詩人:どるとる | [投票][編集] |
独り善がりなひとり芝居
ひとりで笑いひとりで泣いていた
誰かのぬくもりさえ知らずにいた
その時の僕は
その時の僕は
すまないくらい唯我独尊だった
すまないくらい唯我独尊だったよ
独り善がりな身勝手さで
人をあごでつかってた
誰かの不満や感想など正直どうでも良かった
その時の僕は
その時の僕は
すまないくらい唯我独尊だった
すまないくらい唯我独尊だったね
今謝って 心いれかえて
許されるならば
土下座でもなんでもして謝りたいよ
すまないくらい唯我独尊だった僕はすまないくらい唯我独尊だった僕を今はひどく憎んでる
だけれどあの時の僕は唯我独尊だったから
すまないくらい唯我独尊だったから。
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倦怠感の渦にのみこまれていく
最近なんか元気でないんだ
昔から無気力な僕だけれどそれとはまた違う気がするんだ
今回ばかりは
倦怠感の渦から抜け出せないのさ
ずるずるずるずるといつまでものみこまれていくしかないのかな
僕はただ迷う悩む
たまに嘆き深く傷つく
たまに誰かを傷つけてる
そんな日々の繰り返し
倦怠感が生まれないわけないね
焦燥感が生まれないわけがないね
だから僕は今
誰かとおなじように
倦怠感の渦の中心をぐるぐるぐるぐる無表情で退屈そうに回ってる
ループインザループ
ループオンザループ
いつまででもずっと
いつまででもずっと
回ってる倦怠感の渦。
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アンダースローで降ってくる横殴りの雨やアンダースロー的な横柄な態度で横からグチグチものをいう奴らに翻弄されてる
日々、アンダースローで横やりを入れる奴らにアンダースローでやり返せ
横殴りの雨の中を雨宿りする屋根目指して走りきって
横長の三日月を見上げアンダースローに流れ星が流れていく
そんな今日
気づけば真夜中
横須賀で笑う
一日中横つながりで続いていく
アンダースローに気持ちは斜めって傾いていく時を見送ってサヨナラ。
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詩を書くというよりは詩を書かさせてもらってるというような気持ちで書きたい
そんな清らかな気持ちで書けたなら清らかな詩が書けるだろう
書いている気持ち次第で詩は変わる
だから僕はそんな清らかな気持ちで詩を書きたい
もっともっといい詩をというよりは誰かの心に小さな灯りをともせるような詩を書きたい
そんな そんな
気持ちで詩を
書きたい
嘘じゃないのさ
言い訳はしないよ
僕はそんな気持ちで詩を書いていきたい
今までの自分を殴り倒しても。
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まっすぐ引かれた直線のうえを誰もが文句一つ言わずに歩く
僕もそうして歩きたいけど気持ちはふざけんなとばかりに道をそれたがってるよ
罪と罰とを受け入れるから直線を外れ獣道へとそれていく僕を黙って見送って
道を外れたら人には未来などないというけど
さがし当ててやるさ
直線だけを歩く人には絶対に見つけられない明日を
だから直線をそれて探しにゆくんだ
希望ある明日を
僕は直線をそれて。
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右翼しか無いなら
片っぽしか無いなら
左翼しか無いなら
片っぽしか無いなら
蝶でも鳥でも人間でももう片っぽの翼で生きればいい
折れそうでも強く折れない翼で
デンと立ち尽くす
そんな明日が見える
そんな未来が見える
何もおかしかないさ
折れた翼でも飛べる
無い足でも歩ける
ほら もう片方がある
その翼で生きればいい
折れた翼だなんてありもしない翼に悲しんでいないで目に見える翼で生きていけ
その翼は君のもの
その翼は飛ぶためのもの
そうだろう?
違うのかい?
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長い長いこの夜を過ごしきるには
容易なことではないのです
今日の悲しみ
今日の切なさ
そしてキズアト
明日になるまえに
夜が明けちまうまえに全て整理つけとかなきゃ仕事なんて手につかない
コドモもオトナもみんな苦しんでる苦しんでる
どんな夜でも悲しみが無い夜なんかないはずだから
何かいいことがあった日でもよけいなくらい悲しみがわき上がるのさ
消えない記憶の所為か
夜はゆらりゆらりと揺れながら僕を夢にいざなうけれど
やがて朝が来るよ
たとえ嫌な朝でも迷惑でもみんなみんな悲しみに頭から突っ込んでゆく
なけなしの勇気振り絞って あえぎをあげながらギリギリのギリギリでギリギリ生きる
本当は本当はもう死んでいてもおかしくないとこさ
でも僕が強くてねばり強いから
生きていられるのさ
なんて自分をえらくほめてなんとかどうにか前に進めるように夜をしのぐよ
暗い気持ちに心まで沈みこまないように夜は無意味なほど明るく振る舞って
周りの景色にそぐわないほど明るく振る舞って僕は生きる
そんな自分
自分でもいやんなるくらいいやだけど仕方ないと割りきっていつも笑うよ 愛想笑いで夜を乗り切ってさ
まだまだいけると全然大事だったと無理に笑う僕がいるよ
明日の夜もずっと先の夜ももちろん今までの夜もそうやって乗り越えていくしか無いのだろう
生きる事
生きてゆく事
選ぶなら
望むなら
少しでもほんの少しでもよりよい夜の過ごし方編み出すしか
編み出すしか無いだろう
全てはリアルを生き抜く自分のためにあるのさ。
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こんなダメな僕のこと
まるで自分のことのように愛してくれてありがとう
ねえ あなたは僕を愛してうれしいかい?
ねえ 僕はあなたに愛されてうれしいけど
泣いちゃうほどにその優しさが痛いほど僕を満たしてゆく
このままあなたがずっと僕のとなりにいてくれたら
それだけで僕は幸せだから
あなたには僕を愛してほしいよ ひきつづき
僕もあなたを愛し続けるから
それ以外なんにもできない僕だけれど
それでもいいなら
愛し合ってゆこう
愛してるっていう
ボールを投げるよ
受け取ってね
ひとりじゃこのキャッチボールは続かない
二人で投げ合ってこそ愛は輝くのさ
愛してる…
愛してる…
愛してる…
僕の未来にはかならずあなたが必要なのさ
限界や理不尽をこえて僕らは不可能を可能にしたんだ
ほらね
まるで他人にはひとりごとみたいだろう
だけれどだけれどだけれど僕には命がけのことなんだ
僕の夜はあなたっていう存在が放つ光がいてこそ明けるから
明けるから
そばにいて
ずっと
そばにいて
愛してるから
心の中手ぶらな
僕にはこれしか
無いのさ
だから何度も言うのさ
愛してる…
愛してるから
永遠は永遠に続く永遠にも愛をまきこんで笑っちゃうほど大げさな形で。
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お涙ちょうだい
崩壊のリズム
惨めなくらいに
崩れ落ちてゆく期待
ツキはもう尽きた
なんちゃって
そんなギャグもう古い
現実の舞台裏で
地味な仕事
ヤッツケ仕事今日も厭々つづけてます
左耳から右耳へと嫌な言葉が抜けてく
今日の足音 遠ざかる
やがて 驚くほどの場面展開であっという間に変わる 明日の景色
今日とそれほど変わりないのがうれしいね
だけれどつまらないね
あくびがでるわ
眠いわですぐに雑になる 隠れたところで片腕運転
危険もかえりみずバレなきゃいいわと笑う
崩壊のリズム
ルッタッタ
軽快にされど軽率に
僕を壊してく
僕が壊れてく
己を壊してく
己が壊れてく
それさえ笑い話に変えちまう僕は自分でも呆れるほどの前向きポジティブマン
楽しいようで悲しい事実に泣いても
悲しいようで楽しい事実に笑ってる
そんな日々の中で今日もこの両足が地面を蹴るように
靴音を鳴らす
ルッタッタ
崩壊のリズム
それでも愉快なリズム
死へと向かって誰もがそれぞれのやり方でステップきざむ
崩壊のリズム
されど福音もおなじ
それをきざむことで命は燃え尽きてゆくのにそれもかまわないかのように躍りまくる 現実という舞台上で我先にと目立ちたがる僕ら
そのリズムは聞く者見る者に感動と絶望を与える 両刃のリズム
切り刻まれるのは誰だ
妄想にとりつかれるのは誰だ
あなたは笑えますか?
あなたは泣けますか?
他人の才能ともいえないそのリズムについていけますか?
そうしてるあいだもリズムはきざまれる
ルッタッタ
ルッタッタ
崩壊のリズム
地を汚す
事なきを得る
大罪すれすれの
リズム
今日も鳴り響く
静かに 音もなく
誰もが踊る。
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時計は今日も時間を正確に刻む
長い針と短い針が僕の命を切り刻む
やがて跡形もなく僕らはこの浮き世から消えてなくなる
今日の鼓動が明日には事切れている
そんな時計の針が支配する世界の中で僕らは生きる
真実だとか真理なんてもはやどうでもいい
自分の都合でコロコロ変わる心は正確な時間を刻み続ける時計を無視して乱れに乱れる
不思議なこの世界で
たまたま僕らは息をして生まれたのさ
人間として
今日もその被害を受けている 涙流して
それでもその恩恵を受けてもいる 狂ったみたいにげらげら笑って
命の時計が終わりを告げるまで無駄にも思える時間を偶然か必然かもわからない世界で費やしてく
明日もまたのらりくらり 口笛吹き鳴らして
命が燃え尽きるまで
迷い悩み苦しみ嘆き続ける それが運命
または宿命
生きると決めたのならば文句垂らすな
ごちゃごちゃ言わずに流れ行く時の波に酔いしれて 生きろ
狂ったように生きろ
光があるとすりゃその先に在るはずだから
導け 幸せの青い鳥
僕を 君を みんなを
ララララララ
酔いどれ時計
カチカチ
泣き声あげて鳴り響く 今日も明日もおなじスピードとトーンでムカつくくらい正確に時を刻む。