偶然という名の必然的な運命のもとに生まれた奇跡すれすれの誕生」
ちょっと長すぎかな

偶然なのか必然なのか
奇跡なのかなんなのか
わからないまま
不思議のまま
人は死んだり
生まれたり
繰り返し繰り返す
そんなループの中で僕もいつかは空へと散りゆく それが正しき運命ならばそうなんだろう
そしてこれも正しき運命ならばもうそうなれば生まれることはない
またとないときめき
限りあるドッキドキ
死ぬまであとどれくらい感じれっかな

奇跡のはじまりが爆発した日に僕は奇跡的なその瞬間に立ち会えなかったことがなんだか残念だけど奇跡は確かに起こっていた
この世界が生まれた日に 僕が生まれるよりずっと前に生まれた日に奇跡は偶然などの曖昧な論理を覆すようなことをしていた

今 僕らが宇宙の構造と誕生秘話を確かにするより早く宇宙は奇跡を演じてた
奇跡ははじまってた
僕らの中で
世界はこれから起きるすべてをすべての始まりと終わりを知っている
僕らの単純な脳みそじゃ追いつけないスピードでもうすべての謎を世界は知っている 解いている

だから起きるすべての奇跡は世界という宇宙という名の最大の哲学者がすでに解き明かした論理をただなぞっているだけでそれをただ遅れてえらそうに僕ら人間が語っているだけだ
さも知ったような顔で

宇宙はそんなこと知っているのに
人間の未知などもはや宇宙には周知の事実。

2009/10/10 (Sat)

[276] 今日の別れを明日の出会いに
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夕暮れ、鈍色の光に焦がされた街並みが君の瞳に映ってるようにね
僕も見ているよ
君とおなじ景色を

さよならは誰にでも悲しいものそしてさびしいもの だけれど
さよならは新しいはじまりを生み出すためのひとつの区切り
明日になればまた泣いちゃった今日の自分がうそみたいに笑えるだろう

夕暮れの街並みを歩いていこう まっすぐ家に向かってさ
ちゃっかり手を繋いじゃったりなんかして 僕は君と笑いあう
たびたび家々からただよう美味しそうな夕飯の匂い
おなか空いたね…
帰ったら晩御飯食べよう

今日の別れを明日の出会いに繋げていこう
昨日の別れが今日の出会いに繋がったみたいに

夜明けははじまりを
日暮れはさよならを
繰り返し繰り返し
涙は流れ笑顔を浮かべ
人は大きくなってく
時を重ね歳を重ね
みんな
そして今日も夕暮れが鈍色の斜光をこの部屋に落として
見上げればまんまるお月さま もう夜だ 早いね
1日が終わるのは…
なんかさびしいね
なんかせつないね
それでも明日に向かって僕ら強く笑う
いつか本当の終わりが見えてしまうまでその時まで本当の涙もきっと姿をあらわさないだろう
僕はその時笑えるのかな泣いてしまうのかな
なんて縁起でもないね
何て顔してるの?
君に聞かれて
僕はただ笑った
そんな夜もいいね
こんなせつない思いもまた格別さ

明日もまたそんな夜に出会えるために生きる
さよならは新しい出会いを生み出すための悲しみさ
積み重ねる出来事は振り返る僕を思い出に返す見えない心のアルバムさ
今、夜の闇の中にひっそり浮かんだ月を眺めて思う
どんな闇にだって光は消えずあることを
今 胸に強く思った

今日の別れと明日の出会いに
今 幾ばくかの期待と不安を抱えて気がつけば意識は夢にとんでた
そんな夜に出会えたこともまた昨日たちが残した違えない贈り物さ。

2009/10/10 (Sat)

[275] あかし
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胸に刻み込んだ
命のあかしを
生きていて
存在していて
ここにいるあかしを
今 また 取り戻そう
この胸に この胸に

僕はちゃんと生きてると叫んでやる
存在のあかしは今光り輝いて闇を打ち消す力になる

見えるあかしより
見えないあかし
生きてるあかしは
存在するあかし
ほら僕は確かに
ここにいる
それが僕がいるあかし

嘘など無いさ
誰にも消せやしない
そのあかし
尊厳を守りながら
人は人と折り重なるように命のバトンを届けていく 人から人へ 人は誰かの落としたあかしを今 届けていく

それが僕や君のあかしならば受け取ろう
死ぬな
僕は君はここにいる
嘘であるものか
胸のリズム ほら 確かめてみればわかるよ
それを嘘というなら僕が君の生きるあかしになる
つないでいくさ
死なせるものか
あかしを捨てるな
君がいるあかしは
僕がいるあかしさ
それを忘れてしまわないで…忘れてしまわないで…
永遠に

2009/10/10 (Sat)

[274] 僕の道 新しい旅
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誰に笑われたっていい
誰に馬鹿呼ばわりされても無視すりゃいい
孤独を逆手にとれ

僕の道は僕の道は
僕にしかゆるされない道
その道をほかの誰かはもう歩めないのさ
歩めるのは僕だけ
だからさ自信をもってはじめよう新しい旅

ここから
スタートして

夜明けが今日のはじまりを知らせたなら
誰かの笑い声 指差すやつの影 胸を張って歩けばいい

僕の道を笑う者は
ろくな未来は歩めない
新しい旅の幕開けはまばゆいばかりの光で体中包まれて
素晴らしい明日がほら僕をたずねる
この夢に合う人はいませんか?とたずねる
まるで何かのおとぎ話みたいに僕にしか合わない未来が用意されてんだ

ちゃんとね

だからその涙は
夢に置いていけ
落ち着いたら笑おうぜ
素晴らしい未来に

はじまりの風に吹かれて
僕はまた何度でもスタートできる
いつでも人生はスタートさ
終わりのないスタートさ

それが僕の道だ
誰も笑うことなどできやしないんだぜ
こっちは真剣なんだ
夢の中でも魘されるほどにね。

2009/10/10 (Sat)
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